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映画監督の対談

4月26日(土)

新宿紀伊国屋ホール 河瀬直美トークショー
講義を終えて新宿に急ぐ。先日たまたま行った紀伊国屋書店で知った映画監督、河瀬直美さんのトークショー。この日の予定はまだきちんと決めていなかったので、その場でチケットは買わず、当日行ってみて当日券があれば聴いてみようと思った。初めて来た紀伊国屋ホール。やはりかなりの座席数があるようです。当日券も十分とまではいかないものの、あったので聴くことにした。
今回のトークショーは、昨年カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した『殯の森』のDVDだけでなく、1992年の「につつまれて」以降、彼女が長編映画と並行して撮り続けているドキュメンタリー作品8編を収録したDVDボックスの発売を兼ねたイヴェントだった。当然当日券の席は埋まっていたのだが、けっこう空席が目立つ。と思ったら、いきなり河瀬さんが登場するのではなく、『殯の森』DVDに収録されている50分間のメイキング映像がまず上映された。DVDを購入した人には意味はないが、購入するつもりのない私には嬉しい上映だった。さすが、ドキュメンタリー作家でもありますから、メイキングといえども十分に楽しめるないようでした。特に「殯(もがり)」とワープロでも変換されない言葉の説明があって嬉しい。そもそもは監督がたまたま読んでいた民俗学の本に登場した、今でも日本のいくつかの土地に伝わる土葬の風習のことをそう呼ぶらしい。まあ、ともかく撮影監督の辛さなど、映画本編からは分からないような内容盛りだくさんなので、確かにこのメイキングを観ると、本編もまた違った角度で観られるかもしれない。
さて、その後に河瀬監督が登場します。この日のトークショーのお相手は、ドキュメンタリー映画『選挙』の監督、想田和弘氏だった。この作品はサカウエ君が観て、かなり面白かったといっていたのに、見逃してしまった。これを観ていればもっとこの日のトークが面白かったのに。といっても、同じ世代のタイプの違う、そして異性であるドキュメンタリー作家ということで、その対照性に焦点を当てたこの対談は面白かった。ちなみに、以前雑誌『現代思想』でも対談した2人らしい。まあ、そんなこともあって、話題は『殯の森』ではなく、ドキュメンタリー作品に集中する結果になりました。その対談の内容について詳細を説明するのはやめておきますが、この2人の監督は今後も要チェックですね。この対談を聴きながら、DVDボックスを買う気満々でしたが、15000円もするとのことで断念。是枝監督との対談など、特典映像もいくつか入っていて、1作品2000円以下ということで考えれば高くはないし、こういう商業主義でない監督にこそ売り上げで貢献したいというところですが、さすがに思いとどまってしまいました。

新宿シネマスクエアとうきゅう 『さよなら。いつかわかること
このトークショーが思いのほか長かったので、この日の映画は1本にすることに。この日が公開初日だった、ジョン・キューザック主演作品。最近非常に多い、イラク戦争をストーリーに組み込んだアメリカ映画の1本ですが、ちょっと工夫を凝らして、戦地に行くのは女性の方。残された夫と女の子ども2人を描く作品。その他の出演者がほとんどおらず、この3人の数日間の行動を追ったもので、けっこう低予算でできそうな作品だ。どうせならばもう少し短い時間でいいと思うが、この父親が母親の死をなかなか娘たちにいえないというもどかしさを描くにはこの冗長な映像が必要なのかもしれない。気持ちよく泣きたい気分で観に行ったのに、最後のシーンしか泣き所がなかった。でも、不自然なほど似ていないこの姉妹のキュートさに癒されます。

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