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最近は赤ワインさえあればいい

2月8日(日)

青山プラッサオンゼ chie

chieさんのことは一応知っていた。音あそびが昨年CDを発売した時,タワーレコードでさんざん探した時に,ブラジルコーナー大プッシュだったのが,chieさんの新しいアルバム『ilha de sol』だった。chieさん本人が全裸でうずくまっているジャケット写真がエッチでキュートで,思わず視聴してしまったのだ。その歌声はとても美しかったが,本場のブラジル音楽を聴かない私にとっては,やはりどこかブラジル人になりきれない日本人臭さが感じられる方が聴きやすかったりする。

chieさんはこのどうやら4年ぶりらしいアルバムの発売にともなって初めての全国ツアーに出るようだが,その前哨戦のような形でプラッサオンゼで小編成ライヴをする。そのメンバーには笹子重治さんとヤマカミヒトミさんが入っていたので(もう一人はパーカッションの岡部洋一さん),気になってはいたが,改めて陽子さんからお誘いを受けて行くことにした。陽子さんはブラジル音楽が好きで,ギターも習っていて,木下ときわさんの伴奏をしている小畑和彦さんが大好きだというのに,笹子重治さんは生で見たことないというし。

私のほうが先に着くと,どうやら満席の様子。幸い陽子さんに予約をしてもらっていたので席につけましたが,予約なしできた人はカウンターに。でも,一人だと予約してもカウンターなんだよね。まあ,ともかくいつもは椅子を置かない前方まで椅子が置かれ,かなり年齢幅の広いお客さんが集まっています。ほどなくして陽子さんも到着し,予定より15分遅れほどでライヴもスタート。まずは岡部さんを除く編成で始まりましたが,じつはこの日岡部さんは別のコンサートがあり,終わりしだい駆けつけるとのこと。

いやあ,久し振りに1曲目でガツンとやられました。生のchieさんはジャケットで想像するよりも歳は上のようで,確かに可愛いけど,浮ついた感じではなく(そもそもブラジル音楽のシンガーで浮ついた人はいない),話し声も低音でとても落ち着いている。シンガーが歌っているときの視線は人さまざまだ。絶対に観客と視線が合わないように上方に視線を向けて唄っている人はけっこう多い。また、一十三十一ちゃんのように、お客さんの姿を確認しながら唄う人もいる。また、視線はお客の目線にあるようなんだけど、お客の顔を通り越してその先を見ている人も。chieさんは最後に近いように思うが、その視線はそれほど遠くにはないようです。ちょうど私が座っていた位置は彼女の目線に近かったように思うけど、だからといって私の顔を見ていたわけでもないし、ぼーっとしていたわけでもない。ちゃんとお店の全体を把握しながら唄っている感じ。常に冷静でありながら、一方で勝手に一人で楽しんでいる。挙動不審とまではいかないが、唄いながら突然笑い出したり(といってもかなり控えめに)して、見ていてとても楽しいです。そしてなんといってもその歌のうまさと、ポルトガル語の発音のよさ。最新のアルバムはそれが故にちょっと物足りなく感じるくらいです。でも、ライヴは生ものですから、上述したステージ上での彼女の立ち居振る舞いや、3人のサポートメンバーの演奏の素晴らしさ(なお、岡部さんは2nd始まる直前に到着し、ぶっつけ本番で素晴らしい演奏を聴かせてくれました)、すっかりchieさんに魅せられたステージでした。そして、もちろん私以上に感動していたのが陽子さん。やっぱり原曲を知っている人は楽しんでしょうね。ジャズに詳しいサカウエ君など、時折羨ましくなります。原曲を知っていると、アレンジの違いなど、聴き所はいっぱいありますからね。

そんな感じで、よく朝早い陽子さんはここでお別れして、私はchieさんからCDを購入したり、ヤマカミヒトミさんとお話したり、酔っ払いに絡まれたり、Asa festoonさんのライヴを予約したり、終演後のお店の素的な雰囲気を味わってから帰りました。

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コメント

そういえば、ナルセさんは確かに赤ワインをよく飲まれていますね。以前はビールの印象です。僕が赤ワインを頼むのは「ボブテイル」とか「スターパインズカフェ」、「440」や「7TH FLOOR」ではジントニックやカンパリオレンジなどのカクテル。「Z・imagine」ではウィスキーにします。CPの良いものを選んでいるつもり(我ながらセコイ)。

2月9日は天気予報が悪く、午後から雨か雪ということで日中の外出は控えて、横浜へ。初めての「横浜BLITZ」畠山美由紀さんとASA-CHANG&ブルーハッツ。美由紀さんが自ら共演を切望してレコーディングやライブにこぎつけたという特別な一夜。もともとこのビッグバンドは、ASA-CHANGの活動20周年だかを記念して1日限りのライブのために結成されたもので、小島麻由美やLeyonaがゲストに出たその日はもちろん行って観ましたが、今でも印象に残っています。詳細はとても詳しいmikeさんのレポートhttp://mikbox.blog5.fc2.com/
に譲りますが、オリジナルもスタンダードナンバーなどのカバーも、魅力あふれるものでした。畠山さん以外のパフォーマンスもハマケンや敷島親方など楽しいものでした。

10日は片瀬江ノ島へ行き、「かながわ女性センター」でBophanaとアン・サリー。ベースを欠いて、パーカッションのBICを加えたBophanaはいつも通り。山田里香のMCがぎこちなかったのが印象的でした。アンさんは珍しくダンナ(トランペッター)と、ピアノの二人をサポートにJAZZっぽいアレンジ。バレンタインデーのイベントで、結婚記念日が2月14日というアンさん、ダンナさんと一緒に踊ったり、仲の良いところを見せていました。ごちそうさま。セッションがあって、終演は16時近く、急いで渋谷へ移動、何とか18時に「7th floor」へ。高橋ちか、本格的なワンマンは初めてとのことで、他のライブを休んでこの日のためにかなり準備していた様子。こうした勝負ライブにはなるべく脚を運ぶようにしていますが、満員のお客さんも祝福ムードでいい感じです。慣れないことはやらない方がいいという意見もあるでしょうが、欲張ったバンドのアレンジには聞き応えがありました。彼女の歌をじっくり聞きたいという向きには不満が残ったかも知れません。

11日はまず秩父の長瀞へ。ロウバイが満開の宝登山(雪もたっぷり)へ登り、電車を乗り継いで吉祥寺へ。6回目のチョコパニック、朝日美穂主催の恒例のイベントです。去年は行けなかったので一昨年以来。ヒックスヴィルが出た第2回、flex lifeと斉藤誠の第3回、ノーナリーヴスやショコラ&アキトの出た第4回と毎回印象が異なりますが、今年もtico moonに青山陽一という異色の顔ぶれ。最後に全員でセッションするよりも、各グループに朝日さんが絡むイベントだともっといいと思うのですが、欲張り過ぎでしょうか。「唇に」に青山さんが加わるとかなり違う印象だったので、ますますそう思いました。

投稿: TOPS | 2008年2月12日 (火) 18時09分

>TOPSさん
私もコストパフォーマンス重視ですよ。なので,Z・imagineでは黒ビールで,SACT!でもワインが安いので,ドリンクチケットではちょっと高めの黒ビールを呑んで,2杯目以降をワイン,という感じで。
7th floorも前はワインの量が少なかったように思うんですが,最近グラスが大きくなったので。
でも,やっぱりワインはbobtailですね。

投稿: ナルセ | 2008年2月13日 (水) 00時02分

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