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調布でライヴ

1月14日(月,祝)

レポートの採点は残っているものの、もう講義は終わってしまった。1月は休日も多いので、なんとなく部屋でゆとりがある時間を過ごしている。私は年末に大掃除をしない性質ですが、年明けていろんなことを少し片付けたりしています。わが家には講義関係や研究関係、確定申告の書類など、紙が多い。それらの多くは時間が経つといらなくなったり、保存しておいたものでも結局は何年も見ることがなかったりということもあるので、それらを随分処分したりした。書棚も少しすっきりしてなんだかいい気分。この日も午後に入ってから出かけます。

新宿タワーレコード 大山百合香
何かとかかわりがあって、これまで6,7回のフリーライヴを見ている大山百合香。今回のミニアルバム『6 tear drops』は6曲入りで手軽だし、1曲ロッキンタイムのカヴァー曲「ありふれた言葉」ではアレンジ、演奏をsmall colorの2人が手がけているということで初めて彼女のCDを買うことにした。ということで、今回も良原リエさんのサポート。正月は地元の沖永良部島に帰省したということで、かなりいいテンションの百合香ちゃん。歌声もいい感じです。MCも珍しく親しみがあってかなり面白い(というか、ワンマンライヴとか行けばいつもそうなのかもしれません)。終盤にはお客さんの多さに感極まって涙するシーンも。リエさんの他にギターのサポートがありましたが、久し振りに聴くリエさんのアコーディオンもコーラスの歌声も素的。今回も前方の客の頭に阻まれてたまにしか百合香ちゃんの顔を拝めなかったのが残念でしたが、いいステージでした。この日の特典はサイン入りアーティスト写真。本人による手渡しということでしたが、並んだのは私が一番。一応、考えていたことは伝えたんだけど、なんとなくもっとゆっくりしゃべっていてもよかったのかなあ、と後悔。それくらい、百合香ちゃん一人ひとりゆっくりと対応していました。ちょっと待ってもリエさんは現れず。

新宿K's cinema 『風の外側
この日選んだ映画は奥田瑛二監督作品。彼の作品は2本ほど観ていますが、ちょっとイマイチ好きになれない。でも、けっこうロングランしていたので、結局観ることになりました。結論からいうと、今回はナカナカ良い。というのも、主演の2人はほとんど知らない配役だからだ。ヤクザになりきれない佐々木崇雄と、合唱部の女子高生の安藤サクラ。もちろん、本人も女子高生の父親役として出演していますが、ミュージシャンの綾戸智恵や大友康平、『るにん』(未見)に続いて作家の島田雅彦も出演しています。その他も、脇は名優たちによって固められています。やはり夏木マリなどの存在感は素晴らしい。
喧嘩が強いくらいしかとりえのない主人公がある日、オペラ歌手を目指す女子高生に出会い、少しずつ純粋な気持ちを取り戻す、って行きたいところですが、いつまで経っても変わらない主人公。どうなることやらと思ったところで急展開します。舞台は山口県の下関。そう、いつでも何かしらの社会問題を持ち出したがる奥田監督ですが、本作では「在日朝鮮人」。奥田自身の役も夏木マリも在日で、主人公2人はそれぞれの子どもという設定。このあたりは考えさせられますね。日本人が在日朝鮮人を演じること。その意味はどうなのか。あるいは俳優のなかでもそれを公言はしないが在日の人が多くいるのかもしれない。最近、力道山の映画もあったが、スポーツ界などにも在日の有名選手が何人もいるってことも聞いたことがある。映画のストーリーそのものから教わるというよりは、在日の問題をフィクションとしての映画で表現することの意義をもっと考えてみたい。

調布GINZ Thprime
この日の最後はなんと、調布まで戻ってのライヴ。ちょっと早めに着いて、以前からお気に入りの古書店に行って『フロイト著作集6』を購入。別にここで買わなくてもよい本だが、バッグの中身が軽かったことと、やはり調布だとけっこう近いので持ち帰るのに抵抗がない。
さて、このお店は以前宮嶋みぎわさんのトリオが何度か出演していた行きたいと思っていたところだ。先日、松下美千代さんからもこのお店のことを聞いて、けっこういいお店だといっていたので楽しみでしたが、入ってビックリ。行ったことがあるみうさんからも「ステージを見下ろすような感じ」と聞いていたが、本当にステージが小さなプールのように落ち込んだところにあって、お客は上から見下ろします。普通、ステージは客席よりちょっと高くて、見上げることで多くのお客から見えるようにするものだが、この発想は面白い。でも、B.Y.Gやstar pine’s cafeもある意味では近いのかも。予約の時にフードメニューがあるかどうか確認したが、700円以下の軽食メニューがけっこう充実している。カレーにスパゲティ、パスタなど。私はジャンバラヤを注文。赤ワインとともに、レポート採点しながら開演を待ちます。
Thprimとはパーカッショニストの仙道さおりさんが所属する3人のインストゥルメンタルバンド。やっぱりさおりさんは年長の男性にもてるんですね。さおりさんはvoyageという3人ユニットも組んでいて,それはカシオペアのギタリスト野呂一生とSquareのキーボーディスト和泉宏隆との3人だ。そして,Thprimは40歳台と思われるピアニスト篠田元一と,50歳台と思われるベーシスト水野正敏の3人。音の雰囲気はやっぱりvoyageと似ていて,水野さんが「フュージョン」という言葉を使ったら,篠田さんはジャンルは関係ないと否定しましたが,ジャズがなんたるかわかっていない私にとってはやっぱりフュージョンっぽく聴こえます。前半はそんな感じで,ちょっと私の好みとは違った曲調。でも,このユニット(既に2枚のアルバムを出している)にもさおりさんの曲があって,それらはそれこそまったくジャンルは関係ない。1stステージの後半から徐々に楽しくなってきます。そして,演奏もさることながら,この世代の違う3人のやりとりがなんともいえず,面白い。本当に楽屋トークのように,とりとめのない話が続きます。そして,ここでもさおりさんの音楽に対する不思議な姿勢が強調されます。この人は本当に他人の音楽を聴かないようです。もちろん,父親もミュージシャン(?未確認情報)ですから,もともと音楽に囲まれる生活を送ってきたとは思うのですが。唯一,幼い頃に普通の女の子と同じように光GENJIが好きで,プロになってから諸星和己のバックで光GENJIの有名な曲を演奏したときには嬉しかったという話は面白かった。
まあ,ともかく久し振りに聴くさおりさんのパーカッションはすさまじかった。やはりカホンでは彼女にかなう人はいないと思う。まあ,勝ち負けの問題ではないのだけど,先日もとあるドラマーが1曲だけカホンを叩き,それはけっこう良い演奏だったが,ソロも含む1曲の演奏でかなり体力を消耗していたが,さおりさんは相当長いソロでも平気なのだ。まあ,彼女の場合はほぼ毎回このパーカッションセットで,しかも,毎日のように演奏があるのですから。そう,そして久し振りに彼女の姿を見て驚いたのは髪形。まずは色がすっかり黒になっています。長さは全体的にそれほど以前が長かったわけではないのですが,非常に短く感じたのは前髪ができたことでしょうね。ずいぶん印象が違います。
一応この日はレコ発ということでしたが,既に関東近郊で3回目ということでお客さんも10人程度でした。CDを買おうかどうか迷いましたが,3000円という価格に迷い,意外に購入している人が多く,結局躊躇したままやめてしまいました。さおりさんもたまにしかライヴに来ない私の顔を覚えるはずもなく,そのまま帰宅。でも,調布だったら若干帰宅時間が早くて嬉しい。

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コメント

14日の成人の日はナルセさんが行かれたタワレコの大山百合香のほか、Port of Notesなど他にもフリーイベントがあって迷ったのですが、僕はわざわざ府中まで出掛けてキッチンのカフェ・ライブ(ドリンク付1000円)を選択、今年の休日は一日2本の日もけっこう増えそうです。

昨日は前日に続いて渋谷「7th floor」へ。Saigenjiの弾き語りソロライブ。20時スタートなので、終了は遅くなるだろうとは想定していましたが、1stが20時8分頃から1時間、2ndが21時半頃から本編で70分(後半は大リクエスト大会)、それからアンコール、Wアンコールと結局終わったのは23時15分過ぎでした。家で専用に弾いている高級ギターといつものギターと2本持ってきて、新年初ワンマンに気合十分のサイゲンジ氏。いつもあの高いテンションで演奏しているのには感心してしまいます。客席も常連が多いのでしょう、場所が「プラッサオンゼ」ではないかというくらいの好反応、僕も手拍子やらコーラスやらでかなり疲れましたが、座れて前のほうで観られたので良かった。次回もここでやるときは早目に行ったほうが良さそうです。

投稿: TOPS | 2008年1月17日 (木) 12時47分

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