« ようやく大晦日日記 | トップページ | 2008年初ライヴ »

正月,ドライアイ

元旦から3日まで埼玉の母親の住む家に宿泊していました。なんか変な書き方ですが,「実家」って言葉に非常に抵抗があるんですよね。まあ,ともかくパソコンは持って行ったものの,昨年までのように他人の無線LANを使うことはできなくなっていて,ネットにつながなくてもやることはけっこうあったんだけど,結局テレビを観てしまいましたね。紅白はほとんど観たし。でも綾香のサポートで塩谷 哲さんがピアノ演奏していたのと,寺尾 聡バンドのドラマーが山木秀夫だったのは嬉しかった。三が日の朝はNHK教育のアニメ『メジャー』のまとめて再放送に,昨年に続いてはまってしまったし,観ようとは思っていなかったドラマ『のだめカンタービレ』は2日に帰ってきた兄貴夫婦の車の中で観てしまったために,『メジャー』の放送外時間で観てしまった。他にもドラマ『相棒』を観たり,買ったきり観ていなかったDVD『セブンス・アニバーサリー』(行定 勲監督作品)を観たり。2日に3kmほどのジョギングをしたものの,常に満腹の3泊4日でした。

1月4日(金)

東京に戻ってからも6日まではライヴなし。適当にいろいろ作業する時間も作りたいので,映画は2本まで。久し振りに恵比寿まで行くことにした。

恵比寿ガーデンシネマ 『ここに幸あり
イオセリアーニ監督作品。名前からしてイオセリアーニってイタリア人かと思っていたら,フランス映画です。ちょっと調べてみたら,グルジア出身だそうで。映画の方は、なんだか訳分からんですけどはちゃめちゃで面白いです。主人公はなにやら大臣。とにかく,具体的なことは必要ではなく,政治家ってのがいかに馬鹿らしい職業かだけが揶揄されています。名声と財産を失った夫に妻は愛想をつかせて別の男の下へ。男は前妻のもとへ行くが、門前払い。でも街角で次々と以前の恋人と再会しては呑んだり泊まったり。実家に戻ると、母親がフランスの男優、ミシェル・ピコリだったり。ちょっとタイトルと予告編から想像する内容とは違いましたが、けっこう好きですね。ちょっと万人受けする感じではないかも。

渋谷シアターN 『線路と娼婦とサッカーボール
続いては、久し振りに行ったシアターNでドキュメンタリー映画。グァテマラの貧民地区の娼婦たちが社会的人権を訴えるために、サッカーチームを作って活動した記録である。フィクションとして娼婦が出てくる映画って少なくはないんだけど、実在する人物が実名で、しかもこれだけ多数出てくるということはかなり衝撃的だ。しかも、それが、私がそうしたフィクションを通じて知っている事実とさほど変わりがないってことにもショックを受ける。子どもは母親の職業を当たり前のように受け入れ、いじめなどに強く立ち向かっている。一方で、夫は本当は嫌なんだけど、失業から抜け出せない限りはしょうがない、という厳しい社会的状況。サッカーの試合をしただけでエイズが感染するだの、メチャクチャな理由をつけて彼女たちを排除しようとする人々。結局、サッカーチーム結成当初はいろいろ支援やバッシングなど、メディアも巻き込んであったようですが、それもこの映画の結末では数年で沈静化してしまうという、やはり予想できる結末に。結局、状況は変わらないんですね。

1月5日(土)

12月22日に公開された作品で観たいのがけっこうあったような気がするけど、意外に大分観てしまったようなので、休みのうちにレイトショーのみ公開作品を観ることにした。で、レイトショーだけってのもなんだから、その前に1本と思ったんだけど、それでも18時までは部屋にいることになるので、その前にもう1本ということで、欲張って渋谷で17時から3本立て。昼食は抜いて、映画の前にガッツリと夕食を食べることにしてのぞみます。

渋谷シネクイント 『チャプター27
1980年12月8日、ジョン・レノンが殺害された。その犯人の犯行前3日間を追う作品。犯人はビートルズファンでハワイからニューヨークにやってきた。ジョンの住むマンションで出待ちをする。この犯人はまだ存命だということで、分かっていることは多いのだろう。どこまでが事実でどこからが脚色か分からないが、私にはこの作品の魅力は理解できなかった。犯人が精神的におかしく、挙動も不審に描かれているし、かといってその他のことはあまり描かれていない。一つだけ理解できたことは、ジョンが「imagine」で「想像してごらん、財産のない世界を」と唄っているにもかかわらず、巨額の財産を保有しているということに犯人がちょっとした矛盾と怒りを感じていたということ。

渋谷Q-AXシネマ 『アディクトの優劣感
続いて観たのも積極的には観ようと思っていなかった作品。予告編は何度も観ているんだけど、いわゆる渋谷のアンダーグラウンドカルチャーを描いたものだと想像していたが、場所と時間的にちょうどよかったので、観ることにした。ちなみに、ここQ-AXシネマはさまざまな日本のB級映画をよくやっていて、最近観る機会が多いので、初めて映画館の会員カードを購入した。年会費300円で、入会時に300ポイントもらえるので、ただのようなものだ。ここは前売り券での鑑賞でもポイントが加算されるし、併設されたカフェでいつでもコーヒー一杯無料で飲めるということなので、300円なんて安いものだ。さて、この作品は「セックスもドラッグももうどうでもいいように思うようになった」というような台詞を吐く青年が主人公。基本的に彼の視点で映像が組み立てられているので、主人公自身が映ることが少ないのだが、実は『フローズンライフ』『Wiz/Out』とQ-AX系作品の主演が続いている沢村純平。すっかり無気力になっていた時に友人の彼女にはまってしまう(というより振り回される)。その友人が逮捕中に急接近し、刺激のある毎日を過ごすが、執行猶予で戻ってきてからはその女性と会わなくなり、そののちに自殺を決意する、というそんな内容。面白いのはまず映像。普通の動画ではないのだ。静止画像をつなぎ合わせて1時間半。そして、脚本。この2人の会話がけっこう哲学的で面白い。まあ、ともかく決まりごともなく自由な感じでB級映画の良さが最大限に活かされている作品だと思う。

渋谷ユーロスペース 『かぞくのひけつ
これ,ともかく面白いです。大阪の十三って街が舞台なんだけど,たまに大阪生粋の映画で面白いのがくるんだよね。2002年にも『ごめん』って映画があって,それに似てるなあ,と思ったら主演の久野雅弘君はその時に主演していた男の子でした。すっかり大きくなりましたねえ。といっても、もう19歳か。お相手役は谷村美月。こちらは現在17歳。またまた家族ものですね。細かいストーリーを書いてもなんだかバカバカしい感じがするのでやめておきますが、お父さんの不倫相手を演じる「ちすん」って女の子がナカナカ魅力的。まあ、ともかくレイトショーの映画館で笑いがおきるってくらいですから、かなり面白いです。ちすんは吉本興業所属だったり、お父さんを含め、けっこう大阪の芸人さんも出演しているようです。

|

« ようやく大晦日日記 | トップページ | 2008年初ライヴ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

NHK紅白は僕も半分近くは観ていたでしょうか。綾香って、そんなに魅力的とは思わない(というか、ちゃんと聞いたことがない)けど、塩谷哲さんがサポートしているのは知っていました。バンドの別の方と噂になっているようですが…。

紅白話だと、笹子重治さんは「サポートの依頼があっても断る」と言っていますね。僕らがちょくちょくライブでみかけるサポートでは、一青 窈をサポートしている朝倉真司さんや、小関純忠さん(矢井田瞳)、それに何といっても橋本歩さん(河村隆一、上妻宏光、クリスタルケイなど)が可能性ありと見ています。

1月6日、恵比寿「天窓Switch」。大木彩乃に小野寺あやのという
Wアヤノに、オープニングアクトが木下直子で、三人のピアノ弾き語りを堪能しました。特にCDをリリースした大木彩乃さんが好調でした。前日「赤坂グラフティ」で見た50絡みの男性など大木彩乃さんのライブでいつも見る顔が揃っていましたが、耳の肥えた彼らにも惹かれるものがあるのでしょう。終演後、彩乃さんと資生堂のCMソングの話をしました。前にメールを送った内容を覚えてくれていて、そのCMのディレクター、中島信也さんの絵コンテを持っていたら、驚いていました。2月2日のレコ発ワンマンにはラスプーチンのような中島監督の姿が見られるでしょうか。

7日は外苑前「Z・imagine」で矢舟テツローさんの企画によるジャムセッション。客席がさびしく、盛り上がりには欠けましたが、19時から22時まで、ゆる~りとベースやドラムが交代しながらの2ステージを堪能しました。バラードを聴きたかったので「Misty」をリクエスト、皆さんさっとやってくれましたね。さすがです。かなり酔っ払い、上機嫌で帰宅。

投稿: TOPS | 2008年1月10日 (木) 08時57分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/218863/17633209

この記事へのトラックバック一覧です: 正月,ドライアイ:

« ようやく大晦日日記 | トップページ | 2008年初ライヴ »