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ホワイトデイを忘れていた

3月14日(日)

前日は妻の通院につきあったり、美容院に行ったりで地元で過ごしたので、この日は家に妻をおいて、一人で映画を観に行く。

渋谷東急 『しあわせの隠れ場所
なぜか予告編を一度も観ることがなかったまま、気にはなっていた作品。でも、実際に観る前に飛び込んできた米国アカデミー賞のニュース。主演のサンドラ・ブロックが主演女優賞を獲得したとのこと。でも、実は彼女が主演だということも知らなかった。まあ、ともかく最近観た主演作『あなたは私のムコになる』がコメディだったので、シリアス系の彼女も観ておきたかった。本作は実話に基づいた物語。白人ばかりが通うキリスト教系の高校に、体がでかいのに俊敏な黒人の男の子が入学を希望してくる。学校側は身寄りのなく、成績も悪いこの子を入学するわけにはいかないと判断したが、彼のバスケプレーを見てしまった体育教師がキリスト教精神を理由になんとか入学させた。しかし、彼は居候していた家も追い出され、コインランドリーや体育館のそばで夜を過ごすような毎日。そんなときに、サンドラ・ブロック演じる女性の家族が雨の夜をとぼとぼ歩く彼を見つけ、一晩の宿を提供する。同じ高校に通う娘と、幼い息子のいる父親はファストフードチェーン店を経営する裕福な家庭。信心深くてミシシッピ大の後援者でアメリカンフットボール大好き家族。家族同様に接することによって少しずつ類い稀な能力を発揮していく主人公。入部したアメリカンフットボール部で徐々に活躍するようになり、ついには全米の大学から推薦の誘いがくるような選手になる。サンドラ演じる女性は、彼の後見人になり、身分証代わりに運転免許状を取らせ、大学入学に必要な学力に上げるために家庭教師をつける。
そんな感じで、不幸な少年が徐々に幸せになっていくという物語だが、一度だけ緊張の場面がある。本人は身分証代わりに取った運転免許状だが、夫婦は彼のために新車を購入するのだ。早速、幼い息子を助手席に乗せてドライヴに出るのだが、事故を起こしてしまうのだ。ここで、ひょっとすると悲劇へと急展開することを予想してしまう。そう、フィクションである映画においては、あまりもの幸せは、ある意味でサスペンスのように鑑賞者を奈落の底に落とす準備だとも解釈できるのだ。逆もしかり。しかし、惨事にはいたらず、逆に主人公の潜在能力の大きさが見出される。大切なものを守るという防衛本能。まあ、そんなこんなでその先にもいくつか彼の前に立ちはだかる障害があるのだが、それを乗り越えて幸せをつかんでいくという物語。エンドロールでは本作のモデルとなった黒人少年とその家族の写真がいくつも映し出される。ちなみに、本作の原題は『the blind side』といって、死角、しかもここではフットボール用語として登場するが、この日本語タイトルは映画を観た後、この原題に映画の内容を加味したものだと理解できる。サンドラ・ブロックの演技もよかったし、アカデミー賞に関ってくる作品だけのことはありました。

急いで中目黒に移動。開演時間の19時にはギリギリ間に合いました。席にはすでに妻が座っていて、目の前にはサラダ。続いてフォーが運ばれてくる。私も生ビールとチャーハンを注文。

中目黒楽屋
なんと今年はじめてのcasa。それに加えて高橋ちかちゃんも一緒ということで楽しみにしていたライヴ。でも、この日も運が悪かった。夫婦で行くライヴの半分以上は居合わせた客に運がないわたしたち。この日も相席になったのは年配の男性とそれよりは若い女性の2人組。男の方はズボンをサスペンダーで吊った小太り。首に中尾 彬のようなものを縦巻きにしている。この時点で引いてしまうが。casaのステージが始まる頃に登場したので、多少は注文したり、それらを飲み食いしたりで騒がしいのはしょうがないが、この男、全くステージ上には関心がなく落ち着かない。なにかとフードやドリンクについて語ったり、連れの女性にちょっかいだしたりで、集中して演奏が聴けません。久し振りのcasaだったのに。
IRIS:続いてのバンドは、女性ヴォーカルを男性たちが盛り上げる感じ。ピアノにギター、パーカッションにサポートのベースという編成。casaとは以前bobtailで一緒になったのをきっかけに今回のイヴェントに呼んだという(そう、今回はこのIRIS主催のイヴェントです)。その時は私も会場にいて、かれらのことも名前は覚えていたのだが、演奏までは覚えていなかった。しかし、彼女が歌い始めるなり段々と思い出していく。そう、楽曲とバンドの演奏はそこそこなのだが、ヴォーカルがひどい。妻も呆れ顔で、居心地が悪い。その最中も目の前のおじさんは汚い声でしゃべるのをやめない。
高橋ちか:幸いなことに、かれらはちかちゃんのファンで、最後のステージは静かになりました。それはそれでいいのだが、よく考えると、自分たちのお目当てだけ静かに聴くという態度にむかつく。この日はいつものベースの我妻さんと、パーカッションの男性。バンド編成は先日のライヴで聴いたので、この日はソロで聴きたかったが、パーカッションもそれなりに控えめ。でも、全体的にこのお店にしては音量が大きかったかな。それでも、ちかちゃんの歌声は最近グッとこないと嘆いている私の耳によく響く。我慢して最後まで残ってよかった。
すでに22時をすぎていたが、casaの美宏君とちょっとお話。夕紀子さんはCDを買う人の対応でお話できなかったけど、CDが売れることは喜ばしいことだ。

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コメント

ちかちゃんの声、響きましたか^^
鼻にかかったちょっと切なげな声、私も好きです。

投稿: dona | 2010年3月18日 (木) 23時26分

donaさん

こんにちは。
書き込みありがとうございます。
そういえば、3月31日に祖師ヶ谷大蔵のムリウイというカフェで、vice versaの石塚明由子さんのソロライヴありますよ。お相手はcasaの古賀夕紀子さん。平日だから難しいか。
http://www.ne.jp/asahi/cafe/muriwui/events/index.html

3月28日には千葉ポートタワーで高橋ちかちゃんのフリーライヴもある模様。
http://liveair125.exblog.jp/

投稿: ナルセ | 2010年3月19日 (金) 12時21分

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