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新しいクワトロ?,あるいは3時間立ち

10月9日(木)

新宿テアトルタイムズスクエア 『イントゥ・ザ・ワイルド
ショーン・ペン監督作品。ショーン・ペンはあまり好きじゃないし,俳優が監督をやるってのもあまり好きではないが,この作品は予告編で妙に観たくなっていた。恋人も観たいというので,一緒に観に行った。本作は事実に基づくものであり,大学を卒業したばかりの青年がアラスカの大地へと一人旅立ちかえらぬ人になってしまったという物語。虚栄心の強い両親の元で仲良く育った兄妹。主人公を演じるエミール・ハーシュと妹役のジェナ・マローンは,なんとジョディ・フォスター監督作品『イノセント・ボーイズ』で共演しています。
フィクションであれば,主役の俳優もカッコイイし,主人公には妹ではなく,恋人の一人くらいいそうなもんだが,その辺は事実に忠実なんでしょうか。でも,こういう放浪ものにはありがちな,行く先々で素晴らしい出会いがあるといった展開にはちょっとフィクション的なものを感じる。まあ,映画どおりの道筋を辿ったとするならば,一度メキシコまで行ってしまった後に,アラスカまで到着するんだから,多くの手を借りないとありえないとは思う。この映画で描かれるエピソードが多少の脚色はあるにせよ,それが全て事実に基づくのならばしょうがないが,せっかく事実に基づくのであれば,ありきたりの放浪物語の幻想を打ち壊すようなものであって欲しかった。でも,一応結論的には多少そんな側面があったような気もする。この青年はこの旅を通し,多少の人生の教訓は学んだだろうが,本質はあまり変わることなく死んでいったからだ。よって,結論としてはこの作品から学ことは何もない。だからといって,それはこの作品の価値を低めるものではなく,むしろ教育的なものではないということがこの作品の意義だと思う。

急いで大学に向かい、講義。講義後、急いで渋谷へ。この日はクワトロでsaigenjiのライヴだが、いつものように、開場が18:30で、開演が19:30。座ろうとするならばまだしも、客の入りは遅いと予想して、軽く食事をして開演15分ほど前に到着。

渋谷クラブ・クワトロ saigenji
改装して初めて入るクラブ・クワトロ。噂されていたように、中身はほとんど変わりない。ただし、入口の場所が変わり、トイレやコインロッカーが使いやすくなったようだ。でも、この日はたまたまエスカレータを昇ってきたので、そのまま変更された入口にたどり着いたが、いつもどおり階段を上っていたら行き止まりだったよ。フロアに入ると予想通り前方でも最前列に熱狂的な人が陣取っていて、椅子席はほぼ埋められているものの、人の入りはまばら。柱に寄りかかってもらったチラシをパラパラ見ていると前方のテーブルのところにサカウエ君が女性を連れていたので、声を掛ける。しばらくするとTOPSさんも登場。さらにはみうさんの友人、宮さんも登場し、みうさんは最後に現れたが、なにやら知っている人、初めて会う人も含めて6人の集団になり、なんだかsaigenjiらしいなあという、ライヴもそんな予感がする。
そう、ここ数年はサポートメンバーもいろいろ変化させてきたsaigenjiだが、初期の頃のメンバーが揃っての今回のワンマンライヴ。ホーン隊にヤマカミヒトミと島 裕介。パーカッション福和誠司にベース小泉P克人といった面々が揃うのは久し振りですねえ。というか、実はsaigenjiライヴはさほど行っているわけではなく、ワンマンが年に1回、イヴェント出演やゲスト出演が年1回といった程度。そして、最後のメンバーがドラムス斉藤 良。MCでsaigenjiが「良君に会った頃は彼がまだ24歳くらいで、でも今年もう彼は30歳ですよ」なんていってたから、関係は古いらしい。でも、saigenji自身も33歳だからそんなに離れてませんよ。でも、斉藤 良さんは松下美千代さんのトリオメンバーとして最近知ったので、saigenjiの新譜に参加していることを知って驚いたものです。まあ、ともかくそんないろんな場面で演奏を聴いたことのある人ばかり揃ったライヴだったので、楽しいはずがありませんね。ところで、一応今回のライヴはCD発売記念ということでしたが、そんな懐かしいバンドメンバーを率いて、デビュー6年間の変化を楽しむライヴ、というのがコンセプトだったようで、新旧おり混ぜて披露してくれました。結局、2部制で、10分遅れほどで始まって、20分ほどの休憩を挟んだものの、終演は23時前。楽しいといっても体力持ちません。かといって、突っ立っているのも逆に疲れるので、最後の方がヤケクソで踊る。そもそも、saigenjiの曲って私には踊りにくいんだよね。まあ、ともかくそんな疲れも含めて楽しいライヴでした。久し振りにどっぷり聴くsaigenjiの演奏はやっぱり粗いよな。そして、彼のステージが長引いてしまうのは曲数が多いのではなく、1曲が長いんだよなあ。無駄に長くせずに、どんどん曲をやって欲しいようにも思う。久し振りにmotion blueにでも聴きに行ったら完成度の高いステージを見せてくれるのだろうか。そして、やはり懐かしいバンドメンバーといえども、変化はあったようで、特にホーン隊の2人は私の記憶にある以前のステージとは随分ちがかったように思う。うまくいえないが、ちょっと物足りなく感じるほど控えめで裏方に徹していたように思います。

終演後、時間がかなり遅かったので、そこで皆はバラバラに。立ちっぱなしで疲れたということで、私とみうさんが2人でバーで1杯。本当に1杯で30分。

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コメント

あっ、ナルセさんが珍しく「あるいは」って言葉をタイトルに使っている!

僕も年々スタンディングは辛くなってきています。最近行くライブは殆ど座って聴くものが多いからというところもあるのでなおさらです。けれども珍しくsaigenjiのライブは演奏中はそれほど疲れませんでした。終わってからはぐったりでしたけれど(笑)。こんなのでは野外フェスティバルなんて絶対無理ですね~。

今夜はめぐろパーシモンホールで高木正勝のライブです。座ってじっくりとヒットミーさんのフルートの響き耳を傾けることにします。二人とも大好きな音楽家なので、共演がどのような響きを生み出すのかと今からドキドキしています☆

投稿: サカウエ | 2008年10月15日 (水) 11時53分

>サカウエ君
書き込んでくれてありがとう。
もちろん、「あるいは」は君とのmixiのやりとりを揶揄して使っています。
ぱーしもんホール、いいですねえ。かつて私が通った柿の木坂の雰囲気を味わってきてください。食事はぜひ「八雲食堂」で。
http://gourmet.livedoor.com/restaurant/303386/map/

投稿: ナルセ | 2008年10月15日 (水) 13時14分

僕が初めてsaigenjiのライブを観たのは代々木公園のフリーライブで、その後も恵比寿ガーデンプレイスでのボサノバ・イベントに行ったり、ライブのゲストや出演者多数のイベントなどsaigenji目的で行くことはずっとありませんでした。飛び入りも含めて、おそらくここ5年で20回ほど彼の演奏を見ていますが、ワンマンは「7th floor」の2回と今回だけ。だから彼はソロの演奏や、ゲストのイメージが強くてバンドは新鮮でした。「7th floor」でのライブもいつも23時くらいまでやっているし、彼のライブは長いですよね。1曲が不当に長いのはJAZZの影響でしょうか。

僕はこの日、ステージ前の左端に移動して観ていました。伊藤志宏さんが隣にいて、「島!」って、大きな掛け声を掛けたり、手拍子をしたりしていたのが印象的でした。

投稿: TOPS | 2008年10月16日 (木) 11時26分

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