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今回は2日分

9月9日(日)

みうさんに誘われて,目黒のさんま祭りに行ってきました。「さんまは目黒に限る」というフレーズで知られる落語のお話にちなんだ祭りらしい。ともかく,5000尾の炭焼きさんまが振舞われるというので,よくテレビのニュースでもやっていて知っていた。みうさんは数年前に一度参加したらしい。まあ,私は初めてなので,10時開始で9時半に集合というみうさんの意気込みにはついていけず,10時半集合にしてもらう。それが誤算でしたね。到着した時には既に1000人近くはいたでしょうか。しかも,遅々として進まぬ行列の最後尾近くまでは行ってみたものの,ちょっとここに並ぶ気にはなれず,諦めてもらう。この祭りに便乗していろいろ売っているなかから,さんまの炙り寿司をほおばりながら,すだちジュースを飲む(ここではさんまと同時にすだちも配られ,それをかけていただくらしい)。そして,食後に品川の地ビール。そんな感じで渋谷に移動して久し振りに一緒に映画を観る。

渋谷ル・シネマ 『厨房で逢いましょう
本作はドイツ映画。以前から、最近ドイツ映画の秀作が日本でも少しずつ観られるようになってきた、ということを書いてきましたが、大分コンスタントにドイツ映画が輸入されるようになってきました。
本作は知る人ぞ知る、3テーブルしかない魅惑の料理店のシェフが主人公。食べることと食べ物を作ることにしか興味のない巨漢の主人公が毎日のように通うオープンテラスのカフェ。彼のお目当ては一人のウェイトレス。ちょっとしたことで話を交わし、その時点ではその女性の方は迷惑だったのだが、またふとしたことで彼女の娘を主人公が助けたりして、少しずつ距離が縮まっていく。ちょっとした勘違いで、主人公は勝手に娘の誕生日の招かざる客となってしまうのだが、その時に持ってきたケーキが彼女とその娘をその味の虜にしてしまうのだ。そこからはいろいろ、彼女のだんなも交えての複雑な人間関係が進展していくストーリー。この娘は実際に知恵遅れの子どもを起用していて、有体のハッピーな物語でもないし、『マーサの幸せレシピ』(今度、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演で『幸せのレシピ』というタイトルでリメイクされるようですが、リメイクということはどこにも示されていません)とは違って、映像的にも必ずしも美しい仕上がりでないところがヨーロッパっぽいですね。でも、結末にも救いがあって、悪い気分は残りません。やはり秀作です。

遅いランチをUPLINK FACTORYに併設されているレストランtabelaで食す。こちらで上映中の映画『フローズンライフ』出演の片山 亨氏が友人とお茶していました。私たちはキッシュとカレーを食べました。

下北沢440 歌種
長谷川 都がハセガワミヤコに名前を変えて復活した歌種というマンスリーライヴ。復活して3回目で私は初めての参加。TOPSさん情報で今月のゲストはスペシャルと聞いていたので、参加することにした。このマンスリーライヴには「うふふゲスト」と称して、毎回シークレットゲストが参加するのだ。さっそく明かしてしまうと、今回のゲストは絵本作家のきむらゆういち氏。まあ、彼女の日記を読んでいれば予想もついたところだが、私は完全にノーマークだった。きむらゆういち氏は、最近『あらしのよるに』という作品が映画化されたこともあって、私でも名前は知っている。以前から彼の作品が好きだったというミヤコさんは、直接会いにいって、アシスタントから始め、彼の作品の朗読にBGMをつけてCDまで発売してしまうという熱の入れよう。今回の歌種はある意味でそのレコ発でもある。このイヴェントは毎回、開演前に彼女のお勧めの映画をプロジェクタで上映しながらお勧めのCDを流すのだが、今回は映画『あらしのよるに』を上映しながらそのサントラ盤を流していた。
私自身、6月の戸田和雅子さんとのイヴェント以来のハセガワミヤコだったが、この日の前半の演奏はかなり控えめ。一人弾き語りで彼女の代表曲ばかり。そしてきむら氏が登場しておしゃべりタイム。そして、彼自身による朗読。既に、作品を500冊も描いているというきむら氏。ミヤコさんお気に入りの2冊を読んでもらうことになったのですが、彼にとっては描き終えた作品はつぎつぎと忘れていってしまうとのこと。そりゃそうだね。でも、そんなことを素直に話してしまうこの人の人柄はナカナカ魅力的。普通、絵本や童話作家は子どもを幻滅させないように、いつもにこやかでいるものだが、この人は自然体だ。そもそも、絵本という表現形態はとりながらも、決して教育的な押し付けがましさはない。大人に向けたメッセージでもある(なんて、ここで朗読された作品しか知りませんが)。でも、それと同時に絵本という形態でしか表現できないようなロマンティズムも持ち合わせた人物。ミヤコちゃんとのやりとりも楽しかったです。
ライヴの見せ所は後半。いつものサポートパーカッショニスト、入倉リョウ氏が登場するのは当然として、2人目の「うぷぷゲスト」として登場したのがラブハンドルズの溝下 創氏。ラブハンドルズは広沢タダシと仲が良くていろんなところで一緒にライヴをしているが、未だにみたことがなかったのだ。この3人の演奏がとても良かった。ミヤコちゃんの曲はここでも代表曲ばかりだったが、世界陸上のテーマソングとして織田裕二が歌うために彼が書き下ろした曲や、我那覇美奈の曲で、広沢タダシ作曲、溝下 創作詞の曲とか、なかなかいい仕事をしています。自宅をスタジオにして、生活二の次で音楽につぎ込んでいる人物。そんな楽しいセッションで、この日は二度美味しい歌種になりました。

9月10日(月)

1ヶ月ほど渡米していた橋本 歩さんが帰国して初めてair plantsのライヴをやるというので、行ってきました。帰国してからは、文化村のシアター・コクーンで上演されている舞台『ドラクル』で生演奏をしている歩さん。月曜日のみお休み。時には1日2ステージある3週間の忙しいスケジュールの中でのライヴ。

渋谷O-Nest
オープニングアクトのようで、予定開演時間10分前から唄っていた一人ギター弾き語りの幸薄そうな男性がいましたが、結局後で調べても名前は分からず。お客さんは3人でした。でも、O-Nestで椅子が出ているのは初めて。
air plants:持ち時間30分ということでしたが、CDを購入して初めてのライヴでしたが、やっぱり生がいいですね。しかも、この日はギターの音が途中できれてしまったりして、最後には喜多山さんが「PAを全て切ってください」といって、完全生音で聴けたりと、意外に面白いステージでした。歩さんも楽しそう。この日は福岡から歩さんのお父さんがいらしていました。アメリカまで会いに行き、翌日は『ドラクル』も鑑賞、という娘大好きのようですね。演奏中も写真をバシバシ撮っていました。
お客さんが少ないので、他の出演者も聴いて行くことにしました。しかし、キーボードの女性をサポートに入れたギター弾き語りのハヴケイスケ、妊婦の女性シンガーACHIと、久し振りに残って聴いていたことを後悔するライヴでした。ACHIの最後の方がそれなりに良い曲で、後味は悪くはありませんでしたが。
しかも、そうこうしているうちに、歩さんはお父さんと呑みに行ってしまったようで、演奏前に軽く挨拶を交わしただけでした。残念。

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