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2008年5月

それにしても電車のトラブル多し

5月24日(土)

講義を終えて、散髪に。国分寺の美容院。先月に続いて2回目のお店でしたが、今回は少し若い男性の美容師でした。横と後ろをそろえるだけでは不満だったのか、油断している間にすかれてしまいました。なんか最近は軽いのが流行っているようで、そうしたがるんですよね。見た目はあまりかわらないけど、思い描いているスタイルにはまた一歩遠のきました。
この日は東京駅で拝郷メイコちゃんのフリーライヴがあるというので、中央線でそのまま東京まで。と思ったらまた御茶ノ水駅でストップ。なにやら神田駅で以上を知らせるサインが出たとか何とか。まあ、時間に余裕があったし昼食もまだだったので、ここで下車してランチ。古書店も何店かまわるが収穫なし。再びJRに乗り込んで東京駅校内のBreakへ。早めについて椅子に座ってレポートの採点でもしようかと思ったら、リハーサル中。すでに人だかりです。

東京駅Break 拝郷メイコ
リハーサルが終わり、座席が解放。なんとか後ろの端っこの席をゲットして、レポート採点。時間通りにメイコちゃん登場して30分弱の一人弾き語りステージ。やっぱり弾き語り良いですね。こんな短い時間なのに思い切り汗をかいた力の入ったステージ。特にこの日はギター間奏ソロの時にチラッと見せた目をギラッとさせたその迫力に驚きました。メイコちゃんの演奏を見ながら,なんとなく前日のタマルさんのステージを思い出したりして。このハングリー精神というか,タマルちゃんに欠けているものをメイコちゃんは持っているなと感じさせられたステージでした。もちろん,ほとんどが通りすがりではなくメイコちゃんを目当てにした客だったのですが,終演後に一人で堂々とCD店に向かう姿も,30歳を迎えた貫禄を感じさせました。客がそんな感じだったので,CDはあまり売れなかったかもしれませんが...

東銀座シネパトス 『Mr.ブルックス
ケヴィン・コスナー主演のサスペンスもの。なんと,ケヴィン・コスナー演じるのはとある成功した事業家が,殺人の衝動を抑えられずに同じ手口の連続殺人を犯してしまう,という設定。その犯人を追う刑事には久し振りのデミー・ムーアが出演しています。この作品,なかなかどうして面白いです。単なる犯人と刑事の関係ではなく,犯人には困った娘がいる。2年ぶりの犯行をとある男に写真に撮られてしまう。刑事はドロドロの離婚裁判の真っ最中。そんないくつもの伏線が最後に終結するという,とても気持ちの良い結末。最近,こういう正攻法ではなかなかいい作品が作れませんが,この作品は上出来です。さすが,ケヴィン・コスナー。ウィリアム・ハートの役どころがにくいですね。

日暮里Bar Porto dois mapas
この日の最後は日暮里。今年初めてのdois mapasライヴです。相変わらず,新美さんは福島県の山小屋での生活で忙しく,もちろんレコーディングを進行中なわけですが,その一方でときわさんは西に東に歌いに行っています。久し振りの東京ライヴということで,bar portoも満席。やはりこのお店はまだアウェイ感がありますね。一人でぽつんと大人しく聴いていました。久し振りのdois mapasは心穏やかになる平穏な時間でした。久し振りにお2人ともお話したいところでしたが,お店があまりに混み合って,私は通路に座っていたので,やむなく先にお店を後にすることにしました。

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期待しすぎも良くない

5月23日(金)

渋谷クラブ・クワトロ 山田タマル
あやうく残業になりそうなところをなんとか逃げてきました。楽しみにしていた山田タマルさんの本格的なワンマンライヴ。先行予約で整理番号20番だったが、開場時間が18時と早めなのだ。でも、さすがにそんな早くこれる人も少ないようで、私は2番目に入場。会場には椅子だけでなく、テーブルも用意されていました。ステージの前面には生花が飾られ、各テーブルにもお花が活けてあります。生花かなあと手にとって見ていたら、中に入っている水をテーブルにこぼしてしまいました。ちなみに,最前列かぶりつきです。クワトロはステージがそれなりに高いので,椅子席の場合,あまり前すぎるとステージが逆に観にくいという難点もありますが,まあ,この日はタマルさんの近くにいることを選択。開演まで1時間ありますが,レポート採点があるときは助かります。逆に,採点すべきレポートがたまっている時にこういうライヴがないと厳しい。
さて,まずは一人で登場したタマルさん。この日はメジャーデビューの時に購入したという真っ白いギター(実は同じのを2本持っています)ではなく,ギブソンの使い古したギターで登場。「30%未満の恋心」を一人弾き語りで始まります。2曲目からはバンドメンバーを率いての賑やかなステージ。キーボードの佐藤真吾さんがバンマスということでしたが,キーボードがもう1人。そして,ドラムス,ベース,ギターという6人編成。まあ,予想していたところではありますが,こんなバンド編成の似合う選曲でしたね。そのなかでもなかなか良かったのが,タマルさんがエレキギターに持ち替えての「秘密の静寂」。新曲3曲「キャンディ・キス」「青写真」,あと1曲は曲名を忘れてしまいましたが,自分でも「なるべく引き出しを多く持って」としゃべっていたように,多彩でナカナカいい感じでした。あ,新曲の曲名を忘れてしまったものはアンコールの2曲目で最後の曲で,バンドメンバーを下げた後に一人で弾き語りをしたものでしたね。本編最後では「祈り」を歌いながらないてしまうタマルさん。演奏がどうのこうのという以上にタマルさんの姿を堪能したライヴでした。
あ,そうそう,この日はゲストでASIA SunRiseの大樹さんが来ました。タマルさんと2人で作ったという曲と,タマルさんが好きだという彼のオリジナル曲の合計2曲。でも,お客への要求の控えめなタマルさんとは対照的にお客を取り込もうという意気込みによって,かなり客席も盛り上がりを増しました。個人的にはそれ以上にステージ上で楽しんでいるタマルさんの姿が良かったな。
2時間ちょっとのステージだったでしょうか。少し客観視して感想を述べるならば,やはりセットリストを工夫して,もう少しインディーズ時代の曲も交えてほしかった。あ,カヴァー曲が何曲か入っていたのはいいですね。バンドメンバーもあれだけいるんだから,全曲全員でやるのではなく,3人くらいでも組み合わせをいくつか考えてやってもいいかな。でも,正直なところではバンドメンバーはちょっと微妙。佐藤真吾さんは矢野真紀さんとも一緒にやっていて好きですが,特に今回ダブルキーボードってのはどうだったのか?そして,もちろんバンドメンバーの方は皆さん,そつなくこなしているのですが,そつがなさすぎるというところでしょうか。もうちょっとタマルちゃんを引き立たせる絶妙なバックバンドが欲しいものだ。それより先に,堂々と一人弾き語りができるほどのギター技術を手にしてほしいと思う。ピアノも弾けるし,一人でもいい感じでできると思うんだけどなあ。なんて,非常に個人的な贅沢な要求でした。

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周りに妊婦多し

5月21日(水)

大宮ムムタージ ヤマカミヒトミ
この日はいくつか他に行きたいライヴもあったけど、大宮まで行くことにしました。ヤマカミヒトミさんとギターの平岡雄一郎さんのデュオライヴ。ムムタージもかなりご無沙汰。でもやっぱり大宮は遠いな。というよりも、新宿から大宮に行くJRがいろいろありすぎて、どれが早く着くのか、どれが乗換が少ないのか、未だにはっきりしないのが面倒くさい。
お店に到着すると、以前と少しライヴの時間が変わっていました。以前は19:30から2ステージだったけど、今度は19時から毎正時で3ステージ。まずはポイントカード会員に送られるハガキで無料のビールとちょっとしたおつまみをもらう。それに加え、1ステージ目ではカレーとナンを。2ステージ目でワインと豆サラダを、3ステージ終った後にチャイをいただきました。それでも、500円券もあったので、2000円いきませんでした(ちなみに1人です)。以前はライヴの日はコース料理だけだったので、このお店は割高って印象があったのですが、多分そんなに高くない。
さて、hitmeさんのライヴですが、やはり料理を楽しむのが優先されるお店ですから、スタンダードナンバーを中心に穏やかな演奏。でも、ここのお店だと、サックスやフルートはマイクレスでも十分に響きますね。平岡さんのギターもとても心地良い。この日は空き時間もレポートの採点で有効に使えたし、やっぱり来て良かったな。終演後はhitmeさんとかなりゆっくりおしゃべり。最近転機を迎えたhitmeさんの心のうちを随分聞いてしまいました(私が訊ねたわけではありません)。今後の動向も要チェックですね。

5月22日(木)
シネカノン有楽町1丁目 『マンデラの名もなき看守
ジョセフ・ファインズ主演のシリアスドラマ。アパルトヘイト時代の南アフリカが舞台。20年以上も監獄にいながら黒人差別の撤廃に命を捧げたネルソン・マンデラ氏の影で、彼の理解者の一人であった看守が主役。こういう形で学ぶ歴史的事実は鵜呑みにしないような注意が必要ですが、それでも全くの無知よりはましだと思う。ジョセフ・ファインズはアカデミー賞作品『恋に落ちたシェイクスピア』の主演で知ったのですが、それ以降はあまりいい役がなかったような気がする。そういう意味では,今回の作品はなかなか適役って気がして楽しみにしていた。さすがに20年を2時間にまとめるってのは無理があるし、アパルトヘイトを分かりやすく単純化しているような気もしないでもないが、やはりなかなか見応えのある作品だった。
講義後、荻窪へ。この日もなにやら御茶ノ水駅で人身事故があったということで、中央線快速電車が不通。まあ、私は各駅停車でいいのだが、皆がこちらに乗るもんだから混雑で大変。

荻窪ルースター 音あそび
なんと、驚くべきことにパーカッショニストの仙道さおりさんが妊娠されたとのこと。7月からは産休に入るということで、その前に聴きにいった。さおりさんといえば、月に20本以上のライヴをこなしている超人気ミュージシャン。自らが所属するユニットも、私がCDを持っているだけで4組。しかも、どれも2人か3人なので、彼女を欠いては成立しない。その他に有名どころからちょっとしたところまで、サポートをしている。要は、月に20本といっても、それがほとんど異なるメンバーで、異なる場所での演奏なのだ。カホンを大得意とする仙道さんだから、そんな過酷な毎日に、若いときから腰痛に悩まされているって話は聞いていた。なので、このニュースは全くさおりさんと親しくない私ですが、とても嬉しかった。1年ほどすっかり休養できるだろうし(といっても、腰痛の妊婦というのも大変だろうが)、出産後も当分は子育てが中心になるだろう。
そして、もう一つの楽しみは初めて行く「荻窪ルースター」というお店。他のジャズ系のお店とは違って、私の知っている出演者は音あそびくらいなので、なかなか来る機会がなかった。でも、お店に入っていきなりその雰囲気に納得。私はさすがにアウェイ感があったが、それでも疎外感はなく、とても暖かい雰囲気がすぐに伝わる。私はレジ隣のカウンター席、しかもガスコンロのすぐ近くでしたが、そんなことも気にならない、隣のお客さんと距離が近くてもなんかいい感じです。ライヴは20時からですが、19:30まではハッピーアワーでドリンクが全て100円引きだとのこと。そして料理も全て500~700円というお手頃。まずはビールと塩焼きそばを注文。レポートの採点をしながら待ちます。登場したさおりさんは妊娠4ヶ月ということで、それほどお腹は目立っていませんが、全体的にふっくらした感じ。表情も柔らかいです。
やっぱり音あそびはライヴが良いですね。さすがにこの日はさおりさんのソロなどは少なかったように思いますが、その分、2人が頑張っていました。私自身は音あそびのライヴはかなり久し振りだったので、CDに収録された曲の解説などもあって、とてもいいステージでした。そして、この日は5月9日に誕生日を迎えたマツモニカさんのちょっとしたお祝いもあったりして。そして、ビックリしたのが、なんとマツモニカさんは46歳とのこと。はじめは冗談かと思いましたが、事実のようです。多少若く見られる私でも驚きです。童顔ってわけでもないのに彼はなぜ歳相応に見えないのか、ちょっと不思議ですね。そして、もう一つ面白かったのはこのお店の店長。ライヴが始まる前に登場してお店のシステムを説明。休憩時間に出てきて手品。それがまた押し付けがましくないギャグも含めてとても場を和ませます。なにやら、このルースターを開店して10年間のことを本にまとめたようで、それも売っていました。「ライヴハウスはミュージシャンを育てるところではない。お客さんと一緒に楽しむところだ」というのがモットーのようです。出演者もデモテープなどで審査するのではなく、自らがライヴを聴きにいって決めるという。

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東方見聞録

マルコ・ポーロ著,愛宕松男訳注 1970. 『東方見聞録1』平凡社,358p.,2940円。

いわずと知れた歴史的作品。私がこの本を初めて意識して見たのは,確か大学生協の書籍コーナーにおいてあった,平凡社ライブラリー版だった。そのころは,そんな本を読んでみようとはまったく思わず,むしろ「あー現代日本語で読めるんだ」って感じだったが,大学で教えるようになって,大学院の頃から本格的に好きになった歴史の話をし始めて,ちょっとマルコ・ポーロの話などもしていた。『東方見聞録』も読まずにだ。
というのも,とある日,入手したPOLA化粧品のポーラ文化研究所が出している雑誌『iS』という雑誌に四方田犬彦氏の「マルコ・ポーロを讃えて」という文章が載っていて,これがひどく面白かったので,原著も読まずにそんな話を講義ではしていた。ところで,この雑誌,すでに2002年に廃刊になっているがなかなか面白い。四方田氏の文章が掲載されているのは「幻想旅行」という特集で,谷川 渥氏などが寄稿していて,他にも古書店で6冊買い求めたこともある雑誌です。ちなみに,他には多木浩二や高山 宏,富山太佳夫などの名前もある。
さて,この四方田氏の文章では,ある一冊の本が取り上げられる。日本語訳も出ているフランシス・ウッド『マルコ・ポーロは本当に中国に行ったのか』(草思社)という1冊。まあ,タイトル通り,もしあの時代にマルコ・ポーロが中国に17年滞在したという事実がなかったとして,あの本が書けたかどうかを検証するのだ。といっても,そもそも1295年までの旅の記録をその3年後から,獄中で後述し,同室の囚人に書き写させたというが,原本が失われたこの書が現代に至るまでどんな道筋を辿ったのかは想像に難くない。つまり,その後の紆余曲折で加筆・修正された可能性は大いにあるというのだ。そもそもヨーロッパではまだ印刷技術が発見されていない時代にあって,私たちが著書とみなすものと同じと考えることにちょっと無理がある。
まあ,ともかくそんな疑いの目を持って本書を読み始めたのだ。ちなみに,私が手にしたのは平凡社ライブラリー版ではなく,同じ平凡社の「東洋文庫」のなかの一冊。まだ下巻は入手していませんが,上巻を先に読みました。同じ「東洋文庫」には同じ時代の英国人ジョン・マンデヴィルによる『東方旅行記』もある。こちらは訳書のなかでも,著者自身が実在の人物であるか疑わしいとされ,その記述は実在しないものばかり書かれていると位置づけられている。
このたびの発端はマルコ氏の父,ニコロ・ポーロとその弟マテオ氏による2人旅である。彼らが先にフビライ・カーンの宮廷に出かけたのだ。そして,一旦帰国し,今度は息子のマルコを連れて再びカーンの元へ。そのあたりのことが序章に書かれているが,本文に入ると,まさに「見聞録」に終始し,この3人のことはほとんど書かれていない。また,それは訳者の解説にも書かれているように,この時代にはまだ旅行記というジャンルも確立していないし,当然小説なんてものもない。そもそも,本書がどの程度読者のことを念頭においていたか分からず,その記述は平板で退屈なものである。おきまりのくだりは「○○の話はこれくらいで切り上げ,次には△△について述べることにしよう」というものだ。確かに,200年後の『コロンブス航海日誌』も似たようなものかもしれない。でも,あれはあれで毎日その場でつけることが,航海において重要な意味を持っていた。
そしてなによりも読んでいて私が思ったのは,この本から中国の雰囲気は何も伝わってこない,ということだ。わたしたちは学校教育でそれなりに中国の歴史を学んでいて古い時代からそれなりの印象を持っているが,それに合致するような記述は極めて少ないのだ。むしろ,中央アジアといった印象を受ける。そもそも,地名は現在の地名ではなく,また写本によってその綴りは異なっているらしく,一応訳者が同定はしているものの,そして,主要都市の分布は現在とは違うだろうが,わたしたちの知っている主要都市はほとんど登場しないのだ。まあ,下巻には黄金の国ジパングも登場するらしいから,期待したい。
古書店で見つかるのを待っているわけにもいかないので,Amazonで下巻とその『マルコ・ポーロは本当に中国に行ったのか』という本を注文してしまいました。

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また一週間前...

5月18日(日)

この日は私がいつも利用している京王線が区間運休。今、京王線では調布駅の地下化工事を行っていますが、おそらくその過程で発見されたと思われる、国領駅付近の不発弾。この撤去作業で、半径500mの範囲が非難区域となり、当然電車も運休です。9:30から15時頃まで、調布~つつじヶ丘区間が運休で、その他の区間は各駅停車の折り返し。幸い、私は分倍河原から南武線に乗り換えて東横線の都立大学駅に行く予定があったので、全く問題なし。都立大学駅前で恋人の友達と待ち合わせて3人でとあるギャラリーへ。ギャラリーといっても、本職はスペイン・イタリアの陶器を扱っているお店。日曜日は休業ということでしたが、2階のギャラリーに上がる途中で、その膨大な数の陶器たちとご対面。すごいです。

都立大学ギャラリー・グラナダ 戸田和雅子
で、この日を最終日として、橋本俊吾さんなる人物のフォト俳句作品展が開催中。わざわざ福岡県からこの1週間の展示のために上京し、俳句はその奥さんの書によります。そして、ここギャラリー・グラナダのオーナーは橋本家の親戚だとのこと。そう、この橋本俊吾さんはチェロ奏者橋本 歩さんのお父さんでした。私も以前渋谷のO-Nestで見かけたことがあるんですよね。確かに、ライヴ風景も撮影していました。その時のものかと思われる阿部美緒さんの写真も展示されていました。俊吾さんの経歴を見ると、高校か何かの校長先生をしていたというのはどこかで聞いていましたが、最近ではチェロのレッスンもしているとのこと。あらーそうだったんですね。仲の良い親子でなによりです。
ということで、初日は歩さんのユニットair plantsが、そして最終日はシンガーソングライターの戸田和雅子さんを呼んでのライヴ。なぜかギターのオオニシユウスケさんも参加していました。前半は戸田さんと歩さんのデュオ。後半はオオニシさんも加わって、けっこう賑やかなステージになりました。歩さんとオオニシさんの演奏はさすが。でも、なんとなく戸田さんとの絡み具合がイマイチだなあなんて思っていたら、その理由が最後に発覚。アンコールで出てきた戸田さんはライヴ告知をしている時に「すみません、今トローチをなめていて。噛んじゃいますね。」と、その後はかなり喉が苦しそうに唄っています。やはりかなり調子が悪かったようです。そんなこともあるんですね。でも、もちろんお客さんは戸田さんのファンの方も数名含めて、ほとんどが橋本さんやグラナダのお客さんだったと思いますが、満員御礼で穏やかに聴いていて、とても和やかな雰囲気でした。
しかも、終演後はちょっとした立食パーティとなり、歩さんがネットで注文したというワインを呑みながら、ギャラリーの奥さんの手料理などをつまみ、大人の社交場って感じで素敵でしたね。先日のエマーソン北村さん、TICAの石井マサユキさん、そして、元 ちとせや原田郁子のサポートにも参加する歩さんなど、皆さんそうですが、数百人のお客さんの前で堂々と演奏する一方で、こうしたお客さんに限りなく近い場所で演奏するミュージシャンの姿勢、とても好きです。

さて、この日はせっかくこちらまで来たということで、3人で自由が丘まで散策。目的は古桑庵というお茶屋さん。古い民家を改装したお店で、あんみつが看板商品。休日などはいつも満席ということで、15分ほど待ってあんみつを食べます。ほうじ茶付きで800円。そのあとも少しブラブラして、お友達とはお別れします。
私たちはそのまま歩いて駒沢公園に行くつもりが私が道を間違えてあらぬ方向へ。途中で居場所を確認し、なんとか都立大学駅に逆戻り。あんみつを食べて、「これじゃ夕飯は食べられないね~」なんていっていたのに、さんざん歩いて腹ペコ。かつて私が都立大学に通っていた時に何度か利用した「八雲食堂」に行ってみる。お店は健在どころか、なんとほぼ20年前になりますが、その時からよぼよぼだったおばあさんがまだ現役で働いていました。その姿に脱帽と、懐かしい感じの定食に大満足。ちょうどその時間にはテレビのニュースで、不発弾処理に伴なう住民非難の様子をやっていました。
恋人はそのあと三軒茶屋に用事があるということで、今度こそということで駒澤大学駅まで歩きます。夜の駒沢公園はジョギングする人がたくさんでした。私は渋谷まで乗って、井の頭線で下北沢に向かいます。

下北沢lete TICA
昨年、友人のミトメさんに誘われて来た以来の2回目、TICAライヴ@lete。1回目の頃はleteで発表されるなり、完売していたが、最近は少し余裕があるみたい。といっても、当日には満席でしたが血眼になってチェックしなくても行けるようになりました。でも、これまでなかなか予定が合わなくて、ようやく2回目。その間にかれらの主要なCDである2枚のアルバムを購入したが、カヴァー曲が多く、結局多くは聴いていないが、やっぱりライヴは特別。武田カオリさんの抜群の発音(英語も日本語も)と安定した音程、そしてもちろんその優しい声。そしてとても自然体の石井マサユキさんのギター。leteは大抵2部制になっていますが、TICAの場合は日曜日でも20:30スタート。実質的な演奏時間は1時間ちょっとです。それに加え、今回は30分くらい話をしていたのでしょうか。この2人のやり取りがなんとも面白いのですよね。このleteでのライヴでしか2人は会わないそうで、久し振りに会った2人の近況話が中心のなんとも楽屋トーク。でも、貴重な情報も聞けます。今回は石井さんがケミストリーの全国ツアーに同行しているということで、その話や、石井さんが音楽を手がけている映画があって、それは以前韓国でも映画化された日本の漫画『カンナさん大成功です』だということ。山田 優主演だそうです。そこには武田カオリさんをヴォーカルに迎えたカヴァー曲もあったんだけど、原曲の使用許可が下りずに没になったことなど。ちなみに、私は一番前に座っていたのですが、カオリさんが歌い終わって突然「今日は私をじっと見つめる目がとても多いです」というと、石井さんが「そりゃ当たり前でしょ。俺たちのライヴなんだから」というと、「そうじゃなくて、その人のバッグが...」と私が足元に置いておいたトートバッグを指差します。そんな話題で一笑い。そんな穏やかなライヴでした。
Photo こんなバッグです。

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吉祥寺で過ごす1日

5月16日(金)

神保町一橋ホール 『僕の彼女はサイボーグ
恋人に試写会のハガキをもらったので,行ってきました。綾瀬はるかは好きだけど,小出恵介が苦手なので,お金を払ってまでも観たいとは思っていなかった作品。監督は『猟奇的な彼女』で知られる韓国のクァク・ジェヨン。まあ,予告編通りの内容ですが,意外に結末はけっこうよくできていたりして。でも,まあともかく無駄なシーンが多くて長い。80分くらいにまとめたらいい感じなのに。といっても,やっぱり綾瀬はるかちゃんは魅力的で,それだけ目的にいけば十分楽しめます。その一方で,やっぱり小出恵介はさっぱりです。まあ,駄目男役なので,そういう意味では適役なんでしょうけど,ちょっとね。

5月17日(土)

久し振りに一人で過ごす土曜日。なので、予定が盛りだくさんです。しかも、講義の後は全て吉祥寺。
講義の後、吉祥寺に移動して献血。意外に空いていて、予定通り午前中から成分献血。土曜日なので『王様のブランチ』を久し振りに観る。はしのえみは相変わらずだけど、司会が谷原章介になっていてビックリ。この吉祥寺の献血ルーム。久し振りに来たら、ドーナツかプリンかいずれか一つになっていて少し残念。
軽く昼食を食べて同じ映画館で映画2本。

吉祥寺東亜興行チェーン 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
トム・ハンクス主演の史実に基づく物語。1980年代の合衆国。チャーリー・ウィルソンというのはトム・ハンクス演じる実在した国会議員。冷戦真っ只中の世界でソ連によるアフガニスタン侵攻を食い止めたのが彼の業績で、それによって冷戦が終焉へと導かれたという。予告編では、この人物のいい加減ぶりが強調されていたが、実際はそうではないようだ。確かに、女とお酒が好きらしいが、度をすぎるほどではないし、それらと同じように世界の情勢に関心があり、正義感の強い人物。少なくとも映画ではそう描かれている。トム・ハンクスはまだまだ若々しくて、とても魅力的だ。それに対して、本作はジュリア・ロバーツの出演でも話題になっているが、どうだろうか。確かに、趣味の悪い田舎のセレブおばさんって役どころかもしれないが、あまり魅力的には写っていない。フィリップ・シーモア・ホフマンもイマイチ演技を発揮できない配役だったような気もする。まあ、チャーリーズエンジェルと呼ばれていた(彼女らはフィクションかもしれないが)チャーリーの秘書たちはとても魅力的だったが。やはり、かなり込み入った政治的状況が背景にあるので、思ったよりも難しいです。

吉祥寺東亜興行チェーン 『ノーカントリー
続いては、アカデミー賞4部門に輝いたコーエン兄弟の最新作。なんとなく『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』と似た雰囲気で、こちらはあまり観る気がしなかったが、時間の関係から前売り券も売り切れていた作品だったので当日料金で観ることになった。ところで、この邦題、あまりよろしくないですね。原題は『no country for old men』というもので、老人たちには居場所のない世界になってしまったという嘆きが込められているように思う。ただの「ノーカントリー」ではなんだか「ならず者」って雰囲気だ。それにしても、アカデミー賞主要部門を獲得するほどの作品だったのだろうか。意外と難しい作品のような気がする。途中までは鑑賞者は追われる身になって、追う者の恐怖でハラハラするが、なんだかあっけない結末に肩透かしを食ってしまう。まあ、一時期なんでもどんでん返しで鑑賞者に刺激を与えるような時期があったが、あの頃の作品よりも筋が通っていて、ある意味で新しい試みだとは思うが、それが絶対的な評価を得るというのはどうなのだろうか。早く『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を観てみたいものだ。

吉祥寺manda-la 2 ノラオンナ
ニューアルバム『陳腐なふたり』発売記念で函館や高知などを回ってきたノラオンナさん。最後は東京で、ここmanda-la 2。おそらく多くのお客さんが予想されますが、やはり彼女はこのお店でやりたかったようですね。私は映画の終了時間が開場時間より遅かったので、少し遅れて到着しましたが、席は十分にありました。さすがに一番前は遠慮して、ちょうど真ん中あたりの席をゲット。特別メニューでキーマカレーがあったので、それを食べながらオープニングアクトのウクレレえいじのパフォーマンスを見る。彼はWAHAHA本舗所属なんですね。微妙な笑いがこの場にとても合っています。
さて、今回のレコ発ライヴなので、レコーディングに参加したミュージシャンたちがほとんどゲストで参加しています。今回のCDは当初は『ばらあどばあさん』というタイトルでレコード会社も決めずにレコーディングされていた。water water camelの4人が住む一軒家の自宅兼スタジオで、毎回1曲ずつ、特定のゲストを呼んで、多くの曲を一対一で録音したという作品。実は、昨年の私の誕生日イヴェントにノラオンナさんが出てくれましたが、このときには仮ミックスまでできていて、誕生日プレゼントとして、そのCDをいただいたのだ。最終的にはオーガマトキというレコード会社に決まり、その方針で、新しくレコーディングした曲と以前の自主制作盤の曲を合わせて1枚になったのです。なので、この仮ミックスCDには日の目をみなかった曲もいくつかある貴重盤となりました。
さて,この日のライヴに参加したミュージシャンは,ピアノ藤原マヒト,エレキギター田辺 玄,アコースティックギター見田 諭,ワタナベエス,ドラムス柿澤龍介,コーラス名嘉真祈子。さすがにおおはた雄一さんはこられませんでした。でも,これだけのメンバーを呼び集めるのはさすがノラオンナさんの人徳。そして,この日のライヴはできるだけCD録音の状態をライヴで再現しようという試みで,ノラオンナさんの意気込みと緊張感があって,とても良いライヴでした。いつもほどお話は長くなかったとは思いますが,ステージ上に話し相手がいるので,トータルの時間は長かったのかもしれません。でも,レコーディングの裏話など,かなり面白い話が多かったです。19時スタートで,オープニングはそれほど遅れずに始まって,途中休憩が一度入って,終演が22時過ぎでしたでしょうか。久し振りのノラオンナさんのライヴでしたが,いろいろと楽しめた夜になりました。
会場には元one toneの2人とか,知り合いもいましたが,ちょっと煙草の煙で苦しかったので,ノラオンナさんにも挨拶できずに足早にお店を立ち去りました。

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2008年6月のライヴ予定

なんだかんだで,またライヴ本数が増えてきてしまいました。

6月1日(日)
池ノ上bobtail casa/他
6月3日(火)
吉祥寺strings 太宰百合+小畑和彦+橋本 歩+矢幅 歩(予約済み)
6月4日(水)
渋谷公園通りクラシックス 林 正樹(予約済み)
6月6日(金)
祖師ヶ谷大蔵ムリウイ achordion
6月8日(日)
吉祥寺strings maiko(予約済み)
6月9日(月)
吉祥寺strings 松下美千代+ヤマカミヒトミ
6月11日(水)
渋谷B.Y.G リクオ(予約済み)
6月12日(木)
渋谷duo music exchange 岩﨑 愛/Dew/他
6月13日(金)
赤坂グラフィティ ありましの/air plants(予約済み)
6月14日(土)
下北沢lete 三木千夏(予約済み)
6月18日(水)
池袋自由学園明日館講堂 湯川潮音(チケット購入済み)
6月20日(金)
吉祥寺strings 青木カレン(予約済み)
6月21日(土)
池袋自由学園明日館講堂 NUU(チケット到着待ち)
6月22日(日)
代官山BALL ROOM port of notes(チケット購入済み)
6月27日(金)
代官山eau cafe shima & shikou DUO
6月28日(土)
渋谷7th floor 戸田和雅子/ハセガワミヤコ(予約済み)
6月29日(日)
原宿ラフォーレ・ミュージアム 広沢タダシ(チケット購入済み)
青山プラッサオンゼ casa

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ワインよりビールが多くなってきた

5月14日(水)

久し振りにみうさんとライヴ。比較的遅い時間なので、近くの寿司屋で軽く一杯。その後ハーゲンダッツで300円以上お買い上げの方についてくるおまけのアイスをいただいたりして、結局ライヴ会場に着いたのは10分前ほどになってしまった。

外苑前Z・imagine 伊藤志宏
かなり以前からここには出演しているという志宏さんが初めてソロライヴをする。一人では心もとないということでゲストヴォーカルにcasaの古賀夕紀子さんが呼ばれたということで、shima & shikou DUOもcasaもともに好きだというみうさんと2人ででかけたわけだ。私はmixiのcasaコミュニティを管理しているのだが、突然志宏さんからメッセージが届き、夕紀子さんの出演するライヴがあるから宣伝してもいいかという問い合わせ。私はshima & shikou DUOのライヴにもけっこう足を運んでいて、島さんとは仲良くなったのに、志宏さんとは話したことがない。会場に入ると、既にかなりのお客さんが入っていて、しかもほとんど女性。一人客も多い。さすが志宏さん。
このソロライヴにはタイトルがついていて、「器楽的手法と声楽的手法の巡間(はざま)」というものだ。2ステージあるが、それぞれ前半にピアノソロがあり、後半にヴォーカルとのデュオ。しかも、その数曲は同じ曲だというのだ。器楽のみによる演奏と、声楽の入る演奏とがどれだけ違うのかを聞き比べてもらおうという試みらしい。夕紀子さんが歌った曲は浜田真理子や矢野顕子といった日本語、ブラジルの曲など、微妙に私の知っているものもありましたが、それをピアノソロで聴いても全く同じ曲だと分からなかったのが正直なところ。歌をはじめに演奏すれば分かるかもしれないが、ソロ演奏中は全くマイクを使わない演奏では分かりませんね。でも、まあそんなことはどうでもよく、とにかく聴き応えたっぷりなライヴでした。志宏さんのピアノは行川さをりさんとのデュオでも聴いているが、やはりシンガーメインのステージと、ピアノメインのステージでは随分違います。夕紀子さんの方も、オリジナル中心のcasaとは随分違うし、またソロで演奏するときはカヴァー曲が多いが、それもギターの演奏によるものだからこれまた違った印象です。ここZ・imagineに似合ったしっぽりとしたデュオですね。
帰り際には志宏さんにも挨拶されました。今後のshima & shikou DUOライヴも楽しみ。

5月15日(木)
下高井戸シネマ 『ぜんぶ,フィデルのせい
予告編を観て絶対に観るつもりだった映画だったが、気付いた頃には上映終了していて残念だった作品が下高井戸シネマにやってきたので観ることができた。フィデルというのはキューバの元国家元首。以前彼を追ったドキュメンタリー映画もありましたね。1960年代に社会主義革命を行った主導者。映画自体は1970年代のフランスが舞台。その社会背景はけっこう複雑だが、それを理解したうえで、主人公の9歳の女の子の振る舞いの意味が分かるという、ある意味では非常に知的に高度な笑いをもたらしてくれる作品。さすがフランス。こういうのが日本映画には少ないんですよね。具体的な社会背景を描く作品はどうしてもクソ真面目になってしまう。でも、予告編で期待したほどは笑いの要素よりも真面目な要素の方が多い作品だったように思う。主人公の女の子はもちろんのこと、その弟役の男の子が飛びきりキュートで楽しませてくれる作品でした。

講義の後、恋人と合流してまたまた東京タワーへ。この日は展望台行きのエレベータが思いの外混んでいて、到着した頃には1曲目が終わろうとしていました。

東京タワーclub333 戸田和雅子 with MitaTake
昨年はcasaのライヴが一番多かったですが、今年は戸田和雅子さんになりそうですか。今回もMitaTakeの2人を迎えての3人のステージ。2ステージでたっぷり1時間以上。この日は珍しく、1stセットで2ndアルバム『water strings』から、2ndセットで1stアルバム『passing』からの曲が多く、どちらも6,7曲入りCDなので、ほとんど全曲演奏したのではないでしょうか。まあ、無料ライヴってこともあるので、その場でCDが売れれば万々歳ってことで、多少営業的な選曲でしたが、ある意味では貴重なライヴ。でも、なぜかこの日の戸田さんの歌声は時折私の胸に響いて来ないところがあった。その理由は数日後に分かるのかもしれませんが、見田君のサポートギターも前よりもしっくりこないアレンジだったような気もする。佐野君のハーモニカはいつもどおりでしたが。
MitaTakeのも含めてCDの売れ行きはそこそこだったようで、私たちもあまりゆっくり話すことはできずに展望台を後にします。夕食を食べていなかったので、渋谷で軽く飲んで帰宅。ちなみに,このときの写真はこちらまで。

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成長を見守る

5月13日(火)

池袋自由学園明日館講堂 湯川潮音
先行予約がローソンで、当選確認もLoppi(コンビニ端末)で行うというものをすっかり忘れてしまった公演。その後e+の先行予約にも落選し、最終的に恋人に一般発売で取ってもらった。まあ、ローソンの時点では1人で行く予定が、その頃CDを貸していた恋人も気に入って一緒に行くことになったから結果オーライとしましょう。整理番号は200番台でしたが、平日18:30という開場時間に間に合わない人もいたのか、それなりの席に座れて開演を待ちます。
一人で登場した潮音ちゃんはまずアカペラでCMにも採用された曲を披露。マイクの用意された椅子に座ってギターを抱えてもスピーカーから音は出ません。なんと、このマイクは録音用で、この日のコンサートは一人生音弾き語りでした。明日館の50人収容のロビーの方ではビューティフルハミングバードも毎回生音で演奏していますが、300人収容の講堂で生音は辛いのではないか?やはりはじめのうちはかなり耳を澄まして聴いている感じ。お客さんにも相当緊張感が要求されます。こういうプレッシャーに弱い人いるんですよね。余計,咳が出てきてしまう人が何人かいました。私の右前方に座っていた女性は途中で咳が止まらなくなって退席してしまったほどです。でも,徐々に潮音ちゃんの声は不思議と同じ声量でも場内に響き渡るようになり,ギターの音も然りでした。初めてtico moonを聴きにleteに行ったときのことをちょっと思い出しました。繊細な音で聴いていると,音響が時間とともに変化していくのが分かるんですよね。それにしても,私が潮音ちゃんを聴き始めた頃は歯の矯正をしていて,衣装は毎回可愛かったけど化粧やヘアスタイルにはそんなに頓着しない印象がありましたが,この日の衣装はとてもシックで,一度はかなり茶色になっていた髪も黒に戻って,顔もとても大人びて見えました。演奏も始めたばかりのギターの時は笑って誤魔化す場面も多かったですが,こうやって300人のお客さんの前で一人で堂々とギターを弾いて歌う姿を見ると感慨深いものがありますね。
ともかく,本当にここ数年は非常に安定して素晴らしいステージを見せている潮音ちゃんですが,この日はそれにも増して素晴らしかったと思う。最後の方ではなんとなくアンコールを匂わせて,以前だったらお客から出る曲名は「緑のアーチ」か「裸の王様」だったから,彼女もその2曲を用意していたようでしたが,なんとお客からの注文は,はっぴいえんどやらディズニーやら彼女の曲じゃないものが続き,その後もCM曲やらナカナカマニアックな注文が続き,さすがにそんなのギター弾き語りできないよってのも含めて,結局潮音ちゃんはアカペラでワンコーラスずつ歌うのでした。私だったらやっぱり「うしろ姿の人」をリクエストしたいところですが,どうですかね。『犬猫』イヴェントで何度かエレキギターでしたが弾き語りをしていましたので,いけると思ってはいましたが,やっぱり駄目かもしれませんね。アンコールでは自分の歌声をサンプリングして重ねるという試みも披露。この辺りはどこかでアンプを通していたのですかね。アンコールも含めて約2時間のステージをこなせるようになったのも成長の一つの証ですね。一人で弾き語りができれば,一人で地方も回れるといっていましたが,それは是非実現して欲しいところ。そういえば,まだ大々的なツアーはしていないはず。
ところで,私的にはなんとなく,客層が若干変わったような気がします。リクエストの選曲からもその考えは強まりましたが,ハナレグミやくるりを通して潮音ちゃんを知ったという,シングル『緑のアーチ/裸の王様』辺りのファンは少なかったような気がします。若干年齢層が高いというか。平日の18:30開演でしたから,若くてまだ働いていない世代の人は有利なはずですが,そういうお客はそれほど多くなかったような。
まあ,そんなことはともかく,この3ヶ月間連続明日館ライヴは通わなければならないようですね。

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視線の権利

ジャック・デリダ著,プリサール, M-F.写真,鈴村和成訳 1988. 『視線の権利』哲学書房(『哲学』特集号II-3),199p.,1900円.

古書店で見つけるまで知らなかったデリダの本。でも,一度見つけるといろんな古書店で見かけるようになった。けっこう出回っている本でしたね。訳者あとがきにはこの本がどういう類のものか詳しくは説明されていない。想像するには,いきなり単行本として出版されたものというよりは,以前に紹介した『盲者の記憶』のように,写真展という形で発表されたのではないかと思う。しかし,この「視線の権利」というテーマはどの段階であったのか?
本書の100ページは写真によって占められる。ページによっては1ページに6枚の写真が掲載されているから,写真の枚数はそれより多い。そしてこの組写真は物語になっている。「シナリオとモンダージュ ブノア・ピーターズ マリ=フランソワーズ。プリサール」と書いてあるから,写真家と共同してストーリーを構成した人物がいる。その写真は2人の女性の性交シーンから始まる。一人が服を着て豪勢な屋敷から出て行く。噴水の前で別の女性が登場し,この屋敷から出てきた女性を撮影する。モノクロ写真だが,白い服装に黒い服装。ショートヘアにセミロング,女性のスキンヘア,1箇所だけ男性も登場する。そして,突然厚化粧をして大人の真似をした少女2人。鏡,写真,そして最後は再び同じ2人の性交シーン。
なにやら意味深な象徴体系のありそうな物語。しかし,デリダによる解説文はまったくもって解説文ではない。もちろん,この写真群に,そして時には具体的な個別の写真に言及するが,なんと男性と女性の対話篇になっているのだ。といっても,男性と女性と解釈したのはあくまでも日本語訳者である。それにしても,今回もよく分かりません。といっても,難解なのではなく,なんか引き込まれない。確かに改めてペラペラめくってみると,デリダ的な言葉がちりばめられて入るんだけど,なんかその議論の重要さに気づかずに読み飛ばしちゃうような文体なんです。まあ,そんなところが狙いなのかもしれませんが。
訳者は本書をデリダの他の著書と共通した「翻訳」の問題を扱ったものとしているが,私にはどの辺が翻訳と関係しているのか,よく分からなかった。要は写真という視覚的表現を用いて,なにか言語を用いて議論すべき論点を表現しているというのか。あるいは自身のこの文体のことか。同じ内容をいわゆる哲学的な文体と,こうした演劇的文体と,どう伝え違えるのか。そもそも,内容と形式の問題,そんなことを議論そのものではなく,行為遂行的に伝えようとしているのか。

まあ,私の書評は全般的にいえることだが,今回も相変わらず本の内容をまったく精確に伝えようとはしていないな,と反省します。

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ハッピーエンドも展開次第

5月11日(日)

渋谷で過ごす一日。夜のライヴの前に恋人と映画2本。

渋谷ユーロスペース 『パークアンドラブホテル
まずは熊坂 出という監督のPFF(ぴあフィルムフェスティバル)スカラーシップ作品である、『パークアンドラブホテル』という作品を観る。TOPSさんも書いてくれましたが、監督は私も今年ブルーハッツのメンバーとしてその演奏を聴いた、モヒカンベーシスト熊坂義人さんのお兄さんとか。そんな関係でつながりのあるミュージシャンが出演していました。
タイトルどおりとある寂れたラブホテルが舞台。そんな場所に昼間っから老人やら小学生やらが入っていきます。不審に思った最初の登場人物、13歳の髪を白く染めた少女が小学生の後をついていきます。すると、そのラブホテルの屋上にはベンチやシーソー、滑り台などが設置された公演になっているではないですか。そこで繰り広げられる人間模様を描いた作品。その屋上の冒頭のシーンで、なにやら太鼓を叩きながら歌う女性を見て、「あ、中ムラサトコさんだ」と思ったわけです。彼女は途中でも歌を唄わず、ベンチで子どもをあやす姿で登場します。赤ちゃんだけでなく、小さな男の子も。そういえば、中ムラサトコさんは昨年お子さんを出産し、その前にも2人のお子さんがいると聞いています。多分実の子どもなんでしょうね。そして、歌を唄うシーンでは小柄の女性が隣でヴァイオリンを弾いています。最初はあまり気に留めていなかったのですが、そのうちに「あれはHONZIさんでは?」と思うようになって、エンドロールで確認しました。やはり中ムラサトコさんとHONZIさんでした。以前にもこの日記で書きましたが、HONZIさんは若くして昨年亡くなってしまったヴァイオリニスト。貴重な映像です。さて、映画の方ですが、淡々と進むマニアックな作品と思いきや、最後は全て丸く収まるハッピーエンドストーリーでした。演出の地味さに対し、結末が明るいと素直にいい気持ちになりますね。けっこうお勧めの作品。それにしても、ラブホテルが明るいうちに「今日の営業は終了しました」ってのはどうなんだろう?

3階にある映画館から階段で降りる途中、サカウエ君にばったり。最近渋谷でニアミスすることが多かった彼ですが、ついに遭遇してしまいました。お互い苦笑い。

渋谷ル・シネマ 『ジェイン・オースティンの読書会
続いて観たのは典型的なアメリカ映画。こちらもいろんな登場人物が出てきます。女性監督らしい台詞のテンポのいい作品ですね。ジェイン・オースティンは18~19世紀の英国の女流作家ですが、映画化されたものでもキーラ・ナイトレイ主演の『プライドと偏見』とかグウィネス・パルトロウ主演の『エマ』などがある作家ですが、特に女性に愛される彼女の作品を女性を中心としたメンバーで議論しようという読書会に集う人々の物語。もちろん、男性も登場します。登場人物のキャラクターがなかなかいいですね。といっても、役割分担ができているような固定化されたキャラではなく、数人はあるきっかけで外見すら変わってしまうというところが、この作品の魅力かもしれません。そして、この作品もほとんどの人物がハッピーエンドを迎えます。まあ、一般人の読書会ですから、議論が恋愛に集中してしまうのはしょうがないですが、ちょっとサイードの『文化と帝国主義』などをとりいれてポストコロニアルな議論もあったりしたらこの上なし、って感じですが、それは無理な注文って所でしょうか。

恋人はこの後用事があるということで、別れて私はライヴ会場のワインバーへ。

渋谷カボット
MitaTake:なんだかんだでMitaTakeの演奏は今年3回目。この日は矢野顕子「ごはんができたよ」という辻 香織ちゃんもカヴァーしている曲を演奏して、そのレパートリーの広さに驚きます。そして、先日Asa festoonさんのゲストで登場したハモニカ吹きの続木 力さんが佐野岳彦君のお師匠さんだと知ってビックリ。
casa:このお店は基本的にカウンターしかなく、歌い手はそのカウンター越しに立って唄うのですが(もちろん座ってもかまわないと思うが)、身長の低いヴォーカルの古賀夕紀子さんは胸から上しかカウンターから出ていなくてなんか面白い感じ。この日はけっこう1stアルバムの懐かしい曲なども演奏していいステージでした。9曲演奏したにもかかわらず、終演は21時過ぎ。終演後も美宏君とゆっくりおはなししたり、この日初対面だったcasaとMitaTakeの会話を隣で聞いていたり、22時前までゆっくりしました。ちなみに、美宏君は前日に間違えてカボットに来てしまったらしく、夕紀子さんにMCのネタにされていました。

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週末、あいにくの天気

5月9日(金)

渋谷シアターN 『ちいさな恋のものがたり
この映画はそんなに観たいという要素があった訳ではないが、本来この日は恋人と『伊藤の話』を観るつもりでいた日だったが、先日観てしまった。せっかくなので、別の作品を観ようかということで、この日が公開最終日だったこの作品が浮上したが、当の彼女は専門学校の都合で時間的に厳しかった。「でも、観たいんでしょ?」などといわれてなぜかその気になって、思わず前売り券を購入してしまった。でも、結局恋人も早めに予定が終わったので一緒に観ることになった。なぜか2時間20分という長い上映時間の作品。
私はアコムのCMでしか見たことのない小野真弓が主役の一人。よくありがちなタイトルですが、おそらく他の作品とは何も関係ありません。なにやら若者がいっぱい出てくる青春活劇。バンド、キャバレー、父親探し、などなど青臭い要素満載です。渋谷の街がしつこいくらい流れ、そしてなぜか新宿の花園神社と思われるシーンが頻繁に登場する。なにせ、長時間なのにデジタルビデオによる撮影で、しかもハンドカメラ多用でかなり疲れる映像です。でも、個人的には小野真弓の演技には少し感心した。
さて、面白かったのはハピネス・レコードが関わっていること。バンドが演奏するのは青臭いロックンロールだが、そのオーディション会場にハピネスの田中さんの姿が。なんと審査員の一人として出演していました。まさか、別人だろうと思っていたんだけど、エンドロールを見ていたら、挿入歌にsaigenjiの新曲。そんな曲、流れたらすぐ分かるのになあと思ったら、エンドロールの最後で流れました。そして、協力のところに「スタジオ・ハピネス」の名も。どうやらバンドのメンバーがオーディションのために練習していたスタジオがどうやらそれのようです。後日、saigenjiのサイトで確認したら、やはり田中さんが出ていたとのこと。そんなことあるんですね。

5月10日(土)

あいにくの天気。この日は川崎のラゾーナでフリーライヴがあったが、中止になるのかどうか。恋人とメールでやり取りをしながら、講義を終えて電話をするとどうやら決行とのことで、川崎に移動する。

川崎ラゾーナ mink
minkは私好みではないけど、恋人が好きなようで、まあフリーライヴなら聴いてもいいかな、とご一緒することにした。まあ、歌がうまいのは確かだが、いわゆる売れ筋に乗るような作られた歌唱力というんでしょうか、CDを聴かせてもらってそんな印象でした。でも畠山美由紀さんと同じrhythm zoneなんですよね(といっても、サイトを見てみたら他にも売れ筋の大物がいっぱい出していましたね)。食事をして30分ほど前に行くと、雨が降っているにもかかわらず、それなりに人が集まっています。とりあえず、皆傘を差しているので、3列目くらいになったら何も観れないと判断して、一応最前列で開演を待ちます。登場したminkは一人。楽器も何もありません。まあ、カラオケですね。とても細身で少し長身の女性です。
まあ、ライヴが始まっても歌に対する印象は変わりませんが、ステージ自体は作られた感じではなく、非常に素朴で、グダグダなMC。この辺の人柄としての印象はけっこうよかったです。まあ、バンド編成でとはいわずとも、ギターかピアノでのアコースティックなライヴなら見てみたいもの。
今度は新宿に移動します。

タワーレコード新宿店 岩﨑 愛
『太陽になりたいお月さま』というフルアルバムを発売した岩﨑 愛ちゃん。前回のミニアルバムからタワーレコードでは愛ちゃんのことをプッシュしていて、今回も先行シングルをタワーレコード限定で発売していたくらいだ。でもインストアの集客はまだまだですね。リハーサルでは5人くらいでした。でもやっぱり好きな人は好きなようで、本番にはそれなりに人が集まり、サイン会にはけっこう人が並んでいたように思います。まあ、ともかく自分のペースではありますが、少しずつ表向きのオーラが出てきているし、でも恥ずかしがりやな側面は残しつつ、この日も可愛らしいステージでした。でも、今回のシングルとしても発売された「アイライクユー」は名曲です。一人で弾き語りしても大丈夫ですね。詳細出たばっかりですが、6月12日には渋谷duo music exchangeでDewと一緒のライヴがあるので、とても楽しみ。

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連休終わってもライヴ続き

5月7日(水)

吉祥寺strings Asa festoon
Asaさんは今年は月1回以上のライヴを行なうという目標を立て,これまで実行してきている。毎月とはいかないが,Asaさんは今の私にとって外れのないライヴパフォーマンスをみせてくれるシンガーなので,できるだけ聴きに行きたいと思っていて,今回で今年3回目。彼女のライヴはサポートメンバーも毎回魅力的(といっても,かなり固定的ですが)。今回はパーカッションで石川 智さんが参加するし,stringsといえば,ピアノが太宰百合さん。ついでにこの日はゲストでハーモニカの続木 力さんが参加する。後で分かったことですが,続木さんはMitaTakeの佐野岳彦君のお師匠さんだとのこと。
この日のステージは「close to you」から始まる,ややスタンダード曲が多いステージ。それでももちろん,アレンジは太宰さんだし,独特な声質のAsaさんとなればオリジナル曲といってもいいほど。そしてオリジナル曲もなかなか難しくて,これまで3枚のCDを買ったけど,1曲丸々覚えている曲って少ないんですよね。それだけ飽きがくることなく楽しめる作品です。さて,ゲストの続木さん。これまで私が聴いてきたハーモニカ吹きはMitaTakeの佐野君,マツモニカさん,そしてKOTEZさんくらいでしょうか。彼らの演奏はとてもはっきりしていて,分かりやすいが,彼らよりもちょっと年配の続木さんの演奏はちょっと私の浅い経験ではその良さをイマイチ味わうことができなかったような気がする。やっぱり楽器って奥深いですね。

5月8日(木)

木曜日はいつも講義前に映画を観るが,この日は12:30から六本木のミッドタウン内にあるTOKYO FMのスタジオに山田タマルさんがゲスト出演するというので,行くことにした。10分前だというのに,スタジオの前には誰もいない...外の観客の拍手とか声援とかを拾うマイクも設置してあって,係りの人も警備用に立っているのに。すぐ近くではマネージャーさんがひたすら携帯電話でしゃべっている。結局,スタジオ内にタマルさんが現れても私一人。でも,ここのスタジオ,外から見づらいです。ガラスに光が反射しちゃって。さすがにタマルさんと目が合って会釈。結局,20分の出演中にタマルさんの曲を2曲も流してしまって,実質的には10分程度。終わってから出てくるかなあとちょっと待ったりしてみましたが,次の予定があったので急ぎます。

六本木シネマート 『ブレス
六本木まできたので,久し振りにシネマートで映画を観る。公開されたばかりのキム・ギドク監督最新作。もちろん韓国映画ですが,主演は台湾の俳優ということです。ウォン・カーウァイの『ブエノスアイレス』などにも出演していた,チャン・チェン。ギドク作品はまったくもって痛い内容ばかりですが,今回はどうなのでしょう。なにやら設定が,先日観た日本映画『接吻』に少し似ています。チャン・チェン演じるのは死刑囚。獄中で自殺をはかったということで,テレビに取り上げられる。それを観ていた一人の女性。夫と娘のいる女性だが,夫の浮気にうんざりしている毎日。ふと思い立って,その死刑囚に面会に行く。受付で関係を尋ねられ,「昔の恋人」と答えるが,それが真実かどうかは不明。まあ,ともかく,死刑囚に面会というのはありえないが,この辺からはありえない設定で,暗い話というよりはコメディへと展開していく。単に「痛い」だけでなく,この無茶な展開が笑いを誘うところもギドク作品の楽しみかもしれません。

講義の後,ちょっと時間ができたということで,ライヴ前にちょこっと恋人と会うことになったが,なんだかんだでその後のライヴまで付いて来てしまうことになった。

品川トライベッカ Cian
毎月松下美千代さんがお店のB.G.M.代わりにピアノ演奏をしている品川駅ビル「アトレ」内にある「トランスファー」というレストランから奥に入ったところにある「トランスファー」というお店。原宿にもありますが,どうにも料理とお酒が高そうな,ちょっと内装が豪華なレストラン。でも,けっこう私の知っている人もライヴをしているので一度来たかったんです。今回はシンガーのCianさんにサポートが松下美千代さんとヤマカミヒトミさんということで,聴きに行くにはちょうど良いメンバーです。ここはミュージックチャージが1000円の席と4000円のシートチャージがかかる席とがありますが,どうやらステージとの関係で決まるわけではなく,恐らく個室っぽいソファが4000円なんでしょうね。わたしたちは1000円でピアノとヴォーカルの間,けっこう目の前の席に座りました。この最前列のテーブルはお客さんが皆並んでステージの方を向くような配置になっています。
前回stringsで,パーカッションの山本さんを加えて初めて共演した美千代さんとhitmeさん。すっかり意気投合してしまったらしく,今回はこの女子3人編成が実現したようです。演奏が始まる前に,ドリンクとリゾットとピザを注文。ライヴチャージは安いけど,やはり料理はかなり高めです。まあ,食事をしに来る人にとっては,プラス1000円でライヴも聴けてお徳って感じでやってくるんでしょう。そもそも,こういうお店で食事をできる人にとって,1000円なんてチップみたいなもんだろうし。出演者たちは終演後に,「今日のお客さんはちゃんと聴いてくれてたねー」なんていってましたが,短気なわたしたち2人はやっぱり演奏中ずーっとしゃべっているお客数人にちょっとイライラしてみたり。まあ,しかたがありませんね。ところで,そんなお店ですから,やはりオリジナル曲は控えめに,スタンダード曲中心のステージでした。しかも,3人とも自らを「男っぽい」と自認するミュージシャンですが,衣装もおとなしめで(そして,なぜか3人とも黄色系統の衣装でした),演奏も控えめ。特にhitmeさんのサックスやピアニカはかなり音を抑えていました。しかし,休憩時間にそのことを指摘すると(ひょっとするとPAのミス?と思って),本人は現在演奏改造中とのこと。「小さな音でも通用する演奏家になりたい」とのこと。今月一杯でカセットコンロスもお休みし,昨年結成して一時期活発にやっていた島さんとのバンド,スウィートバナナホーンズも予定がないみたいだし,hitme & miggyに関してはまったく音沙汰なし。ちょっと寂しくはありますが,何かをこう決めたらけっこう突っ走る人なので,暖かく見守ることにしましょう。まあ,その代わりこうした女性シンガーのサポートや,平岡さんとのデュオが増えるのかもしれません。
1stと2ndの間が1時間もあるというのはやはり食事をさせるのが主目的というこのお店の演奏形態ですが,なんだかんだで2ndセットまで残ってしまいました。しかし,追加注文はなし。まあ,休憩時間にもhitmeさんと美千代さんともゆっくりお話して,楽しい夜でした。

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連休最終日

5月6日(火,祝)

この日は朝から映画を観るつもりで,渋谷文化村ル・シネマへ。するとエレベータ待ちの長蛇の列。結局なぜかは分かりませんが,この日はファンサーヴィスデイということで,料金が1000円だったということです。特に目当てで行った『ジェイン・オースティンの読書会』が混雑しているようで,思い出したように,Q-AXでやっている『伊藤の話』に予定変更。こういうこともあろうかと,事前に購入した前売り券を持参していたし,この作品はモーニングショーとレイトショーのみ公開で,もうそろそろ上映終了だったのだ。

渋谷Q-AXシネマ 『伊藤の話
この映画を観ようと思ったのはただ一つの動機。主演が温水洋一氏だからだ。さまざまな作品でダメ男を演じさせたら右に出るものはいない温水洋一。主役でどんな活躍をみせてくれるのか。しかし,甘くみてはいけません。この作品は,明治期に日本に来て日本に魅せられて帰化をして「小泉八雲」という名前を手に入れた作家,ラフカディオ・ハーン原作の「伊藤則資の話」をもとにしている。ラフカディオ・ハーンって名前しか知らなかったけど,「耳なし芳一」の作者だったんですね。
しかも,ちょっと調べたら,怪談物の話もいろいろ残していたとのこと。この映画『伊藤の話』もちょっとそんな雰囲気に仕上がっていますが,どれだけ原作に忠実かどうかは分かりません。訳の分からないストーリーに恋人はイマイチだった様子。確かに,温水さんのよさが十分に活かされた主演ではなかったような気もしますが,私はこういうのも嫌いではありません。そして,意外にも田丸麻紀さんがなかなか魅力的でしたよ。
渋谷をグルグルして,ランチをして,恋人は東京ミッドタウンである湯川潮音ちゃんのフリーライヴへと出かけていきました。私は夜のライヴの前に映画をもう1本。

渋谷イメージフォーラム 『タクシデルミア
思い返すと,わけの分からない映画2本立てでしたね。こちらはハンガリー映画。親子3台の物語なんだけど,別にそのつながりがどうのこうのっていうのではない。とにかく奇妙な人たちが一杯出てくる映画。2代目は大食い大会出場選手同士の結婚。しかも,単なる大食いではなくどうやらスポーツとして認められた競技だとのこと。競技直後に食べたものを吐き出すのもテクニックのうち。いかに上手く吐き出して次に行くかという戦い。その嘔吐物は恐らくCGです。100年前からの設定なので,映像は非常に素朴なヨーロッパの田舎町なんだけど,意外にも要所で特殊映像が使われています。現代になって3代目。超肥満の両親を持ちながらも,自身は食べることに全く興味がなく,剥製に取り付かれる。それを職業にしているわけですが,自分の足で動くこともできなくなった父親の面倒を見ながら,ちょっとした喧嘩をして,家を空けていた隙に,父親の突き出した腹が飼い猫に食いちぎられてしまう。三代目の男はその父親を剥製にし,それだけで飽き足らず,というか父親を死なせてしまった報いなんでしょうか,特殊な機械や薬剤を用いて自分自身を生きたまま剥製にする,というのがラストシーンです。非常に衝撃的ですね。内臓を一つ一つ取り除くその映像はとてもリアルです。さすが,東欧のセンス,脱帽です。

南青山MANDALA 拝郷メイコ
拝郷メイコさんが30歳を迎えるこの誕生日に2デイズのワンマンライヴを開催しました。この日はまさに誕生日。前日が20歳台最後の日ということで,ハシケンさんと同じ趣旨のワンマン企画ですね。全員が着席できていたので100人程度かと思いますが,なんとそのうち80人弱が両日参加のようです。そして,またまた開場を待つ列に誕生日のメッセージカードを書いてくださいという男がいる。そういえば,湯川潮音ちゃんの初ワンマンライヴの時にTOPSさんが色紙を書いてくださいとやっていましたが,TOPSさんが完全に個人的活動だったのに対して,こちらはスタッフも巻き込んでのサプライズ企画。といっても,ハセガワミヤコ周辺の女性シンガー好きのファンたちはそもそも共通しているし,やることも一緒だ。どうも,私はこれには賛同できない。誕生日を祝うのは人それぞれのやり方でいいと思う。あんなに大々的にやられたら,よっぽど本人と親しくない限り個人的にプレゼントを用意するというのはやりにくい。まあ,そんなことはいいですね。
私は2日連続参加の整理番号が終わってすぐの番号だったので,いつもは通路になるところに置かれた小さな椅子に座ることができた。比較的近くでステージもよく見える,ステージ向かって左側です。この日はいつものギター内田さんとキーボード桜田さんに加えて,なんとパーカッションが入倉リョウ氏。すっかりこの近辺で忙しくなってしまいましたね。そして,この日はスペシャルゲストでピアニストがやってくるとのことですが,パンフレットには「ミスうふふ」とか書いてあって,ハセガワミヤコであることはバレバレ。
まあ,ともかくBOXXなどのスタンディングの時はバンドの音が大きすぎて,盛り上がり優先でイマイチメイコちゃんの歌声が聞き取りにくいことがあったりしますが,やはりこのMANDALAという場所柄でしょうか,あるいはパーカッションが入倉氏だからでしょうか,ほぼ同じバンドメンバーながら,音のバランスがナカナカ良くて,メイコちゃんの歌声の映えるステージになりました。中盤ではハセガワミヤコの登場で,メイコちゃんの一番好きなミヤコちゃんの曲「満ちてゆく」を披露したり,ミヤコちゃんとリョウ氏のアイコンタクトなどの見所もありました。ちなみに,姉さん女房になるんですね。久し振りの拝郷メイコでしたが,たっぷり楽しめる素晴らしいライヴでした。

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World hypotheses

Stephen, C. Pepper 1942. World hypotheses: A study in evidence. University of California Press: Berkeley, 348.

本書は,1973年に発表された歴史学者ヘイドン・ホワイトによる大著『メタヒストリー』のなかで大々的に取り上げられて有名になったが,1942年というかなり古い作品なので,もともとどんな文脈で描かれて,そして当時の哲学界にどんな風に受け入れられたのかはよく分からない。そもそもホワイトの取り上げ方はやはりかなり恣意的なのだ。ホワイトは新しい歴史研究のあり方を模索するなかで,カナダの批評家,ノースロップ・フライの『批評の解剖』(1957),米国の批評家,ケネス・バークの『動機の文法』(1945),そしてドイツのカール・マンハイム『イデオロギーとユートピア』(1929)。どれも日本語訳が出版されているし,それぞれの著者の本はその多くが日本語訳されているので,それぞれの作品の位置づけも理解しやすい。それに対し,この『世界仮説』と題されたそして裏表紙には「Philosophy」とのみ分類のためのジャンル名が書かれている本書はやっぱり読んでみないと分からない。
そもそも,私は上記3冊を日本語で読んだが(実は日本語訳『動機の文法』にはホワイトが利用している部分は収められておらず,別の日本語訳『象徴と社会』に収められている),ホワイトのかなり図式的な利用は,その3冊を読んでもピンとこないのだ。つまり,ホワイトが各著書から引き出した図式的な内容というのはホワイト自身の都合の良い解釈によって引き出されたものであるといえる。
と『メタヒストリー』の話ばかり書いているが,実はこの本も『現代思想』のミシュレ特集の時に,ミシュレに関する箇所が一部分だけ翻訳されたにすぎない。数年前に翻訳が出るという情報もあったがまだ出ていない様子。私も実は50ページほど必要な箇所を拾い読みしただけだったりして。
ともかく,どこかの洋書コーナーで本書を見つけて思わず購入したものの,なかなか手をつけなかったわけだが,思い切って外出先に持ち出して読み始めましたが,辞書なしで哲学の洋書をそう簡単に読めるはずがありません。理解度は2割ほどのまま1ヶ月近くかかってしまったようだ。
ちなみに,実は本書で展開されるペッパーの「ルート・メタファー」理論は日本語でも若干紹介されている。1968年と1973年に『思想史事典』というのが刊行されているが,そのなかの「哲学におけるメタファー」という項目が1987年に翻訳されているのだ。そこから考えても本書の中心は「ルート・メタファー」論であり,ホワイトが引き出したものは本書の場合,かなり原著に忠実だといえる。この「ルート・メタファー」とは①形式論,②機械論,③有機体論,④コンテクスト論,の4つにまとめられているのだが,この説明に入る前の論述は馴染みがなくとても難しい。
とりあえず,目次を示しておこう。

第1部 ルート・メタファー理論
I. 絶対的懐疑論
II. 教条主義
III. 証拠と確証
IV. 仮説
V. ルート・メタファー
VI. 世界における不適切の事例
第2部 相対的に適切な仮説
VII. 諸仮説の一般的見解
VIII. 形式論
IX. 機械論
X. コンテクスト論
XI. 有機体論
第3部 要約,批判,回答
XII. 回想と結論

やはり,ヨーロッパでは真理に関する哲学の歴史が深く,懐疑論や教条主義など,あるいは真理の対応説など,漢字を見てもピンと来ない哲学的な思考形態がある。そう,『メタヒストリー』に影響を受けた地理学研究でアン・バッティマーの『地理学と人間精神』(1993)というのがあるが,そこではホワイトの説をそのまま利用するのではなく,改めてペッパーの本書を地理学の観点から読み解くことで,真理に関する諸説を説明していたが,その時からチンプンカンプンだった。この辺は改めて西洋哲学史を勉強しなくちゃなって思います。4つのルート・メタファーについてもやはりホワイトが論じるほど図式的ではなく,また具体的な歴史的な論者の事例が詳しく挙がっている訳でもないのでやはり理解には程遠い読書でした。でも,部分的にはとても面白かったことも確かだし,何らかの訓練になるだろう。

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子どもだらけのこどもの日

5月5日(月,祝)

連休の中日といううことでなんとなく予定をいれずのんびりしようかと思っていたら,HOT STUFFの無料招待に当選して,HARCOの出演する昼間のイヴェントに行くことになった。恋人はアルバイトで一緒に行けないので,HARCOファン友達のナホさんを誘って。

三鷹市公会堂 みんなのうたファミリーコンサート
調布駅から吉祥寺駅行きのバスに乗って三鷹市役所まで。待ち合わせ時間に遅れてしまいましたが,指定席券との交換だったので,意外にも正面の中ほどの観やすい席を確保できてしまいました。NHKの「みんなのうた」,これを現代の比較的若いミュージシャンたちがカヴァーしたアルバムが発売され,それに参加したミュージシャンが出演するイヴェントです。しかし,さすがこどもの日のイヴェント。客席のほとんどが子連れです。そのなかにもやはり私の知り合いでもある堂島孝平ファン集団がいます。プログラムを渡されてようやくこのイヴェントの趣旨を理解する。どうりで一般客にはチケットが売れずに売れ残ったものを方々でプレゼントしていたはずだ。なんと,ステージには子どもたちも登場し,しかも3部構成で,第2部は子どもたちがモデルになったファッションショーもあるとのこと。
はじめはエビタイガーやハックルベリーフィンのメンバーによる混成バンドをバックに子どもたちが歌ったり。客席にいた子どもの多くは出演者でもあったんですね。
堂島孝平:4,5年前に一度だけ,原宿アストロホールのクリンゴンワンマンライヴにゲスト出演していたのを見たことがある堂島孝平。その後知り合いになったHARCOファンの人たちがことごとく堂島孝平ファンってこともあって,なぜか近い存在ではあったが,ようやくきちんと聴けます。といっても,わずか4曲。その4,5年前は多少太り気味でしたが,この日はモーニングにシルクハットという出で立ちで決まっています。そして,やはりそれだけの根強いファンがいるのはよく分かりますね。安定した歌声とエンターテイナーとしての安定したテンション+子どもたちを周りに従えても冷静な態度。確かに魅力的なシンガーですね。
その後,絵本作家の荒川良二さんがちょこっと歌ったりしました。
HARCO:HARCOは5曲だったかな。ピアノ弾き語りから始まって,後半は自身がマリンバを弾きながら,例の混成バンド,そして最後には子どもたちも呼んでのステージでした。ところで,会場には前日のstar pine's cafeでのHARCOワンマンで,なほつんの知り合いとうことで知り合ったやまともさんが来ていて挨拶。しかも,驚くべきことに小学生の娘さんを連れて。とても,そんな大きな子持ちとは思えません。
ファッションショーの前の休憩時間はロビーがとても賑わっています。実は,夜にもライヴがあるという堂島君も物販に出ていたし,HARCOも,荒川さんの絵本も,よく売れていたようです。ファッションショーは思いの他長かった。でも,まあ子どもの行動は見ていて飽きませんな。第3部は,以前O-Eastで一度聴いたことがあるANAが登場して1曲だけ出演者みんなで歌いました。そんな感じで予定よりも30分以上延長して終了。
この後も特に予定がないので,居残ってHARCOとお話。その後なほつんとお茶でもと市役所の周りを少し歩きますが,やはり車中心の街なので,いいお店は見つからず。結局再びバスに乗って吉祥寺に。以前1度だけ行ったパンケーキのお店で空腹を満たしてから帰りました。

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写真展ハシゴ

5月4日(日)

この日は朝からスポーツ用品店に行って、恋人用のグローブを購入し、川原でキャッチボール。体を動かした後に、ぼちぼちと出かけます。

東京都写真美術館
こちらで終了間際の展示会を2つ。
「シュールレアリスムと写真」展
まずは、この美術館の学芸員の女性が企画した展示。やっぱりこういう企画展は、展示されている文章を読まない私のような鑑賞者にはイマイチその趣旨が伝わりにくいな。特に、写真はカタログや書籍の形で印刷されてもさほど遜色はないので、そういう形で、作品を観ながら文章を読んだ方が効果的だ。ウジェーヌ・アジェやアンドレ・ケルテスの写真は別にシュールレアリスムというのとは関係なく、普通に観てしまったし。そして、気になったのはシュールレアリスムの本家、フランス人の写真と並列して日本人の作品が展示されてあったのはどういう意図だろうか。渡仏して活躍していた芸術家だろうか。まあ、本当は何人ということにこだわっていてはいけないのだろうけど、やっぱり日本人の作品は無理があるように見えてしまうのは私の偏見のせいだろうか。
「知られざる鬼才マリオ・ジャコメッリ」展
こちらの方は全く知らなかった写真家。ジャコメッティならば知っているけど。こちらはけっこう楽しめましたね。といっても、さすがに2つの展示を観るのは体力がいるので、個々の写真を集中してみるのはよして、ざーっと見渡した感じ。正直、鮮明に印象には残りませんでした。
この日は恋人の男友達と3人で食事をするということで新宿に向かう。それでも時間が余るので,映画を1本。

新宿プラザ劇場 『大いなる陰謀
ロバート・レッドフォード監督作品。一応,プロモーション用の主演はトム・クルーズとメリル・ストリープということになっていたが,特にこれといった中心人物がいない映画。合衆国によるアフガニスタンでのタリバン掃討の軍事作戦を取り上げた映画だが,以前時期早々にこの9.11以降の戦争を取り上げたハリウッド作品が次々と製作され,公開されたがどれも興行成績が振るわない,というニュースをやっていたが,どうやらこれもその1本らしい。なんか,ちょっと押し付けがましいような気がする。もちろん,想定されている鑑賞者は合衆国の国民だと思うが,この映画を観るには最低限これくらいのことを知っていなくちゃ,という教育的主張が強いような気がする。特に,時事ネタに弱い私にとってはなかり退屈だった作品。

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小田急線で行ったり来たり

5月3日(土,祝)

この日は江ノ島に行く予定なのに、朝から曇天。時折強い雨も降っています。一応昼間から晴れる予報なんだけど、雨足と遠くまで拡がる雲からはにわかに信じがたい。でも、出演者のQuinkaさんのblogには晴れることを期待して既に江ノ島に向かっているとのことで、出かけることにした。もし中止だったら江ノ島水族館にでも行けばいいかと。せっかく江ノ島に行くので昼食に生しらす丼でも食べようかと早めに行きましたが、しらす丼はおろか、人が多くてとても昼食を食べられる状態ではない。テイクアウトでじゃがバターを頬張りながら展望台へと登っていきます。数年前に1人で登った時は随分遠く感じましたが、今回は恋人と2人なので思ったよりも早く到着。

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江ノ島サンセットテラス music day 2008
下で昼食を探して時間をロスしてしまったおかげで、1番手の大樹さんを数曲しか聴けませんでしたが、ギターのみの演奏で素晴らしいパフォーマンスでした。ところで、数年前にerimbaが出演した時はまさにサンセットテラスでしたが、今年はその下の芝生のところに作られた仮設ステージでの演奏。後でBE THE VOICEの鈴木さんに聞いたら、やはりこれも雨の影響だとのこと。

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Quinka, with a Yawn:この日は雨のなかの演奏を予想してか、キーボードを持ってこなかったミッコさん。エレキギターとトイピアノ。その他グロッケンやら玩具やら。彼女にしては珍しく、i-Podでトラックを利用しての演奏もありました。この日はTOPSさんの姿もありましたが、なんとトルネード竜巻のフタキ君の姿もありました。またまた、一人できているようですね。ミッコさんも一人での演奏。エレキギター弾き語り中心で、それはそれで面白かった。

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BE THE VOICE:やっぱりこういう場所は似合いますねえ。先日のstringsでは私の受け取り方がイマイチでしたが、この日はとても良かったです。まあ、解放された空間というのと、それに合わせるようにサポートパーカッションにカセットコロンロスのフケさんを迎えていたこと。しかも、最近Myspaceを通じて2人と友達になったというカナダ人のマット君登場。先日のstringsライヴでも彼と共作の曲を歌っていたので,なんだか親近感沸きますね。恋人はひたすら「ジム・キャリーに似ている!」っていってましたけど,どうでしょ,皆さん。

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わたしたちは次の予定があったので,ここでこの場を立ち去ります。ミッコさんはライヴ後にずーっとフタキ君のところにいたので,軽く挨拶して,BE THE VOICEの2人とはちょっとお話して,海面に輝く太陽光を撮影したりして,江ノ島を後にします。でも,次の出演者CURLY GIRAFFEはHONESTYのベーシスト高桑さんのソロプロジェクトだったんだよな。私たちが昼食を食べようと下でウロウロしている時に高桑さんが楽器を持って歩いて行くのを発見したんだけど,誰のサポートかなって思っていたら本人でしたね。ちょっとは聴きたかったかも。彼は最近BONNIE PINKのサポートもしているもんで。
さて,予定といっても,私だけ下北沢でライヴですが,小田急線に乗ること1時間以上,すっかり寝入ってしまい,下北沢はスープカレーの名店マジック・スパイスで初めてシーフードスープカレーを食べる。実はここで意外な人に会いました。なんと,半年のアメリカでの生活から先日帰国していた高宮マキさん。驚きの再開。

下北沢lete
今回は日曜日でしたが,通常通り20時スタートのlete。この日は席があるうちにお店に着きました。
エマーソン北村:まずはエマーソン北村さんのソロ演奏。ソロ演奏を聴くのは初めてです。そうそう,シアター・ブルックのキーボーディストでもあるエマーソンさんですが,私たちが去った江ノ島ではシアター・ブルックの佐藤タイジさんのライヴもあったんだよな。leyonaなどのサポートでも私は聴いているように,この日のMCでは大きなライヴハウスやホールでのサポート・ライヴと,こうした20人程度の小さい会場でソロライヴと,このバランスが楽しいってことをいっていた。まさにその通りですね。シアター・ブルックのタイジさんとか沼澤さんはやはりビッグなオーラを出していますが,エマーソンさんはその親しみやすさが面白いし,それはソロの時の演奏にも滲み出ていると思う。でも,風貌からしてあまり男っぽさを売りにしていないのに,必ず自分のことを「俺」って呼ぶところも面白い。
朝日美穂:まずは2,3曲弾き語り。この日の朝日さんは安定感があります。多分気分の問題でしょうね。それからエマーソンさんにサポートに入ってもらい,後半にはギターで高橋健太郎さんも登場します。なんでも、健太郎さんの今年の目標はトロンボーンの演奏だとのこと。穏やかな雰囲気でライヴが進行します。朝日さんも真面目に製作期間に入るようで、次のライヴは8月くらいではないかとのこと。そのひとまずを締めくくる、とてもいいライヴだったと思います。そして、この日はお土産付。健太郎さんがスタジオを整理していたところ、大量に出てきたシングルCD『唇に』の見本品。さすがに見本品ですからお客さんに無料で配布されました。

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忘れられた日記

先月の最終日を一日忘れていました。

4月30日(水)

東京タワー展望台 タマトミカ
今度戸田和雅子さんが東京タワーでライヴをするというので、東京タワー展望台のどこでだ!って感じで調べていたら、最近は水曜日と木曜日に定期的にライヴをしているということを発見。しかも、その水曜日に「タマトミカ」が登場するということで行ってみた。タマトミカとはピアニスト広田圭美(たまみ)とマリンビスト内藤美佳子(みかこ)による東京芸大出身デュオ。広田さんが山田タマルさんの銀座カフェライヴでいつもサポートしていたので、調べてその存在は知っていたが、久し振りにこの東京タワーのサイトで発見したら、ひらがな表記がカタカナ表記になっていた。どうやら、メジャーデビューをきっかけにカナ表記に改めたらしい。先日のカフェライヴには出演していなかったのは、このせいか。
メジャーデビュー前のサイトにはライヴ映像なども見られるようになっていて、パーカッショニストの高橋結子さんがサポートしているのは知っていたはずなのに、会場で彼女の姿を見てビックリ。しかも、CD販売を手伝っていたのはHARCOのスタッフの1人だった。やっぱり業界は広いようで狭い。といっても、彼女たちの演奏を聴くのは初めて。メジャーになって、マリンバをヴィブラフォンに代えたようだ。1曲目は内藤さんがボンゴなどパーカッションを叩いていました。2曲目でヴィブラフォンに移りますが、さすが芸大出身の2人という演奏。こうした楽器だけのデュオでメジャーデビューできるもんだ、と貴重に思い、この時点ではCDを買おうと思っていた。しかし、結子さんを加えてどんどん演奏はヒートアップ。意外にも激しい曲が多いようですね。それは展望台に修学旅行生と思われる小学生たちが多かったこともあったのでしょう。しかし、そのリズム優先のピアノ演奏にはかなり飽きがきた。2ndセットでは子どももいなくなったので、しっとりと大人の演奏を聴かせてくれるかとも思ったが、やはり印象は変わらず。やっぱりメジャーということで賑やかな曲調を要求されたのか、それは分かりませんが、ちょっと私好みではなかったようです。
恋人と2人で青山一丁目の「カフェ246」で軽く食事をして帰宅。

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大人のライヴに子どもは不要

5月2日(金)

帰省2日目。NHK朝の連続ドラマを観たり,『はなまるマーケット』を観たり,テレビ漬け。これではいけないと,母親と2人で父親の墓参りに出かける。兄が一緒の盆と正月は彼の車で出かけるが,この2人の交通手段は徒歩のみ。母親は70歳をすぎているが,ここ数年はとても健康で助かっている。ちなみに,私がそれなりに若く見られるのはこの母親譲りの肌のおかげ。前の帰省時にはどこかで映画を観て,帰りのJR線を立って帰ったが,その時にふと「そういえば,席を譲られたことある?」と聞いてみた。その答えは「そんなアホな」だそうです。ということで,日課のように1時間弱散歩に出かける彼女。この日はいろいろブラブラして,なんだかんだ2時間ほど歩いていたようです。
『笑っていいとも!』を観てから,NHK-BSでやっていた,アニエシュカ・ホランド監督作品『秘密の花園』を観た。ホランド監督は若かりしレオナルド・ディカプリオがフランスの詩人アルチュール・ランボーに扮した『太陽と月に背いて』を観たことがある。史実に基づくために後半はちょっと展開に無理がありましたが,前半はとても好きな作品。さて,『秘密の花園』というタイトルはちょっとありふれていますが,ナカナカ面白いです。ちょっとホランドを『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオンと間違えちゃうほど『ピアノ・レッスン』に似た雰囲気を持つ作品。『ピアノ・レッスン』は英国からその植民地であるニュージーランドに入植する母子の物語。時代もそんな19世紀です。『秘密の花園』はやはり英国の植民地だったインドに入植していた家族が地震で両親を亡くした娘が英国の親戚の家に引き取られる物語。不思議な物語も素敵だけど,子どもたちの可愛いこと!
すっかり何泊かしていくかと思い込んでいた母親に申し訳なく思いながらも,映画が終わり私は帰りの電車に乗りました。一度帰宅してから渋谷へ。

渋谷シアターN 『あの空をおぼえてる
竹野内 豊が何年かぶりに出演したという映画。彼にはあまり興味はないんだけど,奥さん役で出演している水野美紀はとても好きな女優さん。といっても,テレビでしか観たことはないので,映画でどんな姿をみせてくれるのかが楽しみ。そして,なんといってもはじめからお涙頂戴映画だってことが分かるので,思い切り泣くことができるってのも実は密かな楽しみだったりして。竹野内と水野演じる夫妻が最愛の娘を交通事故で失って立ち直るまでの物語。同じく事故に遭って奇跡的にも一命を取り留めた長男と、既にこの時にお腹に宿っていた新しい命。夫婦はその大切な2つの命を蔑ろにしながら喪に服している。その時の竹野内の不甲斐なさが頭に来る。ということは、それがいい演技ということだろうけど、観客をこうして憤慨させることがより涙を誘うんだよな。まったくずるい脚本だ。この映画にも原作があり、実は外国人作家の作品なのだが、いかにも日本人好みな分かりやすいストーリー。以前に、日本映画だと泣けるけど、外国映画だと泣けないと書いた。それはお涙ちょうだいの物語でも、ちょっと捻っているからではないだろうか。

都立大学Jammin' 松下美千代
映画が終わって雨の中急いで東横線都立大学へ。この日はJammin'で松下美千代さんのピアノソロ演奏があるというのでいってみた。ソロライヴのときは21時スタート。毎正時に3回、24時近くまで演奏している。この日はお客さんが少なく、中ほどのテーブルをファミリー客が占めていたので、最前列に座ることに。この日はこのファミリー客が迷惑の種だった。若い夫婦にその娘、そしてどちらかの父親という親子3代の客だったが、お店の常連さんらしい。もう詳しく書くのも頭きますが、とにかくまだ10歳にも満たない子どもがいるのに、結局わたしたちがお店を出る24時前まで居座っていた。初めの頃は真剣に聴いていたこの少女も後半は後から来たこの家族の知り合いらしい女性とおしゃべり。それ以上にこのくそじじいの声がでかいこと。演奏は全く聴かないくせに1曲終わるごとに大きな拍手と声援。ただの酔っ払いです。一度私の恋人が静かにするようにお願いしましたが、まったく効果なし。演奏に集中しようと頑張ってみましたが、さすがに3ステージ目までいられるとダメでしたね。
それにしても、その騒ぎをものともせずに、素晴らしい演奏を続ける美千代さんに拍手。やはりソロでも素晴らしいです。この日もメロディオンとピアノの二刀流を披露してくれましたし、スタンダードからオリジナルまで、多彩な演奏でした。特にこの日は最前列だったし、グランドピアノだとなかなか手元が見られませんが、このお店はアップライトなので、演奏する手元が見られて、その華麗な動きにうっとり。やはり素晴らしい魅力的なピアニストです。

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6連休初日

5月1日(木)

私の勤める会社は特に会社をあげて休日にしたりはしないが,今年は特に正社員に対して休みを取ってくださいムードでした。私は4月28日と30日は出勤して,5月1日はもともと木曜日なのでお休みですが,大学の方も休講ということで,1日お休み。3日も休日ということで講義もないので,2日の金曜日だけ会社にお休みをいただいて,6連休。3日からの連休は母親が旅行に出るということで,一泊で帰省することにしました。母親も夕方までは外出しているということで,途中新宿で映画を1本。この日は映画の日です。『相棒 劇場版』を観ようと思いましたが,変則的にこの作品はこの日の木曜日が公開初日だったようですね。映画の日を初日に選ぶなんてあざといなあ。
私はそんなことは知らずに,早く着いたのだから先に受付すればよかったのに,9階まで上り下りするのは面倒だったので,その映画館バルト9が入っている丸井の地下に入っているヴェローチェで軽くランチをしてしまったので,20分前に映画館に着いたらなんと残席22。待っている間に残席が2に。私の前の女性2人組も私と同じように待っていたので,これは無理とその場を立ち去る。

新宿武蔵野館 『フィクサー
埼玉に帰る時間が遅くなってしまいますが,かといって映画を取りやめると早く着きすぎるので,こちらの作品を選択。こちらの映画館も賑わっていました。でも,なんとか席を確保。こちらは満席までにはなりませんでした。
この作品はジョージ・クルーニー主演作品。当然のようにスティーヴン・ソダーバーグによるプロデュースです。監督は本作が長編初監督とのこと。予告編を観れば分かりますが,「フィクサー」とは弁護士の仕事で面倒ごとや揉め事を水面下で解決する「掃除屋」であり,「揉み消し屋」である。もちろん,それがジョージ・クルーニーの役どころ。しかし,その華麗な揉み消しのテクニックが見られるかというとそうではない。彼がフィクサーを辞めることになる最後の事件を追うのが本作のストーリーだ。彼が関わったケースというのが,エコロジーを売りにした農業関係の化学製品を生産する会社。とある農村で使用した農薬か肥料かが人体に影響を及ぼしているのではないかと,住民たちが起訴した事件。その会社の広報担当の女性を演じるのがティルダ・スウィントン。数年前に『猟人日記』にも出演していた英国俳優。なんと,この作品でアカデミー助演女優賞を獲得します。いいですね。ちょっと難しめの作品ではありますが,台詞でなんでもかんでも伝えようとするのではなく,映像がうまく構成されていて分かりやすく仕上がっていると思います。その映像表現で少し面白かったのが,脇の汗。窮地に立たされた人物がシャツの脇に汗のシミをつくってしまうシーンが2箇所もあった。

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思いがけないトークショーは嬉しい

4月28日(月)

渋谷イメージフォーラム 『ねこのひげ
渡辺真紀子主演作品。この人は随分前から見ているような気がする。私が自宅にいてテレビを観ている時からテレビに出ていて,最近ではかなりの数の映画に出演している。『殯の森』にも出演していたし,本作のような低予算映画にも出演している。正直いって,私は彼女の外見とか演技とかが好きではない。しかし,演技が好きではないというのは精確ではなく,彼女が演じる人物を好きになれないというべきか。でも,それは別の意味では稀有な俳優ということだし,それこそが演技が上手い証拠なのかもしれない。つまり,鑑賞者の気に入るような人物像とはちょっと違ったくせのある人物をいつも演じているように思うからだ。
さて,本作はレイトショーのみ上映ということで,この日は祝日前とはいえ,平日だったので混雑するはずないと思って,開映時間ギリギリにいったら,かなり混雑していた。しかも,入り口にはどこかで見たことのあるような美しい女性が。映画館に入ってその状況がようやく分かる。この日はトークショーがあったのだ。すでにお話を始めていたのは,主演男優の大城英司さん。そして,この日のゲストはチョイ役で出演している,藤田朋子さんと川上麻衣子さんだった。そう,私が入り口で見たのは川上さんだったのだ。トークショーって主演や監督よりも,脇役やスタッフなどの方が面白かったりしますね。短かったけど,とっても得した感じのトークショーでした。
さて,映画の方は渡辺真紀子さんと大城英司さん演じる男女が暮らしているマンションから始まるのですが,なんとここは実際に大城さんの自宅だという。そして,映画のタイトルのようにここで飼われている猫が登場するのですが(こいつがなんとも美しい),それも大城さんの飼い猫だということ。大城さん演じる男性は作家で,渡辺さん演じる女性は編集者で,とあるインタビューで出会って恋に落ちてしまうのですが,なんとどちらも不倫。結局,その離婚によって失うものと,新たに始めた愛の生活というこの2つにどう折り合いをつけるかという,映像は淡々としていますが,思いテーマ。大城さんの妻を川上さんが演じるのですが,そちらには子どもがいて,なかなか離婚が成立しない。手法としては『机のなかみ』とちょっと似ていて,一通りストーリーが進んだところで,一旦振り出しに戻ってこの男から女に視点が変わるというもの。まあ,それほど明白にその区別はなされていない。まあ,面白くはあるが,それがゆえに少し長く感じた作品。でも,こういう脚本と役者の演技だけで勝負する作品はとても映画らしくて好きです。

4月29日(火,祝)
この日は休日ですが,恋人とだらだらと過ごして,結局映画を1本観ただけ。

渋谷ユーロスペース 『モンテーニュ通りのカフェ
パリらしい,とても賑やかな作品です。『ロシアン・ドールズ』で確かレズビアン役をやっていた印象のあるセシール・ド・フランス主演ということですが,彼女が大好きな祖母が若かりし頃にパリのホテルで働いていたことがあるという思い出を聞いて,パリに思い出を作りに行く。行き当たりばったりに飛び込んで働くことになった1軒のカフェが舞台。登場人物はとても多くていくつもの物語が交錯する設定。このカフェを中心に,ピアノオーケストラのコンサート,テレビで人気女優の舞台,美術品コレクターがそのコレクションを全て出品するオークション,この3つの出来事が同時進行していきます。このコンサートに臨むピアニストを演じるのはこの前観た『地上5センチの恋心』で小説家を演じたアルベール・デュポンテル。まあ,ともかくひとつひとつの物語にさまざまな人々が絡んでいて,いろいろ悩みもあったりするんだけど,この楽天的なカフェの店員を中心に3つのストーリーが微妙に絡み合って物事が全て好転するという結末。まあ,そんなアホな!といわず,素直に気分よくなりましょう。

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狛江から入間へ

4月27日(日)

朝,軽くジョギングをしたあと,南武線を登戸で小田急線に乗り換え,狛江まで行く。けっこう近いがあまり行ったことがないエリア。駅のすぐ近くにお寺があって,そこでライヴもある「花市」というイヴェントがあるということだ。以前から,tico moonがそこで演奏をしていて,手芸を趣味とする吉野友加さんが,自身の作品を販売しているってことをblogで読んで知ってはいたが,参加するのは初めて。しかも,先日casaライヴ@プラッサオンゼでお会いしたachordionの2人が東京での生活を開始して初めてのライヴだと聞けばますます行きたくなります。「花市」自体は土日の両日開催なのですが,前日はトークショーが観れてしまったので,この日は入間まで行かなくてはならないけど,行くことにした。

狛江泉龍寺 花市

20080423_001 achordionのライヴ時間に合わせて12時前に行くと,そこらじゅうで人々が食べ物を食べています。私も美味しそうなものがあれば食べようと思っていましたが,あまりにも皆ががっついているもんだから食欲を失い,ライヴのステージである鐘撞き堂の前に用意された椅子に座って読書。間もなくライヴが始まろうとするのに私の横では男女4人組が食事とおしゃべり。「これじゃ全く聴く気のない人みたいだよねえ」とはじめは申し訳なさそうなことをいっていたが,結局はおしゃべりに夢中で演奏中でもお構いなし。まあ,他に座れるところは空いてなかったので気持ちは分かりますが,少しはライヴを聴きにきたお客さんがいることも考えられないだろうか。
20080423_006 achordion:かれらの演奏は3回目。過去2回はいずれも333discs企画のクリスマスライヴだった。しかも,昨年のクリスマスはほとんどオリジナル曲は演奏しなかったので,楽しみです。先日,プラッサオンゼで会った後に,改めて『round round』を聴いてみたが(まだ1stアルバムは持っていない),casaのサポートドラマーの菅沼さんも叩いているし,なかなか大胆な楽曲であることに気づく。なんとなく穏やかな曲という印象だったが,やはりそれだけではない魅力を持っている。今回はちょっと写真撮影をしてみましたが,そのことは満田智子さんの歌う時の表情を見ても分かりますね。形振りよりも歌声優先です。そして,智子さんもギターを始めたらしく,ちょっと人前で披露するにはどうかなと思いましたが,まあ,聴いてない人もいるフリーのライヴだからよしとしましょう。しかも,この日面白かったのは2人のMC。しゃべりの方はあまり得意でない2人なので,私が聴いた過去2回のライヴではほとんどしゃべらない感じでしたが,今回はいろいろしゃべっています。しかし,それがお客さんに向けてというよりは内輪って感じで,なにをいっているのかよく分からない場面も何度かありました。まあ,ともかく意外に緊張しているよりはゆるい2人のようです。ちなみに,この日は1stの曲は数曲やったものの,2ndからはあまり演奏せず,ちょっと残念。1stも買わなきゃな。
この後THE YOUNG GROUPという男性2人組の演奏もありましたが,あまり私好みではなさそうなので,1曲でちょっとお寺から離れます。でも,実はこの2人,どこかで名前を聴いたことがあると思ったら,以前高橋ピエールさんの出張ピエールレコードで,one toneと対バンしたライヴを聴いたことがあったんです。顔も音も全く覚えていませんでしたけどね。狛江の街をブラブラしますが,ランチをするようなめぼしい店は少なく,結局駅前のカフェ・ドゥ・モンドにいってホットドッグを食べる。そういえば,横浜にブルーハッツを聴きに行ったときもみなとみらい内のショッピングモールで食べたっけ。ここはベニエというドーナツのような菓子が有名なのだが,そういえば,以前横浜に住む女性と付き合っていたとき,横浜駅ビルに入っていたお店でベニエとカフェオレという組み合わせを勧められて食べた記憶が甦る。思わず,ベニエも1つ注文。2つセットで売ってるんだけど,やっぱり1つでは物足りない感じ。お寺に戻ってみると,14時からのトークショー中。実はこの日,PAとしてwater water camelの田辺 玄君が来ていて,挨拶はしたものの,PAは一番忙しかったが,トークショー中ちょっと解放されていたらしく,ちょっとゆっくりお話。彼はありましのちゃんの鹿児島ツアーについて行くんですよね。いいなあ,鹿児島。そういえば,achordionライヴ後に,ギターの木村恵太郎君にもちょっと話しかける。さすがに1度会っただけでは覚えていなかった様子。でも,話してみるとけっこう面白そうな男だった。話途中でCD購入者が現れたらしく,サインしに行ってしまいました。
20080423_011 tico moon:さて,2日間の締めはやはりtico moon。こちらの影山さんのMCもへんちくりんなので知られていますが,この日は特に冴えていたように思います。もちろん,演奏もさすがの貫禄があります。吉野友加さんのアイリッシュハープは多分この環境で演奏するのは大変だろうし,実は演奏中に目にゴミが入ってしまったらしいが,素晴らしい演奏でした。PAもさすが。

アンコールまで聴いたところで,足早に駅へ。登戸で乗り換えて南武線で府中本町まで。武蔵野線に乗り換えて新秋津まで。またまた乗り換えて西武線へ。ようやく入間市駅につきました。しかし,予想よりも早く到着したので,駅周辺で軽くご飯を。しかし,めぼしい店がなく,モスバーガーへ。比較的新しいと思われる「サウザン野菜バーガー」にしてみましたが,ちょっとイマイチ。そこから歩いて15分ほどで米軍ハウスの一帯に到着し,そこにお目当てのso-soがあります。でも,別にアメリカ人いないなあと思ったら,今はさまざまな用途で使われたり,普通に日本人が住んでいたりするようですね。

入間so-so 広沢タダシ
20080423_016 ほぼ予定時間どおりに開場。まさに米軍ハウス,平屋建ての一軒家です。椅子を隙間なく並べて,家族4人程度が住むにもちょっと狭い家に60人。いやあ,ギュウギュウでした。先行チケットの人が50人弱,私は先行を忘れていたので一般発売でしたが,そんなプレイガイドチケットの人は10人にも満たず。しかし,意外に当日券の人もいたりして,とにかく全員座れましたが,距離は近いけどステージの見え方はそれぞれ。私は1人ということで,かなり強引ですが,なかなかステージがとてもよく見える3列目をゲット。しかし,前方に足を置けないので,ステージに向かって90度左を向いた状態で着席。前の人の背中が10cmに迫り,後ろの人の膝は私のももに当たっています。
そんな状態で,広沢君は一人で登場。ステージ上にはギター2本とキーボード。全く1人での演奏です。ちょっと前まではよそよそしい感があった広沢君でしたが,最近調子がいいせいか,あるいはこういう場でのライヴが多くそうよそよそしくしてもいられなくなったのか,お客さんとの距離のとり方もなかなかいい感じです。そんな彼のテンションも含めてとてもいいステージだった。曲目は最近のライヴから意外性のあるものは特になかったけど,大丈夫。彼のギターと歌声は飽きません。私は1つのツアーを複数回参加しない人ですが,今回ははるばる入間まで来て本当に良かった。もう1回参加しようと思っている原宿ラフォーレミュージアムはキーボードの杉浦氏とパーカッションの入倉氏との3人だし,2ヵ月後だし。それこそ5月の千葉も行きたいくらいですが,意外にわが家からは千葉よりも入間の方が近いかもしれない。ということで,1時間半ほどかけて帰宅しました。

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