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初ジャズクラブ

619日(木)

渋谷シネマ・アンジェリカ 『ヤーチャイカ
この作品の存在を知った時から楽しみにしていた割には、なかなか都合がつかず観に行けなかった。本作はここシネマ・アンジェリカに関係の深い主演2人による作品。香川照之さんは『ゆれる』の演技で映画賞をいくつか受賞したことから、その後2度もこの映画館で過去の作品を上映する「香川照之特集」が組まれている。尾野真千子さんは直接関わりがないが、主演した『殯の森』を上映していたのがこの映画館。カンヌ受賞を受けて、河瀬直美監督特集を組んだこともありました。そもそも真千子さんは河瀬監督作品『萌の孔雀』で中学生の時に素人俳優として主演したのがきっかけで俳優の道に進んだ。
で、本作は詩人の谷川俊太郎氏も共同監督・脚本として参加し、しかも動画ではなく「写真映画」と称した作品。そして、この写真を撮影しているのが首藤幹夫さんなのだ。首藤さんはsmall colorのライヴの映像担当として時折ライヴハウスに姿を現す人物。私は数日後にそのライヴに行く予定もあったので、その前に映画を観ておきたいと思った。
谷川俊太郎さんの映画ってのが表に出ているけど、むしろ共同監督の覚 和歌子さんが主導のようだ。ストーリーはしっかりしていて、語りも彼女の声。出演は香川さんと真千子さんの他、真千子さんの友人として登場する巫女役で高松いくという女優さんが、そして真千子さんの死別してしまった恋人役で、なんとベーシストのコモブチキイチロウさんが出演している。しかし、台詞などはないので、コモブチさんも全く違和感ありません。そう、この映画には俳優の声は全く入っていないんですよね。その辺はフィルムの映画とは違うけど、あまり違和感なく、ストーリーを楽しめました。特に香川さんの姿は面白く、動画の映画以上に激しいアクション(写真ぶれています)、派手な表情。やはり、役どころだけでなく、作品の特徴によっても演じ分ける香川さんの俳優魂に感服。重くて軽い、不思議な作品です。何度も観たい。なにより尾野真千子さんの魅力的なこと。

この日は講義の後、ライヴの予定はなく、もう1本くらい映画を観て帰るつもりだった。しかし、朝に橋本 歩さんのスケジュールを見ていたらなにやらこの日に太宰百合さんとライヴがあるという。しかも、共演はオーボエ奏者のtomocaさんと先日maikoさんのライヴで見たばかりのパーカッショニストはたけやま裕さん。会場は銀座のジャズクラブ「スウィング・シティ」なので、かなり気が引けたが、この4人の組み合わせでは、銀座は市ヶ谷から近いし、行かないわけにはいかないという感じになってしまった。

銀座スウィング・シティ 太宰百合橋本 歩tomocaはたけやま裕
基本的に予約が必要、となっていたスウィング・シティ。でも、まあ満席で断られたら映画でも観ようと思ったり、まあいくら私に魅力的な4人の組み合わせとはいえ、予約で満席になることはないだろうと思ったり。結果的には後者が正解。入店すると、丁寧に迎えてくれます。まあ、値段が高い分だけサービスは立派ですからね。ミュージックチャージは一番安いレベルで会員であれば1700円。それが会員以外だと3150円。会員になるにはボトルキープが必要。一応、本日入れれば本日分から会員料金になります、とのことでしたが、ビール中瓶が800円ですから、ボトルなんてね。どうせ滅多に来ないし。そして、ワンドリンク+ワンフード制。一番安いパスタがまたまた1700円ということで、それ以上の注文はなしでも6000円越えでした。お店の中央にステージがあり、グランドピアノもある半円形のステージを囲んでぐるっとカウンター席があります。そして、その後方にはなぜか古いピアノをテーブルにした席があり、私はそこになりました。ちょうど鍵盤の前に座る形。久し振りに飲む瓶ビールと柔らか豚肉のパスタはナカナカのお味。特に追加注文を強要しないウエイターは好感持てました。

そして、4人の演奏。やはりフロントがtomocaさんでした。ジャズクラブということで、黒尽くめで決めています。tomocaさんは決して一般的な美人ではないけど、自分のことをよく分かっている大人の女性の魅力が素敵ですし、やはり演奏は素晴らしい。そういえば、先日の日記では書きませんでしたが、試写会で観に行った『クライマーズ・ハイ』の劇中音楽で参加していましたよ。もちろん、太宰さんと歩さんの演奏は素晴らしくtomocaさんを支えます。この3人のトリオは以前にも聴いたことがありましたが、ここにパーカッションが入ることでやはりstringsやGRECOとは一味違った豪華さが加わりますね。そして、はたけやまさんは一見宝塚出身かと思うような男役的美しさを持つ女性。太宰さんのオリジナル曲も多く含む2ステージたっぷりの演奏は、やっぱり来て良かったと思う。太宰さんリーダーのセッションは毎回見事です。
もちろん、帰りがけには出演者のところに居座ってお話。やっぱりというか、今回も当日合わせだったようです。入りの時間を30分早めてもらって、この30分がこの日の明暗を分けたといいます。実は7月26日にも太宰さんがこのお店で演奏するらしく、歩さんを誘ったけど断られたとのこと。

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コメント

それほど多くを知っているわけではありませんが、JAZZクラブは独自の世界ですよね。「銀座スウィングシティ」も一度だけ行った事があります。仕事で知り合った深津純子さんというフルートの女性のライブで、その後「スイングジャーナル」のゴールドディスク認定を受けるなど、そこそこ活躍しているようです。そのときはミュージシャン紹介(念のため案内のメールをコピーして持っていきました)ということでチャージは会員料金で入れました。橋本歩さんからと言えば良かったかも(今さら遅いか)。JAZZクラブに限らず、メンバー割引は500円引きくらいが納得できるレベルで、あまり大きいと差別というか、バカにされたような感じがして、行く気もなくなります。

7月のライブは6、9、13、26日が被っています。31日の「プラッサオンゼ」も行こうかと思っています。やっぱり、9日のair plantsが楽しみ。

投稿: TOPS | 2008年6月27日 (金) 17時06分

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