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2008年6月

雨の代官山

6月22日(日)

この日は雨模様ということで、久し振りにのんびりだらだら。予定は昼間のライヴ1本。

代官山ball room port of notes
ということで、port of notesがどうやら定期的に続けていきそうなイヴェント。昼と夜と2ステージあって、夜に魅力的なライヴが入ることも想定して昼の部に。でも結局別のライヴの予定は入らずに、でもNUUちゃんのライヴは浅草で時間も早かったので断念。
初めて行くことになったこのball roomってところは、UNITなどが入っているビルの4階。ホームページの写真は何もないただの空間なので、スタンディングなのか、椅子が出るのか分からないし、広さもいまいち分からない。私の整理番号は90番だったので少しそわそわしてしまいましたが、なかなかよい室内空間でした。特に昼間の部だったので、表通りに面したところは大きな窓で、とても明るい。そして、このフロアは5階まで2フロア分を使っていて、5階からも見下ろせるようになっています(もちろん、一般客は上がれませんが)。そしてステージには観葉植物があって、もちろん椅子が並べられています。4階は全面禁煙のようで、とても快適です。そして、集まったお客さんはUNITなどに集まるお客さんとはかなり違いますね。女性が中心で年齢層もそこそこ上。あまり奇抜なファッションではなく、落ち着いています。ドリンクはUNITと同じリユースカップで、私は赤ワインを注文。さすがにあまり美味しくはありませんでしたが、良しとしましょう。
この日はBophanaの小池龍平さんがゲスト。ほとんど3人で演奏しました。途中では特別ゲストのかっきんさんも登場しました。黒いドレスで登場した畠山美由紀さんはとても素敵。それにしてもこの人はしょっちゅう髪形が違う。といっても、毎回古風な感じ出し、色も黒髪なのだが、どれもお似合いです。いやあ、それにしてもこの日のステージは素晴らしかった。久し振りにグッときましたよ。やはり美由紀さんの歌声は格別だ。
port of notesは私が聴きだした頃はもう2度と活動しないものだと思い込んでいましたが、昨年から本格的に活動開始しましたね。私は知らなかったのですが、この日のMCで小島大介さんが、昨年から会社を辞め(なんとそれまでは勤めながら音楽活動をしていた)音楽で一本立ちした、といっていたが、それを聞いて、むしろ美由紀さんが活動をきちんとした形で続けるためにソロを始めたのではないかと思った。なので、昨年からはがっつりport of notesもできるということで、お休みしていたdouble famousも復活させ、むしろソロ活動をお休みするような感じだ。9月にはdouble famousのライヴにも行くことになったし、今後の美由紀さんの活動にも注目していきたい。
この日は美由紀さんと大介さんの妙なやりとりは少なかったですが、大介さんの昨年の初夢の話とか,バークレー時代に無理矢理鈴木正人氏と友人になり,彼の家に転がり込んだことなど,メチャクチャ面白いです。またかっきんさんがおめかししているのに,トークはいつもどおりで,実家が肉屋を営んでいて,美由紀さんがよく遊びに行って,ソロアルバム『リフレクション』の曲はほとんどかっきんの家で書いただの,今思い出すととてもライヴ中の話とは思えない話題ばかりですね。まあ,それはともかく本当に素晴らしいライヴだったので,早速次回が楽しみです。次回は8月2日で,ゲストにアン・サリーさんとのこと。

ライヴの後,恋人と三軒茶屋で待ち合わせて夕食を一緒に食べる予定。まだまだ時間があるので,雨が降ってはいましたが,代官山から池尻大橋まで歩いてみる。またまた大してかかりませんでしたね。時間的には三20080630_024軒茶屋まで歩いても間に合ったけど,さすがに雨の中歩くのは精神的にも辛いので,池尻大橋の駅近くのカフェで一休み。夕食は彼女の用事の前の開き時間で軽く済ますつもりが,用事がキャンセル。ちょっと気になっていた店に行ったら,かなりお高いお店で,数皿頼むよりコースの方がお得ということで,2人でかなりの贅沢ディナーとなりました。

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池袋で半日

6月21日(土)

講義を終えて池袋へ。この日は早い時間にライヴがあるので,それまで映画も池袋で観て過ごすことに。受付を済ませて,ベーグル屋ジェノエスクでランチ。数店舗でカフェを併設していますが、なんかお店によってメニューが違うんだよな。ここ池袋店は不思議なことに15時まではランチメニューのみ。ベーグルサンドは1種類でスープ付き。ベーグルサンドの種類が増え、コーヒーなどのドリンクとだけ組み合わせたい人は15時以降を待たないとダメみたい。なんのこっちゃ?

池袋シネ・リーブル 『ジュノ
予告編でこの作品を知った時から観たいと思い、前売り券を購入した。それがアカデミー賞発表後かどうかは覚えていないが、この作品は脚本賞を受賞したようだ。私が観たいと思ったのは、もちろん予告編の面白さもあるが、主演女優と監督の存在が決定的。主演のエレン・ペイジは前作『ハードキャンディ』で圧倒的な存在感を見せた。決して飛び切り美人というわけでもないけど、そして『ハードキャンディ』でも本作でも実年齢よりも5つほど下を演じているのだが、その外見の幼さと内面の強さを表現できる素晴らしい女優。といいながらも、ちょうど良い役に恵まれているというのもあるかもしれない。それにしても、雑誌にインタビュー記事が載っていて、きちんとメイクをした写真が載っていたが、そうなるとかなりキュートだ。もちろん、本作で16際役のノーメイクもメチャクチャ可愛いのだが。そして、監督のジェイソン・ライトマン。若干30歳で前作『サンキュー・スモーキング』に続いて、テンポが良く、キレのよい素晴らしい作品を届けてくれたと思う。そして、脚本賞を受賞したディアブロ・コディという女性。こちらも30歳で、しかも本作が初脚本だという。 20世紀FOX製作作品でありながら、当初は全米7館だけの上映ってのはちょっと信じられませんが、まあともかくこういう堅実な映画が受け入れられるってのはいいことですね。ラストシーン、素敵です!

池袋で半日を過ごすことを決めたのはいいけど,やっぱり時間をつぶすのはけっこう大変。西武百貨店の本屋「Libro」やBEAMSなどで何とか時間をつぶしたものの,明日館に到着したのは15分前。

池袋自由学園明日館 NUU
中2日の明日館です。しかもこの日はまだ随分早い時間。開演が17時です。NUUちゃんの誕生日は6月17日で,いつもは誕生日当日にライヴをしていたように記憶していますが,今年はデビュー10周年ということで,誕生日後の土日を使った2デイズ。しかも,昨年の誕生日ライヴで宣言したらしく「2日間でデビュー以来のCD収録曲を全部歌う」ということです。さすがに両日参加とはいきませんでしたが、2日間で50曲、会場とサポートメンバーが違うという、リハーサルだけでも相当大変だったでしょう。後日会ったオオニシユウスケさんの話によると、彼がサポートした翌日はほとんどがオオニシさんの編曲。他には鍵盤奏者の夏秋文彦さんなどのメンバーでした。そして、この日の中心は笹子重治さん。他には、笹子さんとコーコーヤを一緒にやっているヴァイオリンの江藤有希さん、そして鬼武みゆきさんというピアニスト、の3人のサポート。おそらく翌日はけっこう賑やかな感じですが、1日目のこの日は明日館という落ち着いた会場で、シンプルな生楽器を中心とした落ち着いて雰囲気というコンセプトでしょうか。私は右寄りでしたが、2列目に座ることができました。さすがに潮音ちゃんの時ほどの集客ではありませんが、両側の見にくい席が空いている程度でちょっとゆとりがある感じの満席状態。
登場したNUUちゃんはさすがに気合が入っていてナチュラルではありますが、ばっちりヘアもメイクも決めています。この日はばっちりPA入っていましたが、初めて聴く鬼武さんのピアノも素敵で、素晴らしいサポート3人組みでした。もちろん、NUUちゃんの歌声もさすが。やっぱり彼女くらいの声量になると、このくらいのホールの方が気持ちよいですね。もちろん、MCも飛ばしています。さすがに私くらいのファン歴では聴いたことがなかったデビュー当時の話や、その後の話など、辛かっただろうことも含めて笑い飛ばせる彼女の芯の強さはさすがだと思う。もちろん、ライヴ自体もCDでは聴いているものの、ライヴでは初めて聴く曲も多かったし、CDとは全く違うアレンジになった曲も面白かったし、途中でちょっと休憩が入って衣装換えもあって、25曲で3時間弱。圧巻のステージでした。

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7月のライヴ予定

7月4日(金)
朝霞停車場 伊藤大輔+松下美千代+太田朱美
7月5日(土)
下北沢440 フルカワモモコ/water water camel/他(予約済み)
7月6日(日)
下北沢ラ・カーニャ 鈴木亜紀(チケット購入済み)
7月8日(火)
池袋自由学園明日館講堂 湯川潮音(チケット購入済み)
7月9日(水)
渋谷7th floor air plants(予約済み)
7月12日(土)
吉祥寺strings 太宰百合+shinske(予約済み)
7月13日(日)
赤坂BLITZ 竹仲絵里(チケット購入済み)
7月15日(火)
下北沢lete tico moon(予約済み)
7月17日(木)
中目黒cafe carat Dew(予約済み)
7月18日(金)
新宿SACT! ari/ありましの/他
7月19日(土)
下北沢mona records 岩﨑 愛/他
7月20日(日)
渋谷cabotte casa/achordion(予約済み)
7月21日(月,祝)
タワーレコード新宿店 湯川潮音
7月23日(水)
浜離宮朝日ホール 坂本美雨(チケット購入済み)
7月24日(木)
日暮里bar porto tomoca
7月26日(土)
外苑前Z・imagine 戸田和雅子+橋本 歩+松下美千代(自主企画)
7月31日(木)
青山プラッサオンゼ コーコーヤ(予約済み)

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たまには期待通りでないこともある

6月20日(金)

吉祥寺strings 青木カレン
最近はCD店でもけっこう大きく宣伝している青木カレン。私はshima & shikou DUOがサポートしているということで知ったんだけど、そして彼らとのフリーライヴもよくやっているのに、なかなか聴く機会がなく、ようやく聴けることになってかなり楽しみにしていた。最近は同じ3000円でもCDを買うか、ライヴに行くかというと後者を選ぶことが多い。買い物と考えれば後に残って何度も聴けるCDの方がいいんだけど、初めての場合、気に入らなかったら後に残らない方がいいと思ったりして。視聴で一度聴いて良かったからって、部屋で何度も聴くほど気に入るとは限らないからね。
で、この日のライヴはshima & shikou DUOとではなかったのですが、ピアノとチェロの女性2人がサポートということでさらに期待も高まります。しかし、最近暇ばかりの会社でなぜかこういう時に限って1時間残業。退社後に自炊してから行く予定で食材を買っていたので、1時間で作って食べて、吉祥寺に着いたのは20時を過ぎてしまいました。まあ、通常10分は遅れるだろうとふんでいたのに、店内に入ると既に演奏が始まっています。ええ?今日は開演時間早かったっけ?とビックリしつつ、どうやらカレンさんが出てくる前に、まずはピアノとチェロのデュオで演奏しているようです。店内はやはり満席に近く、でもいつものステージ近くのカウンター席を確保してくれていました。
しかし、期待が大きすぎたのか、ちょっとイマイチなライヴでした。それは前日に太宰さんと歩さんの演奏を聴いてしまったからかもしれません。ピアノの人は頑張っているとは思うんだけど、太宰さんに比べると聴き劣りしてしまいます。もちろん、同じ楽器でも優劣の差よりも好き嫌いの差だと思うんだけど、やっぱりね。チェロは特にです。最近すっかり歩さんの演奏に慣れてしまっていたけども、他の人の演奏を聴いて歩さんのすごさを実感しました。やっぱりチェロって難しいんですね。改めて、どんな場面でも違和感なく響く音、やはりチェロは裏方の難しさがあるのでしょうか。といっても、もちろんそんなに大きな違和感を感じたわけではなく、またピアノの人はカレンさんとは初共演ということもあったのかと思います。
さて、メインの青木カレンさん。海外生活もけっこう長いということで、抜群の英語発音、と思いきや、うーんどうなんだろう。とにかく、この人は低音がすごい。ドスの利いたソウルっぽい曲が抜群に歌も発音も良い。しかし、よく知っている「moon river」や「my faverate things」などなど、なんだか歌声も発音もイマイチのような気がするんだよな。そして、CDジャケットではクールビューティ的なめちゃくちゃ美しいので、生で会うことをかなり楽しみにしていたのに、本人はちょっと雰囲気が違うんだよな。もちろん、美人にはかわりないんだけど、どちらかというと江戸っ子的なアクティヴな印象。
1stセットで私の隣の男性が帰ってしまい、カレンさん本人が譜面のチェックをするのにそこに座ったりして、普段ならばなんとかお話する話題を探すし、実際shima & shikouの話できっかけはあったのに、やはり「また来ます!」と自身持っていえない場合は気楽に声は掛けられませんね。でも、さすがに近くにいるとその美しさにはドキドキします。私は一応2ndまで聴いて帰りましたが、印象は変わらず。でも、今度shima & shikou DUOとのフリーライヴは見てみたいな。

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初ジャズクラブ

619日(木)

渋谷シネマ・アンジェリカ 『ヤーチャイカ
この作品の存在を知った時から楽しみにしていた割には、なかなか都合がつかず観に行けなかった。本作はここシネマ・アンジェリカに関係の深い主演2人による作品。香川照之さんは『ゆれる』の演技で映画賞をいくつか受賞したことから、その後2度もこの映画館で過去の作品を上映する「香川照之特集」が組まれている。尾野真千子さんは直接関わりがないが、主演した『殯の森』を上映していたのがこの映画館。カンヌ受賞を受けて、河瀬直美監督特集を組んだこともありました。そもそも真千子さんは河瀬監督作品『萌の孔雀』で中学生の時に素人俳優として主演したのがきっかけで俳優の道に進んだ。
で、本作は詩人の谷川俊太郎氏も共同監督・脚本として参加し、しかも動画ではなく「写真映画」と称した作品。そして、この写真を撮影しているのが首藤幹夫さんなのだ。首藤さんはsmall colorのライヴの映像担当として時折ライヴハウスに姿を現す人物。私は数日後にそのライヴに行く予定もあったので、その前に映画を観ておきたいと思った。
谷川俊太郎さんの映画ってのが表に出ているけど、むしろ共同監督の覚 和歌子さんが主導のようだ。ストーリーはしっかりしていて、語りも彼女の声。出演は香川さんと真千子さんの他、真千子さんの友人として登場する巫女役で高松いくという女優さんが、そして真千子さんの死別してしまった恋人役で、なんとベーシストのコモブチキイチロウさんが出演している。しかし、台詞などはないので、コモブチさんも全く違和感ありません。そう、この映画には俳優の声は全く入っていないんですよね。その辺はフィルムの映画とは違うけど、あまり違和感なく、ストーリーを楽しめました。特に香川さんの姿は面白く、動画の映画以上に激しいアクション(写真ぶれています)、派手な表情。やはり、役どころだけでなく、作品の特徴によっても演じ分ける香川さんの俳優魂に感服。重くて軽い、不思議な作品です。何度も観たい。なにより尾野真千子さんの魅力的なこと。

この日は講義の後、ライヴの予定はなく、もう1本くらい映画を観て帰るつもりだった。しかし、朝に橋本 歩さんのスケジュールを見ていたらなにやらこの日に太宰百合さんとライヴがあるという。しかも、共演はオーボエ奏者のtomocaさんと先日maikoさんのライヴで見たばかりのパーカッショニストはたけやま裕さん。会場は銀座のジャズクラブ「スウィング・シティ」なので、かなり気が引けたが、この4人の組み合わせでは、銀座は市ヶ谷から近いし、行かないわけにはいかないという感じになってしまった。

銀座スウィング・シティ 太宰百合橋本 歩tomocaはたけやま裕
基本的に予約が必要、となっていたスウィング・シティ。でも、まあ満席で断られたら映画でも観ようと思ったり、まあいくら私に魅力的な4人の組み合わせとはいえ、予約で満席になることはないだろうと思ったり。結果的には後者が正解。入店すると、丁寧に迎えてくれます。まあ、値段が高い分だけサービスは立派ですからね。ミュージックチャージは一番安いレベルで会員であれば1700円。それが会員以外だと3150円。会員になるにはボトルキープが必要。一応、本日入れれば本日分から会員料金になります、とのことでしたが、ビール中瓶が800円ですから、ボトルなんてね。どうせ滅多に来ないし。そして、ワンドリンク+ワンフード制。一番安いパスタがまたまた1700円ということで、それ以上の注文はなしでも6000円越えでした。お店の中央にステージがあり、グランドピアノもある半円形のステージを囲んでぐるっとカウンター席があります。そして、その後方にはなぜか古いピアノをテーブルにした席があり、私はそこになりました。ちょうど鍵盤の前に座る形。久し振りに飲む瓶ビールと柔らか豚肉のパスタはナカナカのお味。特に追加注文を強要しないウエイターは好感持てました。

そして、4人の演奏。やはりフロントがtomocaさんでした。ジャズクラブということで、黒尽くめで決めています。tomocaさんは決して一般的な美人ではないけど、自分のことをよく分かっている大人の女性の魅力が素敵ですし、やはり演奏は素晴らしい。そういえば、先日の日記では書きませんでしたが、試写会で観に行った『クライマーズ・ハイ』の劇中音楽で参加していましたよ。もちろん、太宰さんと歩さんの演奏は素晴らしくtomocaさんを支えます。この3人のトリオは以前にも聴いたことがありましたが、ここにパーカッションが入ることでやはりstringsやGRECOとは一味違った豪華さが加わりますね。そして、はたけやまさんは一見宝塚出身かと思うような男役的美しさを持つ女性。太宰さんのオリジナル曲も多く含む2ステージたっぷりの演奏は、やっぱり来て良かったと思う。太宰さんリーダーのセッションは毎回見事です。
もちろん、帰りがけには出演者のところに居座ってお話。やっぱりというか、今回も当日合わせだったようです。入りの時間を30分早めてもらって、この30分がこの日の明暗を分けたといいます。実は7月26日にも太宰さんがこのお店で演奏するらしく、歩さんを誘ったけど断られたとのこと。

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明日館ライヴ2夜目

618

池袋自由学園明日館 湯川潮音
先月から3ヶ月連続で行うという湯川潮音の明日館講堂ライヴ。今回はちゃんと先行予約を覚えていたけど、整理番号は158番。前回はベンチが何人掛けというのを指定していなかったため、先に3人で座っていたところに、最後の最後で一人詰めて座らせるようなシーンが多くあったために、今回は予め「一つのベンチに4人がけでお願いします」としつこいくらいに強調していた。今回は一人なので、何とかなりますね。5列目ほどの右寄りに席を確保できました。前回と比べるとかなり近いです。
前回はほとんど完全な生音ということに緊張したり、咳を気にしたりした人も多かったようですが、今回はお客さんも準備万全という感じ。でも、逆に出演者側が気を使って、ギターにはアンプが入れられることになりました。でも、PAは通さずにアンプスピーカーから直接。自分で調節できるので、かなり抑え目でいい感じです。もちろん、歌声は生。ニューアルバム『灰色とわたし』のジャケットは自らが油絵で自画像を描いたとのことで、その実物がステージ上に飾られていました。でも、どうなのかなあ、これ。
前回はアンコールを含め2時間弱やりましたが、今回は本編で1時間ちょっと。アンコールも2曲でしたから、いつもどおりですね。22日にも下北沢leteでのライヴを控えているし、そんなものか(またまた、今回もチェックできずに逃してしまった)。でも、内容はなかなか満足。前回のアンコールコーナーで、思いがけずリクエストアカペラ集になったわけですが(リクエストに対して弾き語りでは応えられなかった)、今回はそのなかから数曲を練習してきて披露。なかには今まで弾き語りでは演奏していない曲なども含まれていて、彼女の誠実さが伝わりますね。ああ、leteでこの続きを聴きたかったと、かなり後悔。でも、port of notesのチケット買ったし、と諦めようとしていたら、私が買ったのは昼間の部。17時には終わるじゃないか!
『灰色とわたし』は7月2日発売。次回の明日館コンサートは7月8日。次回は一人弾き語りではなく、どうやらレコーディングのメンバーが来日して参加するようなものらしい。クマ原田さんは来るのだろうか?そして、インストアも決まっているようですよ。7月21日はタワーレコード新宿店にて14時から。購入者にはサイン会参加。7月23日はヴィレッジヴァンガード下北沢店にて。こちらは購入者参加とのこと。うーん、どっちで買うか迷いどころです。

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フルートソロ!

616

国立no trunks 太田朱美
なんとなく思い立って、フルート奏者の太田朱美さんのスケジュールをチェックしたら国立でソロライヴをするというので行くことにした。このお店は太田さんが以前から定期的にやっているようで、でも完全にフルート一本でのソロライヴは今回が2回目とのこと。国立は私の住む街からバスで1本で行けるし、ライヴは22時から1時間、チャージ1000円というのも魅力だ。国立駅南口すぐのビルの5階。なかなか素的なバーです。私は10分前に着きましたが、お客さんは2人。でも、ライヴが始まる時間には6人と、いい感じになりました。基本的にカウンターとテーブル席で全部で15人ほどのお店ですが、テーブルは2人席なので、1人客ばかりだとこの日くらいでちょうどよい。カウンター席だと完全にステージが真後ろだし。
この日の朱美さんは少し大きなアルトフルートと2本用意しています。足元に、「独」「壇」「場」と書かれた紙を立てかけて、演奏開始。お客の一人はビデオを回し、私の両隣の男性は録音しています。かなりディープな朱美ファンなのでしょうか。終演後、お店の人がいっていたように、フルート1本で吹き続けるというのは1時間でも相当なものです。確かに、はじめの頃は少し物足りないような感覚でしたが、慣れてくるとその間の取り方とか、いい感じで、ぐぐっと引き込まれていきますね。まさに演奏者とお客さんの一騎打ちのようなそんな緊張感があります。そして、MCの時の朱美さんの不思議さ。まだ演奏を聴くのは2回目ですが、そんなところも彼女の魅力です。22時からの1時間ってのも良いですね。
あ、そういえばこのお店、料理も美味しそうです。私は自宅で夕食を食べてからきたので、ワインを注文し、それに合うおつまみということで、クリームチーズの酒粕漬けを注文しましたが、これがナカナカ。基本的にはビールや焼酎に合う料理が多いようですが、値段も安いし、またきたくなるお店でした。終演後は朱美さんが「皆さん、聴きに来てくれた記念に、この「独壇場」の紙にサインをして帰ってください」というので、私も署名してきました。また、来月には別のお店ですが、松下美千代さんとの共演もあるということで、そして、ここno trunksでは第一月曜日が朱美さんの日ということで、また聴きにいこう。
帰りはバスがないので、南武線で帰りましたが、けっこう時間はかかりません。

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ライヴで怒る!

6月15日(日)

新宿テアトルタイムズスクエア 『山桜
この日もタワーレコード新宿店でのインストアライヴということで、午後から出かけて新宿で映画。久し振りに一人で過ごす日曜日です。選んだ映画は田中麗奈ちゃん観たさの時代劇。基本的には明るく元気が売りの麗奈ちゃんですから、時代劇は初出演だそうです。しかも、若くして嫁に出て、夫に先立たれて実家に戻り、再度嫁いだ先が金貸し親子家業でひどい環境。結果的に離婚し、その前に縁談の話があったものの、母一人子一人という家庭環境を理由に断ってしまった、東山紀之演じる男に惹かれていく、という麗奈ちゃんには似つかわしくない役どころ。でも、そこはさすが映画女優です。現代的な感覚ではちょっと無理がある設定ですが、江戸時代後期と思われるその時代には当たり前だったのかもしれませんね。しかも、単なる恋沙汰だけを取り上げるものではなく、百姓の貧しい暮らしなども描く、藤沢周平の原作。映像も無理のない歴史復元で違和感なく観ることができました。いやあ、やっぱりきちんと作られた時代劇はいいものです。

タワーレコード新宿店 おおはた雄一
前日は1時間前でかなりお客が集まっていましたが、こちらはゆる~い感じで良いですね。30分前くらいからボチボチリハーサルを始めてお客も集まり始める。私は今回は次の予定のことを考えて、サイン会の列ができる方の最前列をキープ。この日のおおはたさん、珍しく色落ちしていない、細身のジーンズで登場。髪の毛もかなり短くなっていました。選曲も先日発売されたカヴァーアルバムからがほとんどでかなり大人なステージです。やっぱりいいですね。そして、この日もワイゼンボーンを持っていったにもかかわらず、「座って演奏しちゃうと見えないよね」って結局いつものギブソンギターで最後の曲も演奏。ワイゼン君の出番はありませんでした。
結局、サイン会は一番乗り。こういう時のおおはたさん、けっこう緊張していますね。「お名前なんでしたっけ?」という問に答えるとようやく思い出したようで。でも、実はサインをもらうのはまだ2回目だし、なんかこういうシチュエーションでお話するのはお互いに慣れません。

渋谷emma lounge 渋谷オーガニック
さて、その後渋谷に移動。おおはたさんとも仲の良い扇谷一穂さんが出演するというイヴェントに行きました。お洒落なお店に入った途端、ちょっと嫌な予感がする。一般のお客さんとイヴェント主催者の関係者が半々くらいの雰囲気。18時オープンとしか書いていなかったけど、予約時に聞いたら、ライヴは19時くらいからということで、席も確保してもらっていたので、18時に少し遅れていくと、ステージ正面のいい席でしたが、私の背後にはテーブルのみのスタンディングスペース。DJが爆音でなかったのは救いでしたが、私の後方の雰囲気はまさにDJイヴェント。そこで食べた白身魚のフリッターは美味しかったけど、混雑していてなかなか私の手元に来なかったり。そして、予想通りというか、ライヴが始まったのは19:30。
club tea:あまり覚えていませんが、男性3人スリーピースバンド。まあ、私好みではありませんでしたが、ライヴ中も相変わらずやまないおしゃべりの雨の中(なかにはライヴの音に負けないほど声を張り上げて騒いでいる男女あり)、演奏を続けた彼らには拍手を送りたい。
扇谷一穂:この日はグッドラックヘイワのキーボーディスト野村卓史氏とのデュオ。扇谷さんもなにやら小さな木琴やら、左手で持つキーボードやらで面白い試みを始めているようです。扇谷さんの声はあの通り、時に消えてしまうようなウィスパーヴォイスが特徴ですから、この騒々しいなかで聴くのは本当に残念でした。後半にかけてすごい面白い感じで、まあ8月にも世田谷のものつくり学校でライヴがあるそうなので、楽しみにしましょう。でも、同じ82日はport of notesの代官山ライヴ第2弾とダブっているので、ちょっと気になる。時間的にどうなのかなあ。
このあと、airdropのライヴもありましたが、もうこれ以上いると怒りが爆発しそうなので、扇谷さんに一声掛けて、ここで帰ることにしました。それにしても史上最悪に近いイヴェントでしたね。思わず、帰ってからイヴェンターに抗議のメールを送ってしまいましたよ。

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2日連続タワーレコード新宿店

6月14日(土)

講義を終えて新宿へ。恋人と待ち合わせてルミネに入っている「つばめグリル」で贅沢なランチ。その後タワーレコードに移動します。

新宿タワーレコード 竹仲絵里
買いたいCDもあったし、念のため1時間前に到着すると、すでにリハーサル中。ということは、すでにお客さんも集まっています。私服の竹仲絵里ちゃん、可愛い。前のシングルの時は黒髪で短めにしてシャープな印象でしたが、今回のニューシングルもCDジャケット写真は以前に撮影されたものなのか、印象が同じ。でも、PVでは髪が伸びて色も少し明るくしてフェミニン度アップ。もちろん、目の前の本人も同じ印象。この日も小林健樹さんをキーボードサポートに迎えてのステージ。それにしても、健樹さんは見るたびに髪型とか髭の生えている場所とかが違っていて印象が異なる。30分以上かけての念入りなリハーサルと音あわせ。なんとか端っこの2列目を確保しますが、恋人は「サヨナラサヨナラ」で既に泣き出しそうです。
リハーサルの30分に比べて開演までの30分の長いこと。かなりのお客さんで満員電車状態で待つ30分は辛いですね。しかも、この日のタワーレコードの担当者が5分おきくらいにアナウンスを何度も何度もして落ち着かない。さて、ようやく登場した絵里さん。PVと同じ黄色い衣装に着替えてヘアメイクもバッチリ。個人的にはコブクロ小渕さんの作詞作曲である「サヨナラサヨナラ」は歌詞が鼻について好きではないが、ともかくライヴパフォーマンスは素晴らしい。リニューアルして初めて行くことになる赤坂BLITZでのワンマンライヴも、先行予約を忘れてかなり後ろの席ではありますが、楽しみ。
ライヴ後にまたまたサイン入りポスターを本人から渡されるってのがありましたが、私が見ていた場所は並ぶ場所に遠く、階段のかなり上のほうになってしまいました。ポスターは大きいからハガキにすればいいのに、と私は思ってしまう。こんなに多くの人が並ぶタワレコもはじめてかも。本当は今回のワンマンに岡村美央さんが参加するとかそんなことを聞きたかったけど、流れ作業のように移動していく中で、握手をするのが精一杯でした。

急いで移動して歌舞伎町の映画館へ。

新宿ジョイシネマ 『アフター・スクール
『運命じゃない人』が私を含め、映画ファンのなかで大好評だった内田けんじ監督作品第二弾。前作は名前をいってもなかなか分かってくれる人がいない、中村靖日さん主演ってところもいかにも映画通をくすぐる作品でしたが、今回はもうすっかり知名度もある大泉 洋が主演。しかも、女優陣は常盤貴子と田畑智子といった堅実な演技派で、他の出演者も皆魅力的。これで脚本がつまらなかったら怒りますよ。でも、本当に期待以上の作品でした。
この作品は渋谷のシネクイントでも上映中で、個人的にはそっちで観たかったんだけど時間の関係上、歌舞伎町になってしまった。しかし、実はこの作品は歌舞伎町と深い関係にあって、PARCOの上階に入っているシネクイントで観るよりも、ここで観るのが相応しかったようです。もう公開からかなり経っているので、多少のネタバレはいいかもしれませんが、やはり多くの人に観てもらいたいし、ストーリーが命の作品なので、そこについては触れずにおきましょう。わざとらしいどんでん返しの展開ではないし、もったいぶらずに少しずつ自然に全体像が見えてくるこの展開はさすがです。といっても、まだ二作目ですからね。奇抜さで勝負する若い監督はその後が心配ですが、彼の場合には安心して次作も期待できますね。周りの誘惑に流されることなく、オリジナル脚本で時間をかけてまた作って欲しいと思う。それにしても、キャスティングも見事。

映画の後に恋人と別れて私は下北沢へ。昼食で贅沢してしまったし、そんなに時間の余裕もないので、軽く食べるつもりが、入ったのは串焼き屋。ビール一杯で軽くつまむつもりが、若くて可愛い女性の店員さんの勧めでレバ刺なんか食べちゃって、ちょっと食べ過ぎましたね。でも全部で1700円。たまにはこういう一人飲みもいいかも。

下北沢lete 三木千夏
さて、昨年の5月にone toneを解消してから、少しずつギターを練習し、たまにここleteでソロライヴをしていた三木千夏さん。1年以上経ってようやく聴きにくることができました。今回は自らの誕生日が近いというのと、共演者なしの単独ライヴは初めてということで、満席です。でも、完全に一人は寂しいのか、ecoさんをゲストに招いての2人の演奏。ecoさんに会うのも今年初めてかもしれません。
まあ、そんな気の知れた人たちが集まる、こじんまりとしたライヴですから、かなりアットホームなステージ。千夏さんは風邪で喉を痛めていたようで、1時間程度のステージでした。あまりちゃんとした新曲はなかったし、まあライヴとしてはまだまだって感じでしたが、1年前よりもギターは格段に上手くなっていて、基本的には一人でも十分やっていけるでしょう。まだ今は無理かもしれませんが、one toneの曲も大切に今後は歌っていってほしいものです。one toneの片割れ、原口友也君も遊びに来ていて、早めに終わったleteでそんな人たちとのんびりおしゃべりなどをして、それも含めて楽しい夜でした。

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アリマツノ会

6月13日(金)

赤坂グラフィティ アリマシノセカイ
この日も小レポートの採点がまだ残っていたので持参し、早めに来て料理を注文して待っていると、なんと久し振りにサカウエ君の登場。彼には以前ありましのさんのCDを聴かせたことがあったが、彼はしのちゃんと同郷の鹿児島出身なのだ。このしのさん主催イヴェントは今回で5回目。でも、私が来るのはまだ2回目ですね。相変わらずお客の集まりは遅い。レコ初ワンマンをやる時はかなり集客するのですが、普段はそうでもないんですよね。なんででしょ。
ありましの:かくいう私も今年初めてのライヴ。まずはカワノミチオさんと2人のステージ。まあ、今回は別にして彼女もカワノさん抜きでのライヴも当たり前のようにできるようになるといいのにな、と個人的には思う。まあ、それはそれとしてこのイヴェントのスタイル、私はけっこう好きです。はじめに本人が出てきて演奏。ゲストはほとんどが楽器中心のミュージシャン。なので、ステージ途中でゲストを呼び込んで、まずは彼女のバックバンドとして演奏します。ゲストはair plants。昨年のアルバム『コノセカイ』の最後の曲「くじら橋」で歩さんが自らのカルテットで参加したのがきっかけかと思う。でも,その話を以前に歩さんにしたら,それはアコーディオンでこのアルバムに参加している森 英治さんを通じてだといっていたような気がする。でも,先日の7th floorのair plantsライヴの時,ありまさんも遊びに来ていたんですよね。ところで,「くじら橋」のstrings arrangementが森さんなんですね。ということで,この日は森さんも急遽参加。そしたら,なんとair plantsの嘉多山さんと森さん,カワノさんは随分古い知り合いだといいます。そんな感じで,ありましのさんのライヴはレコ発でバンド編成も聴いたことはあるけど,ストリングスを入れての編成は初めて。とてもいい感じです。なによりもありましのさんが一番楽しそう。本人曰く「よだれ出ちゃう」。途中でありま,カワノ,森が引っ込んで,air plantsの演奏。なにやらいつになく力が入っています。再び3人を呼び戻して,全員でもair plantsの曲を演奏したり,そして森さんがやっている「ピカソ」というバンドの一番有名な「シネマ」という曲というのをありまさんのヴォーカルで演奏した。これはアニメ『めぞん一刻』のエンディングテーマとして使われたらしいが...私は欠かさず観ていた筈なんですけどね。思い出せません。時間的にもそれほど長くなく,時にはちょっと気も抜けてたりして,なかなかいいイヴェントだと思いますよ。お客さんも40人には達してなかったと思いますが,もっと多くの人に聴いてもらいたいと思う反面,この位の空き具合の方が気持ちよく聴けると思ったりもして。
終演後はなかなか一人だと話題にも困るのでサカウエ君を連れてありまさんのところへ。同郷の話は思ったよりも盛り上がりませんでしたが,今度はTOPSさんも交えて歩さんのところへ。こちらは思ったよりは盛り上がったかな。ということで,このイヴェント,個人的には今度omu-toneなんてどうかな,と思います。water water camelつながりですぐですよ。
この日記のタイトルについては歩さんのblogでどうぞ。

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消費の政治学

スチュアート・ユーウェン著,平野秀秋・中江桂子訳 1990. 『消費の政治学――商品としてのスタイル』晶文社,364p.,3600円.

私にとってはいまさら感のある消費社会論の1冊。消費社会論とは,先進資本主義経済が生産業中心からサーヴィス業を中心に移行し,それを産業主義から消費主義への移行ともいう。フランスの社会学者(日本的な感覚ではとても彼を社会学者とは呼べない)ジャン・ボードリヤールで有名だが,日本ではそれらの翻訳と消費社会の到来が一致した1980年代に随分流行ったようです。
ちなみに,本書の原書は1988年に出版されているから,この手の本としては新しい方です。
原タイトルは「全てのイメージを消費する――現代文化におけるスタイルの政治学」というもので,邦訳のタイトルは表題と副題とをごっちゃにした感じ。本書の中心は「スタイル」のようですね。前作は夫婦で書いた『欲望と消費』という本で翻訳もありますが(私は未読),本書はその取り扱う対象も多様化しているようです。前半はファッションの話や広告の分析などで新鮮味がありませんでしたが,建築物からデザインの話,広告もかなり古い歴史的な話,人間工学の話,などなど,なかなか飽きさせない内容でした。
私の読書はこういう感じで,常に新しいものではなく,ある意味では出版業界の「消費期限切れ」のような作品を読むのもけっこう好きなんですよね。

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久し振り一聴き惚れ

6月12日(木)

日比谷シャンテ・シネ 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
前にも『ノーカントリー』の時に書いたように、同じように人間の奥底に潜む暗い闇を描く作品として、そして米アカデミー賞を沸かせた2作品ですが、私的には本作のほうが観たかった。ようやく観ることができました。主演男優賞をとったダニエル・デイ=ルイスがなんといっても見所。といっても、私にとっての彼は『マイ・レフト・フット』の印象でとまっているんですよね。でも、この作品でもアカデミー賞を受賞しているらしい。1989年の作品ですね。私は少し遅れて学部在籍中に大学祭で観た。
さて、本作ですが、おそらく100年ほど前の合衆国が舞台。石油で儲ける男の話。監督は『マグノリア』などのポール・トーマス・アンダーソン。こういう歴史ものは初めてじゃないかと思いますが、こういう雰囲気好きなんです。泥とか原油とか、登場人物の身体はそうしたもので汚いんだけど、その汚さに美学があるというか。そして、この作品で特筆すべき出演者は、ポール・ダノという若き俳優。彼は本作で兄弟の2役を演じるのだが(これは同じ顔なのでちょっと分かりづらい)、兄のポールがダニエル・デイ=ルイス演じる石油王に自らの土地には石油があるから買収するようにけしかけて、自らはその土地から姿を消してしまう。その土地で彼を迎えたのは弟のイーサン。イーサンはこの土地で怪しげな布教活動を行っており、信者を集めている。金に狂った石油王と、神に取り付かれながらも金には執着するイーサン。この2人の関係性がなんともいえませんな。ポール・ダノは『キング 罪の王』でも同様の役どころで、あまりもの純粋さ故にガエル・ガルシア・ベルナル演じる主人公によって命を絶たれてしまう。そういう、純粋さの故の危うさを演じるのに彼ほど適した人物はいない。そんな感じで、こちらの作品も『ノーカントリー』と同様に、すっきりしないラストシーンでした。

講義を終えて、急いで渋谷に移動。

渋谷duo music exchange
この日は私の好きな岩﨑 愛ちゃんとみうさんが好きなDewの共演ということで、2日連続みうさんとご一緒することになった。私は開演時間ギリギリになるから先に来て席を取っておいて、ってことになっていたが、私の方が先に着く。また体調でも壊して来れないのではないかと心配していたが、ドリンクを注文しに席を立った時に彼女は来た。ちなみに、Dewと愛ちゃんも仲がいいんですよね。duoでは初めてドリンクで100円追加で赤ワインを頼んでみた。味はそこそこだが、ビールと同様になみなみと注いでくれてかなりお得な気分。開場時間から遅れての到着でしたが、全然席は空いていて、最前列を確保。
星羅:名前だけではピンときませんでしたが、姿を見て思い出しました。以前ナナカイ☆レディースデイで観たことがありました。愛ちゃんもDewも出演していたイヴェントなので、なにやらそんな雰囲気。で、星羅ちゃんですが、どう見てもハーフの10代ギター弾き語りの女の子です。まあ、そんなに好きにはならないけど、この歳で大したもんだよな。
岩﨑 愛:といっても、愛ちゃんも星羅ちゃんといくつも変わりませんが、ついにビクター系のレーベルからフルアルバムを発売した彼女ですから、貫禄を見せないと。ちなみに、leyonaなどが所属する「スピードスター」、Dewが所属する「ベイビースター」に続いて、愛ちゃんは「ルーキースター」ってレーベルらしいですよ。そんな愛ちゃんはドラムス、ベース、エレキギターという3人を迎えての、「神一重」とは違ったバンド編成としては私は初めて聴きます。1曲目はシングル『アイライクユー』のカップリング曲の「手紙」を一人弾き語り。2曲目からはバンドでほとんど全曲アルバム『太陽になりたいお月様』から演奏。『雨があがったら』発売後にやっていた曲で、今回のアルバムにも入らなかった曲たちはもう演奏しないのだろうか。2曲目はかなりバンド音が大きすぎるような気もしたが、3曲目はやはりバンド音が映える「アイライクユー」。ここからはなかなかいい感じのバランスで、愛ちゃんも気持ちよさそうに歌っています。いいですね。今年中には東京進出らしく、嬉しくはありますが、大阪だったらそのまま頑張ってもよかったような気もします。
海老沢タケヲ:ギタリストのオオニシユウスケさんっぽい風貌で登場した男性ギターヴォーカル。この日はパーカッションとピアノのサポートを入れています。かなり癖のある歌声で私はあまり好きではありませんが、悪くはありませんね。
emi meyer:さて、この日初めてでやられてしまったのがこちら。ピアノ一人弾き語りの女性ですが、名前の通り見た目外人ですが、母親が日本人で、海外生活から京都へ、そして東京に生活の場を移しての初めてのライヴとのこと。後で分かったところでは愛ちゃんと同い年だそうです。21歳か。なんでも、JazztronicaSingo2などでもヴォーカルをつとめるなど、玄人受けするタイプでしょうか。ちょっとネットで調べたら、ジャズをベースにしていて最近のフィオナ・アップルなどを髣髴とさせるって書いている人もいましたが、そういうのに疎い私にとっては、彼女の歌声はキャロル・キングを思い起こさせるものでした。ごく自然体の歌声で、曲調も過度に盛り上げようとせずに、曲が突然終わったり。私はもともと洋楽が好きでしたが、ライヴに通うようになって、しかもミュージシャンと交流するようになって、必然的に邦楽を聴くようになったのですが、こういう形で身近に、しかも日本語も流暢なのでコミュニケーションもとれそうな存在として彼女には注目したいと思う。もちろん、今でも洋楽は好きで、リサ・ローブやエイミー・マンは来日公演も行きましたが、もちろん本人と面と向かっては会えないし、もしそれが実現してもろくに会話はできない。ということで、なんか変な動機ですが、これからのライヴも楽しみ。mona recordsなどでもライヴするようです(でも7月のは行けない)。もちろん、川合鉄平氏も来ていたので、ナナカイ☆出演も近いかもしれない。
Dew:さて、最後がDew。おそらく昨年の2月以来で、メジャーデビューしてからは初めてではないでしょうか。mixiコミュニティの管理人もしているみうさんによれば、メジャーデビューしてから、ライヴの仕方とか告知とかがおかしなことになっていて、応援しにくいとのこと。なんか、そういうのけっこうあるんですよね。mount sugarも大丈夫だろうか。まあ、かれらの場合はちょっと状況が違うが。トリということで、かなり豪華。伊賀 航さんのベースに、ギター、ドラムス、ヴァイオリンにチェロという編成。ちなみに、ヴァイオリンはどこかで見たことがあると思ったらone toneでサポートしていた須磨和声君でした。今月から中目黒のカフェで自主イヴェントを開始したDew。ようやく、本格的活動開始でしょうか。『花の図鑑』というタイトルの、花にまつわる曲ばかりを集めたミニアルバムも発売予定とのことです。相変わらずガッツリ好きになる感じではありませんが、たまにこうして聴くのはとても良いですね。来月のカフェライヴには参加する予定です。でも、演奏時間1時間でチャージが3000円ってのはちょっと割高か。

終演後に愛ちゃんとちょっとお話して、emiちゃんのCDを買って、お酒の呑めないみうさんと串焼き屋で食事をして帰りました。もちろん私は焼酎一杯。

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先週はライヴ・映画休みなし

6月10日(火)

九段会館 『クライマーズ・ハイ
またまた試写会です。この映画は忘れもしない、1985年、私が15歳の時の事件、日本航空機墜落事故を追った地方新聞社たちの物語。といっても、実在する人物というよりはおそらくフィクションでしょう。タイトルの「クライマーズ・ハイ」とは登山家たちが登頂した時に気分が高揚するようなことをいうようですが、私にはその気持ちはよくわかりません。このタイトルには3つのことが込められています。まずは、この墜落事故。群馬県は上野村が墜落現場ですが、御巣鷹山という険しい山の上。現地に向かう新聞記者はまさに山登りである。一方、堤 真一演じる主人公と高嶋政宏演じる新聞社の同僚は事故の当日、登山をする予定だった。特に高嶋が登山を趣味としており、機会があれば一緒に上っていた。そして、映画のなかでも事件後22年が経って、高嶋の息子が堤を連れて、その日行くはずだった山を2人で登るシーンが挿入されている。そして、もう一つは本格的な登山は個人競技ではない。必ず2人が組んで、命を支えあいながら上を目指すのだが、映画のクライマックスシーン、事故の原因を探ってスクープにしようというところで、若き2人の記者たちにスクープを取るということの難しさを登山の比喩で説明するシーンがある。そんな象徴的なもので2時間25分の物語が紡がれていく、そんな作品です。
その展開はとてもリズミカルで、その長さを感じさせない、ナカナカの秀作です。出演者も熱き若い記者としての堺 雅人、女性記者としてスクープをものにしようとする小野真千子。嫌味な上司役もいい味出しています。ちなみに、新聞社の社長は山崎 務。まあ、公開はこれからですが、坂本 九さんも犠牲になったあの事件を記憶している方には是非観て欲しいですね。

6月11日(水)

渋谷B.Y.G リクオ
前回はお客さんの入りがとんでもなかったというみうさんに誘われて久し振りにB.Y.Gにやってきました。リクオさんも久し振り。しかし,その前回の悪夢を多くのお客が避けたのか,あるいは最近いろんな形でリクオさんのライヴが多かったのでお客さんがばらけたのか,ともかく18:30会場のところ,18時過ぎにお店に到着して20番台。しかし,開場しても開演までまだ1時間もあるんだから,かなりゆったりした時間の使い方だ。今回も混雑すると料理もろくに注文できないということで,先に1品ずつ食べる。みうさんは体調不良の摂生中ということでノンアルコール。入場して上の席を確保。宮さんの到着を待ちます。最近とても仕事が忙しいということですが,今回は余裕で開演には間に合いました。結局,お客さんの入りはほどほどということで,さらに料理を注文。すでに食べているわれわれ2人も更に食べてしまいます。
そんなこんなのリクオライヴ。今回も橋本 歩と阿部美緒のストリングスが入り,ドラムス坂田 学とパーカッション朝倉真司,それにベースを加えたスペシャルバンド。あ,その前にこの日は笹倉慎介というギター弾き語りがオープニングアクトで歌いましたね。なんか,野暮ったい感じの風貌がなかなかいい雰囲気を出しています。声はきれいです。そして,休憩を挟んで,リクオさんのライヴはノンストップで駆け抜けます。前回同じメンバーで同じ場所でみた時とはずいぶん違うグルーヴ感。かなり激しいです。『セツナウタ』とは違って,今度出るニューアルバムはかなり激しい目のようですね。今回のライヴメンバーがレコーディングメンバーでもありますから,きっとこんな感じの勢いなんでしょう。歩さんもノリノリ,美緒さんもさすがです。そういえば,air plantsの嘉多山さんとロックバンドをやっていたような気がするから,こういう演奏も得意分野ですね。ホント,この日の阿部美緒さんはすごかった。歩さんは随分コーラスを入れていました。
決して長いライヴではなかったと思いますが,なぜか観ているこちらもかなり消耗。終演後にさっそくステージ上で後片付けをしていた歩さんに声を掛けて岐路につきます。

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ガールズトーク

69

吉祥寺strings girls talk
girls talkというのは今回初めての組み合わせとなる,ピアニスト松下美千代さんとサックス・フルート奏者ヤマカミヒトミさんのデュオ。ここstringsでは,マスター井上さんの意向で1回きりの組み合わせでもユニット名をつけることが要求されるらしい。「girls talk」というのはスタンダード曲であるようですが,ヤマカミヒトミさんが好きなのかどうか分かりませんが,彼女が関わる女性のみのユニットでよく演奏される曲。LynnやCianさん。まあ,ともかくリハーサルなどで女性3人,4人が集まった時に,リハーサルそっちのけで花咲いてしまうおしゃべり。それを演奏でもやってしまおうという趣旨だが,ついにユニット名にもなってしまいました。
この2人はお互いに知り合う前に私はお2人と別々に親しくなっていたので,かなり嬉しいですね。最近,miggyさんと大橋エリさんもユニットを組んでいますが,そもそもmiggyさんはエリさん経由で知ったので,その組み合わせは必然のようなものですが。といっても,意外に近いところにいるので,ミュージシャンという次々とつながってしまう世界では2人が出会うのも驚くことではなく,実際にはCianさんのサポートミュージシャンとして出会ったようです。でも,2人きりのデュオをするとなると相当気が合わなくてはなりません。ということで、この2人はかなりいきなり気が合ってしまったようですね。
さて、この日は午後から雷を伴なうひどい雨。まあ、確かに家にこもっていれば、雨なんて関係なく快適に過ごせますが、そんな私ではありません。実際、小レポートの採点を控えている私にとっては家よりも外の方が集中してできるんですよね。ということで、家で軽く食事を済ませ、ちょっと早めにお店に行って採点するつもりで出かけると、開演20分前くらいで私一人。10分経って男女2人組み。開演時間の20時にはいつも美千代さんのライヴに来るおじさんを加えて4人。少し開演を遅らせても結局5人。そんな状態でステージは始まりました。かなり独占感が良いですね。スタンダード曲よりもお互いのオリジナル曲をってコンセプトのこの日のライヴ。まあ、hitmeさんの曲はhitme & miggyでアレンジ済みですから、ピアノと合わせるのはなんてことない。一方、そういえば美千代さんの曲でも、以前トリオのライヴにサックスの人がゲストで入ったこともあったので、それほど違和感はないかな。といいつつも、さすがに初デュオですから、ちょっとはじめの2曲くらいは息ピッタリというわけにはいきませんでしたね。でも、それぞれのソロを挟むことでだんだん2人とも調子が出てきます。その頃にはお客さんも徐々に増えてきていい感じ。久し振りにhitme & miggyで演奏していた曲なども聴けたり、それでいてやっぱりmiggyさんと美千代さんの演奏の違いを楽しんだり、やっぱり予想以上に素的なふたりです。ちなみに、この日はhitmeさんが随分髪の毛を短くしてきて、また肩を出してフィット感のあるワンピースでなかなかセクシー。一方の美千代さんはショートパンツにブーツで可愛い感じ。でも、生地の柄物感は2人とも似ています。2ndでは2人で鍵盤ハーモニカを吹く面白い場面があったり、最後の方にはなんとhitmeさんがピアノを弾いたり、なかなか貴重なライヴでした。
ちなみに、2ndでは遅れて私の恋人も聴きに来て、写真も撮影していました。美千代さんのホームページの「PHOTO」で3枚ほど見られます。でも、ちょっと残念だったことは、私の次に来たおじさんと若い女性の2人組。チョイ悪おやじを気取っているのか、はじめからその態度があまり好ましくなかったのですが、2ステージで1曲ずつリクエストしたりして。自分が聴きたい曲をやってくれると思っています。ちょっと、あなた店を間違えているんじゃない?という感じですが、真面目に対応しようとするhitmeさんはさすがだ。終演後、ちょっとおしゃべりをしていると、なんと2週間ほど前に誕生日を迎えた美千代さんのために、お店がスパークリングワインとケーキを用意していました。またまた、おこぼれにあずかってしまいました。

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横浜-吉祥寺

6月8日(日)

この日は恋人のうちの冷蔵庫が壊れたということで,新しい冷蔵庫を探すために近所を散策。リサイクル店をネットで探してみたけど,思うようには見つからない。やっぱりネットで中古品といえばオークションがあるので,町の小さなリサイクル点はわざわざネットで商売はしていないようす。歩いて15分ほどのところにドン・キホーテがあるので,そこに行ってみる。2ドアでやはり2万円弱。隣が電機のnojimaだったので,そちらも見ると1万5千円ほど。しかも,両店で引取りの値段が違う。ドン・キホーテが7千円,nojimaが5千円ということで,来る途中の道路の向かいにあったリサイクル店に入る。なんと,前日に届いたばかりという冷蔵庫があり,まだ汚れたままだったが,8千円だという。引取りの値段も4千円までまけてくれるというので,ほぼ決定。一応,冷静に考えるために,向かいの定食屋でランチ。まあ,結局は値段が一番の魅力ということで,リサイクル店に決定。しかも,再度お店に行くと,すでに掃除がしてありました。そんな心遣いもいいですね。ちなみに,わたしたちは2人ともテレビを持っていませんが,ちょうどこの時,お店のテレビで秋葉原の殺人事件が報道されていてビックリ。

横浜都築公会堂 ソレイユ・ウィンド・オーケストラ
一旦恋人の部屋に戻って,出かけます。横浜市営地下鉄に乗って,センター南という駅で降りる。ここは港北ニュータウンですね。地理学者の影山穂波さんがここをフィールドにした論文を書いていたが,やっぱり実際に来てもなんの実感もない。いやあ,大きな町でした。この駅前にある都築区の公会堂で,みうさんが所属する吹奏楽団の定期演奏会があったので行ってきたのだ。なんだかんだいって3回目。しかも,1度たりとも最後までいたことがなく,会場でみうさんと顔を合わせたことがない。こんかいもみわちゃんが来ていて,一緒の席で鑑賞。なんか,ステージ上の人数が更に増しているように思え,ざっと数えて40人もいる。今回も工夫を凝らし,1曲目はドラムスとエレキベースを加えたジャズバンドとのセッションのために作られたという曲を披露。その他にも映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の曲など,ベタではないが,それなりに有名な曲を選んできた。本当に良く頑張っています。特に今回はみうさんが数日前に体調を崩し,なんとか少し回復してフラフラ状態での演奏。過去2回参加していて,毎度アンコールが長いということを知ったので,今回もアンコールが始まる前に退出。
渋谷に向かう途中で恋人と別れ,私は吉祥寺に向かいます。

吉祥寺strings maiko
ジャズ・ヴァイオリニストmaikoさんのリーダーライヴ。4月に太宰百合さんのリーダートリオということで,太宰さんとmaikoさんの組み合わせを見ましたが,今回はmaikoさんがリーダー。もう一人はパーカッションのはたけやま裕さんです。名前だけみていて私は勝手に男性だと思い込んでいたら,なんと美形の女性。俄然期待が高まります。そして,このはたけやまさんのパーカッションの素晴らしいこと。さすがに先に仙道さおりさんの衝撃を受けてしまっている私ですから,衝撃はさほどありませんが,本当に目を奪われる素晴らしい手さばきです。本当に3人とも演奏が素晴らしいだけではなく,その演奏の姿の美しさも併せ持った3人なので,どこをみてよいやらという感じですが,私には一番パーカッションが近いということと,他の2人は何度も見ているということで,どうしてもはたけやまさんに眼が行ってしまいました。太宰さんによる選曲・編曲曲もありましたが,はやりstrings trioとはまた違っていて面白いです。もちろん,maikoさんのオリジナル曲も素敵。太宰さんも絶賛でした。そう,この日も終演後に私の隣に座ってワインを呑んだり煙草を吸ったりしながら少しお話をさせてもらったんです。maikoさんは今後JZ Bratで定期的に主催ライヴをするそうなので,そんなのも楽しみですね。

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舞台挨拶-餃子パーティ

6月7日(土)

渋谷シネマライズ 『ぐるりのこと。』
この日は試写会ではないが、舞台挨拶付きの公開初日で観ることになった。本作は橋口亮輔監督作品。前作の『ハッシュ!』は6年前の作品で、私はまだ邦画をあまり観ていなかったこともあって、未見だが、とても評判が良かったので、いつか観たいと思っている間に新作の方が先になった。とにかく、この予告編が素晴らしく、ホンの数分の映像で、しかも何度観ても涙が滲んでくるので、早いうちにペアチケットを購入していたのだ。しかし、なんとなくネットを見ていたら、初日の舞台挨拶があるということで、映画館のネット予約で購入して、恋人と観に行くことになった。
この日は午前中の2回を渋谷で、その後出演者たちは移動して、午後は銀座で2回舞台挨拶がある。私たちは2回目だったので、1回目終了後の舞台挨拶が延びているようで、20分近く遅れてのスタートとなった。やっぱり一番初めの舞台挨拶はテンションも違うだろうし、鑑賞後のお客さんを前にしてのトークはなんの制限もない。それに対し、遅れた後だし、観る前のお客さんだし、私たちの回はけっこうあっけない舞台挨拶だった。舞台挨拶は橋口監督に主演の木村多江さんとリリー・フランキー、そして主題歌を歌うAkeboshiという4人。生で観る木村さんは意外に背が高く、そして顔は小さい。リリーさんは「私が会ったなかで木村さんは一番顔が小さい。ちなみに、一番大きいのは鈴木雅之。2人を一緒に並べて見てみたい」と、会場を沸かせます。ところで、リリーさんの頭の形は変だ。橋口監督が終始感慨深そうに話している側で、リリーさんは常に笑いを狙っています。しかし、ぼそぼそとしゃべる彼の声はほとんど聞き取れない。ちなみに、主題歌「Peruna」は映画のための書下ろしではないのですが、映画の内容とあまりにもマッチして、監督もAkebashiさん自身もビックリしていたという。そして、そんなシリアスな歌詞なんだけど、曲のタイトルはそれとは全く関係なく、スペイン語か何かの「ジャガイモ」の意味だそうです。
さて、作品の方ですが、2時間20分の大作。1993年にできちゃった結婚をした夫婦の10年間を追う物語。プロモーションとかでは「何があっても別れない」のようなキャッチフレーズですが、実際はそんな大したことないように思う。確かに、予告編にもある、リリーさんの台詞「好きだから」は泣かせどころですが、基本的にはお互いの愛情表現は非常に控えめで、映画を観ている限りはむしろ離婚する方が面倒が多いので、そのまま一緒に暮らしている多くの夫婦のように思われる。でも、もちろんそれだけでは映画にならないので、いろんな出来事が挿入されているが、そのいろんな出来事に関わってくる出演者たちが豪華で見所です。これも、公開したばかりなので詳しくは書きません。観てのお楽しみってことで。まあ、ともかく長さを全く感じさせない素晴らしい作品です。でも、一つだけ難点は、予告編で見所を見せすぎているということですね。予告編で何度も泣きそうになった分、本編では少ししか泣けませんでした。

さて、この日はライヴの予定もなかったので、恋人と一緒に共通の友人であるみわちゃんちの餃子パーティに向かいます。お土産に「MOCHI CREAM」を買って行く。私も恋人も以前からたまに見かけて美味しそうだが食べる機会がなかったもの。それを食べたのはもちろん、餃子がなくなって少し経ってからですが、パーティに集まった人、ほとんどが私たちと同じく一度食べてみたかったということで、かなり喜ばれました。実際に美味しかったですね。味もかなりの種類あるので、また食べたいなあ。
と、少し時間を遡って。私たちは映画の関係でみわちゃん邸に到着したのは16時になってしまいましたが、他の5人のお客さんは14時から集合して、皆で皮に包む作業をしていたようです。到着していきなり食べられる私たちはかなり贅沢。チーズ入りとかモチ入りとか、インドネシアのインスタントヌードルとか、竹の子のキムチとか、ご馳走さまさま。ついで、みわちゃんの恋人の飼い犬、フレンチブルドッグの「ブー」ちゃんと初対面を果たし、よだれをズボンになすりつけられながらも癒されたりして。楽しい夕方からの呑み会でした。

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試写会続き

66日(金)

この日は祖師ヶ谷大蔵のムリウイに行ってachordionを聴く予定だったが,恋人が試写会を当ててきたので,そちらに行くことに。この作品『西の魔女が死んだ』は京王グループが協賛しているということで,京王電鉄の本社がある私の住む街,聖蹟桜ヶ丘でも試写会があった。そちらにも応募したのだが,外れてしまったのだ。

新宿厚生年金会館 『西の魔女が死んだ
コンサートで使うとなるとけっこう大変な厚生年金会館や九段会館などでも,こんな無料の試写会をやっちゃうんだから,コンサートのチケット代から得られる収益と映画の広告費はずいぶん違うんだな,と実感。前回厚生年金会館に来たのはBONNIE PINKのコンサートだっただけに,ちょっと複雑。またまた,ここでも試写会マニアの人たちが楽しそうに情報交換をしています。多分,コンサートの時はステージを広くしているみたいで,通常のステージはそれほど広くなく,最前列の客席までも距離があります。ということで,最前列に。
この作品は中学校に入学して1ヶ月の少女が学校に行けなくなってしまい,清里に住む白人の祖母のもとで生活することになった1ヶ月の物語。このおばあさん役,サチ・パーカーという人はどうやら『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にも出演していたらしい。主演は高橋真悠という女の子だが,ちょっと私的には魅力を感じない。でも,そもそも感じる必要はなく,滅多に笑顔のないこの配役にはピッタリだったかもしれない。手足が長く,その母親がりょうってのも,ハーフという設定と併せてキャスティングはなかなか。まあ,公開はこれからですからネタバレはやめておきましょう。気になったことを一つだけ。それは音響について。とにかく、最初の方は違和感があるくらい一つ一つの音が大袈裟なのだ。全体的に大きいのではなく、聞かせたい音だけ大きい。例えば、台詞は鮮明すぎてアフレコかと思うくらい。特に白人のサチ・パーカーさんは本当は日本語がしゃべれなくて、誰かが吹き替えしているように思ってしまう。ちなみに、音響の弦巻 裕氏は『誰も知らない』を含む是枝監督作品を担当するくらいだから、腕の立つ人だと思うし、音楽を手がけるトベタ・バジュンという人物は、この映画を利用してサウンドスケープCDを製作しているくらいだから、音へのこだわりもある作品だろうに。逆にこだわりすぎているのかもしれません。基本的に清里の森の中はおそらく自然の音がいっぱいだと思うのだが、それにメリハリをつけようとしているのだろうか。私的にはもっと周りの音も同等に入れた方が、その場の雰囲気がよく出てきたと思う。

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幾何の発想

矢野健太郎 1976. 『幾何の発想――ギリシア』朝日出版社,244p.,880円.

「エピステーメー叢書」の1冊。朝日出版社によるこうした思想系の本は1980年代に終わってしまったようですが,この「エピステーメー叢書」は装丁も素敵なので,思わず買い揃えてしまいそうになる。今まで持っているのは,

デリダ『尖筆とエクリチュール』(1979年)
ドゥルーズ『ヒュームあるいは人間的自然』(1980年)
細川周平『ウォークマンの修辞学』(1981年)
プーレ『炸裂する詩』(1981年,未読)

けっこう小さな版の冊子だし,ページ数も300ページ未満。でも,けっこう充実した内容なのがこの叢書の特徴。でも,例外だったのが本書。そもそも私は幾何学に歴史的な興味を持っている。幾何学とは英語でgeometryといい,地理学geographyとは親戚のようなものだ。metryとはメートルと同じ語源であり,「測定する」のような意味。つまり,幾何学は土地を測定するものであり,地理学は土地を記述するものである。英国の地理学者デニス・コスグローヴもルネッサンス期に復興したユークリッド幾何学が透視画法という絵画技法,そして風景がというジャンル,ひいてはデカルト的な空間の考え方に導かれると同時に,地理学とも深い関係があることを論じている(『風景の図像学』地人書房)。
ということで,私はこうした「幾何学の起源」に深い関心を持っていて,以前もミシェル・セールの『幾何学の起源』の書評なども書きました。でも,やはり日本人の数学者が書いた本書はそういう歴史的な関心に対しては物足りない。やはり幾何の定理や法則の解説と,それが当時どのような形でどこまで明らかにされていたかという解説に終始します。そのなかのいくつかは本当に難しくて私には理解できないし。まあ,でも基礎的な知識を持っておくことは必要ですからね。

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有楽町-市ヶ谷-日比谷

6月5日(木)

この日は午前中に献血。普通血液型というとABOの赤血球型ですが、白血球にも型があるんです。で、私の白血球型は珍しいらしく、型が一致する人は数百人に1人ということで、たまに献血の依頼がきます。特定の患者のために採血するもので、特定の時期に必要となるということで、行ってきました。有楽町の献血ルームに到着したのは予約の時間よりも少し遅れてしまい、平日の午前中だというのにけっこう混雑していたのですが、依頼予約ということで優先的にやってもらいました。

銀座シネスイッチ 『丘を越えて
作家菊池 寛をめぐる人たちを描いた作品。でも、冒頭に「この作品はフィクションです」とある。パンフレットは買わなかったのでそれがどういうことなのか分かりませんが、劇中の台詞で「そんなんじゃ、先生のことを書こうにも書けないじゃないですか」と主人公が言うシーンがあり、どうやら菊池 寛は自伝的な情報をあまり残さなかった作家のようです。だから、彼のことを忠実に描く「事実に基づいた物語」ではなく、そういう生き方をした彼自身の意思に逆らわないように、脚色たっぷりの物語に仕立てたのが、猪瀬直樹による原作じゃないかというのが私の勝手な解釈。書き忘れましたが、菊池 寛に秘書として雇われる女性を演じるのが池脇千鶴。この実在したかどうか分からない人物を中心に描かれます。菊地 寛は西田敏行が演じ、他に西島秀俊なども出ていますが、まあ映画の出来としてはそこそこでしょうか。でも、この時代を描いた最近の映画としては、映像に変な違和感がなく、衣装やセットとしてはよくできていたのではないかと思う。

講義をしてそのあと恋人と合流。観たいと思っていた作品が終わってしまいそうなので、また日比谷まで戻る。

日比谷シャンテ・シネ 『ハンティング・パーティ
先日観た『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』と同様の,一昔前の世界的出来事を扱った事実に基づくお話。なんと,主演が白髪になったリチャード・ギア。個人的にリチャード・ギアはこういうワイルドな役のほうが似合うと思う。舞台は一方では合衆国のジャーナリストだが,彼らが取材するボスニア=ヘルツェゴヴィナ。戦争のシーンは当然スタジオかコンピュータ上で作ったものだが,終戦後10年経っての映像はまさに現地で撮影してきたもの。そこらじゅうのビルに銃弾の跡が生々しく現在でも残っているようです。もちろん,それも含めて,事実に基づくとはいえ映画表現というフィクションではあるから鵜呑みにしてはいけないが,やはり私が生きている時代にも,目の前にこうした映像がありながらもにわかに想像することも容易でない惨事が起こっていたことに驚くほかない。
映画は期待したどおりの出来でしたね。リチャード・ギアもさすがだし,彼とチームを組んだ他の2人もなかなかいい存在感です。

映画が終わって食事。以前からシャンテ・シネに来るたびに通っていたガード下の呑み屋で呑むことにした。ここは本当にガード下のトンネルを利用しただけの屋台のようなところで,けっこう昼間から呑んでいる人がいて,その雰囲気が羨ましかったんですよね。でも,時間が遅かったので,ないメニューばかり。やはり早めに来るのが良いのでしょう。

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偶然,再会

6月4日(水)

渋谷公園通りクラシックス 林 正樹
この日はソロCD『flight for the 21st』発売したピアニスト林 正樹さんによるソロコンサート。久し振りのクラシックスです。到着すると、フロアの中央にピアノが置かれ、その周囲を囲むように椅子が配置されています。私はこの日もレポート採点。控えめに、でも鍵盤の指捌きが見られるように、後方左側の2列目の席に座りました。このアルバムがいいんです。完全にソロピアノ。紙ジャケットもいいし。紙ジャケットって歌詞カードを出し入れしにくかったりしますが、インストゥルメンタルだったら歌詞カードも入らないのでいいですね。プラスティックケースだと歌詞カードを挟む部分がスカスカだったりするので、インストゥルメンタルのCDは紙ジャケットにすべきだ。
お客さんはかなり女性が多い。先日の伊藤志宏さんといい、やはりピアニストはもてるんだろうか。といっても、林さんは妻子持ちです。林さんの曲はどれもとても難しいのだが、そのなかでもとても率直そうな人柄がにじみ出ている作品群だと思う。演奏の雄弁さとは対照的なMCの拙さ。今回のCD発売記念で日本各地でソロコンサートをするようですが、なかには300人越えのホールもあるようで、このMCをどうにかしなくては、ということのようです。でも、やっぱりこのMCも含めて林さんの人柄がそのままのステージだったように思う。1曲目はクラシックの曲だったようですが、最近クラシックを弾くのが楽しくて、ライヴでも少しずつ演奏していきたいという林さんはどうやら、幼い頃に不通にクラシックでピアノを始め、挫折したようですね。それから随分立ってから(おそらくジャズで)ピアノを再度始めたが故にこうしてピアニストになれたのだという。クラシックを続けていたらピアニストにはならなかったかも、と。そんな女性客たちに囲まれて、終始穏やかで楽しいリサイタル。
実は、このお客の中に驚くべき人がいました。私が大学院に入ったときにアルバイトしていた会社の女性。当時私は22歳でしたから、15年前ですね。といっても、15年ぶりではなく、彼女の上司は日本地理学会でも発表したりしている人なので、学会で何度か会ったり、また以前オルガン奏者の下村真有美さんのコンサートで会った時にはかなりビックリしましたが。ちなみに、私は大橋エリさんが共演するというので聴きに行ったのですが。お酒は一杯いただきましたが、清潔空間公園通りクラシックスで澄み切った林さんのピアノを聴いて、心身浄化されての帰宅。

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またstrings通いか...

6月3日(火)

吉祥寺strings 太宰百合小畑和彦橋本 歩矢幅 歩
この日は湯川潮音ちゃんのライヴもあったが、18日もまた明日館でのコンサートがあるため、もっと身近なライヴに行くことにした。ダブル歩と称したメンバーを集めた太宰さんリーダーの組み合わせ。前回は行けなかったので、今回はけっこう楽しみにしてきました。この日はレポートの採点があるので、少し早めにお店について食事でもしながら開演を待とうと思って店内に入ると、私が本来座る席に橋本 歩さんが、その隣に太宰百合さんが座って打合せをしています。ちょこっと挨拶して私はその隣で採点を始めますが、どうにも集中できません。歩さんが「まだ工事中です」といって隣で化粧をしているし、太宰さんは「えー何書いてんの?」と突っ込んでくるし。さすがに、こういう場所で洋書を読んでいたり、なにか書きものをしていると大抵突っ込まれます。
さて、この組み合わせ、基本的にインストゥルメンタルで、たまに矢幅さんが歌うのかと思いきや、ヴォーカルなしは2セットで2曲のみ。MCもガッツリ矢幅さんです。矢幅さんの歌声は昨年の沖 仁さんのクエストホールコンサートのゲストで2曲ほど聴いたきり。その時はちょっと私のような男にはとっつきにくいと思いましたが、意外と近くで見ると可愛らしいです。でも、歌唱力はやはり抜群。けっこう親しみのある選曲で(具体的にはちょっと思い出せませんが、カーペンターズやスティーヴィ・ワンダーなどなど)、楽しい雰囲気です。かと思えば誰も知らない、ナポリ方言のイタリア曲なども歌ったりして、多彩なステージです。私はdois mapasの木下ときわさんのサポートでしか知りませんでしたが、小畑さんのギターもいいですねえ。そしてもちろん歩さんのチェロ。本当に太宰さんが集めてくる組み合わせはいつも不思議な親和力が生まれます。ここ数回のライヴは心地良さが先に来るものが多かったのですが、この日はとても刺激を与えてもらった、そんな演奏でした。橋本 歩さんにはティーバッグのおすそ分けまでいただいちゃったり、まだ誰にも話していなかった今後の計画までちらっと聞いちゃったり、やっぱり矢幅さんにも「何書いてんの?」って突っ込まれたり。やっぱりこういう身近なライヴっていいなあ。まあ、しっかりと構成された大きな会場でのコンサートも好きなんですけどね。

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駒場-下北沢-池ノ上

6月1日(日)

この日はなんと,私の好きなジャズ・ピアニスト,松下美千代さんのアーティスト写真を私の恋人が撮影するというので,そのアシスタントとして同行することになった。なかなか予定を立てるのが大変で,撮影場所があっちになったりこっちになったり。最終的に駒場東大前駅近くにある「駒場野公園」に決まった。でも,実は以前から井の頭線に乗って見える田んぼが気になっていただけでなかに入ったことはなかった。で,結論からいうと,ここはあまり撮影に適切な場所ではなく,田んぼをはじめとして,特定の団体が植物を栽培している区域が多く,その他にもバーベキュー場になっていたりする公園だった。
電車で他の公園に移動するかどうか考えながらとりあえず,東京大学の駒場キャンパスのなかをウロウロすると,古い校舎や,新しくできたレストランなど,それなりに撮影に適した場所があり,結局ここで17時過ぎまで撮影会。美千代さんも2着の衣装を用意し,普段着と併せて3パターン。女性同士でおしゃべりも含めてけっこう盛り上がっていましたね。その横で私は荷物番という感じ。まあ,梅雨入り直前のいい天気でなかなかそれはそれで気持ちの良い時間を過ごしました。
数年前に私も訪れたことのある「駒場寮」が壊されて,新しく整備された地区はとてもキレイで,レストランやカフェも充実していました。ちょっと休憩がてら入ったのは「イタリアントマト」。とてもきれいな店内です。ということで,3人揃って下北沢に移動し,美千代さんとは別れて,わたしたちはライヴの前に短編映画。

下北沢トリウッド 『鉄の子カナヒル
沖縄の人形映画です。30分ちょっとの作品なんですが,説明するのは難しい。民衆の間に鉄が使われるようになったことの言い伝えをもとに膨らませたようなお話です。沖縄の人々の暮らしぶりがよく表現されていて、でもドラマティックなストーリー展開で、なかなか楽しめる作品でした。
終わってからはブラブラ歩きながら池ノ上まで。

池ノ上bobtail
この日は朝食からあまり間隔を空けずにカレーをガッツリ食べてしまったので、バーごはんは遠慮して、ワインを呑みながら、ちまきだのパンとカマンベールだので初めてbobtailを訪れる恋人と奥のソファでまったり。
casa:数日前から喉を痛めていて、医者に行ってようやく回復しつつあるというヴォーカルの夕紀子さん。最近は原因不明の喉荒れが流行っているようですね。そんなこともあって、この日のMCは美宏君担当。そのあたふたぶりがまた面白く、この日も2人のステージ。やっぱりまだ完治していない感じで、高音がちょっと途切れちゃったりしたけど、逆に低音に厚みがあっていい感じ。いやあ、やっぱりこの2人はすごいや、と実感。先日の森のテラスのような開放的な空間でもいいし、やはりホームのbobtailは素晴らしい。けっこういろんなシチュエーションでも堪能できます。
内田恒太:なぜか、この日のゲスト。ギター弾き語りですが、ギターを立てる感じで演奏し、ナカナカこれが上手い。そして、歌声は頻繁に裏返って、裏声で歌い続ける独特なスタイル。2曲くらい聴くのはちょうどよいかな。
ちゃびっつ:男性ギター&ヴォーカルとパーカッションの2人組。この日はベースのサポートが入っています。このパーカッションの人は、この日の他の2組の出演者でもちょっと参加したりして。casaの2人とも随分昔に接触があったらしいです。久し振りの対面とのこと。こちらはとても柔らかい感じの歌声。こちらも2曲くらい聴けば十分かな。けっこう、casaのステージでウトウトしてしまったのがもったいない。2組め以降で本格的に寝ればよかった。
終演後に夕紀子さんとちょっとおしゃべりしましたが、体調の方は元気そうでした。喉早く完治すると良いですね。

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梅雨入り

5月31日(土)

講義後、一時帰宅。国分寺のパン屋「キィニョン」で買ったパンで食事。このパン屋の本店は駅から大学に行く途中にあるんだけど、開店が11時なんだよね。しかも、以前は惣菜パンと菓子パンしかなかったんだけど、ちょっと前に国分寺駅の丸井に入り、最近は立川駅のecuteにも入り、食事パンも扱うようになったようです。なので、国分寺丸井で購入した五穀パンにチーズとペッパーハムを挟んでいただきます。この日は日暮里まで行くので映画は新宿で。

新宿ガーデンシネマ 『パリ,恋人たちの2日間
フランスの女優、ジュリー・デルピー監督・主演作品。リチャード・リンクレイター監督作品で、イーサン・ホークと出演した『恋人までの距離(原題はビフォア・サンライズ)』と『ビフォア・サンセット』が非常に影響している作品。そのリンクレイター作品は、この男女2人が夜明け前の、あるいは日暮れ前の数時間を町を歩きながらひたすらしゃべるというなかなか画期的な作品だった。
それを受けて、デルピーが作ったこの作品も、自分とその恋人がパリで過ごす2日間を描いた非常にミニマルな作品。といっても、完全に2人の世界ではなく、いろんな人が絡んでくるところが面白い。ニューヨークで同棲する2人が、婚前旅行のような形でヴェネツィアを旅するのだが、ニューヨークに帰る前に彼女の実家で2日間を過ごすという設定。まずは、彼女の両親。ギャラリーを経営する父親のアホっぷりがたまらない。そして、パリの街を歩くと、やたらと彼女の知り合いに出会う。フランス語が全く分からないこの恋人にとって、彼女の知り合いの男は知り合い以上に見えてきてしょうがない。そんななか、この男の苦悩を描く作品。まあ、これ以上の説明は要らないかもしれません。ともかく、観たほうがいいかも。それにしても、ジュリー・デルピー、パッと見は変わりませんな。でも、やはり体の方はだんだん大きくなっているようです。

雨は大体やんでいます。日暮里駅で降りて、谷中霊園と突っ切って谷中ボッサへ。

谷中ボッサ コーコーヤ
この日のお客の入りは遅かったようで、私たちは演奏者の左側、一番近くのソファに座りました。食事できるかどうか不安でしたが、このソファだったら膝の上に乗せて食べれるだろうと、恋人はカレーを、私はムケッカをライヴ前にガッツリいただきました。ムケッカってブラジル料理なんだけど、ココナッツベースの魚介類入りトマトソースなので、アジア料理的ですね。おまけにパクチーまで乗せてあります。
さて、この日のコーコーヤ、谷中ボッサ初出演です。こんなに狭いところですから、当然ほとんど生音ですね(完全生音かもしれませんが、弦楽器の2人にはなにやらコードがついています)。プラッサオンゼを中心に活動しているユニットなので、この日は場所柄ちょっとお客さんの質が違いましたが(なぜかおじさんたちがいない)、心地良い音を届けてくれましたよ。私は土曜日は6時起きなので、気持ちよすぎて目が開けていられません(笑)。1stセットは1時間弱やっていたものの、2ndセットは30分強ってことで、なんかあっという間に終わってしまいました。コーコーヤCD発売は7月24日。楽しみに待ちましょう。

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久し振りカラオケ

5月30日(金)

この日は以前からネット上で知り合いだったうさぎさんと会うことになっている。彼女は北海道に住んでいたBONNIE PINKファンで、彼女の書いている「ABSOLUTE LIFE」というblogが面白く、BONNIEネタは滅多にないんだけど、毎回読んではたまにコメントをつけたりして、5年以上そんな付き合いが続き、その後mixiでもマイミクになったりして、むしろBONNIEは単なるきっかけにすぎない、不思議な関係だった。
彼女は北海道で知り合った恋人について今は名古屋に住んでいる。たまに彼女のblogにも登場する風変わりな恋人とともに上京するというので、東京在住の彼女の友達などを一堂に集めた呑み会が銀座で開催されるというので、私も恋人を連れて行くことにした。なお、私のBONNIE PINKファン友達のiwasakiさんとタカシ君も来るというので心強い。総勢11名のコース料理+呑み放題の会。銀座の「五楓」というお店は、うさぎさんの店内インテリアデザイン重視で決めたというところで、2階の個室でその会は開かれました。
うさぎさんは異様なテンションだったが、微妙に人数が多くて話しづらい雰囲気がありましたが、彼女のいとこ姉妹がなかなか面白い人たちで徐々に盛り上がります。でも、さすがに2時間制では盛り上がってきたところで終了という感じだったので、そのままカラオケに流れる。私がカラオケなんて行くのは8年振りくらいだと思うが(ひょっとしたら10年経っているかも)、銀座の真ん中、恐ろしく高いです。11人全員が参加したのですが、2時間で1人3000円。もちろん、飲食抜きでです。一通り皆食べたし、居酒屋で呑んでいる方が安いんじゃないかと思ったけど、ここぞとばかり、TM Network「get wild」、アリス「エスピオナージ」、浜田省吾「東京」などを久し振りに熱唱。うさぎさんにもBONNIE PINKを唄ってもらったり、彼女の恋人の怪しげな振る舞いも満喫できたし、いとこ姉妹の妹さんのめちゃくちゃ歌の上手さに感心したり、ともかく久し振りにこんなに大勢で普段味わえない楽しみを感じた夜になりました。
翌日は朝から大学だというのに、結局23:30まで銀座に。新宿から乗り込んだ電車も満員で気分が悪くなる。思わずしゃがみこんだが、もうこうなると恥もなくてなんだか面白い。しかし,そんなことをしていたら,後ろから若い女性が「大丈夫ですか?」って心配そうに声を掛けてくれましたよ。急にしらふに戻って「大丈夫です」っていっちゃったけど,本当はけっこう辛かったんだよね。でも,調布で席に座れたので,なんとか帰れました。やっぱりピッチャーでビールっていう久し振りの呑み方は量が分からなくてだめですね。ビールはいくら呑んでも酔わないって人はいますが,私はビールが一番酔うんですよね。気をつけよう...

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今日は職場で日記作成

5月28日(水)

この日は恋人と映画を観る予定だったけど、mixiでこの日も表参道のCAYで毎月恒例の高鈴ライヴがあるということで予定変更。映画の前の予定では食事をするつもりだったから、ミュージックチャージ無料のこのライヴだったらいいかな。

青山CAY 高鈴
でも、時間も遅いし、料理も高めということで、お互い別々に軽く食べてからスパイラルホールで待ち合わせ。案内されたのはステージ向かって右側の席でしたが、またまた隣が例のおじさんになってしまいました。ワインのデキャンタがあったので、それを呑みながらおつまみ2品。この日はDJも入っていて、そのせいでお客さんの話し声もかなりヴォリュームアップ。といっても、ステージに近いフロアのお客はほとんどがライヴ目当てのお客だったようで、高鈴のお2人が登場すると暖かい拍手で迎えます。
1曲目は「卒業」。甘い青春物語であるこの曲で高稲さんは甘ったるい声で歌います。高鈴を初めて聴く恋人への第一印象が気になるところですが、2曲目に「リトル・ダンス」を持ってきてくれたので安心。恋人もかなり気に入ったようです。しかし、相変わらず後方のお客さんはヴォリュームたっぷりでおしゃべり中。それに対抗すべきかライヴ音もかなり大きいです。高稲さんは十分声量があるので、もう少しヴォリュームダウンで聴きたいところですが、この場では仕方がありませんね。この日もアンコールがあったものの、お客さんとの接触はなし。

ちょっと呑み足りないというので、またまたエチカ表参道へ。さすがに22時をすぎるとパン屋やケーキ屋は閉店。飲み物も程なくラストオーダー。しかし、この時間も働く女性で賑わっています。

5月29日(木)

新宿シネマート 『幻影師アイゼンハイム
久し振りにエドワード・ノートン主演作品。演技派と呼ばれることでここ数年はいい役どころといい演技が難しかったように思う。しかし、今回はなかなかはまり役。まだ公開したばかりなのでネタバレはやめておきますが、相手役の女優ジェシカ・ビールも良かったし、アイゼンハイムを追う警部に扮したポール・ジアマッティもなかなかです。ちょっと前に、スカーレット・ヨハンソンがチョイ役で出演した『プレステージ』と似た雰囲気ですが、全然本作のほうが良いですね。エドワード・ノートンの抑え目の演技もいいし、ストーリー展開もナカナカ。久し振りにすっきりするエンタテイメント映画です。
雨の中、講義をして中目黒へ。

中目黒楽屋
久し振りの楽屋。6月28日のハセガワミヤコさんと戸田和雅子さんとのイヴェントが迫っているせいか、最近戸田さんのライヴにハセガワミヤコファンの姿がちらほら。でも、お客さんの多くが橋本眞由己さんのお客さんだと思われる大人な雰囲気の店内。私はまたまたステージ向かって右側の一番前に案内されてしまいました。予約も程よい感じのようで、4人席に1人。講義で喉が渇いたのでビールに帯の焼きビーフン「パッタイ」を注文。これが美味しかったなあ。思わず、休憩時間にまたワインを呑む。
戸田和雅子:この日もオオニシユウスケさんをサポートに2人のステージ。この日はCDにまだなっていない曲を中心に、お話も少なめの集中したステージ。後で聞いたらまだ喉の調子が万全ではなかったようですが、かなり力のこもったステージで、またオオニシさんのギターの素晴らしいこと。うん、戸田さんさすがです。
橋本眞由己:さて、私ははじめましての橋本さん。以前leteで戸田さんと一緒にやった南谷朝子さんといい、私の許容範囲外の大人の女性シンガーと仲の良い戸田さんですが、この橋本さんも独特な雰囲気のあるシンガー。曲は全て自作で、ピアノの男性を伴奏に迎えたシンプルなステージでした。私などではとても評価できない独特さでしたね。最後には戸田さんとオオニシさんを迎えてのステージ。戸田さんの「霧雨」と橋本さんの曲を1曲ずつ。この最後の曲がなかなか素敵でした。
終演後はワインを持ったオオニシさんが私のテーブルに座り、怪しげなお客の話題で盛り上がる。この日も東京タワーライヴから戸田さんのことが気に入ったようで、先日のグラナダにも来ていたおじさんがきていて、私たち2人のところに加わり、怪しげな写真を見せながら意味不明な発言をして去っていきました。本当に世の中面白い人が多いです。以前はそういう人が少数派かと思いましたが、そうでもないですよね。あまりに多いので、私自身もそのうちの一人なんじゃないかと反省したり、苦笑したり。
戸田さんも終演直後に声を掛けてくれましたが「ひとまず、営業に行ってきます!」と物販コーナーへ。『water strings』発売からもう大分経過していますが、細々と売れ続けるものですね。オオニシさんが片付けに行ったので、私も帰ることに。帰り際に戸田さんとお話。以前戸田さんが出演した7th floorのイヴェントで、high bridgeこと高橋さんがDJで戸田さんのステージの直前に遠藤賢司の「寒い朝」をかけていて、それを戸田さんがとても気に入った様子だったのを覚えていて、その曲の入ったアルバム『オムライス』を貸してあげる。今頃家で楽しんでくれているだろうか。1980年代の名盤です。

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何度目かの追悼上映会

5月27日(火)

この日は急遽、渋谷まで。アップリンクファクトリーで夜の映画。その前に併設されたカフェ「tabela」でオムライスを食べる。

渋谷アップリンクファクトリー 『FIRE!
2002年の沖縄を舞台にした映画ですが、私は見逃してしまった。確か、今は「シネマ・アンジェリカ」という名前になっている渋谷の「シネマ・ソサエティ」で上映していたような記憶がある。この映画を見逃してしまったことの後悔は昨年やってきた。タワーレコードの視聴機で見かけたシバリエ『横顔』というCD。そこのポップには生前残された歌声を集めてアルバムにした、と書かれている。そう、シバリエさんは亡くなってしまったのだ。その美しい歌声と、プロデュースがショーロ・クラブの沢田譲治さん、畠山美由紀さんのコメント。そして、その歌声は当時見た映画『真昼の星空』の主題歌でも聴いたばかりだった。そんなことで、CDを買い、彼女の出演作『FIRE!』もそのうち上映される機会があるだろうと待っていたのだ。
舞台は沖縄。ベトナム戦争の時期はアメリカ兵たちで賑わったが、現在ではすっかり寂れてしまった町。そこで、音楽を目指す3人のギター、ベース、ドラムスのインストルメンタル・バンド。その町で唯一生演奏ができるクラブでオーディションを受けるものの、失敗。しつこく食らい下がると、その店のオーナーは1960年代のアメリカR&Bのコピーをしてきたらもう一度チャンスをやるとのこと。そのいわくつきのバンドはヴォーカルの酒好きによる早死にによってわずか3ヶ月の活動だったという。
その音もけっこう気に入ったバンドメンバーはヴォーカルを探し、浜辺で民謡を歌う女性に出会う。彼女を演じるのがシバリエ、この時は柴 理恵という漢字表記。彼女も無類の酒好き。彼女が既に亡くなっていることを知っている私たちはなんだか嫌な気分になる。そう、この映画のストーリーはきっとそういう結末を迎えるに違いないと。そして、彼女が死ぬなんて未来を予想せずにこの作品の製作に携わった人たちのその後の思いは容易に想像できる(もちろん、実感はできないが)。あまりやるきのないその女性だが、バンドは何とか形になって、そのクラブでもお客のウケはよい。でも、相変わらず酒によるトラブル多し。酒を抜いても彼女の存在によりバンド3人にも溝ができ、解散することになり、最後のコンサート。彼女は救急車で運ばれ、その場にはこない。結局それきりになってしまうので、物語上での彼女の安否については不明。しかし、彼女の台詞で分かるのは、彼女は酒好きではなく、歌を唄うことが好きで、そのために酒が不可欠なのだということだ。
で、初めて見る動く柴理恵。けっこうぽっちゃり体型でちょっと愛くるしい感じです。ちょっと調べていたら、なんとneumaという名前のユニットをやっていて、casaサポートで知られるドラマー菅沼雄太さんとコントラバスの守屋拓之、アコーディオンの佐藤芳明さんといったメンバーだったとのこと。今度casaライヴの時に聞いてみよう。さて、今回の1週間の上映期間は毎日トークショーがありました。この日は監督の中川陽介さんと、音楽の沢田譲治さん、そして音響の担当者、3人でした。で、この音響さん、私の隣で観ていたおじさんでした。なかなかこだわりのある人のようで、この作品の歌のシーンは全て現場で録音したもの。また、さまざまな効果音もできるだけその場で拾うというこだわり。後で重ねるにしても、その音は同じ場所で違う時間に拾うそうです。私的なお気に入りは、バンドのメンバーのベーシストは2人の子どもがいるんだけど、幼稚園に送りに行く朝、ギタリストから解散コンサートへの出演を依頼されるシーン。話し合いが終わって、しゃがんでいた子どもが立ち上がり「青い飛行機が」って父親に話しかける話し声が可愛く入っているのがいいですね。
まあ、作品自体はとても素朴なもので、退屈なシーンもありますが、全体的には沖縄らしさもあってよいのではないでしょうか。

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渋谷から青山、けっこういつものコース

5月25日(日)

渋谷シネマライズ 『ファクトリー・ガール
若かりしアンディー・ウォーホールに見初められ,ボブ・ディランと恋に落ちたというイーディ・セジウィックの半生を描いた作品。私は基本的にこういう実在の人物の映画化はあまり好きではない。特に,アメリカものは。でも,一時期流行ったこの手の作品も最近はそんなに多くないし,ボチボチ面白い作品が登場してもよい頃かと,少し期待して観ることにした。正直なところはこの日のスケジュールに時間と場所がちょうどよかったからだが。
さて,アメリカの著名人が映画化されるというと,その人生はどうにも画一的なような気がする。田舎から都会に出てくる。有名な人に才能を見出され,チヤホヤされる。その人の取り巻き立ちに仲間入りし,ドラッグにはまる。恋愛ごとでゴタゴタし,あとは堕落の一途。場合によっては自ら命を絶ち,場合によっては薬でボロボロに,そしてある場合には交通事故で命を落とす。むしろ,若くして亡くなったがために映画化されるネタになるような,そんな気がします。まあ,故人に敬意を表しているのは分かりますが,もう一歩ひねりが効いたのが観たいですね。フィクションを織り交ぜてもっと軽く。イーディを演じたシエナ・ミラーは『カサノヴァ』などで魅力的な役どころを演じ、本作でも前半はとても魅力的だが、やはりどんな女優さんでもドラッグにおぼれる姿はあまりいい印象を与えませんね。

渋谷タワーレコード 沖 仁
急いで、タワーレコード渋谷店5階に移動。フラメンコギターの沖 仁のインストアライヴがある。ちょうど演奏が始まる時間で、かなりの人だかり。ほとんど本人の姿は見えません。やはり熱心なファンは彼の指使いを見たいんでしょうね。まあ、私の場合には音が聴ければよいので、その辺をブラブラしながら聴いています。でも、それだとやはりトークがほとんど聞き取れませんな。ちょっと聞こえたのは、普段はオリジナルを含むポップな曲もやるけど、ここタワレコ渋谷店のワールドミュージックのフロアは以前からの憧れだったので、フラメンコ色の強い選曲で演奏するとのこと。やはり、ここに集まったお客さんもそちらの方が好みらしく、かなり反応も良かったですね。よく見たら目の前に用意された椅子が空いていたので、そちらに座って聴くことにしました。でも、相変わらず本人の姿は一部分しか見えず。25分ほどのステージでしたが、さすがの演奏でした。

表参道に移動してエチカ表参道(駅の地下でエチカだそうですよ、スピノザさん)で食事。ここは共有の椅子とテーブルがあり、周りに飲食店の店舗があって、そこで購入したものを座席で食べられ、しかも後片付けはお店の人がしてくれるという、言葉で書くといままでもショッピングセンターなどにあったようなシステムですが、ちょっと雰囲気が違います。最近のちょっとお気に入り。美味しいパン屋もあるし、まだ食べたことのないデザート屋もあり、ワインやビールも少し量が少ない350円から呑めます。食事後に彼女とは別れて一人で南青山のライヴハウスへ。

青山月見ル君想フ
この日はベベチオとHARCOという福井の友達、ちいちゃんの大好きな2組の組み合わせということで、ちいちゃん上京。ということで、私も行くことにしました。開場時間がかなりすぎて到着しましたが、随分スカスカです。なにやらベベチオの都合で、発表するのを遅らせたとかの噂ですが、結果的に見てもHARCOのお客さんが少なかったようです。私にとってはとても久し振りのベベチオ。ちいちゃんの近くに座らせてもらいましたが、izuさんたちも一緒でした。もう、なにやらその辺に座っている人はみんな友達のようで。ちいちゃんのベベチオファンネットワークの広さを思い知らされます。
ベベチオ:この日はベースの平良君がPCを使って(以前は素朴なリズムマシーンを使っていましたが)、ドラムスのサポートを迎えてのステージ。早瀬君も相変わらずのテンションで楽しいですね。でも、やはり以前よりも私の関心は薄れている感じがします。思いの外着席だったので、ちょっとウトウトしたりして。
HARCO:久し振りに帽子を被らずに登場したHARCO。なにやらお疲れの様子だと思ったら、なんとマリンバ奏者の大橋エリさんのCDをプロデュース中とのこと。エリさんの日記でアルバム製作中って話は読んでいましたが、そんなにガッツリHARCOとやっていたとは。なにやらカヴァーアルバムのようですが、楽しみです。この日はドラムスの笹井さん、ベースの須藤さんによるピアノトリオ。早瀬君が大好きだという「嘘つき」、アルバム『HARCO』から「逆光」など、ちょっと面白い選曲でしたね。ピアノトリオも久し振りで、疲れ気味も逆に演奏にはいい効果だったようです。
アンコールではベベチオも登場し、お互いの曲を1曲ずつと、早瀬君が歌詞を書いた「魔法のステップ」も演奏してなかなか満足な内容。そんなこんなで既に22時をすぎてしまったので、そのまま帰ることになりました。

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