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ライヴで泣くのは難しい

7月23日(月)
浜離宮朝日ホール 矢野真紀
カーネギーホールと並ぶ音響の良さといわれているらしい、クラシックス用のホールで矢野真紀がアコースティックライヴをするというので、矢野真紀ファン友達のみうさんとマッキーさんの3人で行ってきた。e+の先行で私が購入したら、なんと3列目、しかも、けっこう真ん中よりです。椅子も大きくて座り心地良し。6300円の決して安くないチケットでしたが、たまにはこんな贅沢も良いでしょう。
この日の真紀さんは黒を貴重とした衣装で素敵ですが、相変わらず裸足。板の間のステージで気持ちいいんだとさ。でも、まあ裸足はいつものこと。素足でしっかりと床をつかんで、大地からエネルギーをもらいながら歌うとのこと。いつものギタリスト中村修司と、今回初めてご一緒するというピアニスト斎藤有太の3人のステージ。このピアニストが爽やかだ。なんだか、顔といい、弾き方といい、YANCYさんに似ている。
歌い始めて、このホールの良さはイマイチ分からなかった。そもそもクラシック用だから、本来は電子的な音響を使用するものではない。なんか、スピーカーを通した音が高い天井の上の方に抜けてしまって、必要以上に跳ね返っている気がした。でも、ステージが進むに連れてこなれてきたような気もする。途中でこのホールの話になった時に、マイクのない中村さんの声とか、後ろの方のお客さんの声とか音とか、確かに良く響いて聴こえる。1曲だけ、アカペラで真紀ちゃんが歌うシーンもありました(これはこのイヴェントの一環で他の出演者にも課せられた要求だったらしい)。
真紀ちゃん本人がクラシックのホールで歌うことが小さい頃からの夢だったといっていましたが、意外にいつものライヴよりもリラックスしてMCの時に豊かな表情をみせていた真紀さんでした。でも、あんな場所でお客さんの反応を欲しがってもね。私的なピークは最後の方に歌った「アッシュバーン」。この曲はもちろんバンド編成でも最高ですが、この3人編成でも素晴らしい。他の曲はけっこう定番曲が多かったせいもあって、やっぱりこの曲は好きだなあと思った。
そして、アンコールで「窓」。この曲はさだまさし作詞でライトアルバム『BIRTH』の最後に収録された曲だが、最近ドラマに使われて話題になっているらしい。なんと、シングルカットされるとのこと。そのカップリングにはこの日のライヴ音源が1曲入る。私はライヴを聴いて泣くという経験がないが、最近機会があれば泣けるかどうか試している。このシチュエーションはかなりそれに適している。私も20歳の時に入院している父を見舞った記憶があり、しかもその後父は亡くなっている。その時を思い出すように、感傷的になってみる。しかし,クライマックスで真紀さんが咳き込んで歌えなくなってしまう。仕切りなおしでもう一度。私の気持ちは途切れてしまった。でも,彼女のほうは逆にそれで感情的になってしまったようで,曲の最後でボロボロ泣いてしまいました。そこでなぜか客席の前の方から歌声が。そう,お客さんの一人が素晴らしい歌声で歌い継いだのです。それが素人とは思えぬ歌声で,しかも,このホールの良さが一番分かったのがこの時だったかもしれません。その歌声はそれほど大きくないものの,きちんと後ろまで響いていたと思います。私も続いて歌いたいところでしたが,その歌声があまりにキレイで正確なので,誰も続いて歌うことはできませんでした。
そんなこともあって,演奏後はスタンディングオベーション。まあ,そういう感じの出来ではなかったと思いますが,このホールではそういうのも似合うので,良しとしましょう。われわれは築地に移動して,海鮮丼のお店で食事をして帰りました。

7月26日(木)
さて,私の37歳の誕生日がやってまいりました。緊張していたのか,6時に起床。そのままもう一度寝ても良かったけど,最近朝のジョギングはなるべく早い時間のほうが涼しくて良いので,とりあえず走ることにした。この日はいつものコースではなく,多摩川の右岸をそのまま上流へと走り,支流の浅川沿いにかつて私が住んでいた高幡不動から延びる多摩モノレールが浅川を渡るところまで往復することにした。40分近く走っていたので,7~8kmはあるのではないでしょうか。さすがに最後の方は陽も随分高くなって暑いと同時に足腰に疲労感。さすがに,まだ10kmは無理そうです。朝食を食べてちょっとウトウトしてから出かけます。
新宿ガーデンシネマ 『アヒルと鴨のコインロッカー
ちょっと情けない、一生懸命の男を演じさせたらぴか一の濱田 岳主演作品。このぶさいく男がなぜ次々と映画主演を果たしているのか不思議ではあるが、まあ美男美女しか出てこない作品はあまりにリアリティがないのでいいことです。当然のことながら原作は読んでいませんが、これがなかなか凝ったストーリーでとても面白い。かといって、言葉で説明するのはとても面倒なので、是非観て下さい。相手役が瑛太。なんでしょうね、この男のふっきれているところ。魅力的です。そこに関めぐみやら、松田龍平やら、大塚寧々やらが絡むんです。とてもいいキャスティングですね。ともかく観て損はない作品。ただ、一点だけ難点を挙げれば、この作品の中でボブ・ディランの「風に吹かれて」が重要なのですが、もうしつこい。原曲が流れるのはまだ我慢できるとして、何度も何度も登場人物が歌うのがたまりませんね。これだけは我慢しなくてはなりません。
さて、この日のこの後は非常に長くなりそうなので、一旦ここでアップします。

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