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お祝いは無期限でお待ちしています

11月3日(火,祝)

文化の日で休日。午前中何をしていたのかはよく思い出せないが,午後から出勤の恋人と一緒に出かけ,昼食を食べて私は映画館へ。バルト9の受付は長蛇の列。『わたし出すわ』が満席で駄目だったら,それから40分後の韓国映画『母なる証明』にすればいいと思っていたら,そちらの方が先に満席。幸い,『わたし出すわ』は並んだ時には◎だったが,並んでいる間に上映時刻になってしまう。まあ,幸い希望の席は確保。こちらはかなり空いているようです。

新宿バルト9 『わたし出すわ
森田芳光監督最新作。かなり久し振りに自らのオリジナル脚本。小雪を主演に迎え、その主人公マヤが故郷の函館に帰ってきて、高校時代の友人に会っては大金を渡していくという奇妙な設定。路面電車の運転手を演じるのは井坂俊哉。『パッチギ!』第二弾の主演だったということを知ると、ああそうかと思うけど、結局観なかったんだよな。私的には『アリア』という映画で原田佳奈の相手役だった印象が強い。高校生の頃、マヤに世界の路面電車めぐりという夢を語っていたくらい路面電車好きで、その運転手になったという堅実な男。マヤはその世界の路面電車めぐりの費用を負担しようと言い出す。高校の頃から注目された長距離ランナーを演じるのは山中 崇。『松ヶ根乱射事件』という奇妙な映画の印象が強いが、それからもけっこうコンスタントにスクリーンで見かける俳優。味のある存在になりそう。高校卒業後も実業団の駅伝選手として活躍するが、足の故障によって挫折中。米国でのみ可能な手術の費用をマヤが出してくれるという。黒谷友香演じるのは地元有力企業の社長夫人。高校時代から高飛車な美女だったが、美女コンテスト優勝者の座をマヤに奪われたことからライバルという友情が始まる。結局、この会社社長は不祥事が発覚すると同時に急病で死去。一文無しになった彼女をマヤは金銭的に支援する。小澤征悦演じるのは地元の地味な研究所の研究員。細々と続けている研究にマヤは出資しようとする。最後は小池栄子。こちらは欲のない専業主婦なので、小型冷蔵庫とピエール瀧演じる男の些細な趣味にお金を出す。これら主たるマヤの友人の役どころは意外に難しい。むしろ、面白いのは山中の母親を演じる藤田弓子とか、井坂の奥さん役の小山田サオリとか、ちょこっと登場する北川景子とか。さすが、長年一線で活躍する監督のなせる業だ。正直、ここまでの設定は予告編で分かるので、そこからどう話が膨らんでいくのか、疑問があり、それほどの期待はしていなかった。といっても、観ないで批判するわけにはいかないし、やはりオリジナル脚本ということ自体で評価することもできる。しかし、そんな心配は無用だった。ほとんど飽きることのない展開だし、予告編では語られない要素は多く、しかもとても面白い。ちょっと不可解な部分も多少あるが、まあそのくらいの方が完璧すぎるより面白みがある。本作は地味に素晴らしいと思う。やはりバルト9のお客には高尚過ぎるような気もするけど、正直いうともっと映画を観る目を養って欲しいと思う。

11月5日(木)

飯田橋rag time 松下美千代
最近ライヴに行けていなかった松下美千代さん。わたしたちは夫婦で仲良くさせてもらっているので、結婚後はじめて2人揃って聴きに行くことができた。ここラグタイムは飯田橋駅からすぐ近くにある喫茶店。ちょっと早く着きすぎたが、空いていたので入ることにする。店内では誰もタバコを吸っていないのに、タバコの臭いが染み付いている。最初はちょっとここで長時間は辛いなあ、と思っていたが、臭いだけのタバコは慣れてしまうようだ。店内はいかにも古風な喫茶店ということで意外に居心地が良い。ドリンクとおつまみつきで2800円というライヴを毎週木曜日と金曜日に開催しているとのこと。店内が狭いので、出演者は2人。今回は土井徳浩さんというクラリネット奏者とのデュオ。私たちは開演の20時の1時間前からいたが、松下さん本人は30分前に入り。事前の音合わせはないようです。その日に美千代さんのblogに行く旨を書き込んでいたら、なんと結婚祝いのお花をいただいてしまった。ありがたい。
そして、アップライトピアノの真後ろの席で演奏を聴く。最近はトリオライヴが中心だったので、こうして間近でスタンダード曲を中心にきちんとピアノ演奏を聴くのはとても新鮮。改めて、このピアニストの素晴らしさを実感する。そして、クラリネットの土井さん。一音一音をハッキリとする黒川さんとは違って、かなり滑らかに音を滑らせていくという印象。ピアノとクラリネットもいいですね。結局、お客さんは5人程度でしたが、こじんまりとしてとてもいいライヴでした。でも、最後の最後にライヴだということをよく理解していないヨーロッパ人の団体がやってきて、うるさかった。まあ、席が離れていたし、かれらもミュージックチャージを払ってくれると思えば、そのくらいは我慢しましょう。
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