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西へ東へ

12月2日(日)

先日、hitmeさんに会った時に、宣伝されてしまったフリーライヴを聴きに南船橋まで。おとなしく映画を2本観るかで悩んだが、どうにも最近は観たい映画が意外に少なかったので、ららぽーと見学も含めて小旅行のつもりで電車に乗る。それにしても新宿から千葉に行くのに、総武線各駅しかないのだろうか。一応、快速電車もあるはずだが、乗ったことはない。南船橋の駅についてなんとなく思い出す。駅前に話題の家具屋IKEAがあるのだが、あの建物は以前2回入ったことのある室内スキー場だ。駅の反対側に巨大なららぽーとと競馬場があるなんて知らなかったよ。
つーことで、ららぽーとに潜入。しかし、どうやら拡張に伴い改良している部分が多いようです。基本は古い建物なんですね。私の好みとは違ったものが溢れている空間。それが故に、そんなところを訪れる多くの客に囲まれて、とても疎外感を感じる。なので,ららぽーと見学はやめて,ステージ近くの小岩井農場カフェで,ほとんどの人がアイスクリームを食べるなかで,一人ラムバーグロールとコーヒーでランチ。開演時間になったのでコーヒーだけテイクアウトして最前列の席に着きます。

南船橋ららぽーと CAYO
この日はhitmeさんが最近デュオでライヴをしている平岡さん,そして在日ブラジル人のフランシス・シルヴァさんという協力3人によるサポート。といっても,私はCAYOさんを聴くのも見るのも初めて。フランシスさんも初めて。でも,2人については前日にhitmeさんから聞いていた。CAYOさんはモデル出身。確かに,すらっと背が高く,顔も小さい。ほとんど完璧なメイクとヘアで衣装もすごいです。目もキラキラしています。なんだか,それが逆に完璧すぎて近寄りがたい雰囲気。そして,立ち居振る舞いもいい加減にはできないところがちょっとかわいそうな気もする。さて,フランシスさんはホント,スゴイ。hitmeさんによれば浅草のサンバカーニヴァルの発起人の一人でもあり,日本でのブラジル音楽の普及にかなり貢献した人らしい。そして,まさにラティールのジャンベのように,日本人のうまい演奏者とはすこし次元が違うようなパンデイロさばき。もちろん,比較的穏やかなステージだったので,高度なテクニックというのではないんだけど,簡単そうなリズムを刻むだけでもなんだかすごいんです。そんな感じの30分ほどのステージ。
終演後,私はトイレに行ってステージの後ろを回って帰ろうかと思ったらちょうど出演者が出てきたのでhitmeさんに挨拶すると,CAYOさんが関係者だと勘違いしたみたいで「ありがとうございます~」と挨拶されてしまう。南船橋駅への帰り道,hitme & miggyのライヴに頻繁に来ている着物姿の男性とすれ違う。さすがにこんな場所でみかけると私もビックリして思わず笑ってしまいましたが,相変わらず彼は私の気づかないようで2ndステージに向かいました。

下北沢トリウッド 『キオクドロボウ
ライヴ前にどこかで映画と思ったのだが,普通の映画にはちょっと時間が足りないということで,下北沢に移動して短編映画館で観ることにした。ここでは1時間未満の作品もよくやっているが,この作品は80分ほどだったでしょうか,この日にちょうど良い長さのSF作品です。これが自主制作映画の割にはけっこう面白い。脚本もしっかりしているし,特殊映像もなかなか良い。どちらもうまく出来すぎていないし,お粗末でもない。演技もそんな感じで,その中途半端さがたまらなくいい。
ストーリーを細かく説明するのは面倒だが,とある会社が人間の記憶を電子データとして保存する技術を開発したという設定。そして,公表はされていないが,その記憶を他人の脳に移植する技術も既に開発済みだという。そこでその技術をめぐっていろんな人が関わりあって戦闘シーンなどもあり,自動車が空を飛んだりと笑いどころもけっこう満載。この日の選択は最高でした。
まだ開場前だったけど,ラ・カーニャを覗くとまだまだサポートの人たちが店の外に出てきて開演まで時間をつぶそうかってところだったので,茄子おやじにいってカレーを食べることにする。ラ・カーニャでもフードメニューはそれなりにあるけど,どうなるか分からないし。

下北沢ラ・カーニャ
カレーを食べている間に開演時間は過ぎてしまった。中に入るとTOPSさんとサカウエ君が微妙に近い位置に離れて座っていた。最近仲良し3人組なので,思わずTOPSさんの隣,まさにチェロの目の前に座ることに。まずはオープニングアクト。
キムスチョリ:大阪から来たという,どうみても日本人の男性ですが,本名といっていたので,在日朝鮮人三世くらいというところでしょうか。ラリーパパ・アンド・カーネギママという解散したバンドをやっていたようです。なんとなく,名前は聞いたことがあるような。一人ピアノ弾き語りでしたが,どこか懐かしいけっこうきれいな歌声でした。でも,思ったよりも曲数多し。
安宅浩司:終演後、おーやまみきさんに「今日はナルセさんがいるとは思わなかった」といわれましたが、変な話、私のお目当てはhitmeさんと歩さん。安宅さんのレコ発は前回440でううじんさんと一緒だったので迷わず行きましたが、その時はレコーディングに参加したhitmeさんと歩さんを欠くステージ。ちょっと残念に思っていたら、その2人を招いてのステージを今度ラ・カーニャでもやるというので、行くことにしたのです。この日もコーラスでううじんさん、クラリネットでアンドウケンジロウも参加しています。まずは安宅さん一人弾き語り。先日の440で彼の歌声をはじめて聴いたのですが、その時はお客さんも多く、イヴェント自体賑やかで楽しかったのですが、やはり彼の歌をしっとり聴くには、彼がよく演奏をしているこのお店の方が相応しいのかもしれません。編成もよりシンプルで、サポートを一人ひとり加えたりはずしたり。もちろん、最後はキムさんも加わっての賑やかな感じで終わりましたが、温かい素的なライヴでした。ところで、先日のハンバートハンバートの前座の時に聴いて気になっていた「こいコーヒー」という曲は「恋」と「濃い」をかけて、さらに「恋」と「コーヒー」とが似ているという歌詞の内容ですが、なんとなく他の安宅さんの歌とは違うなあ、と感じていたら、人の曲だったようです。しかも、作者がはっきりしない、シンガーからシンガーへと語り継がれているというのだから、面白い。
終演後、結局TOPSさんとサカウエ君と呑みながら、ギネス片手の歩さんやhitmeさんとお話したりで、また楽しい夜を過ごしました。

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コメント

新宿から千葉へ行くなら総武快速が使えますが、南船橋だと一般的には御茶ノ水と西船橋で乗り換えの各駅でしょうね。東京駅で京葉線に乗り換えると乗り換えは1回で、始発なので座れるし、乗り換えに10分近く歩くのが苦でなければそちらがお勧め。それはそうと、安宅浩司さんのライブは良かったですね。彼はミュージシャン仲間の信頼は厚いし、名バイブレーヤーとして長く活躍して欲しい。「ラカーニャ」は、かなりちゃんとしたBARである「ボブテイル」とは違うけど、なんとなくライブ後に居残りしやすい店というか、ミュージシャンとコンタクトが取りやすいように思います。強いて言うと、ギネスのサーバーがあるというのが共通項でしょうか。

12月9日はNHKスタジオパークで行なわれた、アン・サリーのフリーライブへ。12時30分からと14時30分からの2回、それぞれ7曲で40分ほど。開演30分前に並んでいたのは約20名、100席ほど椅子が出たので、開演時間に来た人はほぼ座れたようです。個人的に笹子重治さんのギターと最も相性のいい歌手と思っているアン・サリーですが、この日もとても良かった。(笹子さんのブログを見ましたが、演奏したほうにも良かったようです)2回目はセットリストも変えていたし、同じ曲でもちょっぴり変化をつけて演奏したのはさすがプロ。もっとも、これはおそらく笹子さんのサゼッションによるものでしょう。彼女ほどミュージシャンぽくない人は見たことがありません。さて、名曲のカバーもとても良かったのですが、NHKみんなのうた『のびろのびろだいすきな木』は素晴らしい。その後、代々木公園をぶらつき、下北沢へ移動。「440」でハセガワミヤコ歌種48、開場18時予定のところ、30分も外で待たされる。久しぶりに一番前の端の席へ、この日は都ちゃんのピアノが右側にあったので、その前に座りましたが、たまに目が合う。そう言えば彼女は近視を矯正したと聞きました。さて、この日のトピックはいつもの入倉リョウのほか、ギターのオオニシユウスケさんがサポートで大活躍だったこと、うふふゲストはI’s CUBE改めBlue Blue(ブルブル)で、スタイリッシュなユニットですが、不思議とハセガワミヤコの曲と合うように思いました。

投稿: TOPS | 2007年12月11日 (火) 08時36分

>TOPSさん
土日の京葉線はディズニーランド客が多いので、ちょっと避けたいところです。でも、帰りは京葉線で東京まで来ました。座れれば快適ですね。

9日の歌種には広沢タダシさんも遊びに来たそうですね。
I's CUBEはなぜか広沢さんと親しく、私も一度ライヴを聴いたことがあります。新人のはずがもう改名とは...

投稿: ナルセ | 2007年12月11日 (火) 09時05分

歌種には当然のようにチョイチャック鉄平氏が来ていて、「お笑いがダメならプロモーターをやろうと思っている」なんて言ってました。(さもありなん)ミュージシャンではiyiymのviviちゃんが一般席に、我那覇美奈は関係者席にいたり、女性客の半分は関係者やミュージシャンでしょうか。(推定入場者80名中、女性は15名ほど)

I's CUBEは僕も3回ほど観ました。大阪ではそこそこ人気があったけど、あえて東京で勝負しにきたとか。前のユニット名は悪くないと思うし、たまには見たいと思っていたけど、改名するということは現状に満足していないのでしょうね。ヴォーカルの愛さん、大阪らしくキャラは濃い印象ですが、歌は上手なんだけど、あっさりし過ぎているというか、ちょっとお洒落過ぎかも。個人的にはよりファンキーな方向(ハミングキッチンやbe the voice)か、POPSの本流(昔で言うとハイファイセットとか、今ならFonogenico)を指向するのかを明確にして、ユニットとして個性を磨いたほうがいいんじゃないかな。これは活動を休止するらしいcanappecoにも言えるんだけど。

投稿: TOPS | 2007年12月11日 (火) 12時38分

キムスチョリさんは以前リクオさんのイベントのゲストで観た記憶があります。在日の人なんでしょうね。先日素晴らしいライブを見ることが出来たアン・サリーさんも、本名は安佐里という在日三世ですが、昔と違って「朝鮮(韓国)人であることを隠さない」人は多いようです。僕の周りにも在日の人は当然いたわけですが、中学生までは全く気にしませんでした。親がパチンコ店や焼肉屋を経営していたりすると、今なら分かりそうなものですが、あるときから意識するようになってしまいました。音楽に国境があるわけでなし、国籍や人種に対する偏見を持たないにこしたことはありません。ところで、「東京・横浜におけるコリアンタウンやチャイナタウンの存在とランドマーク」なんてナルセさんの研究テーマからは遠いのでしょうか。

12月11日、吉祥寺「Mandala-2」でmuseyのワンマン。開演から少し遅れて行くと、スタンディング客がちらほら、空いた席もあったので座れなくはないなぁと思っていたら、背中を叩かれる。canaちゃんでした。「後ろの席ですが、空いていますよ」と、ありがたいお言葉。立って見るのも悪くないと思い遠慮しましたが、当然、気分は悪くありません。そのまま気持ちよくライブを見ることができました。かなり盛り上がった、いいライブで、来年も2月11日にレコ発ワンマンやら、4月11日にはmueソロワンマンなども発表されました。

投稿: TOPS | 2007年12月12日 (水) 10時03分

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