« みほみほ | トップページ | 海,鎌倉から葉山まで »

映画・ライヴ・映画・ライヴ

8月2日(土)

この日もけっこう忙しい。

渋谷シネ・アミューズ 『きみの友だち
まずは映画。最近次々と作品を発表している廣木隆一監督作品。重松 清の原作。予告編でもかかっていましたが,冒頭が松崎ナオ。廣木監督は『ラマン』でエンディングに五輪真弓の「少女」を辻 香織のカヴァーヴァージョンで使った円で,香織ちゃんのPVも撮るようになりましたが,香織ちゃんと親しい松崎ナオの曲を使うなんて若いというかなんというか。まあ,『ヴァイブレータ』の時から,その音楽センスはよかったけどね。でも,映画音楽として相応しいかどうかは別。このオープニングもちょっとヴォーカル付きの曲は相応しくなかったようにも思う。
でも,作品自体は素晴らしい。自己で片足が不自由になってしまった少女が主人公。石橋杏奈という初めて観る女優さんが演じます。重たい持病を持った少女とふとしたことで仲良くなり,その友だちが中学3年生で亡くなるまでの5年間,2人はずっと一緒にいる。この子はなんと『誰も知らない』の長女役だったらしい。その後も岸田今日子と吉行和子出演映画『ウール100%』に登場する訳の分からん巨大な少女を演じていたのも彼女,北浦 愛だった。中学校で吉高由里子演じる女の子が一時期この2人に近づくことがあるが,吉高が「なんで2人はいつも一緒なの?」という問いに答える北浦の台詞が印象的だった。「歩く速度が一緒だから」という一言。吉高由里子は目立ちすぎだが、石橋と北浦の2人は妙に幸薄そうな感じが良い。けっこう長い作品だが、いくつかのエピソード、保健室のシーン、サッカー部の話、病院でのこと、そして現時点での自由教室のシーン。どれもが、対等に、そして淡々と進行するので、飽きることはない。まあ、一つだけ難点をいえば、以前の廣木作品の時も書いたかもしれないが、全てが妙に清潔で美しいのだ。彼が取り上げるテーマはほとんどが影を持った暗い部分を含んでいるのに、そこに暗さを感じさせない透明感がある。私のような人間にはそれが魅力だが、特定の人にとっては物足りないのかもしれない。まあ、ともかく魅力的な監督であることにかわりはない。次回作はドキュメンタリーということで、これも楽しみにしたい。
ちなみに、この作品のスティールカメラは原田奈々さんが担当していて、先日まで代官山のギャラリーで展示会をやっていたらしい。しかも、扇谷一穂さんも展示に参加していたとのこと。ちなみに、原田奈々さんはHARCOのジャケット写真なども手がけたことのある、クラムボン原田郁子さんの妹さん。

代官山 ball room port of notes
次回に続いての参加となった、port of notesの代官山ライヴ。前回は激しい雨で開場待ちが大変だったが、今回は照りつける日差しが厳しい。今回も整理番号は100番台だったが、空いていた端っこの最前列をゲット。前回はステージ向かって左側だったので、今回は右側。昼食もとれないスケジュールだったし、開場から開演まで1時間ということで、「再入場はできませんか?」というと、嫌な顔しながらも、「じゃあ、1度だけですよ」といって、外に出してくれた。すると、階段には「再入場不可」とちゃんと書いてあった。で、待ち時間に駅前のカフェに行って軽く食事をすることにした。
さて、ライヴの方ですが、今回も小池龍平氏を迎えての3人のステージ。前回とはセットリストも随分変えてきていい感じです。MCは美由紀さんがdouble famousで韓国に行った話やフジロックにいった話など。でも部分的にはすでに彼女のblogにも書かれていた内容だったので少し残念。でも、そこは小島大介さんのいつも通りのおとぼけトークが楽しくてよし。彼もフジロックに行っていたようです。ミュージシャンとして参加するのは楽しいでしょうね。もちろんただだし、普段会えないミュージシャン仲間にも会えるだろうし、もちろん外国アーティストのステージも。話をステージに戻して、この日はゲストにアン・サリーさんを迎えています。美由紀さんとアンさんが仲がいいのは知っていたけど、前回対バンしたときには同じステージには上がらなかったと思うから、2人が並んだ姿を見るのは初めて。どちらも美人ですがやはり質の違う2人ですな。もちろん歌声も。その2人の歌声のハーモニーと、大介さんと龍平さんのダブルギター、いいですね。とても贅沢です。もちろん美由紀さんが後方のソファに下がって、アンさんのソロも2曲ほど。なんでも美由紀さんとアンさんは今月誕生日を迎える1日違いの同い年セという。まあ、どんな年齢になっても輝いている2人なんでしょうね。

この日も2ステージあるということで、さっくりと90分ほどで終わり、そのことを予想していた私はそそくさと渋谷に戻ります。ユーロスペースで恋人と待ち合わせて16:30の回の映画を観ることに。ギリギリ間に合いました。

渋谷ユーロスペース 『ビルと動物園
今度は音楽をおおはた雄一さんが担当した映画。坂井真紀主演。ここ最近風変わりな役でちょこちょこ映画に出ていた坂井真紀ですが、普通のOL役で主役を演じます。勝村政信演じる上司と不倫をして妊娠をしてしまうが、下ろすしかない。田舎に住む父親(母親は既に亡くなっている)からはお見合い話などがきて、結婚をせかされるが、それは父親自身の意思というよりは、地元の周囲が勝手に盛り上がっている感じ。おそらく彼女はそうした閉鎖的な人間関係が嫌で都会暮らしをしていると思うが、それも楽ではない。かなり追い込まれた状況で出会うのが、彼女の勤める会社のビルの窓拭きアルバイトをしていた青年。小林且弥が演じます。前にもいくつかの作品で観たことがありますが、なかなかの好青年。まあ、物語の成り行きを細かく説明する必要はありませんが、映画のタイトル通り、ビルの窓拭きのシーンや、動物園のシーンはなかなかいい。主役の2人以外のキャストもなかなか笑えます。まあ、一つだけ難点をいえば、この青年は音楽大学の学生でヴァイオリンを専攻しているのだが、この演奏のシーンがね、やっぱり。もう少しは練習しようよ。でも、基本的にこういう穏やかな作品は大好き。おおはたウんの音楽も素晴らしくマッチしています。斎藤 孝、覚えておきましょう。

さて、今度は2人で三軒茶屋に移動。ライヴの前に腹ごしらえ。246沿いにある洋食屋に入ります。ちょこっと高めですが、ハンバーグは本当にその場で丸めているのでなかなかです。

三軒茶屋世田谷ものつくり学校 扇谷一穂
以前にも扇谷さんが個展を開いたことのあるものつくり学校の中にあるGO SLOWカフェ。私も扇谷さんの個展を観に行ったときにランチをいただきましたが、時折ここでライヴイヴェントをやっているそうです。ということで、今回の出演者は扇谷一穂さん。前回の「渋谷オーガニック」の時と同様にグッドラックヘイワの野村氏がサポートに入ります。おおはたさんサポートの時のアコースティックな雰囲気とは違って、電子音ピコピコいう感じも私は好きです。前回の時も書きましたが、扇谷さん自身も片手で持てる小型のシンセサイザーを演奏したり、扇谷さフお茶目でかわいい側面が出る編成ですね。一応、休憩を挟んで2部構成になっていて、私は赤ワインなど呑んでいたかなあ。ちょっとソファ席以外はちょっと狭くて落ち着けませんが、もともと小学校を利用したこのものつくり学校で、ここGO SLOWは保健室だったようで、午前中に観た映画とも重なるところがあって、ある意味では落ち着きます。
帰り際には扇谷さんとそんな映画の話をしたりして。

|

« みほみほ | トップページ | 海,鎌倉から葉山まで »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

代官山のPort of Notes、僕は夜の部に参加しました。この日は奥多摩の「日原鍾乳洞」へハイキング、代官山駅に着いたのは17時20分頃でしたが、最前列の一番端の席が空いていたので、良かったです。この手のイベントでは珍しく、18時ぴったりにスタート。まだまだ外は明るく、「夜の部」という感じではありませんでしたが、土日ならこの時間でもいいでしょう。

出演者は妙にテンション高めで、ゆる~いながらも、らしいところを見られて満足。100分ほどでしたから、昼より1曲多かった(?)のでしょうか。今回はアン・サリーと畠山さんの久々のデュエットがgoodでしたが、来月も豪華ゲストのDouble Famousのライブが楽しみです。

投稿: TOPS | 2008年8月11日 (月) 13時51分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/218863/42131795

この記事へのトラックバック一覧です: 映画・ライヴ・映画・ライヴ:

« みほみほ | トップページ | 海,鎌倉から葉山まで »