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兄の誕生日

9月6日(木)

この日は台風が来ていましたが、じっとできる私ではありません。まずは献血。やっぱりちょっと時間に余裕がなく、観る映画を変更。

渋谷シネマライズ 『ショートバス
『ヘドウィッグ・アンド・アングリーインチ』の監督・主演、キャメロン・ミッチェル監督作品。「ショートバス」とは短距離バスのことで、小学校とかの特殊学級の生徒が使う通学バスのことだそうだ。普通の生徒は短い距離は徒歩で通学する。一方で、短い距離の登校すらままならない子どもたちを無事学校に届けるシステムだ。そんな名前を冠した、怪しげなクラブが作品中には出てきます。社会のなかで性的マイノリティといわれる人たちが集うお店。同性愛者が多いですが、それだけではありません。で、基本的にフリーセックスを謳うオーナーなので、夜な夜な大乱交が行われています。
健全な夫婦生活でも性的に満たされない恋愛カウンセラーの女性、恋人に愛されていることを知りながらも自身を持って人生を謳歌できないゲイの男性。などなどさまざまな悩みを抱える人々が集い、少しずつ解決策を模索していく、そんな作品です。事前の情報で、全てがやらせのにせものセックスではなく、本番なので、100箇所以上のボカシを入れてようやく日本で公開可能になったということを知っていた。もちろん、ボカシが入っても、それが間違いなく本番であることが分かりますが、それほどの衝撃はない。作品全般に、セックスが後ろめたいものではないという雰囲気が満たしているからである。でも、作品自体は『ヘドウィッグ』ほど素晴らしいとはいえないかな。

渋谷UPLINK FACTORY 『フローズンライフ
チラシを手にとってビックリした作品。三番目にあがっていた出演者の名前「片山 享」。実はナオリュウさんの弟さんなのです。以前ナオリュウさんのライヴにもコーラスで何度か参加していて,背の比較的低いナオリュウさんの横で長身の彼は非常に目立っていた。以前にも『ディバイド』という作品に出演しているというので,渋谷のシネ・ラ・セットまで,7th floorでのナオリュウさんライヴの後に観に行ったことがあるけど,かなりのチョイ役だった。今回は準主役級なので楽しみにしていたわけです。
片山 享さんの役どころは主人公の女性の配偶者役。ナオリュウさんが自分のblogにも書いていたように,享さんはやや長髪のかつらをかぶっての演技。普段は短髪を若干逆立ててかなり男っぽいスタイルですが,この役どころでは堅実な建築家の役,ということでかつらだったのでしょうか。あるいは主人公の男性,沢村純吉と少し顔立ちが似ているので,間違えないようにしたのかもしれない(実際,私は間違えた。物語上の時間の違いで,過去は長髪だったのが,少し経って短髪になったのかと)。この長髪のおかげで,ナオリュウさんととても似ているのだ。で,演技も微妙な感じ。『ディバイド』の時も目立たない役で,今回も主人公を引き立てる役ということなのでしょうが,実物に会った時のあの存在感が前面に出るような作品を観てみたいものです。
さて,主役の女性は邑羽莉(ユウリ)という女性。洋服などで雰囲気が変わるので,なかなか捉えどころがない魅力を持った女性です。本人も特にこれといった肩書きがなく,女優をしたり,モデルをしたり,音楽をしたりしているそうです。特技にテルミンと書いてありますが,映画のなかでもテルミンを演奏するシーンがあります。冒頭で彼女のライヴのシーンがあるのですが,それが先日trico!のライヴで行ったばかりの千駄ヶ谷Loop Lineでビックリ。特徴的な内装なのですぐに分かりました。ついでにいうと,沢村さんが戸籍を取りに行く役所のシーンは私の出身大学がロケに使われています。ちなみに,邑羽莉さんは700人から選ばれたということですが,ナオリュウさんの「限りない夢と,」に沢村さんと2人で出演している。しかも,監督は片山 享。まあ,映画の後に仲良くなったんでしょうか。
作品全体としては,ところどころいかにもインディーズっぽい雰囲気がありましたが,全体的なストーリーや演出もナカナカだったんではないでしょうか。ナオリュウさんは『ディバイド』の方が圧倒的にお気に入りのようですが,私が本作の方がいいと思ったのは(別に同じ監督作品なわけではないんですけどね),本作の方が一般的な映画に近い出来だったということでしょうか。

結局,ハードなスケジュールでランチをする暇がなかったし,この日は台風接近中なので,ライヴ後に食事をしている場合でもないかなあということで,この空き時間で少しお腹に入れておこうということで,standard deliでチキンバーガーをいただく。

渋谷BOXX アトミック・モンスター・フェスティヴァル
BOXXの前でみうさんと待ち合わせ。彼女が先行予約で良い番号を取ってくれたので最前列をゲット(といっても,ステージ向かって一番右でした)。BOXXでの開催ということでスタンディング覚悟でしたが,椅子が出ていて良かった。椅子だけでも150席くらいは置けるようですね。
さて,昨年の広沢タダシさんの誕生日に赤坂グラフィティで始まった,彼企画のイヴェントも2回目を迎えました。今回も誕生日2日前に開催。本人は別に誕生日に合わせているわけではないんだけど,いわゆる夏フェスが終わってしまう初秋の時期に,あえて「フェスティヴァル」と名づけたイヴェントをということで,この時期の開催のようだ。
今回も豪華ゲスト。寺岡呼人リクオ矢野真紀といった顔ぶれです。まずは広沢タダシ氏が一人ギター弾き語り。いやあ,やっぱり彼のギターは素晴らしい。もちろん,歌声も素的なのだが,立って演奏するアコースティックギターでは私的に一番好きかも。といっても,彼はギタリストではないのでテクニックからいうともちろんギター専門の方が上なんだろうけど,歌の伴奏としてはということです。そして,一番目のゲスト,寺岡呼人。今回のゲストの中では一番関係が短い。呼人さんが鍵盤を弾いて一緒に歌う。そして,呼人一人コーナー。まあ,こんな感じで入れ替わりでそれぞれのゲストの1人の時間が数曲分あって,広沢君と数曲一緒にやる。ゲストが引っ込んで広沢君の曲。そんな感じの展開。この日のサポートミュージシャンはキーボードに東京60WATTSの杉浦琢雄氏と,パーカッションにRICOの入倉リョウ氏。この3人の組み合わせ,スゴイ良いんですよ。一つの見せ場はリクオさんの出番の時,この2人と広沢君との4人で演奏したリクオさんの曲。普段,クールなバックの2人ですが,ダブル鍵盤でかなり杉浦氏が熱くなっていました。
そして,なんといってもこの日は矢野真紀ちゃんの出番がたっぷりで嬉しい。しかも,広沢君と共演する時はいつもカジュアルな格好だった真紀ちゃんだが,この日ばかりは黒ずくめの素的な衣装で登場。最近,ミュージックフェアなどに出演するなど,ドラマにも使われたさだまさし作詞の「窓」という曲が好評なせいか,気合が入っています。そして,最新ライトアルバム『BIRTH』は呼人さんプロデュースであるので,呼人さんと広沢君と3人で収録曲「パパ」を演奏。さらには,かつて広沢君が楽曲提供した「魔法」など,嬉しい演出が続きます。さすがにすでにたっぷりやっているので,この日は広沢君と真紀ちゃんのユニット「風待ち停留所」の出番はないかな,と思いきや,そちらも2曲。休憩を挟んで22時に終了。けっして時間的に長くはありませんでしたが,とても良いイヴェントでした。
お客さんも良い感じで,ダブルアンコールを要求しましたが,「台風なので早くお帰りください」とのこと。まあ,当然の配慮です。幸い,私の帰り道はさほどひどいことにはなりませんでしたが,さすがにそのまま別れて岐路につきました。

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コメント

こっちの方は初コメントーv(^^)v
台風でも献血ってのがナルセさんらしい。
タイトルが「兄の誕生日」なのに、
全然そのネタが無いところもナルセさんらしいーww

投稿: みわ | 2007年9月15日 (土) 22時18分

あ、みわちゃんえらい。有言実行だね。

つい先週の話だってのに、どえらい昔の話みたいだ。
あの日は家に着いたら、ケータイが実家からの着信だらけでまいったよ。お父さんは心配性ですから(笑)

ちゃんと固有名詞にリンク貼ってるのね、えらいねぇ。

投稿: みう | 2007年9月16日 (日) 00時04分

>みわさん
あえてさんづけです。
書き込みありがとう。「有言実行」って意味はなんとなく分かります。
台風の日といっても,私の場合は室内で楽しむものばかりなので(献血が楽しいかどうかはなぞですが),大丈夫なんですよ。移動で多少濡れても,映画や献血で2時間経てば乾きます。

母と兄の誕生日はなにもしていません。あちらもなにもありませんから...

>みうさん
今度は別の一文字違いの組み合わせができましたね。
固有名詞にって訳じゃないけどね。そんなこといったら,あなたがたのも貼っちゃいますよ~

投稿: ナルセ | 2007年9月18日 (火) 00時24分

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