« 痛みを伴わない下痢 | トップページ | 逃亡くそたわけ »

ちょっとうまくいかない週末

10月20日(土)

この日も講義後が忙しい。講義を5分早めに終わりにさせてもらって、渋谷に急ぎます。先日、Q-AXシネマに行った時に購入できた下記作品の公開初日舞台挨拶のチケット。上映後の舞台挨拶なので、予告編はありません。なので、遅刻するわけにはいかないのです。やはり舞台挨拶の日はざわざわして落ち着きがありませんね。左の方の席でしたが、前から3列目です。しかし、なにやらキャンセルが出たのか、座席番号も確認しない人たちが最後の方に入ってきて、最前列を埋めていました。

渋谷シネマQ-AX 『逃亡くそたわけ 21才の夏
この作品は美波ちゃんが主演。前にも書いたように、最近お気に入りの女優。特にこの作品は彼女が出ずっぱりなのでファンにとってこれほど嬉しいものはありません。設定は精神科に入院している21歳の女性。この病棟を「プリズン」と呼び、同じく入院患者の24歳の男をそそのかして脱走する話。当の病院は福岡にあり、主人公花ちゃんは福岡の子。男は吉沢 悠(これで「ひさし」って読むんですね。初めて知りました)が演じる名古屋出身だけど東京人になりたくて標準語しかしゃべらない通称「なごやん」。なごやんの車、マツダのルーチェで福岡からひたすら南下する逃亡ルートで鹿児島までたどり着くというロードムーヴィー。
まあ、映画的には単館がちょうどよい感じの出来ですが、この2人の演技と九州の風景が美しい作品。なんといっても、博多弁でまくし立てる美波ちゃんの迫力がたまりません。エレンディラの度胸もこの映画の撮影がかなり影響しているのかもしれません。ストーリーについては、この後に原作を読んだので、読書日記の方で詳しく書きましょう。ともかく、美波ちゃん目当てにいった私には大満足の作品でした。
上映終了後、監督と脇役2人の男性、そしてほとんど台詞のなかった花ちゃんの元彼役の高良健吾、そして美波ちゃんと吉沢君。総勢6人が舞台挨拶に登場しました。壇上での美波ちゃんはどこか遠くを見る感じですましています。真顔は本当に美しい。吉沢君は場慣れした感じ。一方で、高良君はめちゃくちゃ緊張している様子。スクリーンでは透明感のある美形ですが、生では思ったよりも普通な感じ。彼は同じ建物の『ユーロスペース』で公開中の『M』で挨拶してきた方が良いんじゃないか?
それはともかく、話始めた美波ちゃんはもう最高。すました美しい顔からは無愛想な挨拶を予想したが、まだまだ場慣れしていない感じもありつつ、堂々としていて、「スポットライトの逆光で皆さんの顔が見えませんが、出来れば皆さんの表情を見たい」と嬉しい言葉。やっぱり美波ちゃんを好きになったのはその声もあるんだろうな。ともかく、感激でした。
実は、この舞台挨拶の回のチケット、前売り券とでも交換できたのですが、購入した時前売り券を持っていなかったし、後日前売り券を持ってくるってのも席が悪くなるし、ということで前売り券がまだ余っているのです。他人に譲ろうとも考えていましたが、あまり他人にお勧めする作品でもないし、もう一度自分で観ることにしました。その前に、私にしては珍しく原作を読んでみようかとその場で購入。
急いで渋谷の反対側に移動して映画をもう1本。

渋谷イメージフォーラム 『待つ女
こちらはフランス映画。主人公は結婚している女性。旦那が理由は明確にはされませんが、7年間刑務所に入ることに。刑務所からの帰り道、兄も服役中だという男性に声を掛けられます。けっこうしつこく迫るので、その気もなしに体を許します。そんな何度か目の後、彼が刑務所に勤務する職員であることを知らされる。なにやら夫とも仲良くしているらしい。まあ、フランス映画なので、映像として映るもの以外のことはあまり細かく説明されませんが、どうやら夫の指図で妻を喜ばせるためにこの男に性的関係を依頼した様子。この三角関係の心理描写も非常に複雑です。嫉妬と信頼と愛情と時に憎しみ。ある意味では単純なストーリーですが、飽きることはありません。そして、主演女優の美しいこと。ホームページを見れば、なんと彼女は『マルタ マルタ』という訳の分からない映画で主演だったではないですか。『マルタ マルタ』はそれこそもう覚えてもいないくらい訳の分からない作品だったような気がしますが,本作は普通に楽しめます。しかも,先述したように,微妙に登場人物の心理が読み取りにくい,すなわち分かりやすいような単純な形で提示されていないことが逆にリアリティがあるように思います。

下北沢garage リトルハンセン
体育の日に予定されていた野外イヴェントTokyoSONGSが中止になって残念だったので急遽予定を変更して、久し振りのライヴを聴きに行くことに。相変わらず、ここgarageはお客の出足が遅い。開演15分前に到着すると、私の他にお客は3人。この日はリトルハンセンがトップバッター。サックスに茨木 応君を、ギターには浜本 亮氏を招いての5人フルバンド編成。ちなみに、坊主頭の北原君は初めて見ました。まあ、もともとファッションには意図的かと思うほど無頓着な人なので特に違和感なし。
1曲目が始まった途端、ああ北原君の声だ、とちょっと感激。後ろの方で聴いていましたが、思わず3曲目で一番前に(でも、控えめに一番左です。しかも自主的に動いたというよりは隣の男がヘビースモーカーだったためもある)。ひとしきり知っている曲をやったあとで、暴走。知らない曲はとても私についていけるものではありませんでした。レコーディングを準備しているというかれら。ちょっと先が思いやられますが、そもそも北原君が聴いている音楽は私の全く知らないものばかりで、恐らく彼が本当にやりたいことを追求したら、とても私にはついていけないのだろうと思う。やりたいようにやってほしい気持ちと、ちょっと寂しい気持ちと。
19時半くらいにかれらのステージは終了したので、以前の予定に軌道修正。下北沢から茶沢通りを歩いて三軒茶屋へ。初めて徒歩で移動しましたが、30分ほどで到着。でも、目的の場所は駅からまた遠いんですよね。

三軒茶屋switch ナオリュウ
2回目の参加になる、ここカフェを併設した美容院でのナオリュウさんマンスリー投げ銭ライヴ。前回と同様ナオリュウさんのお母さんもいて、前回も同じ場所に座っていた女性もいて、その輪に私も入れてもらう。今回はここで食事をするつもりだったので、お腹のことを気にしながらも「生姜焼き丼」を注文。今回はお客さんがそこそこ。今回は世田谷のローカルネットテレビ局(?)の取材も入っています。ナオリュウさんのライヴも悪くはなかったのですが、どうにもこの日は私の感受性が鈍っていたようです。
ライヴだけでなく全体的にこの場の雰囲気と波長が合わずに居心地が良くない。でも、なかなか帰るに帰れず、けっこう遅い時間になってしまう。ちょっと欲張って一日に予定を詰め込みすぎたか…

10月21日(日)

という前日だったので、この日はゆっくり家で過ごすつもりが、寝すぎたりジョギングしたりしていたらあまり時間に余裕がなくなってしまった。結局、夕方から出かけるということになると時間の無駄のような気がして、ライヴの前に映画を入れちゃうんだよな。先週の日曜日と同じような行動。

横浜ムービル 『エディット・ピアフ~愛の賛歌
フランス人らしからぬ感じでとても好きなフランス人女優、マリオン・コティヤールの迫真の演技が話題になっている作品。エディット・ピアフという名前は知らなくても歌声を聴けば分かる、フランスの代表的なシャンソン歌手の自伝的作品。実際のピアフは小柄で、マリオンは長身。歌はピアフの録音を乗せているらしいが、実在のピアフを知らない私には違和感はなかった。演技の中の声もかなり本人に似せたハスキー声になっているため、歌声との違和感はありません。確かに、かなり入れ込んだ演技です。
でも、意外に実在する人物がモデルの作品ってあまりにも俳優が入れ込みすぎて、ちょっとどうかなって思ったりする。フィクションでもないし、ドキュメンタリーでもない。やはりそういうジャンルとして観ないと駄目なんだろうな。私はやっぱりそのままのマリオンちゃんが好きだ。でも、もちろんこの作品に対する意欲と女優魂には拍手を送りたい。この作品では、むしろ、子ども時代のエディットを演じた子役俳優2人が本当にマリオンに成長するような配役でとてもよかった。特に、2番目に登場した女の子の可愛いこと。

横浜THUMBS UP flex life
映画館と同じ建物に入っているTHUMBS UP。すごい好きな場所なんだけど、開場前に到着して愕然。まあ、良く考えれば予想できないこともなかったけど、お店の外に大量の椅子が移動してあり、どうやら中央はスタンディング。そして、タイムテーブル。やたらとDJタイムがあり、しかもいつのまにかライヴ出演者も増えている。ああ、ゆっくり食事するつもりが…
まあ、この手のイヴェントだから出入自由ということで、とりあえず入場して席を探す。もちろん、空いている席がないわけではなかったが、やはり一人客には非常に居づらい雰囲気。flex lifeの出番まで外で食事をすることにして、flex lifeだけ見て帰ることにしました。といっても、横浜駅周辺には一人で食事をするよさそうなお店はあまりなく、結局相鉄ジョイナスの地下のとんかつ屋で食べる。THUMBS UPに戻っても予定より30分遅れのスケジュール。ただでさえ、終了が23時なのにどうなってるんだろう。まあ、ともかくその私の嫌いな雰囲気に耐え、そしてライヴが始まってもおしゃべりをやめない客の中でflex life鑑賞。久し振りだったので、スタンディングフロアで一生懸命自分を盛り上げましたが、ちょっと限界。flex lifeのライヴも最近マンネリ気味かな。前は、毎回違う曲をやっていたのに、2年前にライヴ盤を出してからは、大倉さんもギターしか弾かないし、どうにも停滞気味だ。また、変な場所でゆる~いライヴをするようになったらいいのにな。
この日は私の家に近い、分倍河原駅近くのお寺で大橋エリさんが参加するバンブーオーケストラのコンサートがあったのに。ああ、後悔。なんだか、うまくいかない週末でした。

|

« 痛みを伴わない下痢 | トップページ | 逃亡くそたわけ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

20日の土曜は自社主催のイベントがあり、マスコミ取材対応のため休日出勤でした。21日は「440」でイノトモ、僕もflex lifeはこのところごぶさたです。「世田谷ものづくり学校」のときはけっこう良かったようですが、見逃してしまいました。出来れば「PLUG」より大きいハコで、ワンマンを見たいものです。

29日は「クアトロ」で寺尾紗穂ワンマン。開演15分前の19時45分に着くと、関係者受付に人が並んでいます。かなりいろんな人を招待したのでしょう、ミディレコードの関係者らしい人やミュージシャンが多かった。今野英明さんは見かけませんでしたが、ビューティフルハミングバードの二人、おおはた雄一、佐野遊穂、安宅浩司などなど。心配したようなスカスカではなく、椅子に座っている人と立っている人が半々ぐらいでしたから、200人と300人の間でしょうか。寺尾さん一人だと静かなライブに終始しまいがちなので、休憩をはさんで佐藤良成などが加わった後半が良かったです。

30日は吉祥寺「strings」でhitme&miggy、ゲストに橋本歩、高井亮二。客席には知った顔がちらほらいるものの、それほど親しいわけでなく、本番前の出演者を含めて会話をすることもなく、開演を待つ。hitme&miggyに橋本歩というのは2回目ですが、比較的静かだった前回よりも、客席が盛り上がった印象。僕はどちらかというと、前回のように比較的静かに進んで、最後に盛り上がるというほうが好きですが、なかなか楽しめるライブでした。

投稿: TOPS | 2007年10月31日 (水) 12時57分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/218863/16926130

この記事へのトラックバック一覧です: ちょっとうまくいかない週末:

« 痛みを伴わない下痢 | トップページ | 逃亡くそたわけ »