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休肝日

22日(土)

ここ最近、こんな感じで嬉しいことに人と会う機会が多く、そのおかげで、外食・酒飲みも一人のときとは違って過剰気味。この日は誕生日を目の前にしたノラオンナさんのleteでのライヴがありましたが、ゆっくり部屋で過ごすことに。といっても、1日中はいられない性質なので、日比谷までいって映画を1本。

上映時間30分前にシャンテ・シネに到着すると長蛇の列。『ラスト、コーション』の公開初日かあ、と思いながらも「『ヒトラーの贋札』は最前列のみでの案内です」とのアナウンス。ぎりぎり最後から2人目で席が取れました。一番端だったら勘弁だなと思ったが、そうではなかったので予定通り観ていくことに。日比谷シャンテの地下で軽くランチにしましたが、ここの飲食店はかなり宝塚ファンに占拠されている様子。やはりすごい人気ですね。

日比谷シャンテ・シネ 『ヒトラーの贋札

さて、タイトルから分かるとおり、第二次世界大戦中のドイツが舞台。最近も『善き人のためのソナタ』という作品がありましたが、この作品もこれまでの真面目一辺倒の戦争映画とは違って、ユーモアを含むと同時に、敵味方の区別を明確にはしないのが特徴。しかし、本作は登場人物の一人の手記を基にした、事実を中心にしているようです。といっても、ここが問題。一部の鑑賞者はこのことをそのまま素直に受け取ってしまうが、一人の人物が見聞きして分かる現実というのは限界がある。この映画の中でも、著者が関わっていない(登場しない)場面もいっぱいあるし、そもそも映画は彼の視点からではない。本作の脚本ができあがるまでには、著者が自分の体験に友人からの聞き取りや別の資料による補足を行ったか、手記に別の編者か脚本家が資料で補足したか、あるいは完全に推測上の脚色を行ったか、そんなところでしょうか。

まあ、ともかく本作はフィクションだとしてもきちんと人間の本質的なところは描いていると思うので、嘘にはならない。とにかく、素晴らしい作品です。これまでのナチスものは救いようのない結末で終わったりするのがどうかと思いましたが、こちらの結末はちょっと楽観的すぎる感もありますが、未来に希望が持てる感じでよし。是非お勧めします。

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