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なぜかスタンディングは集中する

11月25日(日)

渋谷TOEI 『オリヲン座からの招待状
今井雅子脚本作品『ジェニファ 涙石の恋』の監督、三枝健起の最新作。今井さんも自らの日記でこの作品をかなり評価していたので観ることにした。予告編ではめちゃくちゃ期待するほどではなかったが、やはり私の印象の方が正しかったようです。そもそも浅田次郎の原作で暗い物語ってところに限界があるかもしれない。加瀬 亮の真面目な役ってのもね。でも、監督の仕事としてはさすがという感じでしょうか。時代的な風景のCG化の不自然さは避けられないものですが。
エンドクレジットで驚く。「オーボエ:広多智香」とあるではないですか。広多智香さんはtomocaという名前で多方面で活躍している珍しいオーボエ奏者。私は太宰百合さんと橋本 歩さんとのトリオでライヴを観たことがある。2日後に彼女の演奏を聴きに行くことになっているので、その話題をしてみることにしよう。

この日は異様に早い開始時間のイヴェント。16時開場の17時開演。一応時間があったので、渋谷から表参道まで移動する間に「てんや」で牡蠣天丼を急いで食べて行く。16時前に到着するとかなりの人数が開場を待っています。1階にはチケット引き換えの人もいないので、明らかに手売りチケットやプレイガイドが優先。私は9月はじめにメール予約をしたが入場は最後になる。どうせスタンディングだし、開場から開演まで1時間あるし、ということで一度時間をつぶすために表参道の駅に入る。最近、ここは大きく改装され、さまざまなショップが地下に出現した。そのなかに様々な飲食店が入って、客席は共通という空間ができていて、一度ここで過ごしてみたいなあと思ったので、パン屋でクロワッサンを買い、別の店でコーヒーを買って16:40までゆったりとすごす。ここは全店共通の客席だが、ちゃんと使用済の食器を片付けてくれるので、机の上もきれいにしてくれて、なかなか良い。女性一人客の姿も目立ちます。

表参道FAB 女音茶碗8
ということで、開演15分前ほどに入場すると、予約者リストに私の名前はなし。まあ、予約料金で入れてくれましたが、頼みますよ伊藤サチコちゃん。このイヴェントは私が初参加する、伊藤サチコと稲田光穂が共同企画しているもので、8回目。もうあしかけ5年くらい続いているようです。かなり久し振りの8回目ということでゲストも気合が入っています。
拝郷メイコ:意外に久し振りのメイコちゃん。はじめは一人弾き語り。そして後半に内田さんのギターがサポートで入りましたが、やはり私はこのシンプルな編成が好き。衣装も素的です。特に、この日の「世界」は格別でしたね。
さて、毎回セットチェンジの時に稲田光穂が場つなぎで登場しますが、ここで彼女は高校時代の恩師の先生を客席で発見してしまい動揺。私の少し前にいるおじさんでした。どうも場違いな人がいるなあと思ったら、そういうことだったんですね。でも、こんな場で前の方で見るくらいですからよっぽどいい先生なんでしょう。
SHUUBI:こちらもシンプルな編成で、キーボードとギター両刀使いの男性を一人サポートにしてのステージ。こちらもナカナカ力強いステージを見せてくれたと思います。やっぱり演奏自体にさほどの違いはないんでしょうけど、こういう仲の良い(SHUUBIの場合、どれだけ仲が良いかは微妙なようですが)ミュージシャンのイヴェントにゲストで呼ばれるっていうシチュエーションはちょっとしたモチベーションの高さがパフォーマンスに色を添えるのでしょうね。客席にもその気持ちは伝わるものです。
伊藤サチコ:こちらは前回440での自主企画イヴェントのときに結成したバンドで再び登場。ベース、ドラムス、キーボード、全て女性です。このバンドメンバー、けっこう好きです。伊藤サチコはこの日、弾き語りの5曲入りCDを発売して、気合入りまくり。今自分が唄いたい歌を気持ちよく唄っていました。
この後、私は途中退出するかもしれないので、後方へと下がったのですが、後方は関係者が多かったようです。そのなかで、サチコさんと親しそうな女性が、初めて彼女の演奏を聴いたという友達に「バンドだと歌声が消えちゃうから本当は弾き語りがいいんだけどね」といっていたが、私はそうは思わなかった。やはり基本は弾き語りだけど、たまにしか組めないバンド編成も良いと思う。
稲田光穂:今回の出演者のなかで唯一はじめまして。時折MCで登場する彼女の姿を見て、かなりお調子者の明るい女性という印象だったが、自分のステージのMCで昨年1年間、声が出なくて辛い活動休止期間があったことを知らされる。歌い手にとって声が出ないことがどれだけ辛いことかは想像しかできないが、そんな状況での、今年最初で最後のバンド編成(彼女が鍵盤でベースとドラムスの男性というトリオ)でのライヴではしゃいでいる彼女の姿はとても素的だった。
最後に皆集合しての1曲。サチコさんが選んできたというさだまさしの「道化師のソネット」という曲名は知らなかったが、サビは非常に馴染みのあるもの。ちょうどベストテンなどで唄っていたころの作品だと思う。いいチョイスしてますねサチコちゃん。このアンコールも含めて20:40ほどで終了したので急いで渋谷へ。11月中に終了してしまうレイトショーをなんとか観たかったのです。
しかし、この作品の前売り券、すでにどこにも売ってませんでした。シネクイントでは日曜日の最終回は1000円ってサービスがあった気がしたが、やはりレイトショーはその対象にならない様子。仕方がなく一般料金1800円で観ることになりましたが、ここには「チケットリターンシステム」ってのがあって、前にこの劇場で上映されたチケットの半券を提示すると1000円になるってのを忘れていた。残念。

渋谷シネクイント 『真・女立喰師列伝
アニメ監督押井 学によるアニメ映画『女立喰師列伝』ってのが昨年ありましたが(私は未見)、それを拡張して他の監督も参加したオムニバスの実写映画としてこの作品が製作された。そのなかの一編に藤田陽子が出演するというので、どうしても観たかったのだ。他にも水野美樹や小倉優子佐伯日菜子なども出演する。これがナカナカ面白い。押井ファンと思われるアニメおたくを含め、日曜日のレイトショーだというのにけっこうなお客の入り。しかも、来場者くじ引きプレゼントまで実施していて、私は押井氏のサイン入りパンフレットを当ててしまった。当日券だと主たる情報も残らないのでけっこう嬉しい。
アンニュイな感じの藤田陽子も良かったけど、小倉優子主演の物語が面白かった。アイドル修行中の少女を演じる小倉だが、原宿のクレープ屋を荒らす役どころ。そこから、話は大袈裟に発展する。そもそもアイドルという存在自体を国家が国民統合の手段として作り上げたのだ、という論理。いいですね、こういう発想。とても面白いです。

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