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たまにはライヴ4日間お休み

この週は珍しく月から木までライヴなし。ということで、1週間限定レイトショーで再上映されている映画を観ることにした。

7月2日(水)
渋谷シネ・アミューズ 『love letter』
岩井俊二監督、中山美穂が主演で2役を演じ、相手役が豊川悦司。まあ、有名な作品なので、知らない人は少ないかもしれないが、1995年というと、まだ私が日本映画を好きになれなかった時期だし、テレビのない生活をしていたので、テレビ放映でも観ていない。今ではあまりなくなってしまったが、この作品はフジテレビが単独で製作になっているので、テレビ放映も多かったと思う。そして、この日は恋人と行ったのだが、彼女が初めて観た日本映画がこの作品で、それから日本映画が好きになったという。台湾でもかなり人気だったようだ。
さて、今回の上映は、先日の『FIRE!』のように、本作の撮影監督だった篠田 昇さんを偲んで開催されたようだ。ロビーには関連した展示もあり、また観に来たお客さんもとても多い。ちなみに、水曜日ということで男女問わず1000円。
さて、映画ですが、もう1990年代後半に差し掛かっていますが、かなり1980年代っぽい雰囲気がありますね。でも、岩井監督なので、そして撮影が篠田氏なので、衣装や髪型以外は全く違和感がありません。時間の取り方とか風景とか、こういう作品はとても落ち着きます。そして神戸と小樽を舞台にしていますが、1995年の神戸といえば地震のあった年なので、おそらくその1年前に撮影されたと思われる、雪の神戸の風景はなかなか感慨深いものもあります。そして、結婚後すっかりメディアから姿を消した中山美穂。私は彼女が『毎度おさわがせします』というちょっとエッチなシーンありのドラマで出てきたことも、もちろん歌が下手なアイドル歌手時代も知っているので、演技がどうのこうのって見方はできないんだけど、改めてその存在感にいとおしさを感じます。それが、性質の違う2人の女性を演じて、絶えずスクリーンに映っているのですから、これほど贅沢な映画もないかもしれません。そして、もちろん脚本も素晴らしいですね。中山美穂の若かりし頃を酒井美紀が初々しく演じているのも面白い。
まあ、ともかくよく出来た映画です。もちろん、最近も素晴らしい映画はいっぱいありますが、この作品のように10年以上経って上映される機会に恵まれる作品がどれだけあるだろうか。

7月3日(木)
渋谷TOEI 『神様のパズル
OCNのネット配信インタビュー番組「talking japan」に谷村美月ちゃんが出演していて観たくなった作品。主人公が市原隼人ってのがどうかなあ、と思うんだけど、美月ちゃんとの共演は面白いと思うし、作品自体が天才少女とバカ男って組み合わせだというところも魅力。
美月ちゃんが演じるのは若村麻由美演じる母親がアメリカで人工授精によって産み、育てた女の子で、物理学を専攻する天才少女。彼女が開発した数kmスケールの実験施設を日本に建設するということで、帰国し、それを管理する田舎の大学に入学しなおすという設定。そこに通う双子の秀才弟がインド旅行に出かけるということで、代返として大学に通うことになったバカ弟。これを演じるのが市原隼人。ギター&ヴォーカルで音楽で成功を目指しながら寿司屋でバイトしている。さて、そんな2人が石田ゆり子演じる教授のゼミで一緒になることになって、「宇宙の作り方」というテーマで論争を繰り広げることになる。大学院生として黄川田将也がいたり、学生で松本莉緒などなど。この議論がなかなか面白い。そもそも、本当のところではゼミ学生レベルの宇宙物理学はどんな議論がなされるのか分からないし、もちろん原作者によるこの辺のことの調査と、映画化にあたっての助言を与えた物理学者もいるんだろうけど、一般の鑑賞者が理解できるような配慮も含めて決まっているのだとは思うけど、どうにもこの宇宙論をめぐる脚本にはちょっと笑ってしまう。前半はなかなか面白いんだけど、後半になるにつれて、この面白い発想が単なるエンタテイメントへと化してしまうのが残念。
それにしても、結局のところ、美月ちゃんの胸の谷間を強調させていた意味がさっぱり分からん。それにポスターで着ている衣装と髪型が全く違うってのはいいのだろうか。まあ、三池崇史監督作品ってのはこんな感じなのかな。

新宿角川シネマ 『ダイブ!!
講義終了後に観たのはこちら。TOPSさんにいただいた角川映画無料券で観ました。ところで、この映画館はつい先日まで「新宿ガーデンシネマ」って名前で、このビルが改装してから恵比寿のガーデンシネマが経営していたようなんだけど、けっこう上映作品も以前の恵比寿とは傾向が変わってしまったし、そのおかげか以前は恵比寿によく通っていた私が恵比寿にも、ここ新宿にもあまり来なくなって、ついには手放してしまったようだ。角川が直接映画館を経営するってのも初めてなんだろうか。そういえば、『神様のパズル』も角川映画でした。
さて、こちらは中学生と高校生による飛込競技のスポ根もの。そのクラブのコーチに光石 研、新しくやってくる女性コーチに瀬戸朝香が扮しているが、中心は若い男性俳優たち。特に、林 遣都君は美しいですね。本人たちがどれだけこの競技自体を彼らが演じているか分からないほど違和感がありません。とにかく、スポ根もの特有のハラハラドキドキ感は十分ですね。そして意外なところでチョイ役している蓮佛美沙子にはちょっとドキリ。『転校生』では素朴な中学生を演じていたのに、化粧をしてかなりエッチな感じ。まあ、ともかく退屈しないよくできた作品です。

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