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夫婦でライヴ、映画

12月3日(木)

翌日もお休みの恋人と一緒にライヴ。CDで聴いていた鈴木亜紀さんをライヴでも聴いてみたいといっていたし、一緒に観た映画『パーク・アンド・ラブホテル』に中ムラサトコさんがでていたし。私も矢野絢子さんは一度聴いてみたいと思っていた。久し振りの晴れたら空に豆まいてだ。

代官山晴れたら空に豆まいて 鍵盤女
開場から開演まで1時間。こういう時、2人だと嬉しい。でも、張り切ってここで夕食を食べるつもりだったけど、以前よりメニューが減っていた。お腹にたまるようなのは、ハッシュドビーフご飯(いわゆるハヤシライスか)のみ。豆のつまみとともに、2人でそろってホットワイン。まもなくTOPSさんも来たので、一緒のテーブルを囲む。
鈴木亜紀:トップバッターは亜紀さん。いつも通りの印象。亜紀さんのホームともいえる外苑前Z・imagineよりも広い空間ではちょっと歌が弱く聴こえる。ぼちぼち新曲がほしいところか。あるいは最近唄っていない昔の歌を歌うようにするとか。でも、CD録音の曲をピアノのみで弾き語るのも難しいのもあるんだろうな。
中ムラサトコ:久し振りのサトコさんのパフォーマンスにはすっかり楽しませてもらった。恋人はひどく気に入った様子でCDまで買い求めた。ついでにサインまで。この日は彼女が自分の子どもたちも連れてきていた。まあ、初めて聴いた時の衝撃はよく分かります。それにしても、この人の変わらない笑顔はすごいと思う。これこそ女性のパワーだな。
矢野絢子:対照的に、あまり笑顔を見せない、基本的にネガティヴさをパワーにしているシンガーソングライター。こういう、ピアノに向かって精神統一をしてから唄い始めるシンガーに久し振りに出会う。小さな体に秘められたパワーはさすがに人を惹きつけるものを感じる。でも、今私が求めている音楽とは違うかな。
意外に1人1人のステージが短いのには理由があって、転換の時間もなかった。一気に3人が演奏して休憩。休憩中にわれわれの席の近くに亜紀さんが座ったので少しお話。結婚したことを報告し、けっこう近所に住んでいるということをネタにお話。
休憩を終えて、3人のステージ。アンコールとは違ってたっぷり。1人2曲を2周り。アンコールも含めて8曲くらいやったでしょうか。しかも、われわれとの話が影響したのか、亜紀さんはいきなりウェディングソングを弾きだしたり。グランドピアノと電子ピアノとオルガン。3人が入れ替わり立ち代りで演奏。矢野絢子さんは出身が高知ということで、よさこいの時に使う「鳴子」のようなものでリズムを取る。でも、よく見ると、小さなしゃもじのようだ。
さすがに、パワーある3人の演奏は聴く方もそれなりに疲れます。

12月4日(金)

この日も恋人はお休み。私もライヴの予定がないので、近所で上映時間が長い映画を観ることにする。一度帰宅して家で昼食を食べ、調布までお散歩。

調布PACROキネマ 『沈まぬ太陽
山崎豊子原作の大作を映画化したもの。昨年公開された『クライマーズ・ハイ』も1985年の日本航空の墜落事故を扱ったものだったが、本作もその前後の日本航空をモデルにしたもの。しかし、便名まで同じなのに、「国民航空」という仮名を使って、フィクションであることを強調している。本作では、墜落事故は後半の一つのエピソードに過ぎない。物語の始まりはそれから20年以上さかのぼる。1968年に大学紛争で噴出する左翼的なエネルギーはそれ以前からマルクス主義的な思想の影響力は強かったようだ。渡辺 謙演じる「恩地」は国民航空の労働組合の委員長。三浦友和演じる「行天」(この不自然な苗字はどうなのだろうか?)とともに一時代を築く。もちろん、組合で活躍した人物は上層部に良く思われるはずがない。行天はあっという間に立場を換えて、上層部に取り入り、出世街道をつきすすむ。一方で、恩地は海外勤務を言い渡される。2年のパキスタン勤務で組合時代のことは水に流そう、的な説得だったが、その後もイランやケニアに飛ばされる。そして起こった1985年の墜落事故。この作品では、その原因が利益追求の上層部による経営方針、すなわち現場の低賃金と苛酷な労働環境としている。顧客の安全が二の次にされたと。もちろん、表立っては社長の辞任などで、会社再建を図る。総理大臣直々に取締役会長に石坂浩二演じる国見という人物が指名され、国見はそれなりに新しい試みに乗り出す。その時に恩地が呼び出されるのだ。もちろん、社長が辞任しても残った上層部(しかも、新たな社長は官僚出身の天下り)は新たなブレインとして行天を使い、役人とも癒着しながら、会長と恩地をつぶしにかかる。まあ、そんな展開。それでも恩地は信念を曲げず、会社に残り続ける。上映時間3時間以上の大作で、途中10分間の休憩を挟む。チョイ役でも主役級の俳優を配し、とにかくお金がかかっています。でも、飛行機の映像は全てCGによるもので、安っぽい印象が否めない。それにしても、20年前に白血病を患った50歳とは思えない力のある演技と若さ。映画で彼の演技をきちんと観るのは初めてかもしれませんが、意外にもジュード・ロウっぽい語り口が印象的でした。まあ、ともかく見ごたえのある作品。先日『代行のススメ』で観た、故山田辰夫氏のいやらしい演技も、鈴木京香の娘役ってのもどうかなと思いながらもやはりスクリーンに釘付けになってしまう戸田恵梨香もいいな。

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