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東経大後期初日

9月29日(土)

東京経済大学後期講義初日。やっぱりこちらは落ち着きます。法政大学は何年経っても落ち着きません。
さて,この日は特に用事がないので,ちょっと遠出して日比谷で映画2本。シャンテ・シネは大抵私好みの作品をやるし,3つのスクリーンがあるので,こういうはしごは便利。

日比谷シャンテ・シネ 『キャンディ
基本的に美しい男女の話しは好き。本作のキャンディ役のアビー・コーニッシュは『プロヴァンスの贈りもの』にちょこっと出演していた。チョイ役にしては可愛すぎたので,本作はけっこう楽しみにしていた。相手役で主演の男は『ブロークバックマウンテン』でゲイ役だったヒース・レジャー。こちらは私好みではないが,女性相手の恋愛ものをどう演じるのか,それに期待。
しかし,内容はいかにもアメリカ映画。両親が手塩にかけた娘であるキャンディを,この何もできない男に堕落させられるという設定。2人は愛し合うようになってドラッグの日々。その金稼ぎにキャンディは売春をするという典型的な堕落物語。何度か更生しようと思うが,そのやり方が根本的に間違っているために失敗。結局ヒース・レジャーのよさもそれほど分からなかったし,期待はずれの作品。
結局,こういう映画ってのはどんな意味があるのだろうか。鑑賞者にドラッグの恐ろしさを伝えるのだろうか。あるいは,そういうジャンキーの実態を知ってもらうためか?といっても,俳優が実際にドラッグをやっていたらそれは問題だし,そうでないことを知っているから,あくまでも演技に過ぎないと思っています。それとも,この種の演技が俳優の通過儀礼なのだろうか。まあ,現実にはびこるこうした問題を映画が全く描かないのもそれはそれで困るが,もうすっかり紋切り型でなんの新しい発見もない。

日比谷シャンテ・シネ 『サルバドールの朝
一転して,こちらは実在の人物をモデルにした作品。私が生まれた頃のスペインが舞台。反政府運動に身を投じる主人公とその仲間たち,そして家族の物語。現代の物語であった『パラダイス・ナウ』と重なり合います。細かい史実を知らなくてちょっと説明不足だったところもあるが,愛情と緊迫感があって,とても引き込まれる良い作品です。特に,主人公のサルバドールが警官殺害の罪で死刑が求刑され,判決が下り,執行されるまでのラスト30分がすごい。かつて『デッドマンウォーキング』というショーン・ペン主演の映画があり,それは全く期待はずれだったが,本作の描写はなかなかすさまじい。
ところで,この主人公をなぜドイツ人俳優のダニエル・ブリュールが演じているのかはよく分からなかった。

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