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ニューヨークはそんなに魅力的な都市か?

10月18日(土)

講義を終えて一旦帰宅。国分寺のパン屋「キイニョン」で購入したパンでランチ。この日は1時間弱寝坊してしまい、スープだけの朝食だった。立川駅の改札内のショップ群「ecute」にも入ったおかけで、最近は食事パンも作っているキイニョン。今度買って帰ろう。この日は夕方恋人と落ち合って映画を観る予定だった。その前に映画もう1本というのは慌しいので、15時まで家でのんびりすることに。でも、意外にやることがあって結局慌しい。

恵比寿ガーデンシネマ 『トウキョウソナタ
黒沢 清監督最新作。ここ2作品ほど彼の作品を観ているが、どうにも受け付けないというのは以前も書いたと思う。しかし、今回は家族ものということで、ちょっとこれまでとは違う予感がして(どこかの国際映画祭で評判が良かったってのもある)、さらには恋人もとても観たがっていたので観ることにした。
夫婦を演じるのは香川照之と小泉今日子。大学生と小学生の息子2人がいる家族。家長であるプライドを捨てきれない父親、日本でやりたいことが見つからず米軍に入隊する長男。密かにピアノを習う、クラスに馴染めない次男。そんな別々の方向を向いた家族をどうにかしたいがその術を知らない母親。まさに、次男が発する言葉としてのコピー「ぼくんち、不協和音」というのがまさしく相応しい、最近の報道で話題にされているさまざまな社会問題を分かりやすく1つの家族に凝縮させたいかにも映画的な設定。しかし、そこは訳の分からないホラーの得意な黒沢監督。父親はショッピングセンターの清掃労働の途中で大金を拾ってしまい、逃げる途中でひき逃げされる。母親は自宅で強盗に遭い、役所広司演じる強盗とともにドライヴして海岸まで。長男は戦地に派遣され、次男はバスの無賃乗車がばれて拘留されてしまう。とりあえず、極限まで人間を追い詰めないと気がすまないようです、この監督。これから「?」な結末に導かれ、落胆することをどこかで期待しながら観ていましたが、なんと家族映画っぽい結末で意外や意外。けっこう面白かったです。

吉祥寺strings 永山マキ
急いで吉祥寺に向かいます。stringsに到着したのは開演5分前。ほぼ満席です。
この日はもう随分長い間続いています、永山マキさんの「ことり小屋」というイヴェント。ピアニストの宮嶋みぎわさんと、ゲストミュージシャンを呼んでのステージ。今回はヴィブラフォーン奏者の香取良彦さん。香取さんはみぎわさんの作曲の先生とのこと。ところで、私は先日矢野真紀さんのライヴの予習として、久し振りに『この世界に生きて』というアルバムを聴いていた。何気なく、歌詞カードをみていたら、なんとシングルにもなった「さよなら色はブルー」に香取さんがヴィブラフォーンで参加しているではないですか!ということで、かなり楽しみにしていた。そして、永山マキさんと宮嶋みぎわさんは先日ニューヨークに旅行に行っていて、その土産話も楽しみ。
そして、早速1stステージから、その土産話に花が咲きます。マキさんはシンガーとしてもコンポーザーとしても素晴らしいんだけど、その人柄がね、なんとも面白いんです。そんな彼女が初めてのニューヨーク(意外にも海外旅行はほとんど経験がないとのこと)ですから、そのエピソードが面白いのはもちろんのこと、その語り口がまた最高なのです。ということで、1stから爆笑の渦、そして長い長い。香取さんは一見、普通のサラリーマン風。とてもミュージシャンには見えず、小さめのヴィブラフォーンで譜面を見ながら冷静にマレットを動かします。やっぱりマリンバとは叩き方がかなり違いますね。音の響き方も独特。それにしてもいい音だ。私の印象としては彼は凄腕のプレイヤーというわけではない。みぎわさんの説明によれば、音楽理論の本や文章をよく書いている執筆家でもある。また、自身のCDはmiggy+の手本にもなるような、人数の多い編成のバンドでオリジナルを演奏しているらしい。演奏はあくまでも彼の多岐にわたる音楽活動の一つであり、その比重はそれほど高くないと思った。まあ、ともかくこの日のステージはそんな音楽的なことはさておき、楽しいステージだった。
終演後、みぎわさんにもマキさんにもお話したいことはあったんだけど、終演が23時近くなっていたし、香取さんの本を買い求める人やらなにやらで、出演者はステージから出られないし、断念して挨拶もできずに帰ってきました。

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コメント

ニューヨークには行ったことはありません(米国で行ったのは仕事半分のハワイだけ)が、東京と同じく、飲食や音楽を楽しめる場所(お店だけでなく)がたくさんあって、特にJAZZ畑の人にはいいところなのではないでしょうか。人から聞いた話ですが、下北沢や吉祥寺や荻窪のライブハウスと、銀座や新宿のクラブが混在したようなお店がニューヨークの一画にあって、プロのミュージシャンだけでなく、いろいろな人がそこに参加できる仕組みも伝統的にあるらしい。(日本で著名なプロも地元のアマチュアに混じって、そういう場所で演奏したりするとか)Saigenjiあたり、受けそうな気がします。

僕もニューヨークに行くことがあれば、ありきたりな名所のほかに行きたいところは、美術館とJAZZのお店(有名店から場末まで)です。今日は ありましのレコ発、土曜日はライブには行かないと思います(マーキーのハセガワミヤコはPASS)が、天候次第で「もみじ市」(次の日はイノトモのライブがある)に行くかも知れません。

投稿: TOPS | 2008年10月24日 (金) 18時23分

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