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わが家に植物がやってきた

11月17日(土)

新宿テアトル新宿 『転々
三木 聡監督最新作。今回はきちんと原作があるようで,主演は『時効警察』でコンビを組んでいるオダギリジョー。なお,一瞬警官役で麻生久美子さんも出ています。もう一人の主演が三浦友和。前にも書いたように,最近『松ヶ根乱射事件』などで,怪しげなおっさん役が妙にはまっている友和さん。今回もエクステンションをつけた怪しげな元ヤクザ役で主演です。
まあ,CMや予告編で観た人もいるかもしれませんが,ともかくあまり親しくないこの2人がひたすら東京を散歩するという,それだけの物語。三浦演じるヤクザに80万円の借金を催促されているのが大学8年生のオダギリ。それが突然,このヤクザに「俺の散歩に付き合えば100万円やる」といわれ,どっちにしろ80万円など作れないオダギリは選択の余地なく,付き合うことになる。取り立て屋自らから100万円もらえるって事は80万円をチャラにした上でってことだ。
まあ,ともかくいつもの三木作品どおりに,ふせりえと若松 了も出てくるし,前作の『図鑑に載ってない虫』ほど意味不明の笑いではないし,素直に笑えるいわば大衆化したギャグで疲れなくて良い。特に,岸部一徳は最高だ。予告編ではよくその位置づけが分からなかった,小泉今日子とその姪っ子が出てくるシーンがとても良い。その姪っ子を演じるのが吉高由里子。密かに注目している若手女優だ。といっても,一度観ただけで,その作品は園 子温の『紀子の食卓』。紀子の妹役だった。『紀子の食卓』における家族観と,本作における家族観の対照性がたまらなく素晴らしい。キャスティングでそこまで考えられていたかどうか分からないが,今回はそんな落とし処のある作品になっています。そして,今知ったニュース。この吉高由里子が蜷川幸雄がメガフォンを取る『蛇にピアス』の主演に抜擢されたとのこと。納得です。
是非劇場で。

新宿三丁目から都営新宿線で小川町,淡路町で丸の内線に乗り換えて茗荷谷まで。
この日はアスカフェで苔玉教室があるというので行くことにした。土と触れ合うのもなかなかない機会だし,大勢の人と一緒に何かをするという作業も新鮮だ。そしてなによりわが家に植物を持ち帰ることができる。苔玉というのはあまり生長しない植物を鉢から出し,まとまりのある粘土質の土で根を丸く包みます。その外側を苔のシートで巻き,最後にそれを固定するために糸でグルグルとするのだ。
八ヶ岳からやってきたという先生が選んできたのは,非常に強くて成長しない植物。私が選んだのは,オタフクナンテン,岩南天,紅シタンという3種類です。久し振りの土いじりはとても楽しい。アスカフェのスタッフを含めて12人の受講生でしたが,こういう場では特に会話がなくても,なんとなく一体感があって楽しい。むしろ,無理に会話する必要もないのだ。気が向けば特に名乗ることもなく一言二言。うん,いい場ですね。
ひとしきり作業が終わった後はアスカフェのお茶でくつろぎます。2時間用意されていた時間はあっという間に過ぎて,少し長居してしまい,考えていた予定は翌日に繰り越しまいた。
ゆっくりした気持ちで,その2玉になった苔玉を持ったまま下北沢へ。やはりこの日もマジックスパイスは多少並んでいて,私は時間がなかったので,mona records近くのスパゲティ屋へ。イタリア料理のパスタではなく,まさにスパゲティという感じの素朴な味がよかったです。また一人で行ってみよう。人に勧めるほどではないけど「パンコントマテ」というお店です。

下北沢mona records 打楽器レッスン
出演者的にはけっこう混み合うと思い、開場時間に到着。しかし、一番乗り。まあ、チケットも1番を持っていたので、整理番号順ではなかったが1番に入場。いつもの座敷の1人ソファ席をゲット。開演前にほぼ満席になります。
ほぼPLATON:PLATONのライヴは何度か見ている。かなり高音のヴォーカルで、楽曲も演奏もそんなに悪くないと思うんだけど、メンバーのステージ上での態度が好きになれないバンド。この日はその嫌な部分を拡張した、バンドメンバー3人中2人によるステージ。ともかく、このトーキョータイガースって男は自分ひとりで楽しんでいる感じ。なにやらボタンを押したりつまみを回したりする機械でいろんな音を出しながら、ヴォーカルの東マサナオがギター弾き語りをするというあやしげなスタイル。多分、この2人、根は真面目なんだろうけどね。照れ隠しのバカ騒ぎってところでしょうか。
フルカワモモコ:またまた立ち見も出る大盛況でのmonaライヴ。フルカワモモコバンドもフルメンバーでのぞみます。というか、いつもフルメンバーなのであまり頻繁にライヴができないということか。相変わらず節目がちで聞こえにくいMCですが、ライヴパフォーマンスはほぼ完璧。さすがです。でも、個人的には編成やライヴの出来にもヴァリエーションがあった方が楽しかったりする。
山田稔明:GOMES THE HITMANの主要人物だが、ソロライヴを観るのは3回目。バンドは1度しかない。ベースの須藤さんとかドラムスの高橋結子さんとか、キーボードの堀越さんなどをサポートで見ているので、身近なバンドのように思っているが、実はそうでもない。この日は一人弾き語り。山田氏は最近kickingbirdsというソロプロジェクトも始めたらしい。ということで、一人のライヴではGOMESも含め、いろんな楽曲好き勝手にできるので楽しいらしい。まだCDになっていない曲や、GOMESで10年近く前に出した曲など、なかなか力の入る素晴らしいステージ。アンコールもあったし、終演後も「サイン強化月間」といって、物販でお客さんを迎える彼の姿はとても好感が持てます。この辺は仲良しの女性シンガー、辻 香織ちゃんなどの姿勢から学んでいるのでしょうか。なかなか男性シンガーでできることではありません。でも、残念ながらそれほど物販は売れていなかったので、CDは買わないけど声を掛けることにする。うん、いい人です。
モモコさんともお話をし、アスカフェでいただいたジャガイモをおすそ分けして帰路につきます。

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