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未来を写した子どもたち

12月11日(木)

銀座シネスイッチ 『未来を写した子どもたち
インドの売春街に住む子どもたちを救おうと、一人の女性写真家が子どもたちのための写真教室を始める。そのことを追ったドキュメンタリー映画。数年前のアカデミー賞ドキュメンタリー部門で受賞したそうです。この写真家はそもそも、子どもたちの救済のためにインドに来た訳ではなく、売春街に住む人々を撮影するために住み着いたようだ。この社会では、売春婦たちの夫やひもといった男たちは大抵、酒やドラックにおぼれた体たらくだ。そんな社会に生れ落ちた子どもたちは男だろうが、女だろうが厳しい環境に立たされる。学校もろくに行けず、周囲からは差別の目、家庭内暴力、重労働も当たり前。そんななかでも健気に生きる子どもたちの将来のことを考えたくなるのもよく分かる。
実際、彼女は自分にできることとして、まずは厳しい日常のなかに楽しみを見出す術として、子どもたちにカメラを与え、写真術を教える。それだけでも十分だ。しかし、かれらの活動範囲のなかで撮影された写真たちはそれだけでもドキュメンタリー的価値を持っている。その写真を使って、世界の人たちにかれらの立たされた状況を訴えるのだ。なかには、世界的に幼い写真家を育てようとする団体の主催者の目に、一人の少年の作品が留まり、オランダで開催される集会に招待される。貧民窟の子どもということではなく、インド代表としてだ。それと平行して、この女性写真家は、これらの子どもたちを寄宿制の学校に入学させようと骨を折る。しかし、オランダに行くためのパスポートや、入学に必要な書類や、なにもかもが取得するまでに多大な努力を必要とする。
そうした努力のほとんどがなんとかうまくいくのだが、結局は子ども自身や親の都合で、彼女の思い通りの未来を手に入れようとする子どもは数人にとどまり、多くの子どもは挫折してしまい、もとの生活に戻っている。まあ、それが現実なのだろうか。

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