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本格的春!

3月30日(月)

恋人が入社式を前に親に会いに行くということで、一人で留守番。本当はやることもあるんだけど、なんとなく一人で家に居る気にはなれず、会社帰りに府中で映画を観ることに。と思ったら残業。夕食は映画後になってしまった。

府中TOHOシネマズ 『ホノカアボーイ
映画主演が続く岡田将生。なぜだか、集中しますよね。ちょっと前には石田卓也や市原隼人という俳優の映画主演が続いたけど、男優の場合はなぜこの人がもてはやされるのかイマイチ分からないことが多い。岡田君は確かにかっこいい。顔もいいし、背も高い。でも、演技はイマイチどうなのか私には分からない。はやり男優は年齢を重ねるほどに良さが出るのだろうか。まあ、ともかく、私的には倍賞千恵子さんの演技が観たくて選んだ作品。冒頭にいきなり蒼井 優ちゃんが出てくる。一応、岡田君の恋人役ってことなのだが、このアンバランス感はいいのだろうか。まあ、ともかくあまり上手くいっていない2人が、その関係修復のためにハワイ旅行に来た、というような設定。結局、この2人は分かれてしまい、そしてなぜか岡田君演じる男性は大学を休学して、再びこの町を訪れ数ヶ月の生活を送る。この町はハワイにあることは間違いないのだが、どちらかというと架空の町のような雰囲気で物語りは展開していく。つまり、主たる登場人物はほとんどが日本の俳優、ないしは外国人(ハワイでは現地人)の場合には日本語がしゃべれる。すっかり太った松坂慶子や現地人と化している長谷川 潤。なので、この舞台がアメリカ合衆国なのか、日本なのかということを考えてしまうと面白くない。『めがね』のように、外界とは切り離された独自の空間、そしてその空間は潔癖な状態に保たれた空間で、特定の美学に統一されている。前半はそうした設定に違和感を抱いていたが、倍賞千恵子さんの出番が多くなるにつれて、味わい深い作品に思えてきた。やっぱり岡田君の演技はどうかなあと思いながらも、この老人の町に住む老人たちを演じる俳優たちが彼の未熟さを温かく包んでいる。それにしても、倍賞千恵子さんの声はきれいだ。姉妹でもしゃがれ声の倍賞美津子さんとは対照的だ。そして、年老いて体が小さくなっている彼女の姿をみると、私の母親の姿を重ねてしまう。もちろん、顔も体型もそれほど似ていないのだが、くしゃくしゃのパーマと少し頼りない足取りが似ている。といっても、倍賞千恵子さんの方が体力的にも丈夫なようだ。作品中に登場する料理は有名な料理研究家が手がけ、主題歌は斉藤和義作詞作曲を小泉今日子が歌うってところも抜け目ない。

4月1日(水)

この日は映画の日。と同時に、恋人が入社式。せっかくなので、終わってから映画を観ようということで、退社後新宿へ向かうが、観ようと思っていた『イエスマン』は新宿ピカデリーですでに満席。他の作品を探して、恋人に電話。新宿に向かっているとのことだが、私が選んだ作品は上映時間を勘違いしていて、しかも予告編が珍しく8分と短い。結局、本編が始まってから彼女が到着し、しかも公開1週目の映画の日ってことで、席はかなり埋まっていて、離れて鑑賞。しかも、前列の人たちは隣に荷物は置くし、浅く座って足で前の席との隙間を埋めているしで、まったく埒が明かない。われわれが横に立ってもまったく通そうという気はなし。諦めて、2人別々に後方の席に座る。ようやく座れたと思ったら、今度は私の前の男性がいまどきの髪形をしていて、座高が高く、かなり字幕を見る邪魔になった。台詞が重要な作品だったので、おかげで前かがみになったり、横に頭をそらしたりと、大変だった。これだったら、300円出して前売り券でゆったり観た方がいいかも。

新宿武蔵野館 『フロスト×ニクソン
ということで、映画はこちら。任期中に大統領を辞任した唯一の男というニクソン。ウォーターゲート事件に関与したものの、大統領辞任以上の責任を負わずにいたらしい。そんなニクソンに、英国のテレビ司会者フロストがインタビューを申し込むという内容。登場人物の名前も含め、事実らしい。詳しい解説は省きますが、最終的にインタビューはフロストにとっての成功に終わり、ニクソン自身の口から事件への関与を認めさせるという結末。まあ、そうでもないと、映画化されるほどの事実にはならないが、その脚本と演出、俳優の演技はなかなか真に迫っていて手に汗握ります。ちなみに、フロストが初めてニクソンに会いに行く航空機で軟派されたまま、インタビュー収録まで付き合ってしまう女性を演じる女優がとても魅力的。この嘘のような話も実在する人物らしい。まあ、ともかく苦労して観た甲斐は十分にあった作品。

4月3日(金)

2009年度の法政大学は金曜日1時限目。ということで、まだ春休み中ですが、会社は金曜日が休み。毎週3連休です。でも、2日連続1時限は辛いかも。ちなみに、法政大学の1時限は9時半からなんです。しかし、翌日は京都で研究会発表なので、真昼間まで自宅で作業。本当は美容室も行きたいところでしたが、準備に時間がかかりすぎて断念。でも、映画だけは死守しました。

渋谷ヒューマントラストシネマ 『プラスティック・シティ
オダギリジョーが単身ブラジルに乗り込んでの出演作。本人は日本人移民の息子という役どころで、両親を亡くして(?)、中国人移民の男に育てられるという設定。かなり危ないビジネスを営む「ユダ」という男を父と崇め、一緒に行動する毎日。まあ、よくあるヤクザ映画ですが、ブラジルという舞台と、南アメリカで活動するアジア人たちを描く、いかにも現代的な雰囲気は新しい。ところで、オダギリジョーの台詞。前回の『悲夢』とは違って、ポルトガル語と中国語をしゃべっていますが、やっぱりどこかおかしい。多分、本人がしゃべっているのだろうが、画面上の口の動きと合ってないのです。まあ、アフレコなのか、あるいは中国語は似た声の人が吹き替えしているのか(ポルトガル語はたどたどしさがあるので、本人でしょう)。意外に物語の展開はとりとめのない場面も多く、分かりにくい。まあ、こんなもんでしょうか。

恋人と新宿で待ち合わせて、下北沢で食事。私はariさんの出番の時間に合わせて歩いて池の上まで。

池ノ上ruina ari
bobtailが年明けてruinaになってからは初めて。ほとんど何も変わっていません。店内に入るとalter bingoの演奏中で、かなり盛り上がっていました。店内には相変わらず服部さんの姿もあり、前方にはサカウエ君の姿も。alter bingoは以前どこかで一度聴いたことがありますが、まあ悪くはないですね。でも、演奏が終わった後に、当人たちのCDをかけるってセンスはどうなの?ケンちゃん。
さて、ariさんは先日吉祥寺star pine's cafeでワンマンライヴをしたばかりなのに、また豪華なメンバーを引き連れて、気合入っています。ギター西村さんとサックス渡辺さんはいつもどおりで、パーカッションにalter bingoからデューク氏、そして先日のワンマンでゲストだった田辺 玄氏も。選曲は新曲1曲を除いて、ワンマンでも披露した曲ばかりでしたが、歌声にも力が入って、素晴らしいステージ。「私の代表曲といってもいい『水色』」ってのがいいですね。
翌朝も早いので、最後の出演者は聴かずに、ariさんに挨拶をして帰宅。

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