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久し振り、家で一人

2月5日(金)

私は大学春期休暇中にてお休み。一方、恋人は前日から新しいアルバイトに勤務することになり、久し振りに一人で部屋で過ごす。確定申告の書類を作成するが、契約形態の変更に伴って、収入のバランスが悪く、ネットで書類作成するも、途中でエラーが出てしまい、先に進まない。ああ、手書きか...
途方に暮れてしまい、思わずパンを焼くことを思いつく。久し振りのパン作りだったが、いつもちょっといい加減に済ましている工程に気をつけてやってみたら、最終的な膨らみはいつもより悪かったが、ちょっとモチモチ感の出る仕上がりで、恋人も絶賛。これまで、柔らかくはできるものの、いまいち噛み応えのない焼き上がりを、ドライイーストのせいにしていたが、やはり一つ一つの工程と作業に起因するものだと実感する。やはりパン作りは奥が深い。結局、パン作りで16時までかかってしまい、焼きあがってすぐに出かける。この日は国立でライヴがあるので、中央線沿線で映画を観たいということで、久し振りに東中野へ。

東中野ポレポレ 『アンダンテ~稲の旋律~
新妻聖子という女優さんが主演の日本映画。「アンダンテ」というのは音楽用語で、「歩く速さで」という意味らしい。まあ、スローテンポの曲のことだろう。30歳間近の主人公は仕事場のミスで対人恐怖症を発作してしまい引き篭もりに。しかも、それは今回限りではなく、大学の頃から、そういうことを繰り返しているという。普段はそれなりに過ごせるのだが、何か対人関係を阻害する出来事があると、誰に対しても恐怖感を抱いてしまう。そのことによって、親とも距離ができてしまったり。ある日、欠勤していた会社に久し振りに出勤しようと出かけたものの、結局途中で耐え切れなくなって別の電車に乗って千葉県の横芝光町に辿り着く。そこで、稲が風にそよぐ音を聴き、アンダンテの曲が頭に流れる。思わず、持っていたペットボトルにやはり持っていた自分宛の封筒を破り、その裏に誰にも吐き出せない辛さを書き込みペットボトルのなかに入れ、田んぼへ投げる。後日、それを受け取ったのが、その田んぼを所有し、米を作っている筧 利夫演じる男性。そこから、2人の文通が始まる。まあ、そんなところから始まる物語。この2人は恋に発展するのかしないのか。まあ、たまにあるような「文部科学省推奨」のような雰囲気のある映画で、日本の農業の現状や農家のあり方。そして、都会人の農業や農家に対する認識などを改善するような教育的意図も持っていますが、ストーリー自体は原作があってしっかりしている。この主人公のいつまでもうじうじした感じがいいですね。何事もなかったように、一直線に回復するようでは面白くありません。そして、この女優さん、歌も唄っているようです。ピアノもきちんと弾いているし、ちょっと農業青年たちの日焼けメイクはやりすぎだと思いますが、それなりに楽しめる作品。

終わって急いで国立へ移動。思ったよりも時間がかかりますね。しかも、中央線は当たり前のように遅れていて。結局開演時間すぎにお店に到着。幸い、演奏は5分遅れで、なんとか間に合いました。席もギリギリ確保。

国立no trunks こめ
またまた来てしまいました。フルートの太田朱美さん、ピアノの片倉真由子さん、ベースの水谷浩章さんによる「こめ」ライヴ。そして、この日はゲストでドラムスの外山 明さんが加わります。外山さんは水谷さんのバンドで、朱美さんも参加しているphonoliteのドラマー。前回のライヴとはかなり雰囲気が違います。スタンダードナンバーを中心に、外山さんも全曲ガッツリと参加。この人の型にはまらない演奏がなんとも面白いのです。メンバーたちも笑いながら演奏しています。さすがに私はその笑いのツボは理解できませんが、こういうのがジャズの魅力でもあるんでしょうね。「ナマステー」という挨拶ではじめる朱美さんも相変わらず面白いし、真由子さんのリラックスした姿も見慣れてきました。この日は眼鏡をかけていた真由子さんですが、ちょっと顔の雰囲気が私の恋人に似ているな、と思ったりして。
休憩時間には私の隣の空いている席に朱美さんが座ってくれてそんな話をしたり。そんな時に、バイト終わりの恋人がやってきました。恋人と朱美さんが会うのは2回目で、しかも1回目は私から紹介しただけで言葉は交わしていないのに、随分仲良さそうだ。2ndセットもスタンダード中心だが、もちろん朱美さんのオリジナル曲も。広島大学生物学科出身の朱美さんが作る曲のコンセプトには生物学が色濃く反映しているものが多い。この日も、快楽中枢と名づけられた曲(実際には日本語ではないが)では、その有名な動物実験の話をしたり。まあ、ともかくいろんな意味で楽しめるステージ。「こめ」のライヴは3月にも大塚GRECOで、そして4月にはまたここno trunksであるということで、本当は朱美さんの他のライヴにも行きたいんだけど、ともかく楽しみ。

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