8月9日(土)
この日は恋人と八景島に花火を観に行くことにした。シーパラダイスは夕方17時からの入場がお徳ということで、待ち合わせの川崎で一本映画を観ることにする。
川崎109シネマズ 『闇の子供たち』
土曜日の映画館。ポケモンやらポニョやら、アンパンマン、カンフー・パンダ、子ども向けの作品が多数あり、親子連れで賑わうなか、私たちはアジアで子どもが貧困の犠牲になるというくらいテーマの本作を選択。江口洋介の映画主演作品は『ギミー・ヘブン』以来だが、そういえばそこでも宮﨑あおいちゃんとの共演だったな。監督は『魂萌え!』からちょっと路線変更しつつある坂本順治。日本の大作映画はあまり観ない私ですが、そんな作品をとってきた印象のある坂本監督。本作はおそらくけっこうお金が掛かっているとは思いますが、地味といえば地味。江口演じるのは日本の新聞記者でタイ支局に勤務中。宮﨑あおいは日本のNGOかなにかでタイの子どもたちを支援する団体にボランティアとしてやってきた。そんな2人のいる同じ社会の裏側では貧困層の子どもを買い取り、売春させる組織がある。子どもはエイズや薬剤で簡単に命を落とし、代わりの子どもはいくらでもやってくる。もう一つの命の落とし方として、臓器移植がある。低年齢の臓器移植が法律的に認められていない日本の患者家族が、法外な費用のかかる先進国での海外移植ではなく、低価格で迅速に手術の行われるアジア諸国で臓器移植が行われているという事実を江口が勤める新聞社が情報を掴み、調査を始める。
そこまではそれなりにリアリティのある展開でよかったのだが、だんだんエンタテイメント性が増してきてしまうのが残念。売春をする日本人役に三浦誠己がいたりして。最近ちょこちょこ映画に出ていますが、たまにはいい役でがっつりと出演させてあげてくださいよ。
京急川崎駅から金沢八景へ。ここで、シーサイドラインに乗り換えます。10年以上前にやはり八景島に来ましたが、金沢八景の駅が古ぼけた感じの情緒たっぷりで、シーサイドラインがノスタルジーを感じさせます。八景島には17時前に着いてしまったので、たこ焼きやら肉まんやらと生ビールを買って、人工浜辺で一息。八景島シーパラダイスの17時からのペアチケットでは水族館のみが楽しめます。10年前にきた時はもっと立派だったようなきもしましたが、アトラクションと水族館とどっちつかずという感じか。それでも、アシカとイルカのショーはすごかった。でもやっぱり調教されている動物を見るのは忍びない...それでも、ショーを観に来たお客さんは本当に多く、1000人以上収容すると思われる客席が満席で、立ち見も出ている。それこそ生ビールやたこ焼き、チキンフライが飛ぶように売れています。これが終わると、今度はお待ちかねの花火。こちらも人だらけです。なにやらORANGE RANGEの曲に乗せて、15分程度の花火ショー。いわゆるオーソドックスな打ち上げ花火ではなく、低い高度で華やかさを演出する類の花火でした。でも、これを夏の期間は毎日やっているというのだからすごい。しかも、10分程度のために2時間前から場所取りをしているのだからご苦労様だ。
最後に、2人で別料金を払ってジェットコースターに乗る。ここのは高低差とかがすごいというわけではないが、けっこう距離が長く、いろんな要素が入っていてなかなか面白い。総合的には十分に楽しめたのではないでしょうか。
8月10日(日)
渋谷東急 『スカイ・クロラ』
押井 守監督最新作。今回は原作があるんですね。森 博嗣という人の小説。押井監督ってすごい人だけど、今回の作品は脚本とかキャラクタデザインとかいろんな人の手がかかって出来ている映画ってところがいいかもしれない。攻殻機動隊シリーズでは人工的な身体、知能、生命ってのがテーマだったけど、実はこの『スカイ・クロラ』も明白にではないものの、同類のようだ。表立ったテーマは戦争なんだけど、そしてこの作品の時代設定はきわめて不明だが、これがわたしたちの常識的な戦争のあり方ではない。実際の戦闘シーンは戦闘機同士によるオーソドックスなもの。でも、その戦争の目的は領土争いではない。一応、声優として加瀬 亮と菊地凛子が扮しているこの舞台は日本人たちによるものだと思われる。しかし、その風景はスコットランド、あるいはアイルランドのもの。そして、その土地に住む人たちは白人であり、ヨーロッパ言語を使用している。詳しくは分からんが、この戦争の単位は国家なのだろうか、あるいは企業なのだろうか。ともかく、主要登場人物たちが属するのはある特定の会社の戦闘機のみによって構成された日本人のみのパイロットたち。一応、連合軍側ということになっている。このパイロットたちは戦争をするために生まれてきて、戦闘で死ぬまでは子どもの姿で生き続ける「キルドレ」と呼ばれる子どもたち。でも、皆お酒を呑むし煙草を吸う。そしてかれらはその自らの在り方に悩みながら生きている。今以上に歳を取らないのは確かだが、果たして自分に赤ちゃんから成長してきた時代があったのか。明白には描かれていないが、どうやらこのキルドレたちは生まれた時からパイロットとして作られ、しかも前任者が亡くなった後に、彼/女と酷似した人物として違う名を持って生まれてくるらしい。この時代の戦争には領土獲得のような大義はなく、ただ単に平和の裏返しの社会における必要悪として存続されているにすぎない。だからこそ領土とは関係ない全ての戦闘が空中戦というわけだ。しかし、といっても空中で撃墜された航空機は地上に落ちてくるわけだし、民間人の被害がゼロってことはありえないと思うんだけど。航空機が離着陸する基地も必要だし。まあ、細かくいうと矛盾がいろいろあるとも思うけど、まあ、基本的には面白いです。さすが、そしてもちろん映像はすごい。
この日はstringsのライヴで、うっかりいつもどおり20時スタートかと思いきや、ひょっとして日曜日だから少し早いかもと思い、急いで吉祥寺へ。でも、最近の井の頭線はそううまくは走ってくれません。お店に着いたのは19:30を少しまわったところ。やっぱり日曜日は30分早かったです。
吉祥寺strings 太宰百合strings trio
とりあえず、生ビールとパスタを注文。この日は太宰百合さんが橋本 歩さんの壮行会を兼ねて歩さんを呼んで、それにヴァイオリンのmaikoさんを加えたトリオ。この日も歩さん可愛い、maikoさんも素敵、太宰さんはさらに焼けています。この日はなんとなく1曲が長く、曲数が少なかったように思います。そして、先日のラ・カーニャの帰り際に歩さんに「また10日も行きます」と伝えると、「ああ、また難しいんだよね」といっていたように、この日はstringsの2人が目立つアレンジだったように思います。素人から見ても演奏は大変そうでした。もちろん、それを支えるピアノ伴奏も大変なんでしょうね。もう、当たり前のように大満足なステージ。
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