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大人の社会科見学?

2月20日(土)

この日は夫婦そろって早起きして朝から東京駅へ。私のblogはniftyがやっている「ココログ」というサービスですが、2008年11月に「コネタマ」というサービスがスタートした。このサービスはほとんど使ったことがないが、ちょくちょくblogのネタを提供してくれるというもの。ちなみに、私は「困った時にネタを提供してくれる」ということから「コマネタ」かと勘違いしていたが、正式には「コネタマ」だったらしい。「小ネタ」ってことかな?まあ、ともかくそのサービスはたまにイヴェントをやっていて、ブロガーを招待する。毎回、ネタやイヴェントはメッセージで送られてくるのだが、なんとなく応募した「大人も子供も楽しい社会科見学」というのに当選してしまった。10組のなかに選ばれたが、どのくらいの競争率だったのだろうか。朝9:30に新丸ビルに集合。タイトル通り、家族連れで来ていたのが3組(といっても、同伴者は2名なので典型的な核家族でないと無理だ)。その他、われわれより少し年配の夫婦が数組、女性同士で来ている2人や女性1人、そしてちょっと年配の男性1人の人たち。意外に多様な顔ぶれが揃いましたが、いかにもブロガーらしい雰囲気かも。もちろん、イヴェント招待には、当日のことを各自のblogで紹介することが条件になっていますが、そこに掲載する写真を撮影するためのデジタルカメラも必須。けっこう立派なカメラを持っている人も多いし、皆使い慣れた感じのコンパクトデジカメを持参しています。

20100222_029午前中の見学先「がすてなーに」
まずはそこからバスで豊洲にある「がすてなーに」という施設へ。基本的に今回の社会科見学のスポンサーというか、その見学対象は「東京ガス」。ガスの博物館である「がすてなーに」では、ここの女性スタッフが先導する形で、一通り見学。といっても、ここは一般の人向けに無料で見学できる施設です。一般客を見ても、基本的には子ども連れが多く、各展示も子ども向けにできています。まあ、東京電力がやっている渋谷の「電力館」のようなものですね。なので、本当に「大人も子どもも楽しめる」かどうかというと疑問。確かに、子連れの大人には楽しめるかもしれないが、本当に知的興味を引くような展示はそれほど多くはない。肝心なところを曖昧にして、わかりやすさを優先するという傾向は、こういう施設に限らず、日本社会全般にいきわたった大衆文化の特徴だ。
たとえば、東京ガスが扱うガスのほとんどが天然ガスであり、その生産から輸送、貯蔵から供給までがわかりやすく展示されていた。そこでは、天然ガスのクリーンさとこの工程の安全さが強調されていたが、良いことずくめだ。確かにクリーンエネルギーかもしれないが、天然ガスも所詮は石炭・石油と同じ化石燃料。世界中でどのくらいの埋蔵量が残されているのだろうか。また、海底深くから採取されるようだが、その掘削にかかるエネルギーと費用はどのくらいなのか。でも、ガス管が現在では伸縮可能なポリエチレン管が用いられているというのは知らなかった。
意外に面白かったのが、入口付近に置いてあるパソコンで閲覧できるアニメーション。10分弱のクレイアニメーション(粘土細工のこま撮り)で、外国の作家による作品で、ガスとは直接関係ないが、人間と自然環境の共生をテーマにしていて面白かった。ここの会議室で昼食。この日は朝早かったし,こういうところで用意される昼食は弁当などのご飯ものだと予想し,朝食はシリアルで済ませたのに,お弁当はサンドイッチだった。しかし,しっかりしたハードパンのサンドイッチでけっこう満腹。ちなみに屋上には芝生が植えてあり,まだまだ開発途上の近隣の建設ラッシュを眺めることができる。

20100222_032「がすてなーに」の屋上にて

20100222_033 こちらが午後の見学先
午後は再びバスに揺られて幕張へ。東京ガスの「station24」という部署が入ったビルに案内される。ここは「マイツーホー」というサービスの電話オペレーションを行っている。といっても,土曜日なのでビル内のほかの部署は休業中。警備員がドアを開け,われわれのために出勤している東京ガス社員が案内してくれて,私たちは休業中の社員食堂に導かれる。そこにはお茶とお菓子も用意されている。まずは,「マイツーホー」の案内ビデオを見る。「マイツーホー」とは外出先からガスの消し忘れを問い合わせたり,一定の量のガスが長時間使われている場合に通報してくれるというサービス。月々493円で受けられるサービス。東京ガス管内で40万人の利用者がいるらしい。
ビデオの後は2班に分かれ,わたしたちはまず「カンファレンス」。実際に電話オペレーションを管理する東京ガスの社員2人が登場し,質疑応答や電話応対のエピソードなどを披露。次に,実際にオペレーションをしているフロアに移動して,その操作画面を見せてもらったり,模擬オペレーションを行ったり(なんと,私が当たってしまう)。まあ,午前中の見学よりも午後の方が一般の人はなかなか体験できない貴重なものではあったが,基本的にはこの「マイツーホー」の営業活動だったといってよい。
そんな感じで,終わりには東京ガスのノベルティをお土産でもらい,バスで東京駅前に戻る。それにしても,なんだかコネタマと東京ガスの連携がイマイチだったと思う。最初に,主催のコネタマスタッフのほうから趣旨説明があるべきだし,もっといえば,なぜコネタマがどういう目的でこのイヴェントを企画したのか,その体験をどうblogに書いてほしいのか,なんだかコネタマの主体性が感じられなかった。

さて,わたしたちは渋谷に移動して映画。その前に映画館の近くの「てんや」の天丼で夕食。

渋谷ヒューマントラストシネマ 『サヨナライツカ
韓国映画『私の頭の中の消しゴム』の監督イ・ジェハンが辻 仁成の小説を,辻氏の妻である中山美穂を起用して映画化。最近の日本映画はほとんどが「○○」制作委員会という,建設業界でいえばJV(Joint Venture)のようなやり方でしか映画を生産できない。一方,韓国は映画会社がしっかりとしていて,本作も韓国の複数の映画会社が名を連ねて生産している。このままでは,日本映画の一部は韓国資本と米国資本に食われていきそうだ。さて,12年ぶりの主演となる中山美穂の相手役は西島秀俊。マイナー映画に欠かせない主演俳優だった彼も最近はメジャーどころの主演が続いている。こうなるとかつての良さは失われていき,似たような役どころばかりになってしまうのは必然なんだろうか。確かに,本作では素晴らしく鍛え上げられた裸体を披露している。しかし,原作でどういう人間像として描かれているかは分からないが,本作の登場人物で人間味のある人物はほとんどいないし,全体的にリアリティにも欠ける。それでも前半の映像と展開はそれなりに楽しめるが,特に残念なのが,25年後という設定の後半。老け顔メイクの技術と演技がどれだけ自然に見えるかということばかりが気になって,まったく物語の展開に集中できない。つまり,明らかに自然には見えないのだ。実年齢で登場する人物は普通にしゃべっているのに,その人物と同じ位の年齢の設定となっている男性主要人物たちはよぼよぼ声で話している。一方で,女性主要人物はまったく老けていないその対照。ともかく,後半幻滅してしまう映画だ。

ブログネタ: 大人も子供も楽しい社会科見学イベントレポート参加数拍手

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