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あなたはPちゃんを食べますか?

11月11日(火)

新宿武蔵野館 『ブタがいた教室
最近、恋人と2人揃って映画を観られる機会が少なくて、その割りに一緒に観たい映画が多く、平日に観ることにした。けっこう宣伝もしているようだし、インパクトもあるので知っている人も多いだろう。この作品は『パコダテ人』の前田 哲監督。『パコダテ人』とは私の好きな今井雅子さんの脚本による劇場公開長編映画第一弾。かつ宮﨑あおいちゃん初主演映画だったのだ。まあ、そんなことはよい。
本作は実話に基づくもので、妻夫木 聡が新任教師役。いきなり6年生の担任となり、初めての授業で子豚を連れてくる。これを1年間かって大きくして、最後には皆で食べよう、という。それは命の大切さ、そして人間はその命を食糧に換えて生きているということの実感を得てもらおうというものだ。事実に基づくとはいえ、かなり脚色されていると思う。そして、脚色どころか、26人の学童がこの豚を卒業後どうするかの話し合いのシーンではあらかじめ与えられた台詞はなく、演じる子どもたち自身の言葉に委ねられたという。よくある学園者と同様に、この企画を教頭先生は反対し、校長先生が擁護する。そして、子豚を育てるのに積極的な学童に対して無理解な母親たちを校長がなだめ、最終的な決定権を持つという構図。
確かに、子どもたちは実際に撮影をしながら何頭もの豚たち(おそらく撮影には大小何頭かが使われている)を飼育し、接していたと思うので、かれらの言葉にはリアリティがある。しかし、逆にそれがフィクションとしてのこの作品にとっては深みを犠牲にしているようにも思った。おそらく、選択肢はもっとたくさんあったと思うし、単なる子どもだけの力ではなく、もっとそれぞれの家族の協力があってもよかったように思う。まあ、この作品に関してはネタバレは禁物だと思うのでこれ以上書かないが、ちょっと不満の残る作品。
でも、この映画のテーマはひとつの答えを出すことではなく、観客もその答えについて考えることだから、あえて突っ込みどころを残しておく、本作の作りはそれはそれで意義があると思う。

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コメント

あたしも3回くらいみましたよ

 うれしかったです。個人的にはちょー盛り上がりました。最後の結論が示されるその瞬間までどうなるのか分からないことも興味を切らさせないし、けっして正解のあるはずのない問題にチャイルドたちが真剣に取り組んで議論を交す姿には独特な緊張感と迫力があって圧倒されました。
 ただあの問題は小学生には少しハードすぎますね。多分高校生くらいでも大きすぎるくらいの難題でしょうね。あれは若い無鉄砲な教師の暴走です。半年以上悩みに悩んで結局その結論を受け入れられない子供もいるでしょう。一生のトラウマになるかもしれない。明らかに最初の見通しが甘いのです。あんな展開は十分に予想できるでしょう。
 ちなみに個人的にはあの結論はちょっと賛成できないかな。反対側の意見に1票です。
 大泉くんは確かにいい役者になったなあ。しかしやっぱり素晴らしいのは子供たちだね。どこまで演技なのか素なのかは分からないけど、彼らの熱演があってこその映画の力強さでした。

投稿: ルイス | 2008年11月19日 (水) 11時33分

>ルイスさん
3回とはすごいですね。
ところで,やっぱりあなたの書き込みは一方的な気がします。
大泉くんって誰ですか?
そして,あなたは法政大学の学生?

投稿: ナルセ | 2008年11月19日 (水) 20時51分

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