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ゆる~いのが魅力なライヴバー

10月16日(木)

新宿ミラノ座 『宮廷画家ゴヤは見た
以前、新宿のディスカウントチケット屋で購入した東急系の株主優待券。全部で何枚綴りか忘れたけど、購入したのは4枚綴り。7,8月分が2枚で、2人でその場で使い、9,10月分の2枚を私が一人で、その最後がこの作品です。1枚当たり800円で購入したからけっこうお徳。
さて、この作品はナタリー・ポートマンが出演しているということで、見逃すわけにはいきません。ゴヤの名前と数枚の作品は知っていたけど、時代とか国とか細かいところまで意識したことはなかった。時は18世紀末のスペイン。宮廷画家として仕える一方で、ゴヤは下層階級の人々を含む風俗画を銅版画にして流布させていたのだ。教会の異端審問委員会でゴヤの絵が審査されていたが、『ノーカントリー』のハビエル・バルデム演じる、その委員の一人のロレンソ神父はゴヤに肖像画を依頼しており、ゴヤを擁護するためにも異端者を社会から排斥すべく先頭に立つのだった。ナタリー演じる富裕層の娘もまたゴヤのモデルとなっていたが、とある日2人の兄と町の居酒屋に繰り出した時、豚肉料理を避けていたところを審問委員に目撃され、異端者(=ユダヤ教徒)の疑いをかけられる。そこから彼女の長い牢獄生活が始まってしまう。15年の後に隣国フランスでは革命が起き、王制が崩壊する。その民衆の流れはスペインまでやってきて、しかも形骸化された単なる暴力と混乱のスペイン社会。もちろん、宮廷にはいられなくなったゴヤはその混乱の様子を記録する一方で、ナタリー演じる女性の安否を気遣う。幸いにもその混乱で囚人たちは釈放され、ナタリー演じる女性も変わり果てた姿で街中に放り出される。
まあ、ちょっとストーリーはあまりにごちゃごちゃしていて説明するときりがないのですが、多くのフィクショナルなエピソードを含んでいるでしょうが、歴史的状況についてはなかなか学ぶところあり。それにしても、あのナタリーちゃんの姿は見てられないなあ。獄中でも全裸で。その痛々しい姿のナタリーを見るのはちょっと忍びないですな。その一方で、ハビエル・バルデムは生き延びるために立場をコロコロ変える悪漢ぶりはなかなかの迫力。もうちょっとゴヤ自身がいろいろ活躍すればよかったのに、と思うが、ある程度は史実に基づいているのだろうから、晩年は聴力をも失ったというゴヤは描くことでしかことをなしえなかったのでしょう。

10月17日(金)

久し振りのbobtail。その前にmona recordsにmona rock caravanのチケットを買いに行く。今年は池上本門寺を会場に、湯川潮音ちゃんと羊毛とおはなが参加するということで、恋人の分も一緒に、先行店頭販売で購入。その後、ちょっと時間の空いた恋人と下北沢で食事だったが、待ち合わせの駅に向かう途中にcanaちゃんとバッタリ。「あ、今日bobtail?」と聞かれ、じゃあまたということでその場で別れる。お客さんの少ない半地下の洋食屋で夕食。ここはチキンソテーがライス付きで500円なんですよね。私はハンバーグでした。

池ノ上bobtail
bobtailは今年一杯でオーナーの羽場さんが引退(?)するということで、年末までかなり楽しみな組み合わせが続いている。私がお店に入ったときにはまだカウンター席も空いていて、後方の席をゲット。すると、その後に続々とお客さんが押し寄せ、TOPSさんは私の隣に、サカウエ君は早くから来ていたようで、カウンターのベストポジションでしたが、彼の恋人は遅れてきて中ほどの椅子にようやく腰を下ろす。canaちゃんの姿はなし。どうやら開演直前には到着していたらしいが、お店に入れずに外で聴いたりしていたら羽場さんに勧められて楽屋で聴いていたそうな。
mue:なんと、canaちゃんのユニット、canappecoが活動停止前の最後にやった昨年末のライヴ以来、10ヶ月ぶりのmueちゃんライヴ。この日はギターで一人弾き語りだったけど、とても強い歌声でガツンとやられたステージだった。知らない間にmuseyの3枚目のCDも発売されていたようで、ソロのCDも近日中に発売するらしい。8曲入って25分くらいってのが可愛いけど、とても楽しみだ。11月21日には渋谷7th floorでワンマンライヴもあるらしい。力強いけど、声はなんとも可愛らしいのが彼女の最大の魅力。可愛らしいといっても、あくまでも本人は媚びないさばさばした性格なので、全く嫌味はないんですよね。いやいや、もっと聴きに行かなきゃ。
沢田ナオヤ:彼もけっこうbobtailに出演していたようですが、私が聴くのは初めて。ギター弾き語りの純粋フォークという感じ。かなりの高音で1曲目で「おお~」と思ったが、2曲3曲と続けて聴いているとちょっと飽きてしまった。でも、そんな演奏を真面目に聴かずにこのbobtailの薄暗い店内を眺めてみたり、目を閉じてぼーっとしてみたりするのもなかなかおつだ。
misato & shin:MCもほとんどなかった沢田ナオヤ氏に比べて、曲もMCも区別がつかない夫婦ユニット。前回ですっかり楽しみ方が分かったので、今回もすっかり笑わせてもらいました。背後からはTOPSさんの歌声も聞こえて、今回も楽しいステージ。最後にはアンドウケンジロウさんも飛び入りで加わって、ううじんさんにつなぎます。
ううじん:1曲目からおなじみの曲で一気にほっこりしたううじんワールドに店内は包まれます。でも、やっぱりこの人は不思議なんだよな。本人はすごくしっかりしているように見えるんだけど、ライヴはゆるゆる。ゆるゆるといっても、純粋な自然体というわけではなく、どこか抜けているんだよな。ゆるいときはゆるいでいいんだけど、しっかりとした演奏もできる、そんな風になったらいいな。でも、もちろん彼女の紡ぐ曲と歌詞は本当に独特で素敵だ。
終演後には、ううじんさんに『音のブーケ』の歌詞カードにサインをいただく。なんとなくは私の顔も覚えてくれているようだ。そして、mueさんにも挨拶。「ロンゲだー」などといっていたけど、ちゃんと名前も覚えてくれていました。せっかくなので、canaちゃんも呼んでもらって、しばらくおしゃべり。こういうのがいいんですよね、bobtail。

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コメント

先週金曜日のボブテイルはいつものごとく遅かったので、それほど居残りはしませんでしたが、もう少し残ってcanaちゃんと話しするのも良かったかも。まあ、羽場さんがいなくなってもボブテイルはホブテイルでしょう。ミサシンがライブの始めに必ず演奏する『僕らの車はレンガ色』は、一緒に歌いたくなる曲で、よく歌っています。

昨日の「DUO」はちっと短めでしたが、ゲストがよくて楽しめました。いつもだと本番がもう2曲くらい、アンコールも全員か、おおはたさん一人でもう1曲という感じでしょうが、「もう少し聞きたい」と思うくらいがいいのかも知れません。

投稿: TOPS | 2008年10月23日 (木) 09時07分

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