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ゴールデンウィーク前半

4月27日(月)

この日は恋人がお休みということで,私の退社後に府中で待ち合わせて映画を観た。最近よく使うようになった府中のTOHOシネマズ。

府中TOHOシネマズ 『スラムドッグ$ミリオネア
『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督の最新作。『トレインスポッティング』以降,日本ではあまりパッとしないが,同じくユアン・マクレガー主演の『普通じゃない』,ディカプリオの『ザ・ビーチ』,キリアン・マーフィ主演の『28日後...』と『サンシャイン2057』,それに『ミリオンズ』と,日本で公開された作品はほとんど観ている。まあ,確かにどれもそれほど万人受けするものではないが,個人的にはこの監督の作品は気に入っている。
ところが,本作ではアカデミー賞を監督賞をはじめ,かなり受賞した。予告編でかなり期待させる内容だが,どうなのか。ストーリーは分かりやすい。舞台はインドで,貧民窟で育った少年が,一攫千金のクイズ番組で最後の問題まで勝ち上がる。周囲からはどうやってインチキをしたのかと追求されるが,その厳しい生活のなかでさまざまなことを学んだという。その一方で,運命的な女性との出会いというラヴストーリーもある。見所は,そのクイズの問いに関係する彼の人生におけるエピソードだが,期待していたよりはその辺の描写が見事だとはいえない。個人的にはクイズの問題は世界中に及び,青年ジャマールはインドにいながらにして,グローバル化の影響下でそれらについて知ることになる,という展開を勝手に想像していたが,ドル札とタージ・マハルでの観光客以外にはそういう要素は少なかった。それでも,現代インドが抱える問題はそれなりに盛り込まれていたのだろうか。しかし,あくまでも監督や主演俳優は英国で活躍する人物。確かに,英国はインドとの関係が深いが,あくまでも他者表象であるともいえるが,あくまでも本作はそれらをエンタテイメントとして利用しているに過ぎないので,まあ,ここに描かれるインドはフィクショナルなそれとして理解すべきか。なんてことをいっても,多くの素直な鑑賞者は,これがインドの現状だと思ってしまうだろうからちょっとどうなのだろうかとも思う。そもそも日本での公開には旅行会社のHISがスポンサーになっていて,実際に映画の撮影で使われた貧民窟を訪ねるツアーなども組んでいると聞くから,ちょっと恐ろしくもある。まあ,個人的にはボイル監督らしい作品だと思うが,これが万人に受けてしまうというのは考えものかもしれない。といっても,映画なんてそんなもんだけどね。

4月29日(水,祝)

この日はすごく天気が良かった。暑すぎず,寒すぎず。そんななか,私は一人で鎌倉に向かった。今住んでいるところからは一度新宿に出て,新宿湘南ラインに乗るのが一番便利。目的地の覚園寺は鎌倉でも北東方向に当たる。距離的には北鎌倉の駅が近いようだが,地図で見るとその間には山があって結局鶴岡八幡宮を経由しないといけないようだが,同じ散歩がてらならば北鎌倉から歩いてみようと思い,下車して歩く。途中で神奈川県立近代美術館の鎌倉別館を発見した。そして,鶴岡八幡宮の境内で持参したサンドイッチとコーヒーでランチ。鎌倉はけっこう案内板が充実しているという勝手な思い込みで,地図も印刷せずに出てきたけど,「覚園寺」の文字はどこにもない。まあ,しょうがないので私の頭のなかの地図を頼りに歩いて行くと,途中のカフェの店頭に雑誌のイラストマップが貼ってあって,自分の歩いている方向で正しいことを確認。それでも,八幡宮からかなり歩いて,本当に端っこまで歩いて到着する。

鎌倉覚園寺 朝日美穂
この日はこの覚園寺で加藤力之輔さんという画家の個展が開催されるレセプションの日。最近の朝日美穂さんのネット配信シングルのジャケットをこの画家が描いているということで,今度は彼の個展の初日に朝日さんが演奏することになったということ。なので,朝日さん目当てに来た客はどうやら10人くらいで,その他は加藤さんの知り合いや覚園寺近所の人など,品の良い年配の方々が多く集まっています。ライヴの告知には「アフタヌーンティー付き」とあったが,とんでもない。赤と白のワインにサラミやクラッカーというおつまみ,そしてもちろん紅茶もあり,お茶菓子も豊富。結局,私も赤と白のワインを一杯ずつに紅茶も一杯。
ライヴの前にはこのお寺の副住職さんが境内を案内してくれる。普段は本堂のある場所に行くには有料だが,まあ2500円のなかにそんな料金も含まれているということで。まさにこのお寺は起源は鎌倉時代になり,その後いろいろあって,本堂が再建されたのはその後だが,本堂のなかの仏像などは13世紀くらいのものらしい。他にもお墓にしていた洞窟や,鎌倉市内の古い民家を移設したとか,とにかく面白いお寺だ。もちろん,今回個展の会場として用いられている建物も内装も素晴らしく,スペインで活動している加藤さんの色彩豊かな作品もまったく違和感なく飾られている。朝日さんのジャケットを描くということで,勝手に若い人を想像していたが,1944年生まれだということ。展示されたいた作品も多彩で,思いの他いいものを鑑賞することができた。
そして,この建物の2階がライヴ会場。グランドピアノがあり,エマーソン北村さんの電子オルガン,そして高橋健太郎さんのエレキシタールという,これまた面白い組み合わせでの演奏。朝日美穂さんは千葉の田舎町で育って、大学進学を期に憧れだった東京生活を始めた。長年下北沢近辺に住んでいたと前にいっていたが、都会生活にもいい加減飽きて、最近横浜の緑豊かな場所に引っ越したとのこと。この日はそんなお話をしていました。良原リエさんの影響でしょうか。新旧織り交ぜた選曲で、すがすがしいライヴでした。でも、お客さんはその心地よさにウトウトしている人も多かったようです。

ライヴが終わって、さらに鎌倉散策といきたいところですが、一人ってのも味気ないし、まっすぐに帰宅してももう暗くなってしまう時間なので、素直に鎌倉駅まで最短コースで歩き(バスもあるにはありましたが)、まっすぐ帰宅しました。

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