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ハッピーエンドも展開次第

5月11日(日)

渋谷で過ごす一日。夜のライヴの前に恋人と映画2本。

渋谷ユーロスペース 『パークアンドラブホテル
まずは熊坂 出という監督のPFF(ぴあフィルムフェスティバル)スカラーシップ作品である、『パークアンドラブホテル』という作品を観る。TOPSさんも書いてくれましたが、監督は私も今年ブルーハッツのメンバーとしてその演奏を聴いた、モヒカンベーシスト熊坂義人さんのお兄さんとか。そんな関係でつながりのあるミュージシャンが出演していました。
タイトルどおりとある寂れたラブホテルが舞台。そんな場所に昼間っから老人やら小学生やらが入っていきます。不審に思った最初の登場人物、13歳の髪を白く染めた少女が小学生の後をついていきます。すると、そのラブホテルの屋上にはベンチやシーソー、滑り台などが設置された公演になっているではないですか。そこで繰り広げられる人間模様を描いた作品。その屋上の冒頭のシーンで、なにやら太鼓を叩きながら歌う女性を見て、「あ、中ムラサトコさんだ」と思ったわけです。彼女は途中でも歌を唄わず、ベンチで子どもをあやす姿で登場します。赤ちゃんだけでなく、小さな男の子も。そういえば、中ムラサトコさんは昨年お子さんを出産し、その前にも2人のお子さんがいると聞いています。多分実の子どもなんでしょうね。そして、歌を唄うシーンでは小柄の女性が隣でヴァイオリンを弾いています。最初はあまり気に留めていなかったのですが、そのうちに「あれはHONZIさんでは?」と思うようになって、エンドロールで確認しました。やはり中ムラサトコさんとHONZIさんでした。以前にもこの日記で書きましたが、HONZIさんは若くして昨年亡くなってしまったヴァイオリニスト。貴重な映像です。さて、映画の方ですが、淡々と進むマニアックな作品と思いきや、最後は全て丸く収まるハッピーエンドストーリーでした。演出の地味さに対し、結末が明るいと素直にいい気持ちになりますね。けっこうお勧めの作品。それにしても、ラブホテルが明るいうちに「今日の営業は終了しました」ってのはどうなんだろう?

3階にある映画館から階段で降りる途中、サカウエ君にばったり。最近渋谷でニアミスすることが多かった彼ですが、ついに遭遇してしまいました。お互い苦笑い。

渋谷ル・シネマ 『ジェイン・オースティンの読書会
続いて観たのは典型的なアメリカ映画。こちらもいろんな登場人物が出てきます。女性監督らしい台詞のテンポのいい作品ですね。ジェイン・オースティンは18~19世紀の英国の女流作家ですが、映画化されたものでもキーラ・ナイトレイ主演の『プライドと偏見』とかグウィネス・パルトロウ主演の『エマ』などがある作家ですが、特に女性に愛される彼女の作品を女性を中心としたメンバーで議論しようという読書会に集う人々の物語。もちろん、男性も登場します。登場人物のキャラクターがなかなかいいですね。といっても、役割分担ができているような固定化されたキャラではなく、数人はあるきっかけで外見すら変わってしまうというところが、この作品の魅力かもしれません。そして、この作品もほとんどの人物がハッピーエンドを迎えます。まあ、一般人の読書会ですから、議論が恋愛に集中してしまうのはしょうがないですが、ちょっとサイードの『文化と帝国主義』などをとりいれてポストコロニアルな議論もあったりしたらこの上なし、って感じですが、それは無理な注文って所でしょうか。

恋人はこの後用事があるということで、別れて私はライヴ会場のワインバーへ。

渋谷カボット
MitaTake:なんだかんだでMitaTakeの演奏は今年3回目。この日は矢野顕子「ごはんができたよ」という辻 香織ちゃんもカヴァーしている曲を演奏して、そのレパートリーの広さに驚きます。そして、先日Asa festoonさんのゲストで登場したハモニカ吹きの続木 力さんが佐野岳彦君のお師匠さんだと知ってビックリ。
casa:このお店は基本的にカウンターしかなく、歌い手はそのカウンター越しに立って唄うのですが(もちろん座ってもかまわないと思うが)、身長の低いヴォーカルの古賀夕紀子さんは胸から上しかカウンターから出ていなくてなんか面白い感じ。この日はけっこう1stアルバムの懐かしい曲なども演奏していいステージでした。9曲演奏したにもかかわらず、終演は21時過ぎ。終演後も美宏君とゆっくりおはなししたり、この日初対面だったcasaとMitaTakeの会話を隣で聞いていたり、22時前までゆっくりしました。ちなみに、美宏君は前日に間違えてカボットに来てしまったらしく、夕紀子さんにMCのネタにされていました。

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