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ベタな日本映画2本立て

12月6日(土)

講義後、新宿に移動。ライヴ前に映画2本。かなり過密スケジュールです。新宿ピカデリーもバルト9も受付に時間がかかることが多いので。まずはピカデリーで受付し、バルト9に行って受付を済ませてから再度ピカデリーに戻る。少し時間に余裕があると思ったが、最上階のスクリーンで、ここはエスカレータしかなく、2日前のジョギングで膝を痛めていたこともあって、結局上映数分前に到着。

新宿ピカデリー 『ハッピー・フライト
実はこの作品はあまり観たいとは思ってなかったんだけど、ある日、家を出る時に恋人にとあるCDを発見されたことがきっかけでやっぱり観ようと思った。そのCDとは綾瀬はるかのデビューシングル。でも、私はなにも歌手綾瀬はるかを目当てに買ったわけではなく、彼女が出演したショートフィルム「たべるきしない」のDVDも付いていたからだ。でも、けっこう綾瀬はるかが好きだったことは間違いないので、まあ矢口監督だし、時間的にもちょうどよかったので。
さて、さんざん宣伝していたのでご存知の通り、綾瀬はるかがCA役の航空ものだ。何を隠そう、私は平日会社で空港関係の仕事をしているのだ。といっても、基本は土木施設の設計なので(といっても最近は計画業務ばかり)、ターミナルビルは範囲外。仕事はもっぱら役所相手で、航空会社の従業員との接点などほとんどない。でも、飛行機の離着陸の仕組みはそれなりに分かっているので、とても楽しめる作品だった。しかも、1つの出来事に集中している辺りが場を盛り上げるのに適切だったと思う。多くのスチュアーデス(一応死語です)ものは一人のCAの成長を辿るもので、いくつものエピソードがあって、失敗から成長していくというストーリーが多いが、今回の作品は1機の飛行機が羽田空港をホノルルに向けて出発し、途中のアクシデントにより羽田空港に引き返すまでで終了。綾瀬はるかも主人公とはいえず、むしろパイロット訓練生の田辺誠一だといえるかもしれない。とにかく、楽しい役者がいっぱい出ていて面白い。イチイチ挙げているときりがないが、航空会社で働く女性はCAだけではなく、チケットなどターミナルビルでお客さんを裁く人もいるし、1機の航空機を飛ばすには地上の整備士は欠かせない。もちろん、多くの離着陸機を管理するのは管制官の仕事、そしてそれと連動して、発地と着地の気象状態を分析する気象台の人たち。この映画では、バードストライキング(鳥が航空機に衝突すること)を防ぐために空砲で鳥の集団を追い払う航空局の人も出てくる(ベンガルが演じます)。各所で新米とベテランが、男性と女性がそれぞれの短所長所を発揮して、笑いどころあり、涙あり(?)のエンタテイメントに仕上がっています。
あ、ちなみに羽田から出発するホノルル行きはありません。

新宿バルト9 『ラブ・ファイト
続いても比較的メジャーどころの日本映画。こちらはボクシングものです。林 遣都と北乃きいが演じる幼馴染の高校生が主人公。いつも男がいじめられ、女が守るという構図で幼稚園から高校生まで。男は逃げるのが上手くなり、女は回し蹴りまでして男勝りの喧嘩の強さ。男はある日、いじめてくる相手に対抗するためではなく、いつも自分を守ってくれる女から逃れたいがためにボクシングを始める。しかし、長年逃げ回ることで絶妙なフットワークを身につけた男はボクシングが楽しくてしょうがない。さて、彼のボクシングの先生が大沢たかお。日本チャンピオンでありながら、恋愛スキャンダルで世界を目指す前にダメになった男。その時以来会わなくなったかつての恋人を桜井幸子が演じるが、再び彼の前に姿を現す。実は、林と北乃の初々しい関係よりも、この大人の関係が見所なのかもしれない。
主演の林君は、野球、飛び込み、そしてボクシングとスポーツづいている。スポーツものは大抵、へたくそな素人演技から、上達していく過程を描くので、ちょっと本作での演技のできについては評価しづらい。精神的には『ちーちゃんは悠久の向こう』と似て、いじいじしたかんじかな。北乃きいちゃんの体を張った堂々とした演技は見ていてやっぱり気持ちいい。そして、やっぱりなによりも桜井幸子の存在がこの映画には必要だ。イマイチぱっとしない女優さんのようにも思うけど、彼女はけっこう好きな女優さんだ。そして、相変わらず素敵です。

恋人と新宿で待ち合わせて食事。彼女はそこから小田急線に乗って,祖師ヶ谷大蔵のムリウイ。古賀夕紀子さんが誕生日間近のライヴということで,私は行けませんが代わりにケーキを持っていってもらう。私は阿佐ヶ谷へ。こちらのライヴの時間にはまだ早かったので,古書店を探して散策。

阿佐ヶ谷Mix 高宮マキ
こちらも初めてくるお店。さがゆきさんなど,知った人も出演しているライヴバー。外苑前のZ・imagineのような縦長の作り。扉側にステージを作って,アップライトピアノが壁側にあり,反対の壁側に長いカウンター席,その背後にテーブル席があり,30人以上は入るでしょうか。私が入った頃にはすでにかなり賑わっていましたが,予約をしておいたので,カウンター席を確保してくれていました。人のよさそうなママとその娘さんで切り盛りされているお店です。
この日の出演は,今年8月に結婚して,現在妊娠6ヶ月の高宮マキさん。当分ライヴの予定はなかったらしいが,先日友人のライヴでこの店を訪れて,その場の勢いでライヴをすることになった。今後も音楽活動の方向性の決まっていない彼女にとって,この日は貴重なライヴになるはずだ。そんな時に,ピアノの泰輝さんもスケジュールを合わせてくれて,以前に新宿のnaked loftでのライヴを一緒にやっていたギターの伊原広志さんと3人のステージ。
彼女自身人前で歌うのは久し振りのはずだが,やはり彼女のヴォーカルは素晴らしい。狭いお店でマイクなんていらないほどの,マイクは他のお店の営業妨害ではないかと心配するほど,素晴らしい声量で高音も響かせてくれました。当初の予定ではほとんどスタンダード曲の演奏という予定だったらしいが,泰輝さんが最近ロックの名曲をピアノ一台でカヴァーするというCDを発売したらしく,そんな泰輝さんコーナーも1stと2ndと2曲ずつありの,マキさんのオリジナル曲も,その当時の思い出とともに,そして最後の「鍵穴」はその当時関わってくれた人への感謝をこめて,涙ながらのライヴとなりました。お客さんの多くも彼女の実際の知人であったりして,とても和やかな雰囲気。そして,実際にはけっこういい時間が経っていたライヴでしたが,本当にあっという間に感じました。
私の2つ前に座っていた人は最近高宮マキを知ったとのことで,1stアルバム『鳥籠の中』を持参してサインしてもらっていたり,私の後ろに座っている女性が,お腹を触らしてもらっていたり(実際にはけっこうお腹の目立たない衣装でしたが,やはり横を向くとちょっとビックリしますね)。私はご懐妊祝いということで,子ども向けのCDを持参したり。その時,旦那さんも紹介してもらいました。そう,彼女が結婚する直前ですかね,一度下北沢のスープカレー店「マジックスパイス」にてお会いしたことがあったんです。その時に一緒だったのがご主人だったとのこと。そんなこんなで,皆が祝福ムードで賑わっているお店を後に,帰路につきました。

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コメント

>ナルセさん
「ボブテイル」のQuinocoの二人はフラワーボイスのリハーサルだったのでしょう。トレード曲といっていい『エンジェリーナ・ロマンチータ』はウクレレのデュオですし。

高宮マキさんのライブを観たのは6、7回でしょうか。ブログをチェックしたり、マキさんと二人でデートしたこともあるナルセさんから情報をいただいていたので近況は知っていました。彼女の魅力は歌もそうですが、その生き方にもあるように思います。それにしても、ドラマチックな人生ですね。子育てをしながらの音楽活動は大変でしょうが、落ち着いたらまたライブをしてもらいたいものです。

13日は表参道「FAB」で、フラワーボイスVol.42。初参加という清家千晶、ちゃんとしたライブで見るのは2回目の玉城ちはる、おなじみのQuinocoの二人に、ホストのSHUUBIと、ハセガワミヤコの仲良しさんが集まった感じで、お客さんも知った顔が多数でした。お目当てのQuinocoが良かったし、それぞれらしいステージでした。いつもながら、長くて終わったのは開演から4時間近くもたっていました。毎度毎度はしんどいけど、やっぱり顔を出しておきたいイベントです。

14日は色々なライブがあったなか、横浜みなとの見える丘公園の近くにある「山手ゲーテ座」で、入日茜。実はここには初めて来たのですが、安藤裕子とBE THE VOICEのイベントをやった場所として記憶しています(チケット取れず)。キャパは150人ほどでしょうか。いつもの南青山「Mandala」と広さは大して違いはありませんが、ここを選んだのも彼女なりに期するものがあったのでしょう。代表曲をうまく並べ、この日のために書き下ろした新作を交えての選曲構成、共演者とゲストなど文句なし。僕の好きな『手紙』がやっぱり良くて、泣けました。パフォーマンスもMCも、アンコールなどお客さんの反応も素晴らしく、今年のベストライブとなりました。(ちなみにFujisawaさんなど前日のFAB組が僕を含めて6人はいました)

投稿: TOPS | 2008年12月16日 (火) 17時30分

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