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成長を見守る

5月13日(火)

池袋自由学園明日館講堂 湯川潮音
先行予約がローソンで、当選確認もLoppi(コンビニ端末)で行うというものをすっかり忘れてしまった公演。その後e+の先行予約にも落選し、最終的に恋人に一般発売で取ってもらった。まあ、ローソンの時点では1人で行く予定が、その頃CDを貸していた恋人も気に入って一緒に行くことになったから結果オーライとしましょう。整理番号は200番台でしたが、平日18:30という開場時間に間に合わない人もいたのか、それなりの席に座れて開演を待ちます。
一人で登場した潮音ちゃんはまずアカペラでCMにも採用された曲を披露。マイクの用意された椅子に座ってギターを抱えてもスピーカーから音は出ません。なんと、このマイクは録音用で、この日のコンサートは一人生音弾き語りでした。明日館の50人収容のロビーの方ではビューティフルハミングバードも毎回生音で演奏していますが、300人収容の講堂で生音は辛いのではないか?やはりはじめのうちはかなり耳を澄まして聴いている感じ。お客さんにも相当緊張感が要求されます。こういうプレッシャーに弱い人いるんですよね。余計,咳が出てきてしまう人が何人かいました。私の右前方に座っていた女性は途中で咳が止まらなくなって退席してしまったほどです。でも,徐々に潮音ちゃんの声は不思議と同じ声量でも場内に響き渡るようになり,ギターの音も然りでした。初めてtico moonを聴きにleteに行ったときのことをちょっと思い出しました。繊細な音で聴いていると,音響が時間とともに変化していくのが分かるんですよね。それにしても,私が潮音ちゃんを聴き始めた頃は歯の矯正をしていて,衣装は毎回可愛かったけど化粧やヘアスタイルにはそんなに頓着しない印象がありましたが,この日の衣装はとてもシックで,一度はかなり茶色になっていた髪も黒に戻って,顔もとても大人びて見えました。演奏も始めたばかりのギターの時は笑って誤魔化す場面も多かったですが,こうやって300人のお客さんの前で一人で堂々とギターを弾いて歌う姿を見ると感慨深いものがありますね。
ともかく,本当にここ数年は非常に安定して素晴らしいステージを見せている潮音ちゃんですが,この日はそれにも増して素晴らしかったと思う。最後の方ではなんとなくアンコールを匂わせて,以前だったらお客から出る曲名は「緑のアーチ」か「裸の王様」だったから,彼女もその2曲を用意していたようでしたが,なんとお客からの注文は,はっぴいえんどやらディズニーやら彼女の曲じゃないものが続き,その後もCM曲やらナカナカマニアックな注文が続き,さすがにそんなのギター弾き語りできないよってのも含めて,結局潮音ちゃんはアカペラでワンコーラスずつ歌うのでした。私だったらやっぱり「うしろ姿の人」をリクエストしたいところですが,どうですかね。『犬猫』イヴェントで何度かエレキギターでしたが弾き語りをしていましたので,いけると思ってはいましたが,やっぱり駄目かもしれませんね。アンコールでは自分の歌声をサンプリングして重ねるという試みも披露。この辺りはどこかでアンプを通していたのですかね。アンコールも含めて約2時間のステージをこなせるようになったのも成長の一つの証ですね。一人で弾き語りができれば,一人で地方も回れるといっていましたが,それは是非実現して欲しいところ。そういえば,まだ大々的なツアーはしていないはず。
ところで,私的にはなんとなく,客層が若干変わったような気がします。リクエストの選曲からもその考えは強まりましたが,ハナレグミやくるりを通して潮音ちゃんを知ったという,シングル『緑のアーチ/裸の王様』辺りのファンは少なかったような気がします。若干年齢層が高いというか。平日の18:30開演でしたから,若くてまだ働いていない世代の人は有利なはずですが,そういうお客はそれほど多くなかったような。
まあ,そんなことはともかく,この3ヶ月間連続明日館ライヴは通わなければならないようですね。

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コメント

潮音ちゃんは弾き語りに本腰を入れてもらえると、ライブハウスやCD店の店頭だけじゃなくて、いろんな場所でやってもらえそうですね。クマ・ハラダさんが絡んでいる新譜にも期待です。

5月18日、この日は横浜港でのナイトクルーズで、オオヤユウスケとflex lifeの2組出演。
230名限定ということで、ナルセさんに予約をお願いしたのですが、椅子席40席はほぼ埋まっていたものの、立っている人は100人もいなくて、定員の半分位でした。夕方にもやったので、客が分散したのでしょうが、ファン層的な組み合わせとしてはミスだったのかも知れません。新しいナンバーを交えたflex lifeはそれなりに盛り上がりました。寄港ギリギリまでアンコールに応えていましたが、それでも45分くらい。前半のオオヤ氏のほうが長かったのは、仕方ないのですかね。通称くじらの背中で休んで、ゆっくり帰宅。この日の昼間は都立大学「ギャラリーグラナダ」で戸田和稚子さんの投げ銭ライブに行っていました。橋本歩さんの父が「写真と俳句」の展示会を開催しているギャラリーに、歩さんも協力ということで、ライブのあと、懇親パーティもありました。戸田&橋本コンビはさすがに息のいいところを見せていましたし、飛び入りのオオニシユウスケ(この人もあちこちに登場されます)さんのギターも入って、いっそうライブが充実したと思います。歩さんのMCで「小学校のときに書道4段を取りました。実は字はうまいんです」って、今度実力のほどを見せてもらうことにしましょう。

投稿: TOPS | 2008年5月20日 (火) 18時59分

そういえば,クマ原田さんのことを書き忘れましたね。
先日,下北沢で偶然高宮マキさんに会ったばかりだったので,クマさんの名前が出たときはビックリしました。潮音ちゃんがわざわざ英国に渡った理由もよく分かりました。
『灰色とわたし』というアルバムタイトル名も潮音ちゃんらしくていいですね。

そういえば,グラナダの後は船上ライヴでしたね。東横線だったから行きやすかったんですね。
今年の私の誕生日イヴェント,ようやく発表できそうです。もう少しお待ちを。

投稿: ナルセ | 2008年5月20日 (火) 19時19分

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