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大人のライヴに子どもは不要

5月2日(金)

帰省2日目。NHK朝の連続ドラマを観たり,『はなまるマーケット』を観たり,テレビ漬け。これではいけないと,母親と2人で父親の墓参りに出かける。兄が一緒の盆と正月は彼の車で出かけるが,この2人の交通手段は徒歩のみ。母親は70歳をすぎているが,ここ数年はとても健康で助かっている。ちなみに,私がそれなりに若く見られるのはこの母親譲りの肌のおかげ。前の帰省時にはどこかで映画を観て,帰りのJR線を立って帰ったが,その時にふと「そういえば,席を譲られたことある?」と聞いてみた。その答えは「そんなアホな」だそうです。ということで,日課のように1時間弱散歩に出かける彼女。この日はいろいろブラブラして,なんだかんだ2時間ほど歩いていたようです。
『笑っていいとも!』を観てから,NHK-BSでやっていた,アニエシュカ・ホランド監督作品『秘密の花園』を観た。ホランド監督は若かりしレオナルド・ディカプリオがフランスの詩人アルチュール・ランボーに扮した『太陽と月に背いて』を観たことがある。史実に基づくために後半はちょっと展開に無理がありましたが,前半はとても好きな作品。さて,『秘密の花園』というタイトルはちょっとありふれていますが,ナカナカ面白いです。ちょっとホランドを『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオンと間違えちゃうほど『ピアノ・レッスン』に似た雰囲気を持つ作品。『ピアノ・レッスン』は英国からその植民地であるニュージーランドに入植する母子の物語。時代もそんな19世紀です。『秘密の花園』はやはり英国の植民地だったインドに入植していた家族が地震で両親を亡くした娘が英国の親戚の家に引き取られる物語。不思議な物語も素敵だけど,子どもたちの可愛いこと!
すっかり何泊かしていくかと思い込んでいた母親に申し訳なく思いながらも,映画が終わり私は帰りの電車に乗りました。一度帰宅してから渋谷へ。

渋谷シアターN 『あの空をおぼえてる
竹野内 豊が何年かぶりに出演したという映画。彼にはあまり興味はないんだけど,奥さん役で出演している水野美紀はとても好きな女優さん。といっても,テレビでしか観たことはないので,映画でどんな姿をみせてくれるのかが楽しみ。そして,なんといってもはじめからお涙頂戴映画だってことが分かるので,思い切り泣くことができるってのも実は密かな楽しみだったりして。竹野内と水野演じる夫妻が最愛の娘を交通事故で失って立ち直るまでの物語。同じく事故に遭って奇跡的にも一命を取り留めた長男と、既にこの時にお腹に宿っていた新しい命。夫婦はその大切な2つの命を蔑ろにしながら喪に服している。その時の竹野内の不甲斐なさが頭に来る。ということは、それがいい演技ということだろうけど、観客をこうして憤慨させることがより涙を誘うんだよな。まったくずるい脚本だ。この映画にも原作があり、実は外国人作家の作品なのだが、いかにも日本人好みな分かりやすいストーリー。以前に、日本映画だと泣けるけど、外国映画だと泣けないと書いた。それはお涙ちょうだいの物語でも、ちょっと捻っているからではないだろうか。

都立大学Jammin' 松下美千代
映画が終わって雨の中急いで東横線都立大学へ。この日はJammin'で松下美千代さんのピアノソロ演奏があるというのでいってみた。ソロライヴのときは21時スタート。毎正時に3回、24時近くまで演奏している。この日はお客さんが少なく、中ほどのテーブルをファミリー客が占めていたので、最前列に座ることに。この日はこのファミリー客が迷惑の種だった。若い夫婦にその娘、そしてどちらかの父親という親子3代の客だったが、お店の常連さんらしい。もう詳しく書くのも頭きますが、とにかくまだ10歳にも満たない子どもがいるのに、結局わたしたちがお店を出る24時前まで居座っていた。初めの頃は真剣に聴いていたこの少女も後半は後から来たこの家族の知り合いらしい女性とおしゃべり。それ以上にこのくそじじいの声がでかいこと。演奏は全く聴かないくせに1曲終わるごとに大きな拍手と声援。ただの酔っ払いです。一度私の恋人が静かにするようにお願いしましたが、まったく効果なし。演奏に集中しようと頑張ってみましたが、さすがに3ステージ目までいられるとダメでしたね。
それにしても、その騒ぎをものともせずに、素晴らしい演奏を続ける美千代さんに拍手。やはりソロでも素晴らしいです。この日もメロディオンとピアノの二刀流を披露してくれましたし、スタンダードからオリジナルまで、多彩な演奏でした。特にこの日は最前列だったし、グランドピアノだとなかなか手元が見られませんが、このお店はアップライトなので、演奏する手元が見られて、その華麗な動きにうっとり。やはり素晴らしい魅力的なピアニストです。

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コメント

都立大学の「Jammin'」に行ったことはありませんが、ライブを定期的にやっているようなJAZZ BARだと、お店のほうが厳格でマナーに厳しかったりして、とても子どもを連れて行くような雰囲気でなかったりすることもしばしばですが、店にもよりますね。僕が学生時代を過ごした街はJAZZが盛んで、お店がいくつもありましたが、私語禁止に近い店があったり、40代半ばの店主はけっこう怖い存在でした。僕が今その年代ですが、僕らの同世代は物分りが良くて、けして怒らない親仁が多いです。まあ、常識的に23時過ぎに子どもを外で連れて帰らない客もどうかしていますが、今は‘常識’というのが通用しない世の中ですから。

ところで、JAZZ中心のお店ではありませんが、四谷の「メビウス」というお店はとてもいいと思います。お酒や料理がおいしく、料金もリーズナブル、サービスも良い、出演するミュージシャンもお店を愛している、客層も良い……と、気持ちよく音楽を聞き、料理やお酒を楽しめるようにお店も努力しているのではないでしょうか。特にカーペンターズのカバーで知られる峠恵子さんのライブは、音楽好きの人を連れて行くにはもってこいと思います。

投稿: TOPS | 2008年5月 8日 (木) 12時36分

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