« 休日,ライヴ・映画・ライヴ | トップページ | All thet is solid melts into air »

長い一日(木曜日)

9月26日(水)

大宮ムムタージ erikuo
またやってきました。大宮のソニックシティのビルの中に入っているカレー店、「ムムタージ」。ここはカレーライス屋ではなく、高級インド料理店という感じ。多分、インドにはこだわっていないとは思いますが。マリンバの大橋エリさんと、ギターの後藤郁夫さんによるDUO。それなりに予約が入っていて、いい感じ。
でも、この日も2階席はライヴとは関係なく大盛り上がり。まあ、ミュージックチャージは無料なので仕方がありません。この日の私はなんとなくカレー以外の料理を食べたくて、いろいろ肉料理の盛り合わせを注文。今回もメンバーズ葉書持参でサービスのきのこの天ぷらをいただきます。それから豆のサラダ。豆料理は数種類あるのですが、これがけっこう美味しいんですよ。
演奏もいつもどおり。最近かなり人前で演奏する頻度も増えてきたエリさん。かなり調子を上げています。しかし、本人的にはマリンバが湿度を吸ってしまって、音の響きが少なくて大変だったらしい。後藤さんのギターもやっぱり素的ですね。彼がサポートしているdorlisも一度ちゃんと聴いてみたいと思う。今回も数曲、この店の音楽監督である須藤君がウッドベースで参加。
実はこの日、同じ大宮のJAMというお店で、音あそびのライヴもあった。さすがに2つのお店の距離はけっこう離れているので、はしごしようとは思いませんが、なんだかちょっと惜しい気もします。

9月27日(木)

新宿テアトルタイムズスクエア 『めがね
『かもめ食堂』ですっかり人気監督の一人になってしまった荻上直美。今回も前作のヒットにあやかるように、同じスタッフ、数人が同じキャストとでのんびりとした雰囲気の作品が届けられました。今回もそれなりのヒットとなると予想し、客席の多いテアトルタイムズスクエアで平日鑑賞にしました。案の定、余裕も余裕ですね。さすがに、この映画館が満席になるというのはよっぽどのことです。
今回は鹿児島県の離島、与論島が舞台。といっても、あくまでもこの作品のなかでは固有名としての地名は出てきません。何かから逃げるように、光石 研が経営するこじんまりとした民宿にやってくるのが小林聡美演じる女性。同じように3年前にここを訪れ、すっかり気に入ってしまって、教師として就職してしまった女性が市川実日子。毎年春になると海の家でカキ氷を作りにくるもたいまさこ。そして、小林聡美を追ってやってくる加瀬 亮。基本的に登場人物はその5人。
なぜか、主人公の小林聡美はどこか煮え切らない嫌な人物。今,冷静にこの作品を考えると,設定や物語の進行に変なところがいっぱいあるような気がする。まあ,さまざまな文化テクストを研究している私ですから,なにもこうした作品に論理的な一貫性や因果関係の矛盾のなさを求めているわけではない。「どうして?」という問いは基本的にあまり意味がないと思っている。しかし,この作品はうまく説明できないが,やはり脚本がすぐれているとは思えない。例えば,たまたま先日井の頭線に乗ったときに乗り合わせた隣の男性2人のうちの一人が話していたことでもあるが,はじめの頃のかもめ食堂,そして本作の民宿。そんなに少ない客で経営は成り立つのであろうか?かもめ食堂は最終的には繁盛するが,『めがね』の宿は月に1人か2人のお客じゃどう考えても収益は生まれない。金持ちの道楽がやっているのだろうか。この監督の作品,『バーバー吉野』と『恋は五・七・五!』と比べて,なにやら人間の闇の部分を排除することで成立するような清潔空間,そんな雰囲気が漂う作品であり,それがゆえに独特の世界を有し,万人受けしたように思う。
本作では,けっきょく登場人物の素性はほとんど詳細には語られない。『かもめ食堂』では生きることに前向きだった小林聡美。しかし,『めがね』ではいつまでたっても郷に従おうとしない,なにやら頑なな人物。まあ,最後にはなんとなくどこか変わるのですが,前作ほど分かりやすいものではない。そんな人物なのに,なにやら生来の「ここにいる才能」ってのに恵まれてここに集まってくる眼鏡をかけた登場人物たち。なにやら「選ばれし者」てなところがありますね。つーことで,あえて否定的に書いてみました。

そして,大学へ。この日もまったく反応のない,そして人数が少なくなってしまった学生相手に講義をするのは辛い。

渋谷duo music exchange 乙女塾
ちょっときりが悪かったので,5分ほど講義を早く終えて渋谷に急ぐ。思ってたよりも早くつくことができ,この日は開場から開演まで1時間あったせいか,まだお客の入りはそんなに多くなく,前方から2列目,ステージ向かって右側が空いていたので座る。あ,その前に今回初めてここduo music exchangeのネット予約を利用した。このサービスが始まったのも最近だし,私の行くような公演はプレイガイドのみの扱いが多かったが,なんと発売日から数日たって予約したのに,整理番号11番。こりゃいいかもしれない。もちろん,人気公演は今でもプレイガイドのみのようだが。
さて,今回はSHUUBI主催女性シンガー2組イヴェント第3回。前回のゲストは竹仲絵里ちゃんで,行きたいところでしたが私の誕生日に当たっていたので行くことはできませんでした。今回のゲストは山田タマルさん。もちろん,こちらが目当てです。
山田タマル:いきなりですが,この日の彼女のステージは9曲。いやあ,これだけしっかりと聴くのは初めてだったのでもうかなり満足。11月に初のフルアルバムの発売を控えている彼女。なぜか,デビューシングルは前作のミニアルバム『回廊』にも収録されていたのに,今回も再収録。なので,12曲入りといっても,4曲は既に発表された曲。しかし,この日のライヴではそれ以外の曲を4曲もやってくれました。まあ,それも嬉しかったんですが,個人的には『回廊』に収録されていて,映画『ユメ十夜』のエンディング曲になり,レコーディングにはなんとHARCOがピアノで,あらきゆうこさんがドラムスで参加している曲「手」を披露してくれたのがなんといっても嬉しかった。
この日のステージはドラムスとベース,ギターとキーボードも入っての今年唯一の豪華なバンド編成。キーボードの佐藤真吾さんは矢野真紀さんのこれだけガッツリやっても声量が負けていないので,かなり力強いステージになりました。もちろん現在進行形のタマルさんも好きなのですが,一度,インディーズ時代の曲をしっとりと弾き語りで聴きたいという希望もあるんです。
SHUUBI:さて,この日の主催者SHUUBIのステージ。SHUUBIのライヴはそれほど回数を見たわけではないんだけど,けっこう印象はいい。でも,この日はなぜ私にはかイマイチだった。谷口 崇氏をゲストに迎えて彼の曲をSHUUBIが歌うってパフォーマンスはよかったと思うんだけど,なんとなく歌声が息苦しく聴こえたのは気のせいだろうか。でも,彼女の曲はなぜかけっこう覚えている。CDは1枚も持っていないのに,ライヴでやる定番曲が決まっているからか。
SHUUBIのステージの初めと最後にタマルさんを招いてのセッションタイム。「サルビアの花」と「ルージュの伝言」ということです(mixi情報)。一応アンコールとしての「ルージュの伝言」では,SHUUBIが不必要なコール&レスポンスを長時間にわたって強要したために,予想外に終焉時間は22時半に。
アンケートを書きながらなんとなく出待ちしていましたが,やはりタマルさんが出てくる雰囲気がなかったので,移動。そう,この日はまだ帰宅しないんです。

渋谷アダン・オハナ・ギャラリー dois mapas
この日はdois mapasがそれなりに近い渋谷のレストランで生音&投げ銭ライヴをやっているというので,顔を出すことにした。ここで食事をするために,「乙女塾」特製メニューは我慢したのだ。それにしても,こんなに遅くなるとは思っていなかったので,演奏は終わっていることを覚悟して向かいます。このお店は縦長で2階建て。しかも,通りに面してガラス張りなので店内の様子がよく見えます。どうやら2階で演奏中。2階に上がり,赤ワインと沖縄そばの焼そばを注文してしばし演奏を楽しみます。この日はdois mapasの2人にクラリネットの黒川紗恵子さんが加わっての演奏。黒川さんはNUUさんのレコーディングにも参加していますが,NUUさんのサポートギタリスト笹子重治さんと仲が良いようで,笹子さんともう一人ヴァイオリンの江藤有希さんと3人でko-ko-yaというユニットを組んでいる。dosi mapasとの2人とは以前韓国ツアーにも同行していたということで,息もピッタリ。東京藝術大学出身ということで,とてもキレイな音を響かせています。
2階での演奏で終了と思いきや,23時をすぎているのに,最後に1階でも演奏するということ。時間も遅いので途中で帰ろうとも思ったが,なにせ3人が演奏しているのがお店の出入口なので,それは無理。焼そばを食べながら聴いていたものの,「旅する人」を演奏しはじめて,思わず階段にしゃがみこんでしっかり聴くことにします。この曲のCDヴァージョンではヤマカミヒトミさんのサックスが非常に効果的に使われていて,私の誕生日企画ライヴでは特別にhitmeさんも参加して演奏してもらったほど。そのサックスパートをクラリネットで演奏していたのだが,これがまた違った味わいで素的。
結局,全ての演奏が終了したのは23時半近く。ときわさんと少しお話しましたが,やはりかなりお疲れの様子。20時過ぎから1回目の演奏が始まって,おそらく1階と2階をそれぞれ2セットというところでしょうか。投げ銭ということでお客さんは自由に歓談しているなかで生声ですから,相当声を張り上げているはず。やはりさすがです。
そして,ときわさんが黒川さんにも私を紹介してくれて,ほんの少しですが会話をしました。以前,このお店でmatsumonicaさんとdois mapasの3人で黒川さんの話題があがったとき,飲兵衛でパワフルということを聞いていたので,なんとなくイメージとあわない。非常に知的で清楚な雰囲気です。私の聞き違いだったのだろうか。まあ,ともかくko-ko-yaのライヴが11月2日にプラッサオンゼであるということなので聴きに行くことにしよう。なお,ko-ko-yaは現在合宿レコーディングだとのこと。
さて,すっかり遅くなってしまった帰り道。以前に,このお店の場所は小田急線の代々木八幡にも近いということで,下北沢経由,ないしは新宿に一度出て帰ろうと思い,歩く。するとけっこう遠いですよ。終電の時間が気になりつつ急ぎます。ここで一つ失敗をしてしまい,代々木八幡の手前で千代田線の代々木公園駅の改札に入ってしまう。あー一回乗り換え増えちゃったよ。という感じで,さらに終電が不安になりますが,幸い乗り継ぎも良く,終電前に帰宅することができました。あー,良かった。

|

« 休日,ライヴ・映画・ライヴ | トップページ | All thet is solid melts into air »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/218863/16680465

この記事へのトラックバック一覧です: 長い一日(木曜日):

« 休日,ライヴ・映画・ライヴ | トップページ | All thet is solid melts into air »