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日曜日,横浜

10月14日(日)

前日はあまりにもハードなスケジュールだったので,この日はのんびりしてから出かけることにしました。でも,睡眠時間は十分に取れたものの意外とのんびりはできない。横浜まで行く途中の武蔵小杉の東横線構内のパン屋で遅いランチ。
横浜についてチケット屋へ。残念ながら『ミス・ポター』の前売り券は売り切れということで,一般料金1800円で鑑賞。といいつつ,なんと横浜駅への帰り道で別のチケット屋で売っていた。残念...

横浜ムービル 『ミス・ポター
レニー・ゼルウィガー主演作品。日本ではいわずと知れた『ピーターラビット』の著者,ビアトリクス・ポターを演じるのがレニー。その半生を描きます。映画そのものというよりも、伝記的に面白い。まあ、当時で動物に衣類を着させ、人間のようにふるまう姿をメルヘンチックに描くというのはかなり奇異だったんでしょうね。どの出版社も理解を示しません。しかし、とある出版社が家族的な理由で、出版しようといいだします。この出版社は家族経営で、兄弟で編集をしています。そこにユアン・マクレガー演じる末の弟が加わります。30歳近くまで勤めることもなくフラフラしていた男が急に家業を手伝うというもんだから、兄2人は赤っ恥をかかせようとたくらみ、どう考えても売れるはずのないビアトリクスの作品を彼に任せたのです。
しかし、兄たちの思惑とは裏腹にこの出版は成功します。この成功はこの2人の人生を大きく変えます。これまで空想の世界に生きていて、縁談もうまくいかず恋も知らないビアトリクスとこの編集者は恋に落ちます。しかし、良家のポター夫妻はそれを許しません。毎年のように夏季に訪れている湖水地方に家族揃って出かけることで2人を引き離します。ところで、動物ばかり出てくるビアトリクス作品。確かに、幼い頃の湖水地方の思い出がベースにはなっていますが、製作されたのはロンドン。いわゆるピーターラビットの村はその後の話です(ちなみに、シーラ・スクワイアという地理学者はこの湖水地方への観光について論文を書いていて、『地理科学』に翻訳があります)。
この湖水地方での滞在中に、なんとユアン演じる編集者は亡くなってしまいます。家族も含めて人から離れたい一心でビアトリクスは湖水地方に家を買います。母親はもちろん反対しましたが、それを払いのける経済力をビアトリクスは持っていたのです。そう、遊んで暮らせるほどの印税が入っていたのです。湖水地方に住み着いたビアトリクスは、その幼い頃から馴染みの風景が開発の波に飲み込まれようとしているのを知り、少しずつ土地を買い始めます。たまたま幼い頃の友人がこの地方の不動産業を営んでいることもあって、次々に土地を買い集め、そののどかな田園風景を維持する人生となったとのことです。この地方はいまでもその風景が残され、ピーターラビットの故郷として観光地になっているとのこと。ビアトリクスは後にその不動産の男性と結婚しています。
まあ、映画のほうはいかにもレニー・ゼルウィガーですが、ユアンの姉役でエミリー・ワトソンなども出ていて、ロケも実際に湖水地方でおこなわれたということもあり、見応え十分です。
ちなみに,私のネット上での友人,うさぎさんが現在英国留学中なのですが,湖水地方に出かけたということでその旅行記が数回にわたって彼女のblogに掲載されています。よろしければどうぞ。

少し時間があったので、伊勢崎長者町で以前よく行った古書店を訪ねる。古書店って基本的に日曜日は休業ですが、ここはやっていて助かる。これぞというのはなかったので購入しませんでしたが、相変わらずいい品揃えです。

関内KAMOME 島 裕介
さて、ちょっと分かりにくい場所にあるジャズバー(バーというにはちょっと広めですが)に行く。看板を見つけて近づくと、なんとお店のお姉さんが出迎えてくれました。ちょっと寂しい場所なので、客引きのお姉さんに見えないことはありませんが、いい感じ。店内もとても素的です。ステージに近いところはソファ席で、カウンターに近いところには足の長い椅子。ちょっとチャージは高めですが、ドリンクは500円から、ハンバーグ定食や親子丼など、1人客にも嬉しいご飯メニューも充実しています。私は赤ワインに親子丼でくつろぎます。お客の入りは少なめで、最終的にも15人程度だったでしょうか。
この日はトランペッターの島 裕介さんが企画したというステージ。島さんとサックス奏者の武嶋 聡さんがフロント(武嶋さんは一度湯川潮音さんのサポートで聴いています)。バックは松下美千代さんというピアニストのトリオです。いやあ、また素的なミュージシャンに出会ってしまいました。この日のメンバーでは紅一点だったということもありますが、松下さんに釘付け。もちろん、その容姿だけではなく、演奏の素晴らしさ。私が良く聴いている太宰百合さんや宮嶋みぎわさんとはまた違った魅力を持ったピアニスト。相変わらず語彙不足でうまく表現できませんが、一発で素晴らしい奏者だということが分かります。
後で、最近島さんが箱根でデュオをしたり、stringsでもご一緒する予定だったのが美千代さんだったことを知り、納得。その日帰宅して夜中に彼女のサイトを読み漁ってしまいましたが、stringsの常連でもあったということも納得。ともかく、この出会いだけで十分満足。しかし、途中の休憩が長すぎ。1時間近くありました。あれは一人客には酷なのでやめて欲しい。美千代さんと一言交わしたいところですが、終演もけっこう遅かったので失礼しました。会計を済ませているところに島さんがやってきて少しお話。こういう感じでも隔月くらいでやりたいとのこと。最近はshima & shikou DUOであまり活動していないが、スウィートバナナなどの活動は盛んだなあ。志宏さんが忙しいのだろうか。

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コメント

この日曜日、ナルセさんが選んだのは横浜の島さんでしたね。ライブが重なる日は、苦渋の選定となりますよね。来月の19日も、
おおはた雄一のワンマンの日で、僕はキッチンのレコ発に行こうと思っているのですが、「7th floor」のナナカイ☆レディースデーには、ナルセさんの好きな岩崎愛や高鈴が関西からやってくるし…体が二つ欲しいところではないでしょうか。それにしても、
「duo」と「7th floor」は目と鼻の先なので、出入り自由だったら
…って考えてしまいますね。

投稿: TOPS | 2007年10月24日 (水) 12時53分

>TOPSさん
そのとおり。おおはたさんのワンマンは既にチケットを取っているので、そちらに行って、その後呑みに7th floorにでも顔を出そうかと思っていますが、ナナカイ☆もまた長丁場になったりして。
それより、昨日duoに行ったら、山田タマルさんが11月18日にカフェライヴをするとのことで、かなり困っています。辻 香織ちゃんのレコ発はやっぱり行きたいし、予約も入れちゃったし。まあ、タマルさんの方は人数限定なので、抽選で外れるってのが一番諦めがつくんですけど...
ちなみに、高鈴は2人とも東京に移り住んでしまったんですよ。11月7日にも青山のCAYでフリーライヴがあるんだけど、この日もdois mapas@leteに予約入れてたりして...

投稿: ナルセ | 2007年10月24日 (水) 14時06分

 はじめまして。
 ここには"松下美千代"をキーワードにしたブログ検索で来ました。
 
 松下さんは、"Jammin'"という都立大学駅にある私の行きつけのジャズバーで、毎月ソロピアノを弾いています。
 昨年の 6月にはじめて観て、最近は他の場所にも行くようになりました。先日はKAMOMEの島裕介 5にも行きました。

 スタンダードの演奏もいいのですが、彼女はオリジナル曲もたくさん書いていて、どの曲も耳に残る、美しい曲ですよ。

 武蔵小杉の東横線構内...と書いておられるので沿線の方でしょうか。
 ならば、彼女のHPを御覧になったということなので御存知かと思いますが、この週末、彼女は都立大学駅の"Jammin'"に2日連続で出演します。金曜はソロピアノ、土曜は自分のトリオに竹内直氏(ts,fl)を迎えて。足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

投稿: とよしま | 2007年10月24日 (水) 17時16分

>とよしまさん
コメント,ありがとうございます。
武蔵小杉の件は,南武線との乗り換えの途中で寄りました。私は多摩市在住です。
しかし,実は都立大学出身なので,あの駅は2年間通ったんですよ。私も美千代さんのスケジュールを見てビックリ。最近ではあの駅で降りることはほとんどなくなってしまったので,今度予定があえば是非行きたいと思います。でも,このように他にも行く予定のライヴばかりでなかなかスケジュール管理が...

そうそう,オリジナル曲も聴いてみたいですね。とりあえず,来月のトリオでの吉祥寺stringsは行くつもりです。
ということは,とよしまさんはすでにCDも購入済みですよね。通信だけということなので,本人にCDについてちょっとお話を聞いてから買おうと思っていましたが,やっぱりいいんでしょうね。

投稿: ナルセ | 2007年10月24日 (水) 17時38分

 早速のレスありがとうございます。

 私も都立大学出身で、そのまま近くに住みついてしまいました。
 目黒校舎には3年間通いましたが、留年してしまったのできっと卒業年次は同じです(笑)。どこかで会っていたかもしれませんね。

 松下さんのCDは持っていませんが、彼女は自分のリーダーライブではオリジナル曲を多く演奏しているので、何曲かは憶えてしまいました。来月の吉祥寺は半分以上オリジナル曲だと思われます。
 また、CDに入っていない最近の曲にもいいものがありますので、おっしゃるとおり、ライブに行かれることをおすすめします。

投稿: とよしま | 2007年10月24日 (水) 18時50分

>とよしまさん
あら,奇遇ですね。私は3年の時に南大沢に移転したので,卒業年次どうでしょうね。
ちなみに,私は理学部だったので,深澤にも通っていました。最近,あの場所にいってみたのですが,すごいマンションが建っていてかなり驚きました。
Jamminは来月も予定があわないのですが,いつか行けることを楽しみにしています。ライヴチャージ1000円ってのもいいですね。

投稿: ナルセ | 2007年10月24日 (水) 19時14分

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