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明日で39歳になります。

さて,明日は誕生日。
なかなかいい感じの天気予報ですが,しつこくトップに載せてきたライヴイヴェントがあります。

当日行こうかな,と思っていた方,残念ですが予約完売しました。
ご了承ください。

7月18日(土)

東京経済大学が夏休みに入ったので(学生はまだ試験期間ですが)、久し振りにのんびり家で過ごす。恋人の出勤時間に合わせてジョギングに出かけ、洗濯、掃除、皿洗い、トイレ掃除、アイロンがけなど別に家事がたまっているわけでもないが、一通りこなした後、昼寝をしたり。午後は食パン作り。結局、下北沢のトリウッドなどでも都合の良い時間で映画はやっていなかったので、この日の用事はライヴのみ。20時開演だったので、19時前の電車に乗るが、この日は調布市花火大会だったので、電車が乱れ、5分以上遅れる。下北沢のbio ojiyan cafeで定食を食べてleteへ。

下北沢lete ノラオンナ
本人がホームページの日記でも書いているので、隠さなくてもいいと思うが、ノラオンナさんは先日子宮癌の手術をした。早期発見だったらしいし、手術もうまくいって、術後大量出血があったりしたようだが、先日の検査で問題なかったようです。でもまだ40歳台前半なので、進行の速さは否めない。しかし、彼女はその事実を受け止め前向きです。そんな、復帰第一弾のライヴ。MitaTakeの見田君を招いて、無理をせずゆったりとしたライヴ。意外にお客さんは少なかったけど、ノラさんはこのくらいがちょうどよいと上機嫌。2部構成の前半は見田君と一緒で、トークも彼に語りかける感じで、病気のことにはまった触れなかったけど、トークを聴いているのも楽しい時間。まあ、本人もいっていたけど、演奏には全く支障なし。1部でしゃべりすぎたということで、2部はしゃべらず、一人で黙々と歌います。2部はかなり短い時間で終了。久し振りに終演後も居残って、その雰囲気を味わいます。これもライヴの楽しみでしたね。最近はちょっと忘れていました。ノラさんの恋人とも少しゆっくりお話したりして。手作りパンの差し入れにはちょっと驚いてくれたようで、後日の日記にも載せてくれました。

7月19日(日)

この連休はライヴなし。午前中は何をしていたのか、あまり記憶にないが、少し早めに外出し、いち早く今年の誕生日プレゼントとして恋人からもらったデジタルカメラを持参して、恵比寿などで街のスナップショットを撮影。このカメラは500万画素でピントもない。それなのに、なぜか白黒モードとセピア色モードがある。性能・機能としては、日本のメーカーの10年前モデルという感じだが、AGFAというドイツのフィルムメーカーの製品。かなり以前にフィルムカメラを作ったことがあったそうだが、そのデザインをデジタルカメラとして復刻したということのようです。かなりトイカメラっぽい雰囲気が楽しめます。

恵比寿ガーデンシネマ 『扉をたたく人
恵比寿と吉祥寺でしかやっていないアメリカ映画。法政大学の地理学の講義では英文の教科書を使っているが、時折映画の話をして、分かりやすい事例を示している。そもそも、外国旅行をしたことのない私は、グローバル化の実態を肌で感じることは難しい。よって、どうしても映画をそういう目で観ることが多いのだが、昨年度からその講義のレポートで、学生に私が選んだ映画を観てもらって、グローバル化と場所の問題を考察するという内容にしている。本作もそんなのに適した内容だ。
妻に先立たれ、生きがいを失った中年大学教師の男性が主人公。惰性で続けている講義と研究。ある日、出産間近の同僚の代わりにニューヨークまで学会出張に出かける。実はかつてはニューヨークに住んでいて、購入したアパートメントがそのままあったので、鍵を開けて中に入ると、数年ぶりのはずなのに生活の痕跡がある。恐る恐る明かりの灯るバスルームを覗くと、なんと黒人女性が入浴中だった。奥の部屋からはアラブ系の男性も現れる。どうやら彼らは、勝手に合鍵を作った知人に騙されて、勝手にその部屋を借りていたのだ。とりあえず、事情は分かったので、2人は行く当てもなくそのアパートを立ち去るが、主人公は見るに見かねて、彼らを当分の間滞在させる。そこから奇妙な3人の生活が始まるのだが、主人公の変わり映えのしない平坦な生活にも変化が訪れるようになる。著名なピアニストだった妻の思い出に浸るようにピアノのレッスンを続けていた主人公は、それよりもこのシリア出身の男性が奏でるジャンベの調べに心踊らされ、ジャンベの教えを請うようになる。
そんなある日、ちょっとしたことで、この男性は逮捕されてしまうのだが、なかなか釈放されず、主人公は彼のためにニューヨークの地に留まり、釈放のために尽力を尽くす。彼自身は第三世界の発展を見据えた経済研究をしていたが、実際に政治的な不安のある国から合衆国へとやってきた青年に出会い、それまでの自分の研究の役立たなさを思い知ったのであろうか。とにかく、「自由の国」と信じていた自分の国の非人道さに憤りを感じながら、彼の恋人と母親とに関っていくというお話。ちなみに、恋人はセネガルからやはり不法で滞在していて、母親もまた長期にわたって不法滞在をしているという設定。ちなみに、母親役は『シリアの花嫁』でも母親役を演じていた女性。そして、このセネガル女性を演じる女優さんはその驚いたりおびえたりする表情が真に迫っていて素敵だった。これまた,はやり講義に使えそうな作品でした。

渋谷イメージ・フォーラム 『美代子阿佐ヶ谷気分
続いて観たのは,1970年代初頭に雑誌『ガロ』で活躍した漫画家,安部愼一の作品の実写版。と書くのは精確ではない。確かに,安部作品には「美代子阿佐ヶ谷気分」というタイトルの作品があり,その実写化もこの映画に含まれているが,それだけではなく,安部自身の半生を描く映画。そもそも,彼の漫画作品に登場する美代子は彼の恋人であり,また後に妻となる女性であり,漫画作品自体が自伝的なものであり,その一方で漫画作品のために実際の人間関係を演出するということもやっていたらしい。といっても,彼はその後に精神を病み,宗教にも傾倒する。そして,この映画の脚本は彼の自伝に基づくのだが,つまり現実に起きたことと漫画に描かれたことと,それを踏まえて彼がのちに自伝に書いたこと,それらが一致しているのかいないのか,あるいは想像上なのか精確な記憶なのか,まあそんなことはどうでもよいということだ。
まあ,そんな感じに書くと,表象としてのこの作品が興味深い感じはするが,映画としてはあまり面白くない。水橋研二にははまりやくだし,当時を生きた人間として佐野史郎が『ガロ』の編集者として出演しているのは面白いが,それ以上の作品ではない。

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