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満員御礼ライヴ続き

11月21日(土)

池袋HUMAXシネマ 『ゼロの焦点
松本清張生誕100周年記念ということで製作された作品。『おくりびと』の広末涼子、中谷美紀、『ぐるりのこと。』の木村多江という日米アカデミー賞関連の3女優を前面に出した宣伝でしたね。広末の相手役は西島秀俊。かつては映画通の好きな作品の常連俳優だったが、最近はメジャーどころの出演が続いている。『サヨナライツカ』では中山美穂の愛人役だし、本作でも広末涼子とのキスシーンに木村多江とのベッドシーン。あまり大作には向いてない俳優だと思うんだけどな。ところで、本作の主役は広末涼子。ほとんどの登場人物が死によってスクリーンを去るが、彼女は出ずっぱり。戦後混乱期を経た高度経済成長期の金沢を舞台にしたサスペンス。一昔前の町の風景もおそらくVFX技術によるんだろうけど、なかなか高度になってきました。でも、違和感がなければないでなんか不自然なんだよな。まあ、退屈しのぎにはなる作品。

ライヴの時間までちょっとあるので、池袋東口を散策。最後は新生ペッパーランチで夕食。焼き加減以外はあまり変わりませんが、大盛りにしたご飯がかなり多かった。

池袋鈴ん小屋
伊藤サチコ企画イヴェントにはやしいとさんとwafflesの大野恭子さんがゲストということで行くことにした。いとさんとwafflesはどちらもQuinka, with a Yawnと仲が良く、かなり以前に今は全く行かなくなってしまった新宿red clothで対バンしてたような気もします。ともかく、仲の良い2人がどんな風にサチコちゃんと接点があったのだろう。まあ、音楽業界はそんなところです。開場時間すぐに到着したが、かなりの混雑。出口の近くの前の方に座ったが、まもなく満員御礼ですごいことになっていました。
はやしいと:初めてのお客には強いいとさん。強烈なトークで沸かしておくとしっとりとした歌声が際立つんですよね。でも、よりピアノも丁寧になって安心して聴いていられる。「まだまだやりたいことが山ほどあって」というなかに、音楽のことがどれくらいの割合なのか、ともかく相変わらずな感じで素敵です。
大野恭子:wafflesのライヴはもう数年聴いていないし、ソロも天窓comfort以来で1年ぶり以上かな。なんか、歌い方の印象が変わりました。か細いわけではないんだけど、どこかほんわかとした歌声が特徴の彼女ですが、時折けっこう力強い歌を聴かせるようになったと思います。ほんわかといっても、彼女のラヴソングはいつも切ない。この日は大澤誉志幸の名曲「そして僕は途方に暮れる」をカヴァー。おおはた雄一の「おだやかな暮らし」も歌いました。wafflesのメンバー2人も遊びにきてたけど、やっぱりソロの方が好きかな。
伊藤サチコ:こちらもかなり久し振り。以前は彼女がやっているネットラジオもちゃんと聴いていたんですけど、まだやってるんですね。この日のゲスト2人を招いても録音しているらしいので、久し振りに聴いてみるか。さて、ゲスト2人に対して、やはりサチコちゃんの歌声は強い。時折もうちょっと押さえてもいいんじゃないかと思ったりもするけど、気持ちが入り込んじゃうからしょうがないんだろうな。というか、それが彼女の歌う意味だから。私の席からは若干ピアノで顔の下の方は隠れてしまうけど、歌っている顔が見られる。サチコさんは歌いながら目が潤んでくるんだよね。久し振りにその迫力に圧倒された夜でした。最後のアンコールでは3人でセッション。
お客さんでUMEZY君も来ていたけど、最後までいなかったみたいでちょっと挨拶しただけ。いとさんとはちょっとお話したかったけど、子連れのお客さんと長話中だったので、挨拶だけして帰宅。

11月22日(日)

先日アップした書評原稿を書くために半日費やす。最近は地理学の本や論文も多く読むようになり、なんとなく執筆意欲が増しています。といっても、オースター本は遅々として進まないのですが、未発表の研究計画など、まとめたい意欲が出てきました。

新宿K's cinema 『ドゥーニャとデイジー
でも、映画は欠かせない。本作はオランダ映画。トルコ人の両親を持つドゥーニャと幼くして父親に捨てられたせいか、男をひっかえとっかえする尻軽なデイジーとは親友同士。イスラム教徒のドゥーニャの両親はデイジーとの関係をよくおもっていない。そのことで板ばさみにあうドゥーニャを中心に物語りは進む。オランダ映画はめったに日本にやってきませんが、たまに来る作品はいつも面白い。そして、ヨーロッパ映画のなかでは一番グローバル化の要素を取り込んでいると思う。本作でもオランダで生まれ育ったドゥーニャだが、両親の希望でトルコに住む親戚の息子と結婚話が持ち出され、トルコに新しく建てた家に戻ることになる。そのころ、デイジーは行きずりの男との間に子どもができてしまって産むかどうかを悩んでいる。対照的な2人の若い女性を通していろんなことを考えさせる作品。トルコの風景が印象深いですね。

新宿pit inn
水谷浩章さんというベーシストがいる。彼がやっているphonoliteというオーケストラに橋本 歩さんが参加しているというので聴きに行った。このオーケストラにはフルート奏者の太田朱美さんも参加しているのだが、この日はphonoliteと、もう一つ水谷さんがやっているトリオ「こめ」とが共演するというのも魅力。
こめ:水谷さんと太田朱美さんとはそれなりに長い付き合いのようだが、朱美さんが水谷さんに紹介したというピアニストが片倉真由子さん。その演奏を聴いた水谷さんは衝撃を受け、この3人でトリオを組むことになったという。お客さんに向かってもうつむき加減で礼をするような、内気に見えるこのピアニストですが、演奏はたしかにすごい。指の動きが尋常じゃないのだ。しかも、伊藤志宏さんのような力強さや荒々しさとはちょっと違う。早いんだけど、確実なリズムを刻んでいるのだ。もちろん、この日は可愛い衣装で登場した朱美さんの演奏も相変わらずすごい。水谷さんも「普段練習ってものをしない私ですが、彼女たちとやる時は頑張ります」というように、さすがの演奏。ここに少しずつこの日の出演者が加わって行きます。まず登場したのはギターを持って登場の中牟礼貞則さん。なんと同い年の女性たちと干支が4回り違うとのこと。凄い!そして、ヴォーカルの山口有紀さん。あまりくせのない美声の美女だが、いかにもジャズヴォーカリストということで視覚にも聴覚にも花ですね。そして、パーカッションの大儀見 元さんはleyonaライヴでも登場しましたね。前半のステージはそんな感じ。とにかく、一人ひとりのミュージシャンが素晴らしくて、全体として聴くような贅沢をする余裕はない。一人ひとりに注意を集中しながらあちこちを見て聴く、そんな客席の私でした。しかし、この日はそれ以外のことが大変だった。タバコです。演奏中でもお構いなしにあちこちでプカプカ。勘弁してほしいです。特に前の列の若い女性。ストラップにチャラチャラなる鈴をつけた携帯電話で時折メールチェック。待ち受け画面はミッキーとミニーかよ!そんな趣味のやつがこんなところに来るな、という感じですが、まあ私は音楽が聴きたいのでその辺は我慢するしかありません。最近は禁煙のライヴハウスも増えたので、たまにこういうことになると辛いですね。
phonolite:そんな感じで、後半のステージでようやく歩さん登場。開場時にちょこっとお会いしたのですが、マスクをしてちょっと体調が悪そう。ステージ上でも一人だけ水分補給をしながらの演奏。さすがにお酒ではない様子。水谷さん自身が今年は新型インフルエンザにかかったり、この日の他のメンバーでも別の仕事で水谷さんと一緒で集団感染したとか、この日もフルートの一人が急遽インフルエンザでダウン。MIYAという以前このオーケストラのメンバーだったフルート奏者の女性が出演しています。そして、彼女のソロ曲も1曲披露したのだが、この人のフルートもなかなか凄い。いやあ、総勢13名のオーケストラでしたが、聴くこちらも疲れる圧倒的に素晴らしいステージでした。ヴィオラとチェロはなかなか音が目立つ場面はないのですが、時折チェロのフレーズが聴こえてくると嬉しくなります。一人ひとり挙げたらきりがないのですが、私的に気になったのが、ドラムスの外山 明さん。ともかく普通のドラマーとは違います。ほとんどの時間を立って演奏しているのです。その他、トロンボーン、サックス2本などなど。
終演は23時をすぎてしまったので、朱美さんとかにも挨拶したかったけど、phonoliteの3枚目のアルバム『Still Crazy』を購入して帰宅。他の2枚もジャケットデザインも素敵で、買い集めようと思った。今度コンサートがあるときには高くても行くことにしよう。

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