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思いがけないトークショーは嬉しい

4月28日(月)

渋谷イメージフォーラム 『ねこのひげ
渡辺真紀子主演作品。この人は随分前から見ているような気がする。私が自宅にいてテレビを観ている時からテレビに出ていて,最近ではかなりの数の映画に出演している。『殯の森』にも出演していたし,本作のような低予算映画にも出演している。正直いって,私は彼女の外見とか演技とかが好きではない。しかし,演技が好きではないというのは精確ではなく,彼女が演じる人物を好きになれないというべきか。でも,それは別の意味では稀有な俳優ということだし,それこそが演技が上手い証拠なのかもしれない。つまり,鑑賞者の気に入るような人物像とはちょっと違ったくせのある人物をいつも演じているように思うからだ。
さて,本作はレイトショーのみ上映ということで,この日は祝日前とはいえ,平日だったので混雑するはずないと思って,開映時間ギリギリにいったら,かなり混雑していた。しかも,入り口にはどこかで見たことのあるような美しい女性が。映画館に入ってその状況がようやく分かる。この日はトークショーがあったのだ。すでにお話を始めていたのは,主演男優の大城英司さん。そして,この日のゲストはチョイ役で出演している,藤田朋子さんと川上麻衣子さんだった。そう,私が入り口で見たのは川上さんだったのだ。トークショーって主演や監督よりも,脇役やスタッフなどの方が面白かったりしますね。短かったけど,とっても得した感じのトークショーでした。
さて,映画の方は渡辺真紀子さんと大城英司さん演じる男女が暮らしているマンションから始まるのですが,なんとここは実際に大城さんの自宅だという。そして,映画のタイトルのようにここで飼われている猫が登場するのですが(こいつがなんとも美しい),それも大城さんの飼い猫だということ。大城さん演じる男性は作家で,渡辺さん演じる女性は編集者で,とあるインタビューで出会って恋に落ちてしまうのですが,なんとどちらも不倫。結局,その離婚によって失うものと,新たに始めた愛の生活というこの2つにどう折り合いをつけるかという,映像は淡々としていますが,思いテーマ。大城さんの妻を川上さんが演じるのですが,そちらには子どもがいて,なかなか離婚が成立しない。手法としては『机のなかみ』とちょっと似ていて,一通りストーリーが進んだところで,一旦振り出しに戻ってこの男から女に視点が変わるというもの。まあ,それほど明白にその区別はなされていない。まあ,面白くはあるが,それがゆえに少し長く感じた作品。でも,こういう脚本と役者の演技だけで勝負する作品はとても映画らしくて好きです。

4月29日(火,祝)
この日は休日ですが,恋人とだらだらと過ごして,結局映画を1本観ただけ。

渋谷ユーロスペース 『モンテーニュ通りのカフェ
パリらしい,とても賑やかな作品です。『ロシアン・ドールズ』で確かレズビアン役をやっていた印象のあるセシール・ド・フランス主演ということですが,彼女が大好きな祖母が若かりし頃にパリのホテルで働いていたことがあるという思い出を聞いて,パリに思い出を作りに行く。行き当たりばったりに飛び込んで働くことになった1軒のカフェが舞台。登場人物はとても多くていくつもの物語が交錯する設定。このカフェを中心に,ピアノオーケストラのコンサート,テレビで人気女優の舞台,美術品コレクターがそのコレクションを全て出品するオークション,この3つの出来事が同時進行していきます。このコンサートに臨むピアニストを演じるのはこの前観た『地上5センチの恋心』で小説家を演じたアルベール・デュポンテル。まあ,ともかくひとつひとつの物語にさまざまな人々が絡んでいて,いろいろ悩みもあったりするんだけど,この楽天的なカフェの店員を中心に3つのストーリーが微妙に絡み合って物事が全て好転するという結末。まあ,そんなアホな!といわず,素直に気分よくなりましょう。

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