12月1日(土)
この日もすごいスケジュールでした。すっかり寝坊してしまって、朝食抜きで講義だったのですが、講義を終えて急いで銀座へ。
銀座テアトルシネマ 『僕のピアノコンチェルト』
予告編上映中になんとか滑り込む。すでに予告編開始から10分は経過していたのに、さらに10分近くやってましたよ。長すぎる予告編、やめて欲しいなあ。
さて、こちらはスイス映画。何作品かで観たことのあるドイツの俳優も出演していましたが、スイスに実在するピアノの天才少年を起用した映画。ピアノだけでなく、数学的にもずば抜けた頭脳を持っている少年の苦悩の半生を描きます(ストーリーはフィクションです)。といっても、終始穏やかで楽しい作品。特に、少年がまだ幼い頃にベビーシッターで雇われる近所の中学生くらいの女の子とのシーンが面白く、しかも少年も女の子も成長してからまた出会うのですが、その成長した女性のキュートなこと。しかも、少女時代の面影を思わせるキャスティングは素晴らしいです。そして、成長した12歳の少年を演じるのは本当のピアノの天才少年。この演奏シーンがたまりませんね。といっても、幼い頃の少年を演じる子どもも素晴らしい演奏です。音自体彼の演奏かどうかは分かりませんが素晴らしい指裁き。この手の映画は、演奏シーンで興ざめすることもありますが、その心配は全くなし。しかも、少年を演じる2人もとても可愛いし。ほのぼのして、好きです、こういう映画。
銀座Apple store 坂本美雨
さて、少し時間があったがとりあえず、Apple storeをのぞいて、入場に余裕がありそうだったら近くで軽く食事をしてからと思ったが、店から出て角を曲がると列ができていました。それに並んで開場まで待ち、入場。4列目ほどの席を確保できましたが、開演までに席は埋まらず、先に食事しておけばよかったかな、と思う。
坂本美雨さんは12月12日にニューアルバム『朧の彼方、灯りの気配』をリリースするということで、そのプロモーション。ここApple storeや丸ビル、タワーレコードなどでフリーライヴ目白押し。今回はROVOの益子 樹さんが音作りに大きく関わったということで、この日のライヴにも参加しています。そして、チェロの徳澤青弦さんがサポート。以前、一度だけ観た美雨さんのライヴは青弦さんとのデュオでとてもよかったので、嬉しい。
最近は恵比寿THE HOPのCMで山田タマルちゃんと一緒にやっていて、最近はプライヴェートでもタマルちゃんと仲良しらしく、不思議と身近に感じていましたが、登場した美雨さんはとても穏やかで親しみのある女性。その以前私が観たライヴの時はかなり孤高たる雰囲気を持っていましたが、本来は穏やかな女性なんですよね。でも、唄いだすとやはり違いますね。「never ending story」のカヴァーなどを披露したり、昔の曲も演奏したりしましたが、今回のミニアルバムからの曲はどれも素的で、そろそろ真面目に坂本美雨を聴き始めようかなと思ったり。今度のおおはた雄一さんのライヴのゲストは彼女だし。
渋谷ユーロスペース 『花蓮の夏』
この日は映画の日だったので、観る作品を選びながら結局渋谷に移動して、この台湾映画を観る。
最近、中国や香港、韓国の映画で男性の同性愛を取り上げる映画は非常に多いと思う。これもそんな1本。以前『スリーサム』というアメリカ映画があったが、ほとんど同じ設定。幼馴染の男性2人。一人は頭脳派で一人は肉体派。そこに一人の女性が現れる。女性は頭脳派を好きになるが、肉体派が彼女のことを好きになる。そんなよくある三角関係化と思いきや、頭脳派は肉体派を単なる友人としてではなく、恋愛対象として好きになるという展開。『スリーサム』では結局そういう状況ではどの恋も成熟しないのも面倒なので、三つ巴で解決、というストーリーだったが、本作はそうではない。それぞれの悩みを抱えながらの、淡々と進む展開。台湾の農村風景、海岸、のんびりとした列車。そんな台湾独特の風景が素的な作品です。
土曜日とはいえ、20時開場、20時半開演というかなり遅いライヴ。20時少し前に到着するとまだお客さんは他に1人しかいなくて(4階のお店だったのでひょっとしたら既に階段に並んでいたかもしれませんが)、開場時間も10分遅れというお知らせが書いてあったので、近くのハンバーガー屋で軽く食事。といっても、このバーガー屋は大きいので、ビールにフィッシュ&チップスでパブ気分で一杯。
渋谷gallery conceal flex life
時間ちょうどに到着すると、階段に列ができていました。それでもやはり待たされる。どうなんでしょうね、こういうの。本当にどうにかならないものかなと思う。映画だって演劇だって、クラシックのコンサートだって(いったことないけど)、平気で10分も遅れるなんてことはありえないのに、私が行くような音楽のライヴはけっこう平気で30分ほど遅らせる。プロだからこそ素人には分からないような微妙な音にこだわるのはよく分かるけど(正直なところはよく分からない。何か調整しているけど何が変わったの?って感じ)、プロなんだから始まる時間までは何とかしろよ!と思う。これだけはこれだけライヴに通い詰めても慣れない。時は金なりというけど、100人のお客を10分待たせるとすると、総計何時間になると思う?1人時給の単価をかけるといくらの損失になると思うんですか?
さて、ようやく開場。私は15人目ほどの入場だったのですが、1人だったのがよかったようで、数少ない椅子をゲットしました。やっぱり少し食べておいてよかった。名前の通りここはギャラリーでバーカウンターもありますが、食べ物はスイーツだけ。しかも、椅子はあるものの、とても食事ができるスペースはない。椅子の前に絨毯が敷いてあり、そこに座る人も。ステージは一段高くなっていて、その上にさらに椅子を置いて、座っての演奏です。はじめは2人のステージ。途中でトランペッターの島さん登場。続いてパーカッションの辻コースケさん。そして最後に飛び入りゲストで藤本一馬さんも登場。2ステージありましたが、はじまったころの里枝さんのテンションが低くて素的。イヴェントライヴとかだと、けっこう無理にテンションを上げて、ステージから客席へと盛り上げようという意気込みがありますが、私はこの日のようなローテンションの里枝さんも好き。やっぱりflex lifeはこういう場でflex life好きな人に囲まれてのライヴが最高だと思う。本当にリラックスしていて、唄っているうちに、客席が盛り上がって、里枝さんもテンションを上げていくというのは理想ですね。私がリクエストした「together」は演奏しませんでしたが、今回は予約申し込みメールにリクエスト曲をかいてもらって、その上位から数曲がセットリストに含まれました。そんな最近のライヴではやっていない名曲や、カヴァー曲なども含むゆる~いライヴ。藤本さんが手にしていたのは電子シタールで、不思議な音を奏でていました。
終演はすでに23時を回っていたので、誰とも挨拶を交わさずに帰路につきました。あ、ただ受付でビラを配っていた島さんの奥さんと目が合ったとき、ニコッと微笑んでくれたのは私の顔を覚えてくれてのことだったのでしょうか。まあ、さすがにこれだけいってれば覚えていても不思議ではないけど。
という感じの、この日も忙しい一日でした。
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