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イマイチ映画2本と,なぜかグッとこなかったライヴ2本

9月25日(金)

有楽町有楽座 『男と女の不都合な真実
キャサリン・ハイグルという女優さんが主演のラヴコメディー。ジェラルド・バトラーは最近なんだかラヴコメディー専門になりつつありますが,今回はどうなのでしょうか。平日の昼間だというのにけっこうお客さんは入っています。ところが,大分期待はずれ。ジェラルド・バトラー演じる男は彼自身のマッチョな肉体を活かした役どころで,シモネタ全開の人気コメンテイター。主人公の女性は番組プロデューサー。この男を軽蔑していた堅物女は,隣に引っ越してきた魅力的な男性をものにするために,このスケベ男に頼ることになる。そこから無意識のうちに2人は惹かれあうようになり,最終的に結ばれるというハッピーエンド。まあ,ちょっと日本では受けない感じ。

有楽町日劇 『サブウェイ123
ジョン・トラボルタ演じる男が仲間と一緒にニューヨークの地下鉄で人質を取って,ニューヨーク市長に身代金を要求する。ちょうどデンゼル・ワシントン演じる男が地下鉄の車両管理をしていて,その交渉役となる。まあ,そんないわゆるクライムサスペンスってやつでしょうか。それなりには面白いです。でももうちょっと展開に工夫がほしかったかな。

外苑前Z・imagine 鈴木亜紀
久し振りの鈴木亜紀さん。この日はベースの熊坂義人さんとヴァイオリンの向島ゆりこさんを招いてのステージ。ゲストを2人招くのも珍しいが,意外にもお客はそれほど多くなかった。久し振りライヴの亜紀さんはスペイン旅行に行ってきたらしい。いつもカツカツの生活だといいながら旅行には定期的に行っているのが彼女らしい。といっても,大抵貧乏一人旅のようだが,そうはいっても,最低限の航空券とホテル代はかかるはずだ。ともかく,今回はスペインの田舎村で開催された民謡コンテストのようなお祭りに参加してきたそうな。行政主催であるにもかかわらず,夜を徹して行なわれるとのこと。話は面白かったけど,久し振りの割には演奏にはそれほどグッとくるものはなかった。ウッドベースとヴァイオリンという編成も珍しいのに,私の状態もあまりよくなかったのかも。亜紀さんとも挨拶程度で帰宅。

9月26日(土)

この日は昼間のコンサートということで,途中乗換駅の渋谷で短めの映画を1本。

渋谷ライズX 『ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション
若くしてアカデミー賞アニメ短編部門にノミネートされたライアン。ラーキンというアニメータがいた。4本の短編アニメーションを作った後はドラッグにおぼれたりし,最終的には路上生活者となり,2007年に亡くなったという。今回はその彼の若かりし頃の作品と,2005年にホームレスとなった彼を取材し,その様子を短編アニメーションとして制作しアカデミー賞を受賞したクリス・ランドレスの『ライアン』という作品,そして彼自身を取材したドキュメンタリーフィルム。そして,死ぬ直前に復帰作品として手がけ,没後若きアニメータが作品化したアニメーションを上映。合計でも1時間に満たない。今回,ライアン・ラーキンという人物を初めて知ったと思っていたが,実はクリス・ランドレスの作品は観たことがあったのだ。というのも,下北沢にある「トリウッド」というアニメ及び短編専門の映画館があり,そこはよくカナダのアニメーション映画祭の特集を組んでいて,そのなかで数年前に観たのだ。その時はそこに登場するライアンが実在する人物とは知らず観ていたが,そういうことだったんですね。その作品も面白いんだけど,やっぱりライアン自身が20歳台で作成したアニメーションは素晴らしい。特にストーリーもなく,映像だけで勝負するものだが,一枚一枚手描きしたイラストをコマ撮りするだけの非常にオーソドックスなアニメーションだが,その自在に変わりゆく絵というのが本当に奇想天外で楽しいのだ。そして,美しい。そういわれると,近年のアニメーション作品の一部は確実に彼の影響下にあるという説明も納得できる。まあ,ともかく短命で終わった天才というのはけっこういるもんだ。

都立大学パーシモン大ホール アン・サリー
久し振りのアン・サリーさんのコンサート。今回はこのパーシモンホールが継続的にやっているコンサートがアン・サリーさんを呼んで,ということらしい。そもそも,アンさんを単独で聴くのは初めて。そして,パーシモンホールの大ホールも初めて。2階席でしたが,かなり大きいですね。ステージを見下ろす感じですが,遠いです。そして,この日は15時開演というところがこのコンサートの特徴らしく,「ゆったり」なんてタイトルがついている。そして,アンさんが2児の母ということで,でしょうか。座席を占有しない(つまり親の膝の上に乗るくらいの)子どもは無料とのこと。確かに,幼い子どもに良質な音楽を生で聴かせることの大切さ,そして幼い子どもを持つ親がなかなかそうしたコンサートに行くことができないということも理解できます。その辺はこの出演者ならではの配慮だと思いますが,その2つの要望を叶えるにはこのホールは大きすぎたのでしょう。ともかく,特に2階席は大騒ぎ。このことを書き出すと愚痴ばかりになってしまうので書きませんし,そのせいでやはり演奏それ自体に集中できなかったという私の不甲斐なさもあって,これまでのアンさんのライヴで最良のものだったにもかかわらず,私の受け取るものは最低でした。ピアノ,ベース,ドラムス,トランペット,ギター,そしてアイリッシュハープという豪華な編成で,しかし演奏家とホールの音響のおかげでうるさいなんてことは全くなく,アンさんの歌声を引き立てています。残念ながらこのミュージシャンのなかで私が知っているのはハープの吉野友加さんだけでしたが,目立つ場面も多く,ここに関しては大満足。tico moonの場合には基本的に爪弾く奏法が中心で,ハープ特有の下から上までの音階を一気に弾く奏法は滅多にない。でも,この日はそれを多用してとても贅沢な感じだった。そして,このトランペッター飯田玄彦さんはなんとアンさんのご主人。アンさんは「うちのお父ちゃんです」と紹介する辺りが愛らしく,そして夫婦仲がよく分かります。客席にはまたNUUちゃん。そして,ヤマカミヒトミさんもいらしていたようですね。私は足早に会場を後にしましたが,なんと会場の外にはベビーカーと一緒の渡辺満里奈さんが。そんなに近くでじっくり見たわけではないですが,私と同い年,今年で39歳ですからやはり年齢を感じますね。

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