« お初の女性シンガー | トップページ | 10月のライヴ予定 »

2つの選択ミス

9月21日(金)

青山草月ホール 湯川潮音
平日のライヴなのに、開場17時、開演18時という非常に厳しい時間帯。彼女はワンマンだったら絶対に2時間以内だし、その真意は掴めない。まあ、幸い指定席なので開演に間に合えばよいのだが、クラムボンやハナレグミのファンは時間に都合がつきやすい人が多いという私の偏見だが、潮音ちゃんファンも共通する人がそれなりにはいるが、一般的な勤務時間帯で働いている人も少なくないはず。現に私の隣の2人は本編1曲ちょっとしか聴けなかった様子。私は大抵定時に上がれるが、駅までの時間を考えても、17時きっかりにタイムカードを押さないと間に合わないということで、ソワソワ。なんとか大丈夫でした。先行予約で取ったのに、かなり後ろ。まあ、今回は全体的な雰囲気を味わうことにしましょう。そして、潮音ライヴ常連の女性2人はこの日も最前列です。
この日のバンドは、先日本門寺のギター桜井芳樹さん、チェロ徳澤青弦さん、ユーフォニウムの権藤知彦に、もろもろ宮田まことさんを加えたメンバー(なんか一人くらい忘れているような気もしないでもない)。権藤さんがバンマスなんですね。ちょっとオリジナル曲にインパクトがないように思うのは、選曲の問題だと思う。やっぱりバンドだと演奏できる曲が限られてしまうのでしょうか。まあ、それはおいておいて、やっぱり潮音ちゃんの歌声と、ステージ上のパフォーマンス、そして彼女を取り巻くミュージシャンたちは好きだなあとしみじみ。いろいろ注文をつけたいところもありますが、まあ長い目で見守りましょう。やはり予想通り,アンコールは1度ありましたが,それでも1時間半のステージ。どうなんでしょうね。以前から自分のイヴェント「空想音楽会」でも1時間以上やらないし,集中力の続かない人なのでしょうか。ワンマンの時なんて,もっとゆったりとお話でも間に挟みながら同じ曲数を2時間かけて演奏していいと思う。皆が彼女を観に来ているんだから。
開演を待っている間、2階席にhitmeさんらしき人物を見かけたので、終演後、ちょっと出待ちをしてみる。運よければ他にも女優さんなど見られるかもしれないし。と思ったが、今回は特になし。hitmeさんは確かに降りてきましたが、ちょっと会釈をしただけで、私と話したいような雰囲気ではなかったので、地上階でちょこっとアンケートを書いて会場を後にします。アンケートも個人名を書かなくなってしまったのは残念。その時点でまだ20時前。さて、どうするか。

この日は初めて青山一丁目ではなく、赤坂見附まで歩いてみる。意外に遠いな。
後で気付いたが、この日は渋谷のJZ Bratでshima&shikou DUOのライヴがあったから、けっこう間に合ったかもしれない。実際、hitmeさんはそちらに行ったらしい。私はレイトショー上映の多い渋谷に移動して、TSUTAYAのチケット売り場で調べるが、なかなかよろしいのがない。ここでも、選択の失敗でした。同じイメージフォーラムで上映されていた『ひなぎく』という作品はその場では気付かなかったのだが、チラシまでもらってチェックしていた作品だった。やっぱりインターネットだと大抵のことが調べられるが、特定の時間に街にいると、知りたいことが容易に調べられないことも多い。

渋谷イメージフォーラム 『追悼のざわめき
結局、上映開始時間の早いこちらの作品を選択。タイトルに全く覚えはなく、調べれずに滑り込みで入る。なんと、この作品は1988年に完成したかなりスゴイ映画だった。しかも、レイトショーにしては20時半という早い開始時間は上映時間が長かったためだった。なんと、上映終了したのは23時前なのだから。主人公は浮浪者。大阪の日雇い労働者街だ。冒頭から主人公が女性を暴行するシーン。しかし、そこでレイプするのではなく、お腹を裂いて性器を持ち帰るのだ。そして、廃墟ビルの屋上のベッドに横たわるマネキンの陰部にその臓器を押し込むのだ。あくまでも彼の性交渉の相手はそのマネキン。そんな彼でも職を得る。地下排水溝のどぶさらいだ。それを仕切るのは小人。妹も小人。最後の方の妹が街を徘徊するシーンなどはスゴイ。街中を行き交う人はどうみてもエキストラではなく、実際の群集だ。そこに挙動不審の彼女を放り出し、群集の反応を撮影している。そんな映画。主人公が住む屋上も最終的にはこの妹が火をつけて燃やしてしまうのだが、それも撮影許可を得てやっているわけではなく、ほとんど放火で、スクリーンに登場する消防車や消防士は本物のようだ。そんな型破りの映画。
その他にも、高校生の兄と小学生の妹という2人、それからもう一人の浮浪者も登場する。なので、いくつもの物語が同時進行するのだが、ある物語が終焉を迎えたと思うと、もう一つのが継続し、終わったと思っていた物語がまた始まる。そんな感じで、永遠に続くのではないかと途方にくれるしかない作品。さすがに、そんな内容で、けっして美しいとはいえないモノクロ映像なので、90分くらいで終わるだろうと思っていて2時間半だから、観ている人の苦痛は大したものですよ。しかし、その苦痛がこの作品の最も表現していることなのだろう。結局は登場人物の一人一人が死を迎えない限り、個々の物語は終焉しないのだから。かれらのような境遇の人たちは自らが死を迎えるまで辛く厳しい人生が続くのだ。しかし、これは何も浮浪者に限らない。誰もが感じている人生の厳しさを強調しているだけに過ぎない。
まあ、せっかく長い時間を費やしたのだから、このくらい積極的に評価しないと虚しくなります。それにしても、なぜかこういう作品では眠気を誘わないんだよな。

|

« お初の女性シンガー | トップページ | 10月のライヴ予定 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

僕の勤務先は虎ノ門駅に近く、「草月ホール」へは30分あれば楽に行けるのでチケットを予約した時点で18時でも何とかと思っていました(当日は取材で外出)が、確かに一般の人にはキツイですよね。「自由学園・明日舘」のように21時までに現場を引き渡さなければいけないなんて理由もないし、そのあたりはどんな事情なのでしょうか。

潮音ちゃんのサポート隊は僕も好きですが、この間は他にベースの松永孝義さんが入っていて、徳澤青弦さん共々さすがのところを見せていましたが、宮田まことさんはけっこう外していたように
感じました。

投稿: TOPS | 2007年10月 1日 (月) 12時11分

>TOPSさん
松永さん,忘れていました。そうでしたね。
ハンバート@ラ・カーニャで一度みたことがあるのに。

投稿: ナルセ | 2007年10月 2日 (火) 20時14分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/218863/16599658

この記事へのトラックバック一覧です: 2つの選択ミス:

« お初の女性シンガー | トップページ | 10月のライヴ予定 »