« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »

2008年7月

ゴージャスコンサート

7月23日(水)

19時開演で,それなりに余裕があると思って,一時帰宅して新宿でラーメンなど食べていったら,19時に少し遅れちゃった。でも,意外に開演は遅れていて助かった(ちゃんとしたホールだから時間にもちゃんとしていると思ったんだけどね)。

築地浜離宮朝日ホール 坂本美雨
さて,きちんとお金を払って観る初めての坂本美雨。いつものチェロの徳澤青弦さんをバンドマスターにして,パーカッションの神田佳子さん,ピアノ須藤 豪さん,そしてゲストがペダルスティールの高田 漣さんでした。はじめパーカッションの女性を見て,高橋結子さんじゃないかと思っていました。遠目で見ると,顔の感じとかよく似ています。そして,次に勘違いしたのが神田智子さん。徳澤さんがやっているバンドanonymassのメンバーですが,彼女はヴォーカリストでしたね。神田佳子さんは私の知らない人でしたが,なかなか素敵な打楽器奏者でした。なかなか活動の幅も広そうで,要チェック。ホールがかなりゴージャスということで,セットも衣装も素敵です。私の席は随分後ろのほうでしたが,正面だったし,むしろ全体が見渡せてよかったです。でも,MCの美雨さんはいつもどおり。そうそう,歌声だけでは私の好みドンピシャリではないんだけど,あれほど美しい歌声なのにトークはとても親しみがあるってのが彼女の魅力ですね。しかも,最近のぐだぐだトークをおおはた雄一さんのせいにしているところも憎めない悪意があってよし。多分,おおはたさんも遊びに来てたんだと思うけど会わなかったなあ。なんでも,次回発売を予定しているCDにはおおはたさんの「おだやかな暮らし」のカヴァーも入るらしく,なかなか楽しみ。ギター演奏で女性ヴォーカルのカヴァーはいくつかありますが(クラムボンはピアノか),本家のギターとサックスをピアノとチェロに置き換えたヴァージョンはなかなか聴き応えあり。「never ending story」や「彼と彼女のソネット」に続く,美雨カヴァー名曲になるだろうか。個人的な趣味でいえば,ホールがシンプルなので,あまりトラックとか使わずにやってほしかったところですが,まあ豪華な感じでよしとしましょう。
ところで,この日のお客。ところどころ空席が目立ったんですよね。しかも,けっこう業界関係者が後方に固まるのではなく,方々に。山田タマルちゃんもけっこう前方の中央,いい席で鑑賞していました。一人だったらゆっくり話ができるぞ,と思ったけどやっぱりマネージャー付きでした。しかも,途中で電話に出るために退出していたし,ああいう人にいい席はもったいないよな。こっちは高いお金払ってんのに。まあ,そんなことはどうでもいいんだけど,終演後,ロビーでなんとBONNIE PINKファン友達の鳥坂さんを発見。もう数年ぶりの再開でしょうか。私の髪型も変わったので,すぐにはわからなかったようです。おかげでタマルちゃんとは挨拶だけになってしまいましたが,久し振りの再開に,浜離宮付近はお店が分からないので,2人の帰路の岐路に当たる青山一丁目で軽く一杯。お互いに9月のBONNIEライヴのチケットは取れたということで,またの再開を約束して別れました。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

インストアに試写会

7月21日(月,祝)

新宿タワーレコード 湯川潮音
久し振りに潮音ちゃんとお話できるということで、喜び勇んで臨んだインストアライヴ。そう、アルバム『灰色とわたし』購入者にサイン会があるんです。竹仲絵里のときは1時間前からリハーサルが始まってお客さんがかなり集まってしまっていたので、今回も1時間前入り。まあ、買いたいCDもあったので早めに行ったわけですが、今回は集まり具合はほどほど。リハーサルが始まる様子は全くなく、でも最前列をキープして座り込んでいる人が6名ほど。サイン会に並ぶ列のことを考えて右側に陣取ろうとしていましたが、CDを買っている間に取られてしまったので、微妙に空いていた正面最前列を恋人とキープ。私は控えめにその少し後ろにいたのですが、最終的には後ろから詰められて最前列へ。この日は安宅浩司さんとのステージです。13:30をすぎた頃からリハーサルがボチボチ始まりますが、なかなか音響が落ち着きません。結局、本番中もときおり耳鳴りのするような高音が鳴っていました。最近の潮音ちゃんライヴでのチケット運は悪く、こんな間近で観るのは本当に久し振り。彼女自身が大人になったこともありますが、ドキドキしますね。演奏も落ち着いたなかにもちょっとしたオッチョコチョイなど楽しみもあって、あたたかなステージでした。サイン会はあっという間に長蛇の列。わたしたちも8階まで階段を上らされ、さらに後ろにも列が続いているので、とてもゆっくりお話をするような雰囲気ではなく、次々とサインをしては握手をするという流れ作業。サインも、以前は漢字で書いていましたが、アルファベットで「SHIONE」となりました。時間短縮ですね。結局、わたしも「覚えていますか?」なんて野暮な質問はできずに彼女の目を見つめるばかり。なんとなく、私の顔を見覚えのあるようなないような、そんな一瞬でしたが、まあよしとしましょう。

さて、この日は友人のさくさんの誕生日。自らの自宅で誕生日パーティをしているというので、恋人と出かけました。そもそも、彼女と出会ったのはさくさん宅パーティでしたし、付き合い始めてからさくさんに会うのも初めて。そして、さくさんの恋人に会うのも初めて。小田急線に乗って半年振りにさくさん宅に到着すると、意外にお客さんは少なく、さくさんとその恋人、はじめましての女性2人と男性1人。そして、きんちゃんとその飼い犬ぶーちゃんでした。到着するなり卵白のホイップを手伝わされますが、今年は昨年の失敗を活かしてハンドミキサーを購入。随分簡単です。手作りサーターアンダギーなども含めて甘いもの中心のパーティで、私の恋人の台湾土産、鴨の燻製が大人気でした。もちろん、今年のケーキはナカナカの出来栄え。遅れてアライ君なども到着して、楽しい夜でした。

7月22日(火)

この日も会社は休みですが、法政大学の成績は1週間でつけなくてはならないので、昼過ぎまで暑い自宅の室内でレポート採点。この日は恋人が入手した試写会が夜にあった。その受付が15時ということで、開演前に別の映画を観る。

日比谷みゆき座 『近距離恋愛
アメリカ映画のラヴコメディ。有名な俳優はほとんど出ていません。主演男優はあまりかっこよくないんだけど、大学時代からのプレイボーイという設定。大学時代に彼を拒んだ1人の女性がそれから10年間、異性の友人として近くにいた。いつも側にいる女性が、仕事で2週間ほどスコットランドへ。そこで、主人公は彼女への想いを思い知らされることになるが、彼女はスコットランドで非の打ちどころのない男性と急接近。結婚の日取りまで決めて帰国します。まあ、そこからいかにして彼女を取り戻すかというストーリーですね。
ちなみに、この映画の原題は「made of honor」といい、花嫁に付きっ切りで世話をする役どころをいうらしい。普通は同棲の親友がなるそうですが、本作では一番信頼のおける友人ということで主人公が選ばれてしまうのです。まあ、テンポがよくユーモアもあるんだけど、ストーリーは有体だし、ちょっと出演者に華がないかな。

有楽町国際フォーラムホールA 『インクレディブル ハルク
初めて入る国際フォーラム。ホールAというのは一番大きいのでしょうか。1階席だけで4000人くらいは入っちゃうんではないかというでかさ。一応「ジャパン・プレミアム試写会」ということですが、出演者や監督が来日するわけではない。日本語吹き替え版の俳優、水嶋ヒロという人物がゲスト。しかも、ハルクねぶたなるものも登場。さすが、普通の試写会とは費用が違いますね。でも、ステージまでは遠いし、水嶋ヒロなんて知らないし、どうでもよいという感じですが、まあ傍で見ているのも楽しいものです。座り心地良いし。
さて、本作はコミックを原作とするヒーローもの(?)。まあ,コミックに設定の合理性を求めるのは野暮ではありますが,とてもありえない設定です。まあ,ともかくエドワード・ノートンが主演を引き受けたことや,相手役がリヴ・タイラー,その父親役がウィリアム・ハートってところで観てもいいかなと思ったけど,やっぱりただでないと観ないな。ともかく,この日やっていた予告編が『ハンコック』だの,『アイアンマン』だとか,こんなもんばっかり。こういうものにお金をかけて現代社会に何かメッセージを伝えるんだったら,もっと地球環境のために使ったほうがいいんじゃないのと素朴に思う。

この辺りで食事ってことで,有楽町ガード下の居酒屋で軽く一杯。でも,この辺りの上は新幹線も走っているので,ガード下といっても,お店は広い。ともかく,隣の団体客の声がうるさくてたまらなかった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

海は疲れる

7月20日(日)

この日は逗子の海岸に毎年できる海の家ライヴハウス「音霊」で真昼間からフリーライヴイヴェントがあり、モダーン今夜も出演するということで、遊びに行った。天気がちょっと心配でしたが、結局雨は降らず。むしろ暑かったです。

逗子音霊sea studio
私が知っている出演者はモダーン今夜の他に塚本 功さんにベベチオ、そしてCurly Giraffeでした。実は事前に永山マキさんに出演時間を聞いたら、渋谷に戻らなくてはならない時間ギリギリでしたが、まあ、フリーイヴェントだし、他の知っている出演者が何組か観られればいいなあという感じで、まあ、海に遊びに行くつもりで、出かけたわけですが、結局知らない出演者ばかりが続いて、塚本さんが登場したのが16時前。ようやく、まともにライヴを聴いて、モダーン今夜の出番を待ちます。セッティングに30分以上...
結局、「名犬ジョディ」が始まった頃に移動しなくてはならず、そして恋人は暑さにやられてしまい頭痛。やはり結局私も夏の海ってのは好きになれない性質なんですね。

渋谷cabotte
ライヴ時の定員は20名と書いてあるこのお店ですが、カウンター席のみで10席程度です。都会の地下の狭くエアコンの効いた涼しい空間でなんとなく落ち着きます。
achordion:casaの2人が招いて、この日は女性ヴォーカル+男性ギターによる2組ライヴ。といっても、ヴォーカルの満田智子さんもちょこっとギターを弾きます。前回のお寺ライヴの時よりは随分上手くなっていました。やっぱりいいですね。こういう音楽が落ち着きます。
casa:こちらも2人きりのいつもの姉弟。もう,いうことなし。こうした短めのライヴでもしっかり聴かせてくれます。歌詞のように色恋沙汰のない夕紀子さんの日常トークに,身を屈めてギターマイクでしゃべる美宏君。微笑ましいです。
この日は恋人が一緒だったせいもあって,久し振りにcasaの2人ともくだらないことも含めておしゃべりをし,achordionからは夕紀子さんも気になっていたというユニット名の説明を聞いたり(イマイチよく分かりませんでしたが),1枚目のCDを買ったら,パーカッションの人も含めて3人組で,しかもジャズということで売り出されていた。確かに,1曲目は最近の雰囲気とは大分違います。でも,やはり333discsから出しているので,本質は今と変わらないのかも。
そんな感じで,この日の夕食はcabotteでいただいた「トリッパのトマト煮」のみ。トリッパとは牛の2番目の胃だったっけな?ともかく内臓です。移動も含めて長く感じて疲れた1日でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

会社は涼しい

7月18日(金)

最近,ますます複数の出演者が出るイヴェントで,1組目当てでは行けなくなってしまった私。でも,最近ariさんのライヴに行けていなくて行きたいなあと思っていたのですが,この日は対バンがありましので,しかも3組のみってのが嬉しくて行くことができました。サカウエ君の分も一緒に予約をして,久し振りのSACT!。

新宿SACT!
駅前で軽くおにぎり食べてから私1人で先に入場。後方の観やすい席は先にとられていたので,下の真ん中の2人席へ。この日は予約が少なかったのでしょうか。多少椅子を間引いて,かなりゆったりとした配置。瓶で提供されるエビス黒を呑みながらレポート採点でもしようかと思ったら早速サカウエ君がやってきたので,ウダウダとしゃべりながら開演を待ちます。
via.:こちらははじめましてのキーボード弾き語りの女性シンガー。甘ったるい声で歌う人で,個人的には好みではありませんが,楽曲はナカナカ面白いかもしれない。そして,MCも自然体ではなくけっこう受けを狙った感じ。もちろん,フロアにもコアなファンがいましたが,一定のファンは獲得しているような個性のあるシンガーでした。
ありましの:この日もかわのみちおさんとのステージでしたが,この日のありまさんはナカナカすごかった。気合も声量も抜群で,このSACT!ではちょっともったいないくらいといったらちょっと失礼だな。ともかく,いい感じでこの室内空間を埋め尽くすありまさんの歌声でした。数年前まではMCもちょっと空回りな感じがありましたが,今はとてもいい感じです。
ari:さて,トリがariさんでした。この日はサックス奏者のサポートを入れ,曲によってはトラックを用いての演奏。ひさしぶりに聴く伸びやかなariさんの歌声に酔いしれつつ,でもちょっとトラックはもう少し控えめの方がいいなあなんて思ったり(本当はなくていいと思う),そして,このサックスのなかなかロマンティックで良いこと。それにしても,ariさんはサポートミュージシャンを見つけてくるのが上手いというかなんというか。とにかく,3組でちょうど良い感じでまとまったイヴェントでした。
この日はcanappecoのcanaちゃんも遊びに来ていて,終演後も和やかな感じでいろんな人とお話をして,心地良くサカウエ君と同じ最寄り駅まで帰ってきたのです。

7月19日(土)

もう10日近く前のことでよく覚えていません。午前中何をしていたのか?ともかく,『百万円と苦虫女』を公開初日に観ることになりました。でも,1回目と2回目は既に完売だった舞台挨拶だったので,私たちが観たのは3回目。それも早めに受付したものの,満席でした。

渋谷シネセゾン 『百万円と苦虫女
『文化住宅の初子』の時はしっとりと単館上映だったタナダユキ監督。『さくらん』の脚本で徐々に名前は知れ渡るようになって,今回はなんと蒼井 優ちゃんを主演に迎えての,でもなかりマニアックなストーリーです。「苦虫女」というのはこれって感じでは出てこないのですが,要は主人公が人を信頼したり,笑顔で楽しい時間を過ごしたりってことがあまりないということの表現だと思います。いろんなことがあり,自宅にいずらくなり,百万円貯金したら家を出るというのがきっかけ。海の家で働いても,果樹園で桃もぎとして働いても,まああれだけ可愛いのですから当然ですが,一定の人気を獲得してしまいます。そんな感じで徐々にその社会に馴染んでいくのが嫌で,また百万円貯まったら別の町へと旅立ってしまうということの繰り返し。でも,それだけでは盛り上がりに欠けますので,最後の町ではちょっとした色恋沙汰があります。その相手は森山未來君。意外にも初顔合わせとのこと。でも、なんとなく蒼井 優ちゃんに恋愛的なことは似合わないなあ、なんて思ったりして。そして、いい展開ではあるんだけど、ちょっと先が読めてしまうところも残念。弟とのやり取りが一番の見所かな。もうちょっと何かを求めてしまいたくなりますが、『文化住宅の初子』と通ずるところがあって、この辺りがタナダユキの魅力なのかもしれません。次回はどんなキャストでくることやら。

ここからは一人で下北沢へ。

下北沢mona records
アンコールアワーズという男2人のバンドのイヴェントだったらしい。彼らが好きな女性シンガーを集めたという企画。
はせがわかおり:大阪からやってきたというかなり若い感じの一人ギター弾き語り。少年っぽい感じのする、若さが真っ直ぐに表に出していて気持ちのよい歌声です。
松倉如子:確か、TOPSさんが何度か紹介してくれていたと思いますが、私は初めて。かなり年配の男性ギタリストと2人のステージ。MCは子どもっぽく舌っ足らずだが、言葉使いなどは古風な女性。歌声もかなりエキセントリックです。いいですね、面白いです。
岩﨑 愛:そして、愛ちゃん。こんな進行だと、随分大人っぽく、スタンダードに見えます。こちらもこの日は一人ギター弾き語り。でも、先日のduoとは違い、CD収録曲よりも新曲を優先して演奏していました。これがなかなかいい感じ。彼女もヴィクターのレーベルに移っていますが、曲作りはこれまでどおり。まあ、彼女は起用には立ち居振舞えない性質でしょうから、これまでどおり活動していくんでしょう。
会場がかなり混雑していたのと、私は座敷に座っていましたが、例年通り殺人的なエアコンの効き方で、最後の主催者アンコールアワーズの演奏は全く聴かず、愛ちゃんにも挨拶せず、帰宅。あのエアコンの効きはどうにかならんものか。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

8月のライヴ予定

とりあえず,行きたいなあ,というものを列挙して一杯ですが,予約していないものが多く,実際には行かないものも多いかもしれません。

8月1日(金)
吉祥寺manda-la 2 朝日美穂/もりばやしみほ(チケット購入済み)
8月2日(土)
代官山ball room port of notes(チケット購入済み)
三軒茶屋世田谷ものつくり学校 扇谷一穂(予約済み)
8月3日(日)
鎌倉由比ヶ浜海岸Paradise-OA Quinoco(フリー)
葉山一色海岸blue moon BE THE VOICE(予約なし)
8月4日(月)
国立no trunks 太田朱美(予約なし)
8月6日(水)
下北沢ラ・カーニャ ハシケン×橋本 歩(予約済み)
8月8日(金)
外苑前Z・imagine 鈴木亜紀(予約なし)
8月10日(日)
吉祥寺strings 太宰百合セッション(予約済み)
8月14日(木)
品川イーストワンタワー Risk Fator(フリー)
8月17日(日)
六本木Rolling Stones Cafe 山田タマル(予約済み)
8月19日(火)
渋谷7th floor air plants(予約済み)
8月21日(木)
高円寺クラブライナー HARCO/他(チケット購入済み)
8月22日(金)
新宿pit inn 松下美千代トリオ
8月23日(土)
下北沢ラ・カーニャ casa(予約済み)
8月24日(日)
タワーレコード新宿店 erimba with HARCO(フリー)
下北沢mona records TICA/早瀬直久(チケット購入済み)
8月29日(金)
中目黒楽屋 コーコーヤ/vice versa(予約済み)
8月30日(土)
初台近江楽堂 ビューティフルハミングバード(チケット購入済み)
8月31日(日)
タワーレコード池袋店 erimba with HARCO(フリー)
下北沢440 伊藤サチコ/他(予約済み)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

38歳になりました

7月16日(水)

渋谷イメージフォーラム 『いま ここにある風景
恋人が写真の専門学校に通っているということで,レイトショーで一緒に観に行った。この作品はエドワード・バーティンスキーというカナダの写真家を追ったドキュメンタリーフィルムだ。バーティンスキーは「manufactured landscape」というテーマで,人間の大規模な産業活動によって改変された風景を追っている。この映画では特に彼が追っている中国の産業風景の撮影に同行して,彼の作品を紹介すると同時に,写真集作品だけでは分からない舞台裏も明かしてくれる。冒頭は巨大な扇風機工場で,工場の内部をひたすらカメラが移動します。どこまで行っても同じ風景が拡がります。そして,同じ工場内で,屋外ミーティングと称して,工場の建物と建物の間の道路に同じ黄色いエプロンを着た無数の従業員が整列します。おそらく従業員が一同に会す,こういう風景は普段はありえず,半分は撮影のための演出なんだろうけど,これだけの人員が働いていることは事実。このように,多少脚色して,圧倒的な風景を作り出すのも,この写真家のやり方みたい。撮影者は被写体に知られないようにするってのもドキュメンタリーの一つのやり方だけど,世界一大きなダムの建設にともない,集団移転を強いられた村の風景では,村人にお金をつかませてちょうど良いタイミングでカメラの前を横切らせるような演出もあったが,それ自体をドキュメンタリーフィルムに撮影するってことは,この写真家がそれを後ろめたいことだとは思っていないことだ。そう,この写真家は圧倒的な自信に満ちた高みに立って中国を見下ろしている。といっても,後発の発展国に対して地球環境を守るべく断罪したり,表立って何かを訴えようとしているわけではない。あくまでも彼はその醜さに美学を感じているのだ。
最近こうしたドキュメンタリーはかなりはやっているけども,この作品はわれわれの予想をはるかに越えています。必見。

7月17日(木)

新宿ミラノ座 『攻殻機動隊2.0』
私は「攻殻機動隊」をアニメでも劇場版でもみていなくて,『イノセンス』で押井 守の存在を知ったくらいだから,この「2.0」がどんな位置づけなのか,恋人に説明されてもイマイチ分かりませんが,まあ『イノセンス』も何の前知識もなく楽しめたので,そういう作りになっていることを期待して観に行った。平日の昼間なのに,それらしい男たちで賑わっています。ミラノ座のなかでもいちばん大きなスクリーンでの上映です。
確かに,2桁回数のテレビシリーズをまとめて+αしたということで,かなり難しいです。展開が早くて,人物の名前を覚えられず,次々と進行します。しかし,それでも,分からないところがあるなりに内容はとても面白く,そして『ブレードランナー』からの影響や『マトリックス』の先取りなど,SFサイボーグ史の観点から観ても,アイデンティティ問題の哲学的観点からみても,楽しめる作品。
法政大学が前期最終講義。終わってから一人で中目黒に移動します。

中目黒cafe carat Dew
ヴィクターのレーベルbabestarからヴィクター本体(?)へと移行して,8曲入りアルバム『花図鑑』のリリースを7月30日に控えているDewの2人が,先月から人数限定のカフェライヴをはじめたという情報をみうさんからいただき,前回行けなかったというみうさんと行ってきました。私自身はDewが特別好きって訳ではないのですが,こういうこじんまりした場所でのライヴも貴重かもしれないし,この日はゲストでクラムボンの伊藤大助さんが来るというし,演奏は1時間と短めの予定ですが,彼女たちの単独ライヴというのも楽しそうなので,行くことにしました。会場はちょっと古めの建築物の地下フロアを改装した感じの小洒落たカフェでしたが,ライヴ仕様ということで,ビールは缶,フードはおつまみだけでした。先着順ということで,わたしたちはステージ向かって,というかステージを左側から見る感じの席へ。ほどなくして,2人が登場し,まずは2人の演奏。わたしたちの席は春奈さんのキーボードの後ろから見る感じでしたが,ヴォーカルの悠さんが春奈さんのことを見るたびに,悠さんの顔を見ることができる,少し貴重な席。このカフェライヴはちょっとプライベートな感じで,普段のライヴではやらないような昔の曲も混ぜつつの選曲とのこと。その曲を作った頃のエピソードなど,相変わらずグダグダな悠さんのMCを交えながら進行します。やはり2人のパフォーマンスは安定しています。そして,『花図鑑』からも数曲披露して,なかなか魅力的。後半はガッツリ伊藤大助さんが加わってのステージ。こういうシンプルな編成がいいですね。結局はアンコールも含めて1時間は裕に越える満足なステージでした。
この日は一足お先に私の誕生日をみうさんが祝ってくれるというので,中目黒の呑み屋で軽く一杯。ごちそうになりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

長い日記を書く時間がなかなか取れない

7月13日(日)

この日は恋人と都電荒川線の1日乗車券を買って,写真を撮影しながらいろんなところを散策。巣鴨のとげぬき地蔵商店街や飛鳥山公園,あらかわ遊園では子どもだましの観覧車など乗ったり。最後には早稲田大学まで行って,早稲田大学の地ビールを飲みました。赤坂で軽く夕食を一緒して,私はライヴへ。

赤坂BLITZ 竹仲絵里
新装オープンから初めて来た赤坂BLITZ。まあ,新装っていっても建物から全く違うので,新しいライヴハウスですね。スタンディングも多いと思いますが,この日は指定席で椅子席のみ。1階のかなり後ろの方ですが,ど真ん中です。かなり遠いですが,前回のduoよりはステージ全体が見渡せていいです。でも,真正面すぎて前の人の頭がちょうど絵里ちゃんを遮るんだよな。まあ,幸い背のあまり大きな人ではなかったので,右に寄ったり左に寄ったりしながらでした。特にバンド編成のこの日はヴァイオリンの岡村美央さんが絵里さんの右側にいたので,その辺に焦点を合わせつつ。それにしても,美央さんは自分のホームページを持っていないので,出演ライヴが分からなくて困ります。まあ,ヴァイオリニストは皆さん素敵なんだけど,やはりそんなところも含めて美央さんは謎めいていて好きだ。もちろん,外見も演奏も。
いやあ,それにしても素晴らしいライヴだった。やっぱり竹仲絵里は最近かなり好きだな。もうバンド編成で聴く「ガーベラ」は最高。一人で座席で悶絶していました(笑)。なかなか立つタイミングをうまく計れないお客さんを気遣ってか,自らスタンディングを無理なく誘導するあたりもにくいです。ともかく,今後もワンマンライヴは欠かさないようにと思うシンガーです。

7月15日(火)

渋谷アミューズCQN 『歩いても 歩いても
『誰も知らない』の是枝監督の最新作。阿部 寛が主演。奥さん役は子連れ再婚という設定の夏川結衣。妹はYOUで旦那さんが男闘呼組の高橋和也で2人の子どもがいる設定。この2組の家族が,長男の命日に実家に集まる1日の物語。父親が引退した医者役で原田芳雄,母親が樹木希林。まあ,なんてことのない日常を描いた作品で,私自身の家族のある方ともごく普通に重なっていて,特別に共感するというよりさらっと受け止めてしまった。
しかし,一緒に観た恋人は『誰も知らない』にも通じる是枝監督独自の世界観をしっかり感じ取ったようだった。確かに,家族に対する愛情とある意味での憎しみというのは,それらをストレートで分かりやすく描く多くの映画よりもリアルに描き出していると思う。結局,親って子どもにとっては自分の人生の長さだけ関わっている(もちろん先立たれた場合や,何年も音信不通の場合は例外だが)し,親にとっては子どもなんてまだ形を成していないときからの付き合いだ。だからお互い分かった気になっているけど,実は肝心の大人になる成長期に関わりが浅くなったりして,分かっていなかったりする。しかし,そこからはお互いに照れなどもあってきちんとした会話をしなくなってしまう。そのうち親元を離れ、会うのが年に数回になってしまうと、あっというまに月日は流れ、親はどんどん年老いていき、きちんとコミュニケーションをとる機会を得ないうちに亡くしてしまう。まあ、そんなものかもしれません。かといって、必ずしも多くを語ることが最善のコミュニケーションとは限りませんからね。本作はなにかを訴えたり嘆いたりしているわけではないと思います。

渋谷で夕食をとろうとウロウロしていると、井の頭線の駅下でなにやらフリーライヴが始まる様子。なんと、庄野真代さんでしたよ。ああ、ビックリ。「中央フリーウェイ」などを歌って、定番「飛んでイスタンブール」も間近で聴けてなんだかお徳。そして私は一人でライヴ。

下北沢lete tico moon
この日はtico moon結成日(初めてライヴをした日だそうです。)ということで、ここ数年はleteでのライヴを恒例にしているとのこと。満員御礼のleteでした。私はカウンター席に座っていたんですが、きちんと席が埋まるとあまりにも狭いので、皆が避けていた最前列に移動。やっぱりここが一番ゆったりするかも。しかし、やはりかれらのライヴはあまりに気持ち良くてウトウト。ゴメンナサイねお2人さん。もちろん、きちんと聴いているんですよ~。お客さんも穏やかで本当にアットホームなライヴ。この日は事前に買っていた新譜の歌詞カードを持ってきていたので、初めてサインをいただく。控えめなお2人らしいサインでした。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

また舞台挨拶

7月12日(土)

先週で東京経済大学は前期が終わったので、土曜日は当分お休みになりました。ということで、寝坊をしたいところを逆に朝から映画、初日舞台挨拶です。

渋谷シネマライズ 『闘茶tea fight
一応、プロモーション的には一番上に香川照之の名前がありますが、主役は戸田恵里香ちゃん。久し振りの映画登場ということでかなり嬉しいです。しかも、前にも書いたように、フルート奏者の太田朱美さんが音楽で参加しているという情報も入手したので、まあ、映画自体はそれほど期待はしていないものの、楽しみどころは十分です。
映画上映の前に舞台挨拶。本作は台湾の監督によるもので、台湾ロケもけっこうありますが、この日登壇したのは戸田恵梨香ちゃんと細田よしひこという若い男優の2人。いやあ、やっぱり恵梨香チャン細い。そして、手足が長い。最近テレビドラマの役作りでピアスを開けてパーマをかけたという。映画ならまだしも、テレビドラマってのがちょっと悔しいですが、パーマヘアも素敵です。映画のなかでは恵梨香ちゃんは香川氏演じる父親が経営する御茶屋の娘。しかし、わけあって父親が御茶屋をたたんでしまい、父親の親友が経営する和菓子屋さんで働いている。この和菓子屋さんはお笑い芸人のホンコン氏。その息子が細田よしひこ。密かにではなく、分かりやすく恵梨香ちゃんに好意を寄せる役どころ。そんな4人は撮影を通じて随分仲良くなったんでしょうね。2人の舞台挨拶もとてもいい感じです。恵梨香ちゃんもとてもリラックスしていて、やっぱりかなり遠いけど生はいいなあ。ちなみに、最前列中央にはかなり怪しい恵梨香ファンの男性2人が異様な座高の高さでかぶりついています。大声で恵梨香ちゃんの挨拶に応え、司会者が「元気ですねえ」というと、「こういうときしか会えないんだもん」と、会場をわかせます。舞台挨拶は予定通りな感じで終了。その最前列男の1人はここで帰ってしまいました。
さて、映画ですが、かなりのフィクションです。台湾ではかつて雄黒金茶と雌黒金茶という2銘柄のお茶があり、雄黒金茶が一方的に全国一の味を争うという形で、雌黒金茶を絶滅させたという歴史がアニメーションで描かれます。雌黒金茶の普及に携わった日本人が密かに雌黒金茶の苗を日本に持ち込んで、その子孫が香川氏演じる家系。香川は藤田陽子演じる奥さんを亡くしたのは、この黒金茶の呪いのせいだといって、お茶の道から外れ、娘にもお茶を禁ずる。しかし、そんな娘の方は自宅の蔵から黒金茶の呪いに関する文書を見つけ出し、その呪いを解くために台湾に向かう。台湾では闇のお茶市場を牛耳る雄黒金茶の子孫の男が雌黒金茶を探している。そんな感じで台湾で登場人物が終結して繰り広げられる物語。イマイチ(日本人による)脚本や、映像の展開にキレはないが、私はけっこうこういう雰囲気も好きだったりする。そして、なによりも恵梨香ちゃんのこれまでの役どころとは違った面が見られる魅力満載。けっこうフルートの音色も数箇所で目立っていました。
朱美さんが「あの映画は音楽にも力を入れている」というのは、音楽担当がショーン・レノンであり、もう大分忘れてしまいましたが、ピアノは原田郁子、高田 漣などなど、主題歌がSUPER BUTTER DOGだったり。
ちなみに、最後の「闘茶」のシーンは3人ともお茶の葉を摩り下ろす抹茶的な淹れ方ですが、基本的に台湾にそういうお茶の楽しみ方はないようです。

その後、恋人と2人で献血の予定でしたが、恋人は先日台湾に行っていたことを忘れていてできず、私は年間総量を忘れていて全血しかできず、結局取りやめに。その代わりにもう1本映画を観ました。

渋谷シネマGAGA! 『ホット・ファズ:俺たちスーパー・ポリスメン!
おバカ映画の極めつけ、かと思いましたが、けっこう怖いです。エリートではなく、現場で目覚しい業績を上げるロンドンの一警察官。その活躍が故に上司からも同僚からも煙たがれて何の事件も起こらない平和な田舎町に左遷になる。そんな何もない町で退屈すると思いきや,謎の死亡事故が相次ぐ。そう,この町はうわべは平和そうに見えて,実は組織的に町の秩序を守るために,排除という名の殺人が繰り返される町だったのだ。あとはドンちゃん大騒ぎ,確かに面白いんだけど,ギャグのネタが殺人ってのはちょっとヘビーすぎるかな。
恋人とはここで別れて,私は一人で吉祥寺へ。

吉祥寺strings 太宰百合×shinske
ピアニスト太宰百合さんが4ヶ月に1度くらいのペースで,毎回2デイズで行なっているマリンビストshinskeさんとのデュオライヴ。マリンバ好きの私は以前から行きたかったのですが,なかなか予定があわず,初参加となりました。shinskeさんは以前からプロフィールを読んでいましたが,太宰さんと同じ桐朋学園の出身。かなり海外のコンクールなどで賞を取っているらしい。しかも,なかなかの美男子です。そして,前日に時間を確かめる際に知ったのですが,この日はゲストヴォーカルでAsa festoonさん。ここ最近ライヴに行けてなかったので嬉しく,期待が高まります。erimbaこと大橋エリさんのマリンバ演奏を観て,聴いて,衝撃を受けたのがちょうど4年前ですね。それから幾度となく彼女の演奏を聴き,一度だけ高良久美子さんの演奏を聴き,omu-toneに出会い,それなりにマリンバに親しみを持っていたからか,shinskeさんの演奏にそれほど衝撃はありませんでした。確かに,太宰さんとのデュオは見事だし,オリジナル曲も素敵なのですが,ぐぐっと引き込まれる感じではない。エリさんと同じように,複雑なリズムとメロディを奏でる時は見事なマレット裁きなのですが,けっこう単調なトレモロがやっぱり一番難しいんですかね。「お見事!」とまではいかないようです。といっても,そういう演奏に未だかつて出会ったことはないのですが。でも,やっぱりいつもとは違って,ピアノとマリンバの伴奏によるAsaさんの歌声は良かったですね。格別です。
そして,この日はもう一人飛び入りのゲストがいました。なんと,最近shinskeさんは結婚されたそうなんですが,その奥さんがゲストでした。クラシックで活躍するヴァイオリニストで,とても美しい女性です。カウンターに座る私の目の前でヴァイオリンを弾いていましたが,演奏する人の後ろでしかも,マイクを通さない音を聴くなんて機会は滅多にありません。そして,私が普段聴いているヴァイオリニストとはやっぱり演奏法が違うんですね。どう違うかの説明は私にはできませんが,やはりクラシックということなのでしょうか。かなり圧倒されました。そして,顔に似合わないその力強い音。美男美女の才能ある若き夫婦が羨ましい限り。shinskeさんが最近発売したアルバムが『記憶の扉』ということで,この日の選曲をMCによってその言葉に結び付けていく進行はなかなか新鮮でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

焼酎ナイト

7月10日(木)

銀座テアトルシネマ 『アウェイ・フロム・ハー:君を想う
講義の前に恋人と映画。この作品は随分前から観たいと思っていたが、ようやくタイミングがあって、講義前に時間のゆとりがあまりないが、観ることにした。本作品の監督はなんと、まだ若い女優のサラ・ポーリー。彼女は以前からアトム・エゴヤン監督作品によく出演していたが、製作総指揮という形でエゴヤン氏の助けを借りながら長編を監督しました。まあ、出演作がいつも人の痛みを描く作品なので、本作もちょっと重たい感じです。主人公は初老の夫婦。奥さんの方が若くしてアルツハイマーの兆候を示し、自ら志願して施設に入所して治療することになる。すぐに旦那のことを忘れてしまうという展開ではないが、その施設に入所している別の男性と親しくなってしまい、そのさまざまな葛藤を描く作品。ここで問題となるのは記憶です。これは決してアルツハイマーを発症して記憶を失っていく奥さんだけの問題ではない。全ての出来事を記憶している人間などいるはずないのだから、人間一人一人、何を記憶し、何をしてないのか、記憶していることをどう解釈しているのか。ここでは夫婦の間の問題だが、複数の人間同士の記憶の共有は記憶障害という病気を介さなくてもいつでも問題なのではないか、ということを考えさせられる。
人間についてじっくりとみつめさせる、いい作品ですね。

講義後、この日はライヴの予定はないので、再度恋人と合流してわが家でパーティ。近所に住む友人のサカウエ君も呼んで、3人で。彼の家には最近処分したといっても恐らく数十本の焼酎の一升瓶がある。なので、本当は彼のうちに遊びに行って利き酒ということを考えていたのだが、なかなか折り合いがつかないので、わが家にいくつかお酒を持ってきてもらうことにした。わが家では恋人が台湾に行った時にお土産で買ってきたいくつかの食材をつまみに用意して。まあ、この日は度を越すことなく気持ち良い感じで呑んでしゃべってお開き。

7月11日(金)
銀座スターバックスマロニエ通り店 BE THE VOICE
この日も特に予定を入れていなかったのだが、前日にヤマカミヒトミさんのblogで、彼女がBE THE VOICEのライヴサポートをするというので、しかもフリーライヴということで行くことにした。恋人も講義が思いの外早く終わったということで、次の予定まで少し付き合ってくれた。
フリーライヴの場所はなんとスターバックス店内。銀座のマロニエ通り店の2階。ここはCDの視聴機やちょっとした展示ができるスペースなどもあって、当初からこうした簡素なスタイルのライヴならできるような空間になっている。私が開演5分前に到着すると、ステージ前の座席は大分埋まっていて、恋人が取ってくれていた席に座ってクッキーを食べながらコーヒーを飲む。ライヴ前に店内でかかっていたのは,なんとLynnの発売前のCD。翌日はそのお披露目ライヴがあって,そこで先行発売される予定。でも,本発売は7月16日から8月上旬にずれこんでしまったんですよね。ちなみに,LynnとはヤマカミヒトミさんとBE THE VOICEの和田純子さんに加え,永山マキさんと宮嶋みぎわさんによる女性4人ユニット。活動開始当時から知っているのですが、オリジナル曲はなかなかできず、ライヴといえばカヴァー曲や、BE THE VOICEの曲、永山マキさんの曲を歌う感じだったのですが、なんとそんな選曲でhappiness recordsからCDを出しちゃうんですからけっこう驚き。でも、こうして音を聴くとやっぱり納得ですね。皆さん芸達者です。
さて、BE THE VOICEのライヴですが、この日はなにやら店内の展示も含めたイヴェントの一環のようで、店員さんの一人が司会を務め、かなり長めのトーク。こういうイヴェント、最近はお決まりのようにエコと関連付けようというのが気持ち悪いです。まあ、ともかくBE THE VOICEのライヴは江ノ島以来。なかなかお金を払って聴く機会がありませんが、この日も2ステージでけっこうたっぷり聴けました。やはりhitmeさんとの息もピッタリですね。お客さんも大半はBE THE VOICE目当てということで来たようで、いい感じです。そして女性率多い。恋人は2ndセットの途中で次の予定のために抜けてしまったので、私も終演後はゆっくりせずに、3人に挨拶もせずに帰って夕食を自炊しましたとさ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

メジャーアーティストは撮影禁止

7月9日(水)

渋谷7th floor air plants
Tajaや戸田和雅子さんなど,ここ7th floorは橋本 歩さん所縁の深いミュージシャンが贔屓にしているお店だから,air plantsもワンマンといえばここである(前に下北沢ラ・カーニャでもやりましたけどね)。結成して8年ということですが,私はまだ1年ちょっとしか知らない。9月から歩さんが1年間ボストンに留学に行くということで,7月と8月にワンマンが決まったのです。ということで,今回はゲストヴォーカルになんと土岐麻子さん。最近ミニアルバム『Summerin'』を発売したばかりなので,混雑を予想して開場時間前に到着するとTOPSさんと同じエレベータになりました。7階でちょっとまったものの,ほぼ定刻どおりのオープン。それなのに,事情の分かっていないおじさんが「俺,待たされるの一番嫌いなんだよ!」と息巻いていましたが,開場時間をちゃんとチェックしてよ。でも,意外に客の足は鈍く,またテーブルもしっかり出ているので,予約者もあまり多くないようです。お客さんもけっこう一人客が目立ち,いつものようなワイワイ感は少なめ。でも,この位のほうが落ち着いて観られますね。
休憩を挟んでの2部制でしたが,1部はair plantsのみの演奏。この日の歩さんは可愛らしい白のブラウスに黒のだぼっとしたスカートで,髪をアップにして素敵です。相変わらずのグダグダトークに力のこもった演奏。なんか,最近ますます歩さんが好きになっていて,自分の企画ライヴに出てもらうことがわれながらすごいことだと実感してきました。ということで,2部では早速土岐麻子さん登場。実はちょうど受付で並んでいる時に土岐さんが着替えるためにトイレを往復したのを見ましたが,けっこう大きいんですね。2年前くらいにフリーライヴで一度彼女の演奏を聴いたことがあり,その時もけっこうステージに近かったのですが,こうして落ち着いて間近で見るのは初めて。やはり存在感があります。メジャーの女性シンガーのCDって大抵ストリングスが入っているので,時折そのハデハデしい音色にうんざりすることがあります。そう,映画で観客の感情を煽るのも大抵弦楽器ですからね。でも,こういう小編成での生演奏で,女性の歌声にヴァイオリンやチェロが入るとたまりませんねえ。先日のありましのちゃんの時もそうでしたが,しかもそれを間近で聴けるというのが本当に幸せです。土岐さんの歌声はそれほど好きではありませんが,こういう時は本当に聴けてよかったと思います。そして,なんといってもステージ上の皆さんの表情がなんともいえませんな。歩さんは以前からレコーディングやら,そしてライヴでも何度かご一緒している仲で,阿部美緒さんも歩さんが参加するコンサートに行ったことがあったそう。そしてなんといっても,嘉多山 信さんにいたっては,土岐さんが前にやっていたバンド「シンバルズ」のCDは全て持っているとのこと。そんな皆さんは演奏し終わると1曲ごとに土岐さんの歌声にうっとり。そんなしあわせ感溢れたステージがなんとも観ていても幸せな感じになります。土岐さんの出番はアンコールを含めても4曲だけでしたが,嘉多山さんリクエストの土岐さんオリジナル曲はなかなか素敵でした。NONA REEVESの人の提供曲で,この日はお店にも遊びに来ているといっていましたが,分からなかった。
そんな感じで,そんなに長くなかったライヴが終了し,歩さんがなかなか捕まらなかったので(といっても,大して伝えなきゃいけないこともないのだが),TOPSさんとドリンクを追加注文してカウンター席でだらだらと。ちなみに,この日はドラマーの坂田 学さんとギタリストのオオニシユウスケさんが遊びに来ていました。歩さんにちょっと挨拶をして帰ろうと思ったらなんと私の恋人がエレベータから降りてきました。バイト帰りによって,下で待っていたそう。こういう時携帯電話がなくてゴメンネ。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

梅雨はどこ行った?

7月8日(火)

なんと,7,8月は週休4日になっちゃいました。会社の仕事があまりにもないので,自己申告で。もちろん給料は減りますが,なんとなく自分の時間を作る期間があってもいいかなって。でも,よくよく考えたら,この時期って自宅にいるにはあまりにも暑くて,どうしようかとも思ったりして。
まあ,ともかく当分は歯医者通いにちょうどよい曜日になるだろう。ということで,久し振りに麻酔をかけられ,ウィーンと歯を削られる。治療が終わって一旦家に帰ると意外に涼しいので,そのままジョギングに出かける。すると,けっこう暫定的な詰め物の違和感があって,疲れたりして。午後になってから新宿に出かけます。

新宿シネマート 『庭から昇ったロケット雲
ビリー・ボブ・ソーントンはあまり好きな俳優ではないけど,いつもかなり特異な役どころで恵まれていると思う。なんとなく,観たくなる作品が多い。そして,映画の良し悪しはおいておいて,けっこう印象に残る作品も多い。今回も,宇宙飛行士になりたかったのに農夫になってしまい,それでも諦めきれずに借金をしてはロケットを自分で組み立て,自宅の納屋から自分が乗って打ち上げようと目論んでいる。当然全世界に対して宇宙空間の独占権を主張したがっている米国航空宇宙局が許すはずもなく,この手の映画によくあるとおり,マスコミが騒ぎ立て,当初はチヤホヤされるが,その後公私に渡るバッシングを受け,事態は収束するという展開。でも,最後は奇蹟のごとくことを成し遂げてしまう,というある意味よくあるストーリーです。でも,彼を支える妻と3人の子どもがいい味を出していて,思わずほろっとさせられちゃうのはどういうことなんだろう。私自身,家族とは仲たがいしているわけではないが,結局のところは年に3回も会えばいいほうで,疎遠だといえる。こんな家族の絆などある意味では幻想にすぎない。まあ,だからフィクションとして楽しめるのだろうか。

恋人を迎えに市ヶ谷までいって,麹町駅まで歩く。まだ時間があるので,彼女が通う専門学校の方まで歩いて行くと,ちょうど裏門から彼女が出てくるところでした。2人で池袋へ,自由学園明日館講堂でライヴです。

池袋自由学園明日館講堂 湯川潮音
結局,3ヶ月連続で参加できました。今回は右側の一段上った席から高みの見物。毎回整理番号200番前後でしたね。前回,今回は『灰色とわたし』発売後だし,サポートの方々を招いてのステージになるということだったので,てっきりクマ原田さんを含めたレコーディングメンバーが来日して,っていうのを想像していました。潮音ちゃんがステージ上で笑いながら「人間ではありません」などというもんだから。でも,ステージに現れたのは仙人のような風貌のベーシスト,松永孝義さんだった。そして,もう一人がサックス,フルート,リコーダその他諸々の男の人。ああ,名前を忘れてしまった(というか覚えられない)。しかも,数曲,もう一人参加したような気もするんだけど,鮮明に思い出せないんです。まだ1週間前のことなのに。ああ,大丈夫だろうか。よかったらどなたか補足してくださいね。もちろん,このサックスの人も髪の毛が長くて髭ももじゃもじゃ。これが,「人間じゃない」の所以です。そして,サポートが複数人だったら,今度はPAを使うだろうと思っていましたが,やはりこの2人だったらこれまでと同様のほぼ生音でした。しかも,1曲目は潮音ちゃんが使うギターを間違えていてギター音が限りなく小さく,それに合わせてソプラノサックスをいかに小さくならすかに苦労していたようです。まあ,そんな感じで穏やかに,楽しくライヴは進行します。
やはり今回は『灰色とわたし』を中心の選曲でした。まあ,とりあえず講堂コンサート最後ということで,この日はリクエストもなし。アンコールは定番の「裸の王様」でしめました。CD発売記念ツアーも決まり,なんとグローブ座だそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

恋の形而上学

マルシーリオ・フィチーノ著,左近司祥子訳 1985. 『恋の形而上学――フィレンツェの人マルシーリオ・フィチーノによるプラトーン『饗宴』注釈』国文社,336p.,3500円.

フィチーノは1433年,イタリアはフィレンツェの生まれ。本書は1469年にラテン語に書かれたとされています。本書の前にギリシャ語のプラトンの著作を翻訳した人物で,ネオ・プラトニズムの代表的人物。ルネサンスは私が中学校くらいで習った時には「文芸復興」と教わったが,最近はこういう日本語表記はしないそうだ。そんな中学校の世界史ではレオナルド・ダ・ヴィンチくらいしか習わず,「文芸」っていうくらいで,ルネサンスは芸術運動だと思わされている。しかし,もちろん科学や哲学が一新して近代期へと突入する時代。
もちろん,「復興」という日本語は間違いではなく,古代ギリシア時代のさまざまなものが再評価され,それが新しい思想へと展開していく。フィチーノによるプラトンの見直しとその後のネオ・プラトニズム,そしてオカルト宗教などへの関心は重要な通過点である。中世において凝り固まったアリストテレス哲学と厳格なキリスト教への信仰,それらを解きほぐす役割を持っていると思う。
さて,副題にもあるように,本書は以前このblogでも紹介した,プラトン『饗宴』への注釈である。そこにも書いたが,この対話篇は愛の神エロースについての議論であり,映画『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』の元ネタにもなっている。なので,それを踏まえたこのフィチーノによる議論は,原著のタイトルとは全く関係ない邦訳タイトル「恋の形而上学」なのである。序文を書いた斎藤忍随氏の言葉通り,この訳文は「スラスラとして実に読みやすく,流麗と言っても言いすぎではないほどの出来映である」。もちろん,私はラテン語など全く持って分かりませんから,例えまずい翻訳であろうが,文句をいう権利などないのだが,どう考えたって500年以上前に別の言語で書かれたものを現代の日本語に翻訳したものがそう簡単に読みやすくなるはずがない。
といっても,プラトンの時代からすれば,フィチーノの時代もやっぱり500年以上経っているのだから面白い。本書ははやり「注釈」というだけあって,『饗宴』を当時において分かりやすく解説したものだといえるのだろう。といっても,扱っている対象は「恋」といっても,今日的な意味で,しかも日本語で「恋」と表現したものとamorが一致するはずもない。いくらスラスラ読めるからといって,その内容を分かりやすく私が解説できるわけでもない。逆にすらすら読めるからこそ,内容が頭に残らなかったのかもしれない。
まあ,ともかくやはりそれなりに15世紀っぽくはあり,物質の話や天体の話などを交えて面白かったのは確かです。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

七夕キャンドルナイト

7月7日(月)

川崎ラ・チッタ・デッラ おお雨
「おお雨」とはおおはた雄一さんと坂本美雨さんのユニット。以前からこの2人でのライヴはよくやっていましたが、最近ユニット名を決めたようです。数日前に友人のミトメさんに教えてもらって行くことにした。この日は七夕なので、何かスペシャルなイヴェントがあることを期待して予定を入れずにいましたが、こんな無料のイヴェントになりました。この日は例年の七夕どおりにはっきりしない天気。数日前まではしっかりと雨の予報で、このイヴェントは屋外だったので、そして、ユニット名がこんなんですから、中止覚悟でしたが、なんとか降らずにもちました。ミトメさんは来れるか分からないし、来れたとしてもギリギリだということで、私は一人で噴水広場の階段に座って待ちます。
このイヴェントはキャンドルナイトの一環らしく、司会者付き、また20時からは近くの照明を落としたり、また川崎市長まで登場するようなものでした。美雨さんの曲を中心に、カヴァー曲や、おおはたさんの曲も織り交ぜてのステージ。予想以上にたくさん聴けました。私は今月23日に浜離宮朝日ホールでの坂本美雨コンサートに行く予定ですが、まだまえのアルバムを持っていなかったりして、終演後にサイン会もあったので、そこで購入。「唄えるくらいに聴き込んできてくださいね」と声を掛けられ、また強く握手をしてくれました。
ちなみに,この日はやはり一応撮影禁止だったのですが,司会者がそれをいうのが遅かったために,私も申し訳ないなあと思いながら何枚か撮影してしまいました。

20080704_005 20080704_009
さて,ライヴが終了してからミトメさんに発見され,すぐ近くのお店で軽く食事(彼女はドリンクのみ)。同じくチッタに入っているこのお店は以前から中がよくわかっていなかったのですが,半分はワインを販売しているお店のようで,店内で試飲もできる。そして,半分はワインはもちろんのこと,ソフトドリンクと軽食が食べられるようになっていて,カレーやパスタなど,私は穴子茶漬けをいただきました。800円なり。ワインはさすがに500円でなかなか美味しかった。遠くに住むミトメさんは早めに帰宅するので,私はレイトショーでも観ようかと,映画館に移動。

川崎TOHOシネマズ 『奇蹟のシンフォニー
最近の名子役,フレディ・ハイモア主演作。本当に最近出演作が続きます。それにしても,数年前の子役といえば,『シックス・センス』のハーレイ・ジョエル・オスメントですが,やはりアメリカ映画の名子役が辿る道を歩んでいるようで大変だ。フレディ君は大丈夫だろうか。まあ,そんなに期待していなかった作品だけど,とあるネットのニュースで,『ウェイトレス』のケリー・ラッセルが「美しすぎてこれまで注目されなかったが,本作でその魅力を発揮した」などと書かれていて,ちょっと期待して観てしまった。うーん,でも作品自体は当たり障りのない感じかな。ロビン・ウィリアムスが出てきた時に,これは面白い展開になるかもと思ったけど,意外に大したことのない役だった。でも,その不自然すぎる奇蹟にも涙してしまいましたよ。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

映画-展示-写真-ライヴ

7月6日(日)

この日は午前中に宅急便が届くのでゆっくりして、午後から渋谷に出かけます。

渋谷シネパレス 『築地魚河岸三代目
大沢たかお主演作品。大沢たかおはあまり好きな俳優ではないけど、相手役が田中麗奈ちゃんということで、妙に観たくなった。今年初めてテレビでの連続ドラマに出演したらしいが、コンスタントに出演映画が続くので、その成長振りや役どころの違いを楽しめる女優さんです。今回は銀座の三越で働く女性で、課長に昇進した商社マンの大沢たかおからプロポーズ直前まできている仲。ところが、ある日恋人にも隠している事実が発覚してしまう。そう、彼女の父親は築地魚河岸で魚の卸売りをしているのだ。まあ、詳細を説明するのは面倒だが、最終的に、大沢演じる男は魚河岸で働きたいと会社を辞め、魚河岸の人からは「素人には務まらねえ」といわれながら、生まれ持った下の敏感さと努力を重ね、周りに少しずつ認められていくというストーリー。ラストは伊東四郎演じるおやじさんをも納得させるところで、終わるのだが、どうやら続編の製作も決定したらしい。
それにしても、この作品で面白かったのが、『ネコナデ』に続いてまた大杉 漣が出ているのだが、今度は大沢たかおに早期退職を命じられる役。思わず笑ってしまいました。

東横線学芸大学駅で恋人と待ち合わせて、「tray」というギャラリー兼カフェへ。私は最近、VRANAというトートバッグを愛用しているが、VRANAは男性一人が帆布を使ってプリント、デザイン、縫製と一人でやっているらしい。そんな彼の新作コレクションがあるというので出かけたのだ。このギャラリーでは普段から彼の作るポーチを置いてあるらしい。最初にVRANAを知ったのは川崎のチッタ・デッラの中に入っている雑貨屋に彼の製品が置いてあり、購入した。その後、その店では取扱がなくなってしまい、最近はプレゼント用のポーチやTシャツをネットで購入した。しかし、この個展のためにネットショップの在庫がなくなり、新しいトートバッグを欲しいと思っていたのだ。大小2つを持っていたが、その中間が欲しいと思って。展示期間は1週間だけで、この日は日曜日だったので、恐らく熱心なVRANAファンにそれなりに買われて行ったとは思うが、予想通りかなりの新作を見ることができた。ネットショップも便利でいいけど、やっぱり手で触れる方が良いに決まっている。結局、それなりに大きさとデザインが気に入ったトートバッグが思ったよりも安い値段であったので、それを購入。恋人も友人へのプレゼント用でポーチを購入。製作者本人にも会えて、良かったです。
同じ学芸大学で恋人の知人の写真家が展示をしているカフェtorseというお店があるというので、寄ってみる。お茶のつもりが結局早めの夕食をいただいちゃいました。で、その写真家はヨシダユキヒロという人で、なぜか音楽の話題で盛り上がってしまいました。その後、私は一人で下北沢へ。

下北沢ラ・カーニャ 鈴木亜紀
鈴木亜紀さんがかつてライヴで配布していたという『さくらえび通信』という旅行記を中心としたエッセイがなんと晶文社から出版されるということで、この日はその記念ライヴ。私は早速予約をしていて、チケットの整理番号が4番だったので、かなり早く入場。どこでもOKでしたが、なんとなくピアノのすぐ後ろにある一人席に座ることにした。今のところ彼女の一番新しいCD『金色の砂』は2003年発売だし、こういう形でのちょっとしたお祭りっぽいソロライヴには初めて参加なので、客席の雰囲気がちょっと違いますね。かなり年配の方から、はたまた地方からやってきた人など、とても特別な感じがします。当然、亜紀さんの気合も十分。まあ、肌の露出は意外にいつもけっこうありますが、この日の水色のドレスも素敵。私は後ろからそのきれいな背中を眺めてしまいます。キラキラしたものをつけていました。休憩を挟んで2部制ですが、当然お色直しもあり、でも意外に曲数は少なかったりして、休憩も含めて2時間強だったような気がしますが、実は私は今年初の鈴木亜紀ライヴだったんですね。聴いたことのない新曲も何曲かありました。とにかく、皆さんのおめでとうと亜紀さんの嬉しい・ありがとうオーラが行き交う素的なステージでした。最後には中川五郎さんが本の表紙(これは亜紀さん自身が油絵で描きました)のデザインを復元した30cm四方の巨大なケーキを持って登場しました。空の赤い部分はラズベリー、海の青紫はブルーベリーを敷き詰めた、素晴らしいケーキ。
終演後はサイン会になり、私もサインをいただいてきました。またまた名前を忘れられていましたが、「ナルセです」といったら「あっなるせあつしさんですね!」と。今度の私企画の726イヴェントは亜紀さんのホームでもあるZ・imagineなので、フライヤで挨拶しておきました。
そして、この日は鈴木亜紀さんが中ムラサトコさんとやっているイヴェント「鍵盤女」のライヴCDも発売ということで買ってきました。これまでライヴでしか聴けなかった「ハムカツサンド」なども収録されて嬉しい限り。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

モダン都市の系譜

水内俊雄・加藤政洋・大城直樹 2008. 『モダン都市の系譜――地図から読み解く社会と空間』ナカニシヤ出版,335p.,2800円.

またまた,著者の水内さんにいただいてしまった本。実は今月27日に大阪で開催されるかなり少人数の研究会にゲストスピーカーで呼ばれていて,水内さんや大城さんにもお会いするので,そんなこともあって読んでみた一冊。おそらく,自分で積極的には買わないし読まない本。
著者も前書きで書いているように,元来地理学とは地図という表現手段に非常に固執してきた学問である。そしてその地図はまさに旧来の地理学の象徴であるかのように,近年の新しがっている地理学研究は地図表現を用いないことで,古臭い研究から脱却していることを宣言しているような節がある。しかし,いくら新しさを強調しようが,私の知っている多くの地理学者は旅行好きであり,鉄道好きであり,高みからものを眺めるのが好きなのだ。まさに,高みからの視線の象徴が地図。少なからず私も地図が好きだった。
まあ,著者たちはそんな古くから地理学者がこよなく愛してきた地図を武器に,一般読者に地理学の魅力を知ってもらおうと意図している。しかも,旧来の地理学がやってきた地図の読み方ではなく,より深みのある地図の読み方を提供すると書いている。まあ,ここでいう一般読者というのが具体的にどのような人々を想定しているのかはなはだ疑問ではあるが。そんな目的にしがたって,著者の一人,水内氏が現在勤める大阪市立大学の院生であった,現在神戸大学に勤める大城直樹,そして同じく大阪市立大学の院生だった京都の立命館大学に勤める加藤政洋,その3人が大阪を中心に,神戸と京都の事例も加えて,関西3都市の近代以降の歴史を読み解こうとする。
本書は非常に読みやすく,私の知らなかった史実が山ほどあって,それはそれでとても勉強になる。しかし,それ以上ではない。本書の方法や文体は,これまで主に加藤が書いてきた学術論文のスタイルに似ている。しかし,学術論文はそうした史実の整理の先に議論するテーマがあるが,本書はそういう議論を極力省いている。参照されている文献は最小限に抑えられ,本文中に組み込まれているだけで文献表はない。もちろん,地図も多用されているのだが,地図以外に空中写真や風景写真も多い。地図そのものを読み解いている場面はとても少なく,むしろ写真や文字資料などを駆使して歴史復元をするなかの一つの資料として地図は位置しているにすぎない。まあ,著者の言葉を使えば「地図的表象を超えたところに空間-社会の構制を嗅ぎ取る感性」(p.1)ということになるのだろうか。
ともかく,本書は読みやすいが故に私にとっては退屈だった。といっても,史実を丁寧に説明していくような歴史書が全般的に苦手なわけではない。まあ,そのことはこのblogの読書日記を読んでいる方にはわかるだろうが,私は読書としての歴史ジャンルはとても好きなのだ。しかし,本書はちょっと苦手なタイプ。だからこそ自分自身に危機感を感じたりもする。もちろん,私は地理学研究としての歴史研究はしていないが,比較的方向性としては近いものを感じる著者たちの関心と私の関心とがまったく相容れない部分もあることを痛感させられる場面は少なくない。
まあ,ともかくまだ著書を1冊も書いていない私にとっては,確実にこうして形にしていくかれらに文句をいう資格など全くないのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

歯科医通い始まり

7月5日(土)

東京経済大学前期最後の講義を終え、大量のレポートを手にします。渋谷で恋人と待ち合わせて、シネマライズへ。翌週から公開される『闘茶』の初日舞台挨拶の座席指定をゲットするためだ。今回は前売り券と交換。前回『ぐるりのこと。』の時はネット予約で1600円。普通、ぴあなどで販売される初日舞台挨拶の券は2000円したりするけど、ここのは良心的。でも、前回が右寄りの席で、今回が左寄りの席。やはり真ん中の席は2000円でぴあ販売なのだろうか。この日は本当は2人で献血をする予定だったが、予想外に私の歯の治療が始まってしまい、キャンセル。歯石除去などでも3日以内に治療をしていると献血ができないのだ。ということで、ライヴ前に映画2本。

渋谷Q-AXシネマ 『ネコナデ
大杉 漣主演映画。大杉が扮するのは、とある家庭用ロボットを製造しているメーカーの人事部長。かなり計画的なリストラクチュアリングで、早期退職を言い渡す役割であると同時に、中途採用で女子社員ばかりを入社させ、その社員研修の指揮をとる。どちらも会社の仲間に対して厳しく当たらなくてはならない立場上、毎日胃薬が欠かせない。ある日、帰宅途中の公園で胃薬を飲んでいると捨てられた子猫に出会う。その場はなんとか立ち去るのだが、結局1匹を引き取ってしまう。しかも、自分の家族には内緒で、新入社員を研修のために住まわせているマンションの空き室を使って猫飼育が始まるのだ。
大森美香という女性監督によるハートウォーミングな作品です。改めてこうして思い出そうとすると大したことない作品のように思いますが、観ている時は本当に楽しく、心穏やかになる素的な作品です。新入社員として黒川芽衣や、会社の若手社員で海東 健、奥さん役で原日出子など、キャストも地味に豪華です。

渋谷ル・シネマ 『ぼくの大切なともだち
続いて、今度はフランス映画。またまた、ダニエル・オートゥイユ主演作。出すぎじゃないですか。でも、コメディもシリアスも、実は何をやっても変わりがない大根役者のようにも見えるんだけど、そこがいいのかもしれない。起用に人を笑わせるわけでもなく、シリアスものが鑑賞者に極度に緊張感を強いるわけではなく、どこか親しみを感じる。後で思い出したんだけど、実はこの作品はパトリス・ルコント監督作品なんですよね。思い切り笑えるコメディを期待していたのだが、どうもそういう分かりやすい展開はルコント作品には合わないですよね。ということで、ちょっと期待と違ったことにストレスを感じ始めようとしたところで、ぐーっと引き込む展開に変わり、そのままラストまで。そう、結局はコメディというよりはかなり真面目に「友人の存在」について問いかける内容。ルコント監督、さすがです。

軽く夕飯をということで、初めて立ち食いの寿司屋に入りました。この時は寿司を握る人が一人だけで、お客さんが注文するタイミングを計りながら食べているさまがなんか面白い。明瞭会計で、一番安いのは1つ75円。比較的小ぶりで1貫単位で出されます。やっぱり寿司はファストフードなんですね。たまにはいいかもしれません。私は一人で下北沢へ。

下北沢440
カミナリグモ:以前に戸田和雅子さんがゲストで出たイヴェントの主催者バンドとして7th floorで聴いたことがあったが、只熊さんがドラムスでサポート(?)している以外はあまり覚えていない。でも、ウトウトしながら心地良く聴くにはちょうどよい。
フルカワモモコ:なんと今年初でしたね。この日もいつものバンドメンバーでしたが、ベースが違う人でした。開演前にいつものベースの女性を見かけたのですが、お客さんで遊びに来ていたみたい。さすがに久し振りだったので初めて聴く曲もいくつかあったけど、さすがのメロディセンスに力強い歌声。ただ、本人もステージ上で「爽やかな男の歌声に挟まれながらうるさくてごめんね」といっていたように、相変わらず盛り上げる曲は全体のヴォリュームが大きすぎるような気がする。バラードを歌うときと同じ程度の音量で十分だと思うんだよね。ちょっと初めて聴く人は引いちゃうかも。
water water camel:こちらもかなり久し振り。田辺 玄君や須藤剛志君にはよく会うんだけど、camel自体の演奏はたまにしか聴かない。そのくらいがちょうどよい。でも、彼らは本当に音のことをよく分かっているので、フルカワモモコバンドの次だと特にその音量とバランスの良さを実感する。この日は田中佑司君のドラムスに加え、omu-toneの佐藤貴子ちゃんがパーカッションでサポートする演奏。アンコールの時、「あと10曲やれ!」などと大声で叫んでいる人がいたが、実は東京60WATTSのヴォーカル、大川たけし氏だったようだ。終演後、グラスを片付けている彼がいて、まさか彼じゃないよなと思っていたんだけど、お客さんで来ていたHARCOとお話していたら最後に彼がHARCOに挨拶して帰っていったので、HARCOに聞いてみたらやはりたけし氏だったようで、大声で叫んでいたのも彼だということを聞いた。そんな感じで、イヴェント自体は22時には終わったんだけど、会場にはトルネード竜巻のフタキ君がいたり、HARCOがいたり。モモコちゃんと映画の話でひとしきり盛り上がり、珍しくHARCOと2人で20分ほどおしゃべりしちゃったり、water water camelのみんなに『音のブーケ』歌詞カードにサインをもらったり(さすがに3人をラクダとして描いた小池アミイゴさんにはご立腹でした)、帰り際にはミッコさんと小貫早智子さんもやってきたりして。久し振りに終演後にわいわい楽しい夜でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

はるばる朝霞

7月4日(金)

北朝霞停車場 伊藤大輔松下美千代太田朱美
以前から松下美千代さんがよく出演している停車場に初めて行きました。東武東上線の朝霞台駅と武蔵野線の北朝霞駅が最寄。私は武蔵野線で行きました。実は吉祥寺に行くのと時間的にあまり変わらないかもしれない。そして、北朝霞駅に降り立った途端意外にビックリ。けっこう栄えているんです。実はこのあたりは小学生の頃、野球チームの遠征試合で何度か来たことがあります。といっても、当時は車での移動だったので、どのあたりかよく覚えていないし、もちろん駅前にくる用事もなかったけど。
さて、駅に着いた途端雷が鳴っていて、ちょっと心配でしたが、まあ降ったとしてもライヴ中にやむだろうと楽観視して、駅前ロータリー沿いの2階にあるお店に上ります。ちょうど目の前には美千代さん。「あーら、いらっしゃいー」って感じで、店内に入ると人のよさそうな女性オーナーが席に案内してくれます。結局、出演者が打合せしているテーブルの隣に座ることになりました。1度聴いたことがあるだけの伊藤大輔さんも「お久し振りです」と挨拶してくれ、先日ソロを聴きに行ったばかりの太田朱美さんも覚えていてくれていたようで、なかなか居心地のよい席になりました。ところで、このお店は基本的にミュージックチャージは投げ銭制。ということで、美千代さんが「このお店初めてでしたっけ?」と聞いてくれて説明してくれます。もちろん、音楽目当てに来るお客も多いのですが、単に呑みにくる常連さんも多いらしく、演奏中だろうが、かなり大騒ぎするのがこのお店だということです。でも、事前に知らせてくれると助かりますね。それにしても、演奏開始が20:30で3ステージ。終演が23:30ってのはけっこう厳しい。一応調べると、終電は23時40分台なので間に合わないことはないが。
ステージはまず、美千代さんと朱美さんのデュオから始まります。お互い苔が好きということで、「コケトモ」と呼び合っている2人、楽器は違いますが、演奏スタイルは似ているようにも思えます。さすがの2人、のっけから素晴らしいです。そして、美千代さんに「王子」と呼ばれている心地良い歌声の大輔さんを加えて心温まるステージ。偶然にも3人とも緑系統の衣装で、気の合ったところを見せてくれます。私は来る前に食事をしてきたので、赤ワインと2ステージ目でスコッチウィスキー。テーブルチャージ400円でポップコーン食べ放題ってのもいいですね。休憩時間には、朱美さんのフルートを間近で見ました。口を当てるところに滑り止めをしているという話を前回していましたが、実はそれは切手だったんです。シールだとはがせませんが、切手だと水をつけて簡単にはがせますね。でも、あまり汗をかいてしまうと演奏中にずれてきてしまうとのこと。常に切手を持ち歩いて、交換しているようです。そして、橋本 歩さんと参加している原田郁子さんのツアーのこと(なんと翌日は京都公演)、演奏で参加している映画『闘茶』のことなど。伊藤大輔さんには7月26日の昼間に代官山ball roomで行われるイヴェントのチラシをもらったり、でこの日はこの昼間の大輔さんのステージにサポートする美千代さんは夜に私の企画イヴェントの出演、ということで私も持参したフライヤを持ち出したり。
翌日は講義だったので、3ステージ目が始まる前に失礼しましたが、またまた出口まで美千代さんが見送りに来てくれるなど、楽しい夜でした。でも、美千代さんがいっていたように、3ステージ目を前に店内は騒然としてきたので、ちょうどよかったかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

たまにはライヴ4日間お休み

この週は珍しく月から木までライヴなし。ということで、1週間限定レイトショーで再上映されている映画を観ることにした。

7月2日(水)
渋谷シネ・アミューズ 『love letter』
岩井俊二監督、中山美穂が主演で2役を演じ、相手役が豊川悦司。まあ、有名な作品なので、知らない人は少ないかもしれないが、1995年というと、まだ私が日本映画を好きになれなかった時期だし、テレビのない生活をしていたので、テレビ放映でも観ていない。今ではあまりなくなってしまったが、この作品はフジテレビが単独で製作になっているので、テレビ放映も多かったと思う。そして、この日は恋人と行ったのだが、彼女が初めて観た日本映画がこの作品で、それから日本映画が好きになったという。台湾でもかなり人気だったようだ。
さて、今回の上映は、先日の『FIRE!』のように、本作の撮影監督だった篠田 昇さんを偲んで開催されたようだ。ロビーには関連した展示もあり、また観に来たお客さんもとても多い。ちなみに、水曜日ということで男女問わず1000円。
さて、映画ですが、もう1990年代後半に差し掛かっていますが、かなり1980年代っぽい雰囲気がありますね。でも、岩井監督なので、そして撮影が篠田氏なので、衣装や髪型以外は全く違和感がありません。時間の取り方とか風景とか、こういう作品はとても落ち着きます。そして神戸と小樽を舞台にしていますが、1995年の神戸といえば地震のあった年なので、おそらくその1年前に撮影されたと思われる、雪の神戸の風景はなかなか感慨深いものもあります。そして、結婚後すっかりメディアから姿を消した中山美穂。私は彼女が『毎度おさわがせします』というちょっとエッチなシーンありのドラマで出てきたことも、もちろん歌が下手なアイドル歌手時代も知っているので、演技がどうのこうのって見方はできないんだけど、改めてその存在感にいとおしさを感じます。それが、性質の違う2人の女性を演じて、絶えずスクリーンに映っているのですから、これほど贅沢な映画もないかもしれません。そして、もちろん脚本も素晴らしいですね。中山美穂の若かりし頃を酒井美紀が初々しく演じているのも面白い。
まあ、ともかくよく出来た映画です。もちろん、最近も素晴らしい映画はいっぱいありますが、この作品のように10年以上経って上映される機会に恵まれる作品がどれだけあるだろうか。

7月3日(木)
渋谷TOEI 『神様のパズル
OCNのネット配信インタビュー番組「talking japan」に谷村美月ちゃんが出演していて観たくなった作品。主人公が市原隼人ってのがどうかなあ、と思うんだけど、美月ちゃんとの共演は面白いと思うし、作品自体が天才少女とバカ男って組み合わせだというところも魅力。
美月ちゃんが演じるのは若村麻由美演じる母親がアメリカで人工授精によって産み、育てた女の子で、物理学を専攻する天才少女。彼女が開発した数kmスケールの実験施設を日本に建設するということで、帰国し、それを管理する田舎の大学に入学しなおすという設定。そこに通う双子の秀才弟がインド旅行に出かけるということで、代返として大学に通うことになったバカ弟。これを演じるのが市原隼人。ギター&ヴォーカルで音楽で成功を目指しながら寿司屋でバイトしている。さて、そんな2人が石田ゆり子演じる教授のゼミで一緒になることになって、「宇宙の作り方」というテーマで論争を繰り広げることになる。大学院生として黄川田将也がいたり、学生で松本莉緒などなど。この議論がなかなか面白い。そもそも、本当のところではゼミ学生レベルの宇宙物理学はどんな議論がなされるのか分からないし、もちろん原作者によるこの辺のことの調査と、映画化にあたっての助言を与えた物理学者もいるんだろうけど、一般の鑑賞者が理解できるような配慮も含めて決まっているのだとは思うけど、どうにもこの宇宙論をめぐる脚本にはちょっと笑ってしまう。前半はなかなか面白いんだけど、後半になるにつれて、この面白い発想が単なるエンタテイメントへと化してしまうのが残念。
それにしても、結局のところ、美月ちゃんの胸の谷間を強調させていた意味がさっぱり分からん。それにポスターで着ている衣装と髪型が全く違うってのはいいのだろうか。まあ、三池崇史監督作品ってのはこんな感じなのかな。

新宿角川シネマ 『ダイブ!!
講義終了後に観たのはこちら。TOPSさんにいただいた角川映画無料券で観ました。ところで、この映画館はつい先日まで「新宿ガーデンシネマ」って名前で、このビルが改装してから恵比寿のガーデンシネマが経営していたようなんだけど、けっこう上映作品も以前の恵比寿とは傾向が変わってしまったし、そのおかげか以前は恵比寿によく通っていた私が恵比寿にも、ここ新宿にもあまり来なくなって、ついには手放してしまったようだ。角川が直接映画館を経営するってのも初めてなんだろうか。そういえば、『神様のパズル』も角川映画でした。
さて、こちらは中学生と高校生による飛込競技のスポ根もの。そのクラブのコーチに光石 研、新しくやってくる女性コーチに瀬戸朝香が扮しているが、中心は若い男性俳優たち。特に、林 遣都君は美しいですね。本人たちがどれだけこの競技自体を彼らが演じているか分からないほど違和感がありません。とにかく、スポ根もの特有のハラハラドキドキ感は十分ですね。そして意外なところでチョイ役している蓮佛美沙子にはちょっとドキリ。『転校生』では素朴な中学生を演じていたのに、化粧をしてかなりエッチな感じ。まあ、ともかく退屈しないよくできた作品です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

東京生音生活vol.2

今年もやります!誕生日ライヴ。
まだ詳細は決めていませんが,同世代の美女3人が入れ替わり立ち代りでソロ,デュオ,トリオ(+α)で繰り広げる予定です。私の講釈もあるかも。
もちろん,普段から仲良くしていただいている(と私が一方的に思い込んでいる)ミュージシャンの方,飛び入りも大歓迎です。今回は予約不要ですので,フラッと遊びに来ちゃってください。
------------
東京生音生活vol.2

日時:2008年7月26日(土)
場所:外苑前Z・imagine
開場19:00,開演19:30
料金:1800円(ドリンク代別)

出演者:
戸田和雅子(シンガーソングライター)
橋本 歩(チェロ奏者)
松下美千代(ジャズ・ピアニスト)
07262 07268

| | コメント (1) | トラックバック (0)

雨に濡れて渋谷-原宿-青山

6月29日(日)

原宿ラフォーレ・ミュージアム 広沢タダシ
2ヶ月前に始まった全国ツアー。今回の彼のツアーは一人弾き語りでかなり細かく日本全国を回ってきたようだ。私もはじめの頃の入間so-soでの弾き語りを聴いているので、その集大成としての東京ファイナル2デイズを楽しみにしていた。東京だけはキーボードの杉浦氏とパーカッションの入倉氏を迎えての最強トリオ。前日参加したみうさんも、あまりにも良かったのでその場でこの日のチケットも購入したということで、一緒に観ることに。一応、私の方が整理番号は良かったので、先に入場。ちなみに、先行予約の人がAチケット。私は幸いにも一般発売のBチケットを1番で購入していた。でもさすがにAチケットが多いと思いきや、実はBチケットは各プレイガイドで同じ番号を出しているらしく、開場待ちのお客さんの半数はBチケットでした。ということで、けっこう前の方の席をゲット。結局、開場時間に現れなかったみうさんを待つが、一向に現れない。現れたのは開演5分前。心配させんなよ~
ということで、始まります。広沢タダシライヴにしては珍しく、ステージのセットがなかなかゴージャスです。しかし、登場して「アイヲシル」を唄い始めるなり、ヴォーカルマイクが入っていない。そんなハプニングがあったものの、前半はアップテンポな曲を中心に盛り上げます。さすがに、2デイズということで、前半はいつもの伸びやかさが足りないようです。でも、ギターはいつもどおり快調だし、もちろんバックの2人との相性も最高で、ヴォーカルを補っても余りあるくらい素晴らしいステージ。特に中盤はこういう時にしかやらないちょっとレアな曲が続いて、座ってられないくらい私の胸のビートに共鳴します。まあ、後半はいつもどおりの展開になってしまいましたが、その辺は勢いで盛り上げていきます。どのタイミングでお客さんが立つか懸念していましたが、前日の学習効果なのでしょうか、ある曲で一気に立ちました。私的にはその2,3曲前が立ちどころだったように思いましたが。
まあ、ともかくちょっと肌寒かったので上着を着ていきましたが、初っ端からそれを脱いでも汗だくになるほどの盛り上がりでした。タダシ君の人柄に応えるように、お客さんもほんといい人ばかりで、大満足なツアーファイナルになりました。終演後、関係者席にハセガワミヤコちゃんとかいないかなあ、と思って眺めると、なんと竹仲絵里ちゃんの姿が。ああ、綺麗です。どうやら矢野真紀ちゃんも来ていたらしいが、彼女はシャイなので、一般客に見つからないようなところでそっと見ていたんでしょうね。ミヤコちゃんの姿も見当たらず。

この時点で17時半。まだ雨は振り続きますが、みうさんが行きたいということで、表参道沿いのビルに入っているMoMAのショップへ。なかなか面白いです。隣はギャラリーになっていてホンマタカシの作品なども観れました。

青山プラッサオンゼ casa
そのまま2人でプラッサオンゼへ。お店に入ると特等席は予約が入っていたようで、しかし、予約のないお客さんがその後けっこう来ます。私たちはステージ真正面の席に座って、ムケッカとリングイッサをいただきながら開演を待ちます。この日のcasaはここのところ島さんを欠いて固定化しているバンドメンバー。守屋さん、菅沼さん、庄司さんで5人編成です。夕紀子さんはこの日も白いワンピースで素敵。今年できた新曲だちも徐々に慣れてきたような気がします。こちらも素晴らしいステージでした。ちょっと1日で味わうには贅沢すぎておなかいっぱい感があるところが逆にもったいないような気もします。
結局、1ステージが終わっても特等席のお客さんがこないということで、背もたれのない席で疲れてしまった私たちはお願いして、ソファ席に移ります。そう,この日は予約していない人はけっこう来たのに,予約お客が多分2組来なかった。この雨でやめてしまったのだろうか。せっかくの土曜日だというのに。この日の終演後もcasaの2人はなにやら仕事の話などをしていたようで,あまりお話はできなかった。最近,あんまりゆっくり話してないなあ。ちょっと寂しく思いながらも,まあ演奏を聴きに来たんだからと自分に言い聞かせて帰路につきます。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

美しい映画2本

6月28日(土)

この日は1人で過ごす土曜日なので、講義の後、ライヴまで渋谷で映画2本。土曜日は早起きで辛いけど、渋谷に移動するときは井の頭線で始発駅から終着駅まで眠れるひと時で回復します。

渋谷ル・シネマ 『美しすぎる母
このタイトル「美しすぎる母」を演じるのはジュリアン・ムーア。息子の視点から描かれます。実在する人物で、戦後30年の人生を追っていますが、ジュリアン・ムーアはやはり一昔前の雰囲気を醸し出すのにはもってこいの女優。そして、なによりも狂気に満ちたその笑い方。この存在感は他にいませんね。まあ、映画としてはそれほど引き込まれる感じではありませんが、とにかくこのジュリアンを見逃すな!それにしても、煙草を吸うシーンの多い作品だ。

渋谷シネ・アミューズ 『世界で一番美しい夜
今度は日本映画です。出生率が一番高い村の秘密を調べた女子中学生が、驚愕の事実にたどり着くという、もちろんフィクションです。そして、こう説明してしまいましたが、その女子中学生ははじめと終わりに出てくるだけで、物語自体は出来事の進行に沿った時間通りに進みます。まあ、結局はかつて過激な政治活動をしていた革命家である一人の男が「セックスで世界を救う」といって、ある研究を進め、その成果が功を奏してその村は子沢山ってお話です。
男性キャストはかなり豪華。主役の田口トモロヲをはじめ,新聞社の同僚に佐野史郎と松岡俊介。地元の怪しげな人たちに石橋 凌や山崎 一(名前じゃ分からんか)。そして,元フォークシンガーが地元に帰ってきて漁師になったという男の歌声とギターがすごいので,只者じゃないと思ったらやっぱり三上 寛だった。昔のレコードジャケットは見たことがあったけど,ちゃんと曲を聴くのも動く本人を見るのも初めて。その一方で,女優人は江口のりこを除いては知らない人ばかり。でも,一番の重要人物を演じる月船さららといい,天才少女を演じる美和枝といい,その脱ぎっぷりのよさにビックリします。はじめは知らない女優さんだったので,AV女優かと思っていたら,月船さららは元宝塚女優だということで更にビックリ。以前からナイスバディを想像していた手足の長い江口のりこも堂々エッチシーンを繰り広げます(すでに『闇打つ心臓』でその裸体は披露していたかもしれませんが)。とにかく,そのアンダーグラウンドな感じがなんともいえませんね,この作品。侮れませんよ。といっても,ボチボチ公開終了かな。

ちょっと映画終了の時間を見誤って,ライヴの開場時間まで少しあったので,久し振りにちりめん亭でラーメンをいただく。新商品で和風だしでしたが,意外にもスープの味濃し。

渋谷7th floor ムニャ
開場15分前ほどに到着すると,案の定エレベータ前から行列ができています。でも,私が入ったときにはまだ大分空席があったので,ステージ向かって右側のテーブルのあるソファ席をゲットしました。確かに,ここはピアノがみにくいので,あまり人気がないのですが,まあ戸田さんはギターだしと思っていたらそうでもなかった。それに,ここに座れるんだったら食事もここでできたなあ,なんて思ったり。
さて,ハセガワミヤコ戸田和雅子が毎年6月に行なっている2組イヴェント。これも今年で5回目だそうです。私は2年前の第3回に初めて来て,その時戸田さんの歌をはじめて聴いたので,まだ付き合いは浅いんですよね。そんな5回目を迎える2人は,戸田さんがCD『water strings』を発売したsong birdというレコード会社から誘いを受けて,2人ユニットでCDを製作することになったのです。そこで,ユニット名が「Quinoco」。「キノコ」と読むそうです。単純に2人が好きな食べ物だということで。とにかく,5回目記念にCD発売って話を聴いた時には自主制作で作って安価で配布と思っていたが,こんなに本格的とは。正直驚きました。今回のサポーターたちは,レコーディングメンバーでもある,ベースの高井亮士さん,ドラムスに宮田まことさん,そして,ギターはMitaTakeの見田 諭。レコーディングにはこの日広沢タダシさんのワンマンに参加しているパーカッションの入倉リョウ氏と,ギターのオオニシユウスケ氏。休憩時間にレコーディング風景のスライドが流しだされ,彼らの勇姿も写ってました。そして,以前の戸田さんのライヴで彼女の喉の調子が悪い日が長引いたって話を書きましたが,まさにそれはレコーディング期間中に当たっていたらしく,しかもそもそもはミヤコちゃんから移ったものだという。CDを聴くと微妙に他の作品とは違う戸田さんの歌声に出会えます。で,本来のこのCDの発売日は8月8日だそうですが,やはりこの日はかなり早い先行発売となりました。
もちろん,この日の戸田さんの喉の調子は万全。そして,ちょっと予想外なことに,ピアノを使って2人連弾や,2ndステージの冒頭には戸田さんのピアノ弾き語りまで。残念なことに,私の席からは右腕しか見えませんでした...まあ,それはともかく,宮田さんのドラムスと高井さんのベースは昨年の,入倉氏のパーカッションとオオニシ氏のギターの組み合わせのように,戸田さんの歌に素敵な色を添えてくれました。やはり高井さんのベースは女性シンガーに合うんだな。ミヤコちゃんの歌も久し振りに聴きましたが,やっぱりたまには歌種でも遊びに行かないとなあ,などと思ったり。
まあ,ともかく今年も素敵なイヴェントでした。やっぱり1年に1度くらいが気合が入っていいのだろうか。CDにサインをもらうのは時間がかかりそうだったので,遊びに来ていたMitaTakeの2人と同じエレベータで帰宅。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

思わず聞いてしまう他人の会話

6月27日(金)

代官山eau cafe Shima & Shikou DUO
久し振りのeau cafeでのshima & shikou DUO。この日は家で食事を済ませてきたのだが,お客の出足は遅く,席はけっこう空いている。基本的にカフェなので,一人客の居場所はけっこう困ります。むしろ,後から行って空いている席を案内してもらうほうが気が楽だ。まあ,ともかく4人テーブルに一人ちょこんと座る。ピアノのすぐ隣,志宏さんと目が合うところです。ほどなく,男女2人組が座ってくる。なにやら女性の方が昨年のフジロックでshima & shikou DUOを聴いたらしく,自身はジャズにくわしくないので,少し詳しい男友達を連れてきたような様子。この日の私は3人で共同執筆をしている論文の続きを書こうと用意してきたわけですが,思わず2人の話を聞き入ってしまいます。そんなに好きな感じの2人ではありませんが,なかなか好感が持てます。煙草も吸わないし,こういう見知らぬ人と相席になるのは悪くないですね。
そして,ライヴスタート。この日はけっこう時間どおりの進行でした。志宏さんともなんとなく挨拶だけは交わせるようになりました。島さんもステージ上でいっていましたが,やはりこのeau cafeは2人にとってはホームのような場所であって,落ち着けるし,演奏するのが楽しいとのこと。それは聴いている側もよく分かります。お客の関心を引いてやろうといった気負いもなければ,気合も必要ない。でも,演奏しているうちに楽しくなって思わず力が入ってしまう,そんなステージ。なにやら島さんの新曲もいくつかできているようで,次のステージに入っているようですね。
2ndステージではみうさんもやってきて,彼女もやっぱり来てよかったとのこと。また8月にJZ Bratで,今度はゲストなしのワンマンをやるそうで,行けたらいいな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

久し振り大音量ライヴに当惑

6月26日(木)

有楽町スバル座 『休暇
以前,山梨に住む友人のマキコちゃんが観たと自身のblogに書いていて,気になっていた作品。西島秀俊演じる男性は死刑囚なのだが,その刑務所が山梨刑務所。そこに勤める主人公を小林 薫が演じる。ロケのほとんどが山梨県内でされたということで,山梨で先行上映をしたらしい。
さて,今回の東京での公開は,先日宮崎被告の死刑執行とその後の鳩山大臣を死神呼ばわりした件で,なんともタイムリー。でも宮崎氏が逮捕から20年ちかくを費やしていることを考えると,西島氏の年齢で執行されるということは少し非現実的のように思われたりしてしまう。しかし,それはともかく,いつもの軽々しい西島氏の演技や,『歓喜の歌』の時のハデハデしい小林 薫とは対照的な演技が印象的。でも,それほど重々しくなく,死刑執行もかれらにとっては日常業務の一環であり,でもやはりそれ以上のものを持っている,という命の重さと軽さについて考えさせる作品。作品全体はあまり洗練されておらず,地方映画っぽい素朴な雰囲気があったのに,配役はほとんど全国区で活躍する俳優だったのがちょっと残念。もっと地元の人を使ったほうが良かったように思う。

さて,講義後赤坂見附で恋人と待ち合わせ。以前にも渋谷のcabotteで一緒したというセレンさんとナオリュウさんが対バンのイヴェントというので行くことにした。前にセレンさんのライヴに来たときに書いたように,セレンこと村瀬拓也さんは私の恋人と友達。もちろん,ナオリュウさんは私の知り合い。

赤坂グラフィティ still more
セレン:ということで,トップバッターがセレンさん。前回は強力サポートを迎えてのバンド編成でしたが,この日は一人弾き語り。個人的にはこちらの方が好きです。頼もしく見えます。そして,なんとトリをつとめるはずだったナオリュウさんがここで飛び入り登場。かれらが以前からの知り合いだったのか,あるいは先日のcabotteでの2マンライヴで意気投合したのかは分かりませんが,直前に相談してこの日のステージで数曲2人で演奏することにしたそうです。ナオリュウさんはフルートで参加。彼女は確か,吹奏楽でのフルート歴は,ギター歴より全然長いとのことで,以前にも自身のライヴで吹くのを聴いたことがありますが,サポートとしては初めてかもしれない。なかなか素敵な感じでした。
ジャンクフジヤマ:彼の演奏を聴くのは初めて。以前から戸田和雅子さんと仲が良く,一緒にライヴをやるなどで知ってはいたのだが,演奏を聴く機会はなかった。この日はドラムスとベースのサポートを迎えてでしたが,なんといっても,彼自身のヴォーカルの存在感といったらない。スゴイ声量と高音。けっこう男性のこういう声は好きなんですよね。あ,そうそうドラマーが月球の神谷洵平君でした。月球は聴いたことないんだけど,確かmueさんでサポートをしていました。彼のリズムもけっこう好きです。ベースもなかなか。いいトリオです。そして,ジャンクフジヤマという名前に負けていないステージ上のテンション。でも,本人はけっこうステージを下りると普通みたい。帰り際にちょっと話しかけたのだが,「普段はこんなテンションですみません」といって,ごく普通の人でした。
坂 和也:さて,大変だったのが彼のステージ。ベースの河瀬英樹さんを含むバンドを引き連れて,キーボード&ヴォーカルでしたが,なにやら不思議にも,大音量+歌はへたくそなのにこの時が一番お客が多かった。しかも,私の真後ろの男2人が彼のステージ中に何本も煙草をふかし,煙草の匂いを避けるために前に行くと大音量で耳をやられるといった,前後板ばさみ状態。なにやら,彼はラントスターのメンバーだったようで,あのバンドは解散してしまったらしい。HARCOとも仲が良く,人気があるのも知っていたが,聴いたことはなかったので,こんな感じだとは知らなかった。とにかく,私にはその人気の理由は全く理解できず。このバンドさえなえればとてもいいイヴェントだったのに。
ナオリュウ:今年初めて聴くナオリュウライヴ。知らない間に,そして全く知らない3人のサポート(ベース,ドラムス,キーボード)を迎えてのバンドライヴ。この先は当分観られないということで,貴重な日に来ることができました。そして同時に,この日の演奏曲の半分以上ははじめて聴く曲。今年は昨年とは違って,かなり積極的に音楽活動に没頭していたようで,1曲目を一人弾き語りする彼女の姿はとても頼もしくみえます。なかにはやっぱりあまり私好みではない,というか私には難しすぎる曲もいくつかありましたけど,なんといっても,気持ちよく歌をうたっているナオリュウさんの姿をみるのはとても嬉しい。またちょくちょく聴きにいけたらと思う。
ということで,終演後にちょこっとだけお話をしましたが,そんなかんじで昨年はけっこうしつこいほど聴きにいっていたせいか,全く姿を見せない私を少し心配していた様子。そして私の恋人がセレンさんと親しそうに話しているのをみてビックリした様子。世の中は狭いですねえ,みたいな話になりました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2日連続スライド付きライヴ

6月24日(火)

青山月見ル君想フ
ということで,翌日は青山でsmall color。スウェーデンから来日したアーティストが対バンということで,店内には外人さんが一杯。この日は最前列をやめてカウンター席へ。ブラジルのソーセージ,リングイッサを生タコスでくるんだ料理を食べる。美味しいけど,夕飯これだけか,寂しいな。月見ル君想フにくるといつも生ビールにしてしまうが,この日は赤ワイン。なかなかでしたよ。
small color:トップバッターがsmall colorの2人。なにやら,この日の良原リエさんは気合が入っているようで,同じデザイナーの衣装を2人が来て,リエさんはヨガで2kg痩せたとのこと。確かにメイクなども気合が入っていて(まつげのエクステンションをつけたともいっていた),確かに終演後にお会いしたら肌の感じとかとてもキレイだった。さて,この日も2人の演奏に首藤さんのスライドが色を添えますが,もちろん前日とは写真も違うし,またここではステージ背後の空間にあまり横幅がなかったせいか,左右に動かすことはやめて,常に2つのスライドが重なる感じで,映したり隠したりの技に集中していました。演奏の方はリエさんの歌がけっこう多かったですね。トイピアノの出番は少なかったみたい。とにかく,この日も素敵なステージを見せて・聴かせてくれました。2日来て良かった。
ここで,困ったお客が隣に座ってくる。おじさんと若い女性の2人組なのだが,とにかくこのおじさんが薀蓄タレで。まあ演奏中もうるさい。全く違う話をしていれば,私も怒って注意しますが,一応演奏について云々かんぬんいってるんだよね。まあ,後半の2組は私は聴き流す感じだったので,怒るところまではいきませんでしたが,なんと最後の出演者の時,お店のスタッフの注意されていました。
PICIDAE:ということで,こちらがスウェーデンから来た男女2人組。男性は音響機器をいじりながら,トランペットを吹きます。女性は日本でいうところの大正琴のように,近代的な素材を使った手軽なハープを片手に持ってポロポロ弾きながら歌います。うん,なかなか面白い。Myspaceで試聴できるので,是非。
乃木坂界隈:さて,最後に現れたのはガムランに三味線を合わせたもの。ガムランなんだけど,曲は琉球調だったり。でも,実は三線や津軽三味線など,似たような楽器をいくつか奏でる女性です。低音の歌声もなかなか素晴らしい。どうやら,隣のおしゃべりおじさんは呑み屋でこの女性の演奏を聴いて,フライヤをもらってきてこの日は来たらしい。この楽団自体は一度聴いたらお腹一杯だが,この女性の歌はまた機会があれば聴いてみたいと思う。
そんな感じの,3組がそれぞれたっぷり1時間近くやったので,すっかり疲れてしまいました。そのまま帰ろうと思ったら楽屋からリエさんが出てきて,結局彼女とはあまりしゃべらなかったんだけど,『ヤーチャイカ』を観たといったら「首藤さんとお話していけば」というもんだから,お言葉に甘えてお話してきました。その後,ちょっとオオニシさんともお話して帰宅。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

フロイト著作集6

フロイト, S.著,井村恒郎・小此木啓吾他訳 1970. 『フロイト著作集6 自我論・不安本能論』人文書院,460p.

私が人文書院の『フロイト著作集』を読み出したのは何年前だろうか。この著作集がどのように編集されているのかも分からず(未だにわかりませんが),とりあえず1巻から読んだほうがいいだろうと,読み始めた。といっても,急いでいるわけでもなく,古書店でせいぜい2000円くらいで売っていたら買って,気が向いたら読み始めて,次の巻を古書店で買う,といった感じで,もう10年くらい経っているのではないでしょうか。
しかし,3巻まで読んで,今回は飛ばして6巻。正直いって,読むには読んでいるけど理解度はイマイチってところ。第1巻が『精神分析入門(正・続)』だから読みやすいかというと必ずしもそうではない。第2巻が有名な『夢判断』だが,もちろん難しい。でも,記述が濃くて頭を使うという感じではなく,なんか散漫で集中できないんだよね。第3巻が『文化・芸術論』。けっこう有名な「トーテムとタブー」とか,最近注目されている「無気味なもの」とか収録されていますが,ちゃんと印象に残っているのはあまりないんだよな。
ということで,あまり関係ありませんが,1巻から読むという方針はやめにして,なんとなく読むべきだと思うものを買って読むことにした。小此木氏の解説によれば,「本巻は,S・フロイトの精神分析の基礎理論に関する諸論文を,発表年代順に編集したものであり,その意味でおそらく,本著作集の中で,もっとも専門的な諸論文からなる一巻であろう。」という。そのせいだとは思わないが,今回はそれなりに面白く読むことができた。ともかく,フロイト理論として知られる用語がいっぱい出てくるのだ。それらはもちろん,『精神分析入門』にも出てきたとは思うのだが。リビドー,エス,超自我,抑圧,エディプス・コンプレックス,無意識などなど。といっても,それによって理解がすすむわけではない。なにやら余計こんがらがってくるのだ。そもそも,フロイトの執筆人生とはどんなんだったんだろう。私がわずか著作集の4冊読んだだけでは,フロイト学説の進展過程などは全く分からない。特に本巻はどの論文を読んでも,他の論文を参照しているのだ。語彙の定義とか症例への参照など,時間の軸がごっちゃになって円環を描いているような。まあ,だからこそフロイト研究に一生を費やすような人が何人もいるわけだ。
ちなみに,本書ではじめて知ったのは,フロイト流の同性愛の理由付けだ。もちろん,それはエディプス・コンプレックスの理論の延長線上にあり,父親殺しとか去勢の恐怖とかそんな論理だ(該当箇所を探せないんです)。まあ,要するに同性愛も異性愛も,先天的なものではないという主張は重要だと思う。それから,もう一つ気になったのは,サディズムとマゾヒズムについて。私はサドもマゾッホもろくに読んだことない人がSだのMだのいって喜んでいる人の気が知れないと思っている。しかし,まさにフロイトはそのノリでサディズムだのマゾヒズムだの書いているのだ。ひょっとしたら,単純化されたSM論の起源はフロイトなのか?

それにしても,私が意を決してこの著作集を読み始めたのに,岩波書店が改めて「フロイト全集」を手がけたってのはどういうこと?しかも,こんな時代に。ちなみに,岩波版はさすがに全集というだけあって,年代順に書かれた作品を全て収録するようですね。そして,人文書院のは関連する文章を1巻ごとにまとめているようですが,どんな基準で巻の順番が決められ,収録されている文章とされていないものとの違いはなんなのか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

今度は渋谷で濡れる

6月23日(月)

渋谷7th floor オオニシユウスケ
small color関係2デイズライヴ。当初は24日のsmall colorだけ行くつもりだったが、1日目のオオニシユウスケさんのソロに、橋本 歩さんと戸田和雅子さんがサポートで入るということで、行くことにした。この2デイズはスライドで首藤さんも参加するので、それも楽しみ。首藤さんは先日話題に出した映画『ヤーチャイカ』の写真担当です。
会社から一旦帰宅し、駅に向かうまでは昼間に降っていた雨も上がって、よかったーと思いながらも念のため傘を持って出ると、なんと渋谷駅に着いた途端、大雨。神泉駅ないしは、井の頭線渋谷駅の上階改札から出れば早かったんだけど、この日はオオニシさんのステージを見て、レイトショーを観ることにしたので、前売り券を買いに一旦駅前まで行ったのだ。ということで、7th floorに着いた時はずぶ濡れ。こんなに外出先でぬれたのは久し振りと思うほど。店内に入るとかなりのお客さん。でも、最前列は空いていたので、座ると前の出演者の演奏が始まります。可愛い感じの女性なのですが、音響機材を一人で扱いながらのステージ。こういうジャンルをなんと呼ぶのか、未だによく分かりません。
次がオオニシユウスケさんですが、なにやら前方にもお客が押し寄せます。しかも、20歳前後の若い男女ばかり。ガキのくせに煙草ふかしやがって。実は私はこの日、もう一つの目的がありました。7月26日の私の誕生日ライヴのフライヤを作っているのですが、橋本 歩さんの写真がないのです。松下美千代さんと戸田和雅子さんは以前にライヴに行ったときに私の恋人が撮影したいい写真が何枚もあるので、これを使うのですが、歩さんはまだ撮影していない。しかも、歩さんは自らのホームページでもほとんどそれらしい写真を掲載していないんですよね。6月28日の戸田さんのイヴェントにはフライヤを折り込みたいということで、急遽私が恋人のデジタル一眼レフカメラを借りて撮影することに。最前列までお客が一杯になってしまったので、移動するのも難しいし、その若いお客のなかに一人立派なカメラを持っている男がいて、なんとなく私はカメラが立派なのに撮影はずぶの素人ということで、これまたちょっと恥ずかしかったり。
まあ、そんなことはともかく、ライヴが始まる前にチキンタコライスをかきこみ、撮影に臨みます。はじめはオオニシユウスケさんの一人演奏。首藤さんのスライドは2年ぶりくらいに観ますが、やはり素敵ですね。この日はなにやら田舎の古い建物の学校か何かで撮影してきたものらしい。2台のアナログスライドを左右させたり、手で覆い隠したりと、よく考えるとかなり複雑な操作です。この時撮影してきた写真を載せるので、雰囲気を味わってください。

20080601_005_2 20080601_014_2
ほどなくしてまずは歩さんとのデュオ。そして戸田さんが小さな鉄琴や鳴り物、そしてコーラスで参加します。先日、他のチェロ奏者の演奏を聴いて歩さんのすごさを実感したばかりですが、この日の歩さんはホントやばかった。特にファインダー越しに観るその美しい姿。基本的にチェロは左右に揺れながら演奏するので、ぶれなく撮影するのは難しいので、素人ながら音を聴きながら体の揺れが止まる瞬間を狙っているのだが、その奏でられる音と歩さんの体の動きが素晴らしくて、なんとも感動してしまいました。もちろん、戸田さんの加わっての3人の演奏はとても良かったです。そして、思わず撮影も熱が入ってしまいました。最終的にぶれたりピントがずれていたり、フライヤに使えるような写真は少なかったですが、雰囲気的には良かったのではないでしょうか。というよりも、このカメラの性能のすごいこと。私は素人なので、自動の設定にしてもらったのですが、自動でシャッター速度やピントを決めてくれるわけですから。

20080601_016_320080601_017_220080601_029_2
オオニシさんのステージは20:35くらいに終わって、私は席から立ち去ります。少し時間があったので、後方で立って聴いていた田辺 玄君とちょっとおしゃべりして、歩さんのビール片手の姿をちょこっと撮影して、戸田さんにも挨拶して映画館に向かいました。

渋谷ユーロスペース 『トップレス
この日観ることにしたのはレイトショーのみ上映の日本映画。特に知っている俳優が出ているわけではないけど、出演する女優が皆可愛かったというところでしょうか。主演の清水美那という女優も注目株とか書いてある宣伝文句を鵜呑みにしたりして。最近良くある同性愛ものです。といっても、暗い雰囲気はなく、この清水美那という女優がかなり頑張っています。といっても、ちょっと同性愛者を演じるというのはどうしても肩肘張っちゃうところがあるけど、彼女はそうではない。エッチシーンもかなり自然体だ。彼女が演じるのは大学のレズビアン研究会に所属しながら、そこで知り合う女性に次々と手を出してしまうような尻軽女。でも、実はそれまで長い間付き合っていた女性にふられてしまったというのが大きな原因。現在は友人の男性宅に転がり込んで暮らしている。この男を演じるのが坂本 爽で、彼のことはどこかの映画で見たことがある。こちらは短髪・長身だが、少し藤原竜也に似ている。主人公がふられてしまった女性には奥田恵梨華が扮しているが、こちらもきれいな女性。どこかで見たことがあるような気がしなくもない。この女性は結局自分が同性愛として生きていくことに自信がなくなり、知り合った男性と結婚してしまう。一緒に暮らしている男性は主人公のことが好きなんだけど、相手が同性愛者だということで自分の気持ちを誤魔化して生きている。まあ、そんな感じの思うようにうまくはいかない若者たちの生き様を描いた作品。まあ、こうして解説してしまうとなんてことはないけど、なかなかいい作品だと思う。
ちなみに、映画を見ている間に靴以外は大体乾きました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »