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2009年2月

1周年記念

2月20日(金)

恋人曰く、この日は2人が付き合うことを決めた記念日ということで、外出禁止令のようなものが出たが、その前に行こうと思っていたfonogenicoのライヴが単なる彼女の出演ライヴということではなく、彼女の企画イヴェントで、さらに高橋ちかちゃんも出演するということで行きたくなった。ミュージックチャージは私がもつということで、2人で行くことにした。

渋谷7th floor オーロラ・パーティ
開場前に着いたが、けっこうな列がエレベータ前にできています。なんとか席は確保。この日は2人で夕食は食べていなかったので、ビールを注文し、fonogenico特製カレーなどなど注文して開演を待ちます。ちなみにこの日のイヴェント名はfonogenicoの曲名からきています。その曲に出てくるように,ビールやシャンディガフ,レッドアイ,テキーラを2杯目以降に注文すると,「頼んでないですよピーナツ」が無料でついてくるという洒落心ありのイヴェント。
高橋ちか:かなり久しぶりの高橋ちかちゃん。かなり髪を短く切りましたが、基本的にステージ上では帽子をかぶっているので印象はあまり変わらず。その代わり、体の線がかなり細くなっていたように思います。久しぶりなので初めて聴く曲も半分くらいの6曲ほどの演奏。ちょっとギターの音がビンビンしていましたが、一人弾き語りでも相変わらず素敵です。今度は千葉のレストランライヴにも行ってみたいものだ。
伊沢ビンコウ:以前から名前はみかけるが初めて聴く、男性ピアノシンガー。ベースの高井亮士さんとドラマーを迎えたピアノトリオでの演奏。1曲目で低音の響く素敵な歌声を披露したが、後半に向けて歌声がちょっと尻つぼみで残念。でも、フロアのなかには彼を目当てにきた女性ファンも多く、一定の支持を集めるシンガーには違いません。MCがナカナカ面白いです。
fonogenico:さて、相変わらず素敵な衣装と帽子、そして濃い目の化粧で登場の高山なおこさん。どうやら名前をひらがな表記にしたようですね。冒頭から「今日はたっぷりしゃべってゆっくりやります。長めのステージですが」てな感じで始まります。当然こちらにも高井さんのベースをはじめ、オオニシユウスケさんのギターと、前回のduoと同じキーボードとドラムスというフルバンド編成。2曲目で歌詞を忘れ、その後に右目のつけまつげが取れるというハプニング続きでしたが、馴染みのお客さんに囲まれ、とてもアットホームなライヴでとてもよかった。これまで、せいぜい7曲しか演奏しないイヴェントライヴでしかfonogenicoの演奏を聴いたことがなかったが、こういう感じでたっぷりと聴きたかったんだよね。聴いたことがない曲もけっこうあったし、オオニシさんのギターだけで歌ったりと新しい試みもあり、大満足なイヴェントでした。
恋人がトイレに立ったときに戸田和雅子さんと見田 諭君の2人をみかけたらしいが、終演後には居ず。とりあえず、楽屋にいたオオニシさんにだけ挨拶をして帰宅。

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2人暮らし開始

2月17日(火)

この週は会社の休みを木曜日から水曜日に変更したので、この日はレイトショーの時間に映画を観る。

新宿武蔵野館 『悲夢
韓国映画の日本での上映が下火なっている最近ですが、キム・ギドク監督作品は別格。ついに日本の俳優オダギリジョーを迎えての新作です。ギドク監督の作品は基本的に極端なまでの悲劇だが、あまりに極端すぎて、その表現は喜劇に近いシーンが少なくない。今回もいろんなところで笑える作品になりました。まず気になるのは言葉の問題。基本的に韓国を舞台にしたこの作品でオダギリジョーは何語で話すのだろうか。と気になる冒頭ですが、オダギリジョーは日本語でしゃべっています。交通事故の夢を見た彼は、夢に出てきた事故現場に車を走らせる。すると、まさに事故にあった車から、負傷した運転手が運び出されている。思わず、彼は事故処理をしている警官に話しかける。もちろん日本語で。そこで、この韓国人の警官がどう応対するのか!すると、警官も何食わぬ顔で韓国語で答える。もちろん、日本語の字幕がついて。そう、この作品ではオダギリジョーを除く出演者全員が韓国語で話し、そして唯一日本語で話すオダギリジョーの言葉を全員が理解し、韓国語で答える。もちろん、オダギリジョーは韓国語を完全に理解している。まあ、ともかく観ていてとても不自然な状況です。この状況で一生懸命演技するオダギリジョーの姿にも笑ってしまう。
まあ、細かい内容はおいておいて、この作品ではオダギリジョー演じる男性が眠り、夢を見ると、その夢を相手役の女の人が実現するという内容。男性の方は別れてしまったもののまだ未練がある女性と夢の中で再会することができ、儚い幸せを感じるが、女性の方は嫌いで別れた男性と夢遊病に近い状態で現実に悲しい再会をしなければならないという設定。まもなくこの2人は出会い、この問題をどうにか解決しようとする。一番の解決法は2人が同時に寝ないことだ。この必死で眠気をこらえる2人の姿がなんとも滑稽なのだ。まあ、ともかく落ち着いた雰囲気のある韓国の古い屋敷の映像とは対照的に、はちゃめちゃなストーリー展開。いかにもギドク的作品です。ちゃんとした批評家が彼の作品をどう評価しているのか、知りたくも思いました。

2月18日(水)

上で書いたように、この日はお休み。というのも、この日は私の恋人がついに引っ越してくる日です。まあ、前々から書いているような気もしますが、2人暮らしがスタートする日。思いの他引越し屋が早く来て、長年使った私の1ドア冷蔵庫と2層式洗濯機を引き取っていってしまう。その代わりに運ばれてくる彼女の荷物もやはりかなり多く、1ヶ月のつかの間の2DK一人暮らしの空間的余裕はあっというまになくなってしまった。搬入作業が終わったころ、恋人自身が到着。とりあえずの片付け作業をした後に近所の蕎麦屋で引越しそばを食し、別々の用事で外出。

シネカノン有楽町2丁目 『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ
津川雅彦の監督名、マキノ雅彦監督による新作。彼の監督作品を観るのは初めて。今回は実話に基づく内容だし、準主役が中村靖日さんだったので、観ることにした。『ラーメンガール』に続いて西田敏行。動物園の園長で、獣医。そして中村靖日さん演じるのは新たに動物園に勤めることになった新人。子どもの頃は昆虫バカで、何を間違ったのか動物園に。ともかく、人間以外の動物は大好きとのこと。この彼の性格が最後の泣き所に効いてくるはずですが、中盤の演技はあまり彼が人嫌いだという雰囲気を醸し出していない。ベテラン飼育係には監督のお兄さん長門裕之、岸部一徳、柄本 明、塩見三省、六平直政など個性派が集まります。一方で、冒頭では動物愛護団体のメンバーとして動物園に抗議にやってくる前田 愛ちゃんはチョイ役かと思いきや、その後飼育係としてやってくることになる。冒頭では長髪のカツラをかぶっているが、やはり彼女はショートヘアが似合いますね。
今ではすっかり有名になっている旭山動物園ですが、当初は寂れていて、旭川市長には廃園の提案までされそうになるということで、前半のシーンは日本全国のいくつかの寂れた動物園を使って撮影されたようですね。市長選挙で平泉 成が演じる現職市長が敗れ、万田久子演じる女性市長が当選したことで、予算がつき、画期的な展示方法によって好転するというお話。それからは現在の旭山動物園を撮影場所にしていますが、本当に広い動物園で、びっくりします。観る分には見所たっぷりで楽しめる作品ですが、特にこの作品の斬新さや面白さを挙げろといわれると意外に困る作品。比較的新しいお話なので、事実に忠実なのが求められるとは思いますが、もうちょっと大胆な表現があってもよかったかもしれません。

東京駅Break Dew
この日、映画を有楽町まで観に行ったのには理由がありました。最近ライヴが少ないので、なにか手軽なフリーライヴでもないかなあと探していたら、まさにその日に東京駅構内でDewのフリーライヴがありました。30分前ほどに行くとまだ席は空いていて、最前列の右端に座る。開演時にはかなりの人だかりになりました。なにやらここ東京駅Breakで1月から4ヶ月連続でフリーライヴをしているという2人。7th floorでよく演奏していたときはちょっと暗めの曲調でしたが、ビクターレコードに行ってからは多くのアーティストと同様に明るい雰囲気が先行しています。清水 悠さんの歌声も声を張る場面が多く、けっこう苦しそうですな。なにやらカヴァーアルバムにはBONNIE PINKの「Daisy」も収録されているらしく、それは聴いてみたい。

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まだまだ映画

2月14日(土)

渋谷シネフロント 『誰も守ってくれない
結構評判のよい映画ということで、早めに着いて前売り券を購入して指定席を取ろうと思ったら、なんと当日料金1000円でした。この劇場もTOHOシネマズの管轄になっていて、14日はトーフォー=東宝ということで、毎月サービスデイなのだ。ちょっと損をした感じ。さて、本作は、志田未来演じるのは15歳の中学生。18歳の兄が幼い姉妹を殺害して逮捕されてしまう。佐藤浩市演じる刑事は松田龍平演じる部下と一緒にこの加害者の家族を保護する任務で彼女の家に行く。犯人は未成年だが本名が公表され、その家族たちもさまざまな形で公の場にさらされることになる。そこから家族を守るのが佐野史郎を長とするチームの今回の任務。興味深いのは長男が逮捕されて間もない自宅でのシーン。加害者の家族を保護するという警察の仕事は被害者側の立場に立つ警察という建前から、公にはされていないが、かなりマニュアル化されていた。犯人の名前が公にされることで、その家族に対する非難や差別が予想されることから、両親は一度離婚し、再度婿入りという形で結婚する。これによって、戸籍上も名字は妻の旧制へと変更されるわけだ。この行政手続きが、役人の自宅出張により、さらには複雑な法的手続きの免除により、自宅にいながらにして、即座に行われる。
さて、自宅にはマスコミやら野次馬やらが集まるので、家族は一人ひとり別の場所に搬送される。しかし、このネット社会においてどこにも個人の逃げ場はないというのが、この作品で恐怖心を煽り立てるものだ。例えば、こんな理論がある。1人が100人の知り合いを持つ。その100人が別の100人の知り合いを持っていると仮定すれば、100×100×100×100=1億人。つまり、その社会が日本で完結するのであれば、知り合いの知り合いの知り合いの知り合いで日本国民すべてを網羅するという話。まあ、これはただの思考実験にすぎないが、少なくとも人間は一人では生活できないので、誰もがネットを使って情報を発信できる今の時代においては、テレビに登場する特別な個人といえども、すぐにその人物にかかわる情報は発信されてしまうということだ。まあ、かといっても誰もがそんなに暇なはずはない。この映画で描かれていることはあまりにも大げさだと思うが、そんなに楽観視もできないかもしれない。ともかく、映画のエンタテイメント性としては優れた作品で、十分に楽しませてくれるし、志田未来の演技もなかなか見ごたえがあったと思う。

渋谷ユーロスペース 『キャラメル
何度も予告編を観ていたが、なぜキャラメルというタイトルかよくわからない作品。レバノンはベイルートのエステサロンを舞台にした作品編んだけど、予告編でも主人公の女性が自家製のキャラメルを練っては食べるシーンがある。なぜ、エステサロンでキャラメル?と思ったが、実はこのキャラメル、脱毛に使うのです。まだ温かい状態で伸び縮みするそのキャラメルを足とか顔とかに伸ばして貼り、毛の生えている方向に逆らうように、一気にはがすのです。なんとも原始的な脱毛法よ。
エステサロンといっても、基本的には美容室。でも、ネイルもやれば、脱毛もする。まあ、基本的に女性が美しくなるための場所といったらよいのでしょうか。なんと、このエステサロンのオーナーを演じるナディーン・ラバキーという女性が監督をしている。そして、出演している女性は皆、女優を本業としてない素人だという。エステで働くのは主に3人。1人は若い美容師で結婚が決まっている。もう1人はボーイッシュな感じの裏方さん。いつも女性にモテル。この作品では、このオーナーを中心に話が展開するのではなく、この2人の美容師とともに、そこにかかわる人の人間模様を描く。1人はこのお店の常連。すっかり中年になっても、昔女優としてドラマやCMに出演していたことが忘れられずにオーディションを受けまくっている。その度に、このサロンで美しくなろうとするのだ。このサロンの向かいには年老いた女性が営む洋服の修繕屋がある。彼女は少しぼけてきた姉と一緒に暮らしているために、自分を犠牲にした毎日。そんな女性たちのなかに、一人だけ男性が登場する。彼は警官。オーナーの違法駐車や、シートベルト未装着を取り締まるうちにすっかり彼女に惚れてしまう。しかし、彼女には不倫相手がいて、その男性はちゃんとはスクリーンに顔を出さないが、後半ではその妻が登場する。そのあたりも見もの。
そんな感じで、素人俳優が本当に生き生きとしていて、この監督の人柄と手腕が光る秀作です。ところで、文化的に面白いのは、このオーナーは30歳という設定なのだが、不倫といってもいつも車の中で密会するだけ。私がよく観る映画だったら、ここでセックスシーンなどが当たり前のようにあるが、それはない。ずいぶん控えめだなあと思っていると、どうやらこちらでは婚前交渉が禁じられており、それをけっこう厳格に守っているということ。結婚を前にした美容師の一人は、仲間たちに処女じゃないことを告白し、フランス医師の下で処女膜を縫い合わすという手術をするシーンがある。
まあ、ともかく確か米国アカデミー賞の外国語映画部門にもノミネートされた作品。『おくりびと』もがんばってほしいが、個人的にはこういう作品がもっと評価されてほしいと思う。そして、日本で上映してくれたことに感謝したい。

2月15日(日)

銀座テアトルシネマ 『我が至上の愛~アストレとセラドン
フランス映画。予告編だと、美形男子をめぐる、フランス映画っぽいエロティックな作品を期待したが、意外にそうではなく純愛の物語。原作は17世紀に書かれたもので、舞台は5世紀だという。それをフランスの巨匠エリック・ロメールが監督するということだが、なんだかその時代を意識しすぎてリアリティがないというのが正直なところだろうか。演出も自然な演技というよりは舞台のような身振りや言い回し。それがかえって面白くもあったりする。一人だけ知っている女優が出演していた。セシル・カッセルという女優さんで、俳優のヴァンサン・カッセルの妹。2002年の『好きと言えるまでの恋愛猶予』という作品で観たことがある。けっして、飛び切りの美人というわけではないが印象的な顔立ち。

映画が終わって有楽町の献血ルームで献血。夕方でしたが、相変わらず混んでいます。平日の午前中なども混んでいて、やはり待ち時間をなくすには予約がいいんだけど、なかなか献血をその日の最優先な予定にはできないものです。なぜか、2回続けて血小板ではなく、血漿採血。

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ライヴに行き忘れて、映画ばかり観る

2月11日(水,祝)

渋谷シアターTSUTAYA 『ジョッキーを夢見る子供たち
本当はカトリーヌ・ドヌーヴの昔のミュージカル映画『シェルブールの雨傘』を観ようと思ったけど、ギリギリの時間に行ったら、「お立ち見の可能性あります」といわれて予定変更。同じフランスですが、競馬のジョッキーになるために訓練を受けている子どもたちのドキュメンタリー映画を選択。子どもたちが寮で共同生活し、毎朝早起きして馬の世話から始まる毎日は、中国のジーンズ労働のドキュメンタリー映画『女工哀歌』と似ているところがなくもないが、中身は全く異なる。このフランスの子どもたちは(主に取り上げられる3人は皆男の子だが、女の子も一緒に訓練を受けています)、ジョッキーになって成功すれば巨額な報酬が待っているのだ。かれらの親の経済階級もかなり違う。
ドキュメンタリーながら、いくつも見せ場があって、映画としてとても面白く仕上がっています。最後に取り上げられる、少女のようにキレイで小さな男の子はレースでデビューするのだが、彼が恋心寄せる年上の女の子もとてもキレイで、その恋の行方とか、仲間がデビューしたことでの周りの反応(心から喜び応援する者や、嫉妬心が入り混じる者)とか、まさにドラマです。それにしても、プロの騎手が乗っているときとは違い、恐怖心を抱いてしまう子どもが乗っているときの馬の速度はとても速く見える。もちろん、バイクなども怖いが、機械のように思い通りにはコントロールの利かない馬という動物。日本映画でも、ここ数年で『雪に願うこと』や『三本木農業高校、馬術部』などの作品があり、競馬自体には興味のない私ですが、馬と人間の関係には多少関心が出てきますね。

2月12日(木)

なんと、この日は予約していた渋谷HOMEのライヴをすっぽかしてしまった。火曜日に2時間ほど残業をして、休日前に急ぎで終わらせた仕事があった。しかし、翌日の夜に家に帰ってみると会社から電話があって、なにやらミスがあった様子。まあ、なんとか休日出勤をする必要はなくなったけど、この日木曜日は午前中にマンションの排水の点検があったりで他に気をとられることが多く、この週に入って一度もこの日のライヴの予定を思い出さなかった。そもそも最近ライヴの本数が減っているのも原因かと思う。毎日のようにライヴがあった日は、ライヴがない日をしっかり覚えていて、それ以外はどこに行くかが問題になったが、ライヴが少なくなると何も考えずに帰宅してしまう。まだ引越しの片付けなども残っていたりして、部屋でやることも多いのだ。ということで、ライヴがないものだと思い込んで、この日は映画を2本も観てしまった。

新宿武蔵野館 『エレジー
『あなたになら言える秘密のこと』の監督、イザベル・コイシェ最新作。なんと、今回はペネロペ・クルスを主演に迎えます。ベン・キングスレー演じる大学教員デヴィッドは、講義中に一人の女性に目を奪われる。一度弁護士事務所で働いていたが、大学に入りなおしたという女性をペネロペが演じる。舞台はニューヨークのようだが、もちろんこちらでも大学でのセクハラやアカハラ(アカデミック・ハラスメント)が問題になっているから、デヴィッドも簡単には近づけない。大学教員が成績と引き替えに性的関係を強要するような行為とみなされてしまうからだ。ということで,この教授は成績を発表した学年末に,受講生を自宅に呼んでパーティを行なうのが恒例らしい。その場で,この女学生コンスエラに近づいていく。もちろん,2人は愛し合うが,過去の結婚で懲りてしまったデヴィッドは,彼女が家族に会わせたいという願いをとうとうかなえることなく別れてしまい...というような展開だが,デヴィッドの大学の同僚を演じているデニス・ホッパーの役どころがなんとも愛らしい。デヴィッドの20年来の愛人を演じる『あぁ,結婚生活』のパトリシア・クラークソンもいいですね。
かなり有名な作家の短編が原作ということだが,ちょっと有体な物語展開かな。コイシェ監督の前作『あなたになら』はかなり先の読めない面白い脚本だっただけに,本作はちょっと残念。でも,ペネロペの存在感と美しさは申し分ないので,十分観るに値する作品。平日ながら,年配の人を中心にけっこうお客さんは入ってました。

新宿ミラノ 『花ゲリラ
続いては日本映画。なぜか池袋で1週間,新宿で1週間のみの上映作品。ちゃんと調べたわけじゃなかったけど,ネットでちょこっと見て,観たくなった。冒頭でスーツ姿で出てきた女の子,どこかで観たことあるなあと思ったら伴 杏里ちゃんだった。彼女の出演作品は『約三十の嘘』くらいしか観てないけど(その他にも観ている作品は『リリィ・シュシュのすべて』や『ナイスの森』,『イヌゴエ 幸せの肉球』などにも出演していたらしいがあまり印象にない),この作品での存在感はピカイチだったので,第一印象だけだったがやっぱり観に来てよかった。
この作品,ほとんど彼女が出ずっぱりです。毎日パソコンに向かって原稿の修正をする毎日の出版社勤務の女性。残業も多く,食事はほとんどコンビニ弁当。そんな毎日をどうにかしたいと,まだ自覚はしていないが,なんとなく思っている。そんな時,線路のなかで不審な男性をみかける。鉄道会社の人にみつかってその場は逃げるが,翌日も見かけたので,思い切って声を掛ける。すると,彼は夜な夜ないろんなところで花の種を植えていたのだ。なにやら興味を持ってしまった彼女は翌日から彼の種まきにつきあって夜の街を歩くことになる。以前にも増して睡眠時間は減っているはずなのに,なぜか仕事にもはりが出て,生活が変化してくる。
人知れず花の種を植え,その種が人知れず芽を出し、花が咲いて、誰かが気づく。そんな「花の時限爆弾」のような試みを「花ゲリラ」と呼ぶのだそうだ。主人公はその平和な反社会的運動がいたく気に入ってしまう。しかし、当の本人はまったく無気力で、やる気がない。基本的に引き篭もりで、植物が好きなだけ。かろうじての活動として、自宅で植物を栽培するにも限度があるので、街を自分の庭代わりに借りて、陽の当たらない、そして人目のつかない夜中を使って種まきに繰り出す毎日。この男性を演じる小西遼生という人物がまさにこの役にぴったりな貧弱さ。いかにも健康そうな判 杏里との対象がまたいい。まあ、毎晩種まきに出かけるだけという話では面白くないから、この映画ではいくつか伏線を張っていて、そのひとつがとても面白い。主人公がよく通う、自宅のコンビニエンスストアでもうひとつの話が展開しているのだ。おにぎりフェアにあわせて夜なべしておにぎりの着ぐるみを作ってくるが、アルバイトの女の子には冷たくあしらわれる。その反動か、派遣できている中国人の女性にはつらく当たり、それを仲裁するアルバイトの男性。この男性を『カフェ代官山』の馬場 徹が演じる。言葉で説明すると面白くないが、この人間関係はこの作品では欠かせない。
最後のシーン。花ゲリラの2人が昼間に待ち合わせて、自分たちが種を植えた鉄道に乗る。この鉄道は江ノ島電鉄でした。都心で働いているはずなのに、帰宅すると近所には単線の線路がってのはちょっとおかしい設定ですが、まあよしとしましょう。ともかく、仏頂面たっぷりの杏里ちゃんの魅力が存分に味わえる作品。こういう作品こそロングランしてほしいと思うな。

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近すぎて忘れてしまったライヴ

「ライヴのない週末」とタイトルにつけましたが,金曜日はライヴに行ったんでした。

2月6日(金)

調布GINZ やぢまゆうぢ
調布に引っ越してきて、このお店には行ってみたいと思っていた。以前、仙道さおりさんの所属するユニットのライヴに来たことがあるが、一度きり。今度の新居から歩いていける距離にある。ある日、フルート奏者の太田朱美さんのスケジュールをチェックしていたら「調布GINZ」の名前があった。しかも、共演者に松下美千代さんも。ということで張り切って予約しました。近所なので、一度帰宅して、夕食を作って食べて、19:20に家を出ます(開演は19:45)。お店に着くと、私が一番乗り。「予約なさってますか?」の問いに、「はい」と答えると、「ナルセさんですね」。あら、予約は私だけか。バンドメンバーはやぢまゆうぢさんがベース、フルート朱美さん、ピアノ美千代さん、ドラムスが朱美さんのバンドでも叩いている橋本 学さん、そしてギターで鈴木よしひささんという5人もいるのに、お客はその後2人来ただけで、ステージが始まります。始まって間もなく、男性3人客が入ってきて、ようやく出演者より多い客数となり、ほっとする(なぜ俺が!)。でも、演奏者たちはさすがです。私の講義が始まりの時間に5人しかいなかったらかなりテンション低いと思いますが、この人たちにはほとんど関係ありません。男性3人と、男勝りの女性2人ということで、しょっぱなからかなりハイテンションの曲で飛ばします。このやぢまさんのベース、弦が6本なんですよね。でも、リーダーライヴでも独りよがりにならずにいいバランスです。初っ端からベースアンプが故障するというトラブルもありましたが、2回のステージを楽しく駆け抜けていきました。やぢまさんのオリジナル曲あり、美千代さんの曲も2曲、朱美さんと鈴木さんの曲も1曲ずつ。美千代さんの曲に朱美さんおフル-トが入ったり、朱美さんの曲を美千代さんが弾いたりと、見せ所満載でした。また、このギタリストがぱっとしない外見とは似つかわしくない、素晴らしいプレイを見せてくれました。本人は「私は基本的にコンポーザーだから」といっていましたが、ここまで弾ける人はなかなかいないと思いますよ。なぜか私が聴いているところでは、素晴らしいジャズギタリストにはあまり出会わないんですよね。というか、ギターが入るジャズのライヴにあまり行かないということでしょうか。
お客が少ないということもあり、美千代さんともゆっくりお話できたし、朱美さんとも少しお話できたりして(ステージ上では元気いっぱい意味不明な朱美さんですが、人見知りなんですかね。同じく人見知りの私とはちょっと会話が続きません...)。終わって、12,3分で帰宅できました。こういうのいいなあ。

2月9日(月)

土日と映画が観られなかったので、会社が終わってから渋谷に出て映画。

渋谷シネマライズ 『天使の眼、野獣の街
久し振りの香港映画。私の知っている俳優は誰一人としていません。この映画は、香港の警察のなかでも秘密裏に活動している「監視班」の活動を中心にしたもの。新たにここに赴任した新米女性警官の成長を追います。かれらのターゲットは宝石を中心に狙う窃盗団。決して実行犯にはならないリーダーを中心に入念な調査を重ね、リーダーが目標の近くのビルの屋上から全体を把握し、数人が通行人に紛れて周囲を見張る。実際の実行犯が乗る乗用車と、交通の邪魔をする大型トラック隊、そんな編成で活動する。一方の監視班も10人弱のチームで行動し、現場に出るもの、オフィスで待機する者。現場から上がってきたデータを分析する者。いたるところにある監視カメラの映像、電話回線、カード会社の支払い記録。さまざまなデータから疑わしい人物を搾り出し、尾行し、接触する人物をさらに調べ上げる。その徹底的な捜査は、しばらく見ていない刑事ドラマを思い出します。なかなか気持ちいいですね。中盤でこの事件も解決しそうになり、随分中途半端だなあと思ったら、リーダーの男は警官を殺害して逃走してしまう。一旦その事件は振り出しに戻ってしまうが、別の事件を捜査中に、街でリーダーを主人公が発見する。そこからクライマックスへ、という感じで、ちょっと古風な感じの刑事ものですが、十分に楽しめる内容でした。

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ライヴのない週末

2月5日(木)

渋谷ユーロスペース 『愛のむきだし』
『奇妙なサーカス』、『紀子の食卓』、『気球クラブ、その後』に続く園 子温監督の最新作。AAAのヴォーカルという西島隆弘と、『プライド』にも出演していたが、こちらも歌手出身の満島ひかりという、初々しい2人を主演に迎えて、なんと237分の超大作。西島の父親役には渡部篤郎、満島の母親(といっても、父親にできた一時的な恋人にすぎない)役に渡辺真起子、主人公同士の愛を邪魔する新興宗教団体の幹部役に安藤サクラが配して、脇を固めている。西嶋演じる主人公のユウは敬虔なる神父の父親のもと(母親を演じるのはまたしてもチョイ役登場の中村麻美ちゃんだが、すぐに死んでしまう)、素直な高校生に育つが、勃起というものを知らない。訳あって、街行く女性のパンチらを撮影することに夢中になるが、安藤サクラ演じる女性による策略にはまる形で、満島演じるヨーコと出会う。この時、たまたま仲間との罰ゲームの最中で女装姿でユウとヨーコは出会い、お互い惹かれあう。その後、お互いの親同士が同居することになり、2人は兄妹として再会する。そこからは苦悩の連続。
まあ、とにかく勢いのある作品なので、演技がどうのという細かいところは気になりません。園監督の作品はただでさえ、疲れるので、4時間弱の本作を観るのにはかなりの覚悟が要りますが、観ている途中で疲れたりすることはなく、一気に見させるのは主演の2人の頑張りによるところが大きいのかもしれません。特に満島ひかりにあっては、『プライド』でも相当エネルギーを使う役どころだったのに、本作ではそれ以上です。もう、パンチラなど気にしてられないほどのアクションと、鼻水たらして本気で泣き叫んだり、ととりあえずもう怖いものなしという経験を積んだような気もします。今後は、もっとナチュラルな役どころも見たいものです。
ちなみに、平日の真昼間の回だったが、客の入りはなかなかでした。途中に10分間の休憩を挟みましたが、普通の映画2本分の時間。映画を2本はしごするというだけで驚く人もいますが、まさにそういうつわものたちが集まったのでしょうか。西島や満島の熱狂的ファンという方もなかにはいたかもしれませんが、映画ファンたちをこれだけ集めるのも、園監督の手腕ということにしておきましょう。ちなみに、このストーリーは「実話に基づく」ではなく、「事実に基づく」というもの。この物語が実話だといわれるとうそ臭いですが、さまざまな事実を組み合わせて脚色したということであれば納得。とにかく、237分という時間に物怖じせずに観てほしいと切に願う作品です。やっぱり観てよかった。

2月7日(土)

昨年子どもの生まれた友人が、その息子を自宅でお披露目するというので、恋人と一緒に行ってきた。この日集まったのは他に私も知っている友人3人で、知人から借りているという一軒家にて新年会を兼ねたものだった。最近、友人や恋人の友人の子どもと接する機会が多い。子どもを育てるということは想像を越えた経験だと思うが、当事者にとってはそれが日常になるんだよな。言葉を習得するということは今から考えると大変な労力だが、私自身もいつの間にかその過程を経ている。まあ、とにかく今自分で子どもを育てろといわれると尻込みしてしまうが、他人の子どもと遊ぶことほど楽しいことはない。まだ4ヶ月だというのに、奥さんはチーズフォンデュランチを用意してくれて、たらふく食べて遊んで、いつの間にか17時がすぎていた。
この日はもうじき私の住む部屋に引越しを控えている恋人の部屋に行くことにしていたが、途中下車駅で、なんとなくボーリングがしたくなって、することにした。満腹だし、時間も中途半端に早いし。あと、ボーリングを選んだのには理由もあった。年末年始で実家に帰ったとき、私はテレビ漬けになったが、そこでTOKIOの城島リーダーが、ボーリングの女子プロに試合を挑むというコーナーがあった。手始めに投げた彼のボールはへなへなだったが、指導を受けるうちにみるみる上達したのだ。城島君は私と同い年なので、結局ハンディキャップをもらっての試合にも負けてしまうが、けっこういい気分になってしまった。そんな私のスコアは117と120。まあ、平凡なスコアだが、どちらもストライクとスペアが2回ずつ。30歳台に入って初めてのボーリングの割にはけっこう良かったのではないでしょうか。私はけっこう手首が弱いので、そもそもボーリング向けではないんだけどね。

2月8日(日)

翌日は、2人での生活に備えて、IKEA港北店に行く。少し前にも行ったのだが、結局買わずに帰ってきた。せっかく横浜方面に行くので、昼食は中華街で取ることにする。昨年は散々中国食材の問題が問われたにもかかわらず、横浜中華街はすごい人手だった。お目当ての刀削麺のお店は行列ができていて、その別館に行ったらそこでは 刀削麺のメニューはなくなっていた。残念だったが、注文した麺と定食はどちらも美味しく、大満足でこの日も昼からたらふくになってしまった。
IKEAでは購入を予定していたものだけさっと買って(こちらもすごい人手だった)、帰宅。

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一人弾き語り、語り継ぎ

2月1日(日)

Apple Store銀座 Emi Meyer
昨年、渋谷duoでの、dewや岩崎 愛ちゃんの出演しているイヴェントに行ったら、キーボードでひっそり弾き語りをしていた女性がemi meyer。その場であまり日本の流通には乗ってなさそうなCD『curious creature』を購入。見た目は日本人っぽくて、ボソッとしゃべるMCは流暢な日本語。京都生まれなそうですが、生活の拠点は米国にあるようです。ということで、気に入ったものの、なかなか東京ではライヴが観れない。CDを購入した際にメールアドレスを書いたら、一度だけライヴのお知らせが届いたが、それ以来は音沙汰なし。今回もたまたまMyspaceの彼女のページを見たら、情報がアップされていた。ようやく2度目のライヴです。ちなみに彼女はShing02やJazztronikのゲストヴォーカルとしても活動していて、今回はなんとShing02がゲスト。昨年末にそのCDがiTune storeで配信され、けっこういい感じで売れているようで、米国や日本のアップルストアを回っているようです。
Shing02の人気はよく分からないが、少なくともEmiちゃん単体よりも集客力がアップすると思い、早めに行こうとしたが、お店に到着したのは15分前。直接3階に上がります。まだ席はパラパラ空いていて、最前列は誰も座っていなかったが、座っちゃいけないのかと思って3列目の右側へ。開演前にDJをしていたのがShing02でした。実は彼のことはもう8年前くらいに知っていた。当時、私は東京経済大学で「メディア表現」という講義を担当していて、その頃は音楽はもっぱらCDで聴く派でしたが、広告、テレビ、新聞・雑誌、映画、写真、小説、などなどメディアを一通り論じているなかに当然音楽も含まれていました。各種別ごとに簡単なレポートを提出させ、自分の好きな作品を論じるという課題を出していたが、一人の学生がShing02がかなり好きだったようで、紹介してくれたのだ。デビュー当時のCDジャケットはかなり過激だったので、よく覚えている。そんな彼は見た目とても素朴な背の高い、ちょっとオタクっぽい男性。
さて、前置きがすっかり長くなっていますが、久し振りに見るemiちゃんは思ったよりも背が高く、すらっとしている。黒を基調とした衣装で、けっこうセクシーだ。でも、演奏は相変わらず素朴で、『curious creature』の収録曲の他に、日本語の曲も数曲歌った。やっぱりしゃべる日本語は普通でも歌うときはちょっと違和感がある。やはり音節が英語風なのだ。日本人で日本語を英語風に歌う人はいるけど、それとは違っていて、とても面白い。しかも、彼女が選ぶ日本語はとても古風で面白い。滑らかなその歌声に乗せると、まるで演歌のようなところがまた面白い。『curious creature』は日本版としても発売されるそうだが、それには日本語の曲が1曲ボーナストラックで収録されるらしい。そして、1曲は彼女のピアノでShing02が歌う。けっこう普通のラップだった。たっぷり40分ほど演奏が聴けて大満足。

その後、私は一人で吉祥寺に移動。star pine's cafeで2月24日に行われるariさんの単独ライヴチケットを購入し、manda-la 2へ。

吉祥寺manda-la 2 バラッドラリー10
私がこの、ノラオンナさんの企画イヴェント「バラッドラリー」に初めて参加したのは何年前だろう。ゲストは、今回もソロとしてほりおみわさんが来ているが、そのイルネイロとビューティフルハミングバードだった。地震か何かで電車が各線とも乱れていて、お客さんがかなり少なかったのを覚えている。それからはけっこうな出席率で参加していると思うが、今回10回目ということで面白い企画を立ち上げたノラさん。一人で弾き語りできるシンガーを16人集め、1曲ずつ歌うというもの。なぜか、mixiからコピーした出演者はノラオンナさんを入れても合計16人にしかならない(もれてしまった出演者さん、ごめんなさい)。そして、私が初めて観る人は三輪さんと今井さんの2人だけ(江村さんは聴くのが初めて)。
ノラオンナ:とりあえず、「オープニングアクトです」と笑わせながら、開演時間きっかりに登場したノラオンナさん。1曲歌って、次につなぎます。そして、最後にも出てきてもう1曲。そして、「皆さん1人で歌ってくれましたが、最後に(アンコールとして)1+1が2以上になるということを確認してもらいましょう」という感じで、見田君を呼んで、2人で演奏。
ありましの:結婚して初めて聴く彼女の演奏。もちろん、この日は一人弾き語りの日なので、パーカッションのサポートはありません。しかし、この日初めて聴いた「10年日記」という曲は素晴らしい曲だったし、彼女1人のパフォーマンスもとても良かった。
戸田和雅子 :出演者通しのつながりも考慮したような出演順で、次に紹介されたのは戸田さん。やはり「出会ったときの君よりも」が選曲されたが、途中でギターの音が...1曲しかないというのに、こちらはイマイチな演奏でした。
見田諭(ミタタケ) :またまた戸田さんからのつながりで見田君。最近一人でもライヴをしているのは知っていたけど、どうやらカヴァー曲のみの演奏だったようです。今回はそのカヴァーさせてもらっているノラオンナさんからの誘いということで、オリジナル曲を作ってきての演奏。人前で初めて披露するということで、「私が一番緊張している自信があります」とのことだったが、その緊張は彼の場合いい方向に効果したのかも。まあ、歌声はまだまだということですが、なかなかいいパフォーマンスでした。
片岡正二郎(くものすカルテット): 続いて登場したおじさんは、以前ノラオンナバンドとして出演していた本業はヴァイオリン弾き。この日は久し振りにギターを引っ張り出してということでしたが、以前に舞台用に作ったという歌を披露。この日は年齢が高いほどテンションが高かったですね。
藤原マヒト:マヒトさんもときどきソロ活動をしているようですが、きちんと歌声を聴いたのは初めて。決してうまいとはいえませんが、味がありますね。マヒトさんの鍵盤の魅力は、その鍵盤を叩く力の強弱の微妙さにあるのだと確認。
三輪二郎:「神奈川県にある横浜というところから来ました」という男性。ギターで立って弾き語りです。マヒトさんの紹介のように、一見無愛想ですが、ちょっと地方色のある口調で素朴な感じです。
江村健:こちらもはじめましてですが、いくつかのライヴ会場で見たことがあります。ミュージシャンだったんですね。
鈴木亜紀:やっぱりこういうときはインパクトのある「ブレリアお七」でした。いつもの遠視用の眼鏡の上にまた別のサングラスをかけて、ちょっとハイカラな感じで登場の亜紀さん。髪型も最近見ないうちに髪の毛も少しナチュラルになりました。でも、やっぱり1曲は寂しいかな。今度ちゃんと聴きに行かなきゃ。
中川五郎:亜紀さんから「ノラオンナさんにとっても私にとっても、人生のなかでとても重要な人です」と紹介された中川五郎さん。彼のことはよく知らないけど、けっこうコンスタントにいろんなところで見かけ、ちょこちょこ歌を聴いている。確かに、彼の生き様は尊敬できると思う。そして、やはり1曲だけだが、すごい存在感。ノラオンナさんの「盛り上げて休憩」ということで、休憩前に彼を出演させたのはまさに成功。
休憩
ほりおみわ(イルネイロ):この日、一番きれいな衣装で化粧ばっちりで登場したのが彼女。今回がはじめてのソロ演奏ということで、お誘いを受けた11月からギターの演奏を練習したが、本番で弾くのは断念。いつも歌いながら叩いている小さな鉄琴で弾き語りです。やっぱりイルネイロとして聴きたいな。
倉谷和宏(旭荘201):久し振りの倉谷さん。彼のハスキーな歌は、実は森 進一に似ているといまさらながら気づく。
三木千夏:彼女のソロライヴは何度か聴いているが、one tone時代の曲を封印している(と思われる)ために、長時間のライヴはまだ今のところネタ切れ気味。ギターはかなり上達してきているので、こういう1曲勝負としては一番ふさわしい存在だったのかもしれない。私のなかではありましのちゃんと千夏ちゃんのパフォーマンスが光っていた。
藤井友信(Music From The Mars):今回のメンバーはあまりちゃんとチェックしていなかったが、藤井さんも入っていたとは。今回のお客さんでmusic from the marsを聴いたことがある人は少ないと思うが、今回は一人でアコースティックギターによる弾き語り。曲調もぜんぜん違っていました。うーん、どうだったのかな?
pocopen (さかな):そして、なんとpocopenさんも登場。客席に私の数少ないさかなライヴ鑑賞暦のなかでも必ず最前列にいる女性がやはり来ていました。意外にもpocopenさんが自宅の台所以外で弾き語りをするのは珍しいとのこと。相変わらず面白い人です。
今井忍:ゲストの最後を飾るのがこちらの少し年配の男性。さすがの貫禄です。
なんだかんだで、3時間を覚悟してくださいといっていたこの無謀なイヴェントは、休憩を含めて3時間弱で終了。1人2曲だとかなり無理がありますが、1曲だと個々人の心の持ちようで(あと、お店のスタッフの転換のスムースさ)、うまくいくようですね。聴いているこちら側もまったくストレスなしに、飽きることもなく、最後まで楽しい時間をすごすことができました(演奏中禁煙ってのもありがたいですね)。さすがノラオンナさん。
なんだかんだで、顔見知りの鈴木亜紀さん、三木千夏さん(そして原口友也さん)、戸田和雅子さん、ありましのさんにも挨拶することができました。ノラオンナ三だけは今回も挨拶できず。一度吉祥寺からバスで帰ってみようと、21時台で終わってしまう調布駅北口行きに乗り帰宅。日曜の夜ということで、バスは快調に走りましたが、この時間は京王線にも準特急が走っているので、帰宅する時間はまったく一緒だったようです。値段のことを考えるとやっぱり電車か...

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久々、予定びっしり

1月31日(土)

この日は久し振りに予定びっしり、部屋の片付けもしないで遊んでしまいました。

渋谷シアターN 『プライド
渋谷駅に着いたのが11時過ぎだったので、11時から始まる回は難しいかなと思いつつ、とりあえず映画館に行くとまだ大丈夫、みたいなことをいうので、通常料金(1800円)を払ってなかに入ると、すでに本編始まってます...まあ、とにかくそんなに進んでいなくて、物語の理解に支障はなかったけど、ちゃんと答えてよ。
さて、結論からいうと、この作品は昔懐かし、大映テレビのドラマのような雰囲気でけっこう楽しめました。主演はステファニーと満島ひかりという2人。どちらもミュージシャンなんですね。前者はソロシンガーで、後者はfolder5のメンバーだったということです。前者が有名なオペラ歌手の娘として、実業家の父を持ち、恵まれた環境のなか、オペラ歌手を目指す。一方、後者は小さなキャバレーのホステスをする母親のもとで貧しいながら三流音楽大学でオペラ歌手を目指す。そんな2人が出会い、お互いの夢と恋とを邪魔しあいながら成長していく物語。その物語の急展開さと、大げさな感情表現が楽しいです。特に、満島ひかりの演技はまさしく大映テレビそのもの。ただ、結末的にはけっこういい感じにまとまっていて、救いようのない大映テレビとは違って安心できます。周りを囲む配役陣もけっこういい感じです。たまにはこういう古風で骨のある映画もいいですね。

渋谷TOEI 『007 慰めの報酬
続いて観たのはなんと、007。もちろん、ショーン・コネリーの頃から知っているけど、あまりテレビで見た記憶もない。うちの父親だったら好きそうなものだが、単に私が覚えていないだけだろうか。大人になっても劇場に観に行ったことはない。まともに観るのは初めてかもしれない。ダニエル・クレイグという俳優は他の作品で何度か観ていると思うが、嫌いではない。それに加え、今回のボンドガールが『薬指の標本』で主演をしていたオルガ・キュリレンコということで、観ようと思った次第。悪役のマチュー・アマルリックも『潜水服は蝶の夢を見る』での主演も印象的だったし。
さて、今回の敵(といっても、007をまともに観たことがないから、典型的なプロットがどんなもんだか知らない)は、表向きに環境保全運動をしている大企業。これまで表ざたにはなっていないが、どこにでもその要員を潜入させる裏組織だった。今回ボンドがつきとめたのは、この会社が南米ボリビアの荒れ果てた土地を買い占めようとしている計画。表向きは環境緑化だが、実は...といった内容。まあ、ともかく敵の活動範囲が全世界に及んでいるということで、ボンドの行動範囲もグローバル化しています。大抵の映画は、まあバカ正直に物語上の地名と撮影地とを一致させる必要はないが、この作品は随分撮影場所にこだわっている。エンドクレジットを見ていると、6,7ヶ国に撮影は及んでいるようだ。その辺が地理学者としてきちんと分析するには面白そうな素材。そして、物語設定上もグローバル化のさまざまな問題を体現している。それにしても、今回のボンドガール。これまたこれまでの作品を観ていないのになんだけど、露出が少ないです。『薬指の標本』ではけっこう露出が多かったのに。そして、ボンドとの絡みもキスだけ。もちろん、別の女性とのベッドシーンはありますが、これも控えめ。なんとなく、私的には007のプロットはルパン三世と重なるのですが、お色気とユーモアは本作には少なかったですね。でも、十分に楽しませてくれるのはさすが。意外にハイテク機器の登場が少なかったのも良かった。

時間的にちょっと厳しかったけど、献血に行く。私は運転免許証もないので、パスポートがないと身分を証明するときにいやな顔されるし、友達とかに海外旅行の経験がないというと行った方がいいといわれる。この事実は否定的に捉えられることが多いのだが、献血ルームでは歓迎される。渡航経験の有無によっては献血ができないからだ。前回から読み始めた『Dr.コトー診療所』を読みながらの血漿の成分献血。ライヴの開場時間は18時だったけど、結局採血が18時過ぎまでかかってしまった。ベッドに残った最後の人間になってしまいました。

渋谷duo music exchange Spangle call Lilli line
結局、会場に到着したのは18:30。開演は19時だが、もうかなり混み合っています。前売りでsold outということで、当然のごとくスタンディング。私はステージ向かって右側のほうの空いている隙間に入って本を読んですごす。前から3,4番目ってところでしょうか。Spangle call Lilli lineのライヴは初めて。と思っていたが、実は後で違うことが判明。友人のミトメさんの勧めでCDを買ったらけっこう好きになってしまった。しかし、かれらは気まぐれで活動していて、知らない間に流線型との2組ライヴなどをやっていたり。昨年久し振りに新しいアルバム『ISOLATION』が発売され、今回はそのレコ発ということで、それこそ単独ライヴはそうとう久し振りということだ。CDを買って、ライヴチケットを買って安心していたら、その後にももう1枚『PURPLE』というアルバムが発売になっていたらしい...
まあ、ともかくホームページも大して充実していないので、仕方がありません。さて、そんな感じで、CDで聴いているだけなので、メンバーにどんな人がいるかもよくわからず、ステージ上の人たちを眺める。すると、私の反対側、ステージの左側に知っている顔が2人も。一人はコーラスで参加の山里亜里沙さん。ここ最近すっかりご無沙汰ですが、mount sugarのヴォーカルです。そしてもう一人はその奥でキーボードを演奏している林 英和さん。髪の毛はすっかり長くなって、髭も生やしていたので、ぱっと見分かりませんでした。なにせ、ノリノリでエレキギターを弾くシーンもあったもので。林さんはQuinka, with a Yawnのサポートメンバー。
最終的に16,7曲演奏したようです。かれらの曲はけっこう1曲が長いので、休憩を挟んで2時間強。私はCDを3枚しか持っていないので、知っている曲は5曲くらいだったかな。でも、基本的にはこのバンドの音楽は聞き流し的心地よさがあるので、大丈夫。久し振りのスタンディングで途中腰が痛くなりましたが、いいライヴでした。ギターを2本入れた編成でしたが、意外にベースが活躍し、ドラムスも良かった。前半ではなんとカジヒデキ氏が登場。なんでも、ヴォーカルの大坪さんがカジ君の新譜にコーラス参加した1曲があるそうで、それを歌うために登場しました。密かに彼の存在は憧れだったりする(ファンではありませんが)。
終演後、せっかくなので亜里沙ちゃんに挨拶くらいしたいということで、ドリンクを交換してちびちび飲みながら会場を見渡します。知っているミュージシャンなどはお客のなかにいなかったけど、しばらくして林君登場。ちょこっとしゃべっているとミトメさんがいたので、ようやく合流。ミトメさんは早速Tシャツをゲットしていましたが、物販の行列がすごかったので、私は買わず。出口のところに亜里沙ちゃんがいたので挨拶。やっぱり私がこの日と同じように、亜里沙ちゃんをコーラスで見たのは数年前のSpangle call Lilli lineのライヴだったんですね。代官山のUNITでした。その頃はまだmount sugarと知り合って間もない頃でしたが、なんと亜里沙ちゃんがステージの上から私を見つけてくれたということで、あちらもよく覚えていたようです。近くにはmount sugarの相方、森君もいて軽く挨拶。ミトメさんとともに駅へと向かいます。

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生協はレジ袋有料

最寄のスーパーマーケットはcoopとうきょうです。

1月28日(水)

青山プラッサオンゼ dois mapas
2009年初めてのプラッサオンゼ。いつもの私の指定席は空いていたが、この日はこの時点でクラウジアさんがいなかったので、久し振りにカウンター席に座る。この日は夕食を自宅で済ませてきていたし、レポートの採点もあったので、カウンター席のほうがいい。この日のdois mapasはプラッサにしては珍しく、2人編成。ミュージックチャージも格安で2000円。久し振りに聴く新美さんのギターは格別だった。もともと彼のギターの音色は素敵だが、最近はさらに難しい奏法をいくつか体得した感じ。ちなみに、この日は靴を脱ぎ、椅子の上であぐらをかくような体勢で、そこにギターを乗せて演奏。「このことについて語ると長くなるので、追々」といいながら、結局この日はその話は聞けなかった。一方、ときわさんの歌声はどこか精彩を欠いていたように感じた。実際によーく聴いてみても、いつもと変わりないような気もするが、全体的に私が聞き流してしまった感がある。確かに、久し振りに人前で歌うので緊張するとはいっていたが、どうなのだろう。ちなみに、暖かくなるころに新しいCDを届けられそうですとはいっていたが、新曲はあまり多くなかった。最近はあまり長居をせずに帰ります。ビール1杯のみで2600円なり。このくらいだといいな。

1月29日(木)

大学も春休みに入り、木曜日は1日休みということになっているが、まだまだ新居では荷物が片付かず、その整理に終われる日々。この日は午前中に税務署に行って異動届を提出。ああ、確定申告の書類作りもしなければ...

テアトル新宿 『ラーメンガール
新宿で一人で映画を1本だけ。こちらは一応ハリウッド資本の米国監督の作品。主演はブリタニー・マーフィーという米国女優で、仕事で日本に行ってしまった恋人を追いかけ来日したという設定。でも、その恋人にも逃げられ、雨の中近所の閉店してしまったラーメン屋に迷い込む。西田敏行演じる頑固オヤジは「閉店だから帰れ!」と何度もいうが、言葉が通じず、店内で泣くばかり。しょうがないので、ラーメンを1杯食べさせると、何を思ったのか、この店に弟子入りしたいといって、無理矢理押しかけて、食器洗いや店の掃除を始める。そんな感じで米国女性のラーメン修行が始まるという物語。まあ、とにかくこのブリタニーってのが、一昔前の白人美人って感じで顔は濃いし、喜怒哀楽の表情が大げさで騒がしい。まあ、日本人キャストは西田敏行の奥さん役に余貴美子とか、ライバル役に石橋蓮司とか、2人のお師匠役に山崎 務とか、まあまあ楽しめます。ところで、主人公の相手役にはたまたま居酒屋で会った日本人男性3人組のなかで英語が話せる男として登場するが、これがどうみても韓国人。やっぱり英語の発音が良い日本人男優ってのはそういないんでしょうね。一応、役のなかでも「祖父母が韓国人で子どものころよくいじめられた」という台詞があるが。主演が別の女優さんだったらいい作品になったかもしれません。でも、彼女のほうがリアリティがあるのか?微妙です...

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