« ポストコロニアリズム | トップページ | 近所で過ごす日曜日 »

わが子の動くのを見る

4月23日(金)

大学の講義を終え、この日も映画のハシゴ。観たい映画が次々と公開終了となるので焦る。

渋谷シネセゾン 『半分の月がのぼる空
まずは、こちらも公開終了の作品。『60歳のラブレター』や『真木栗ノ穴』の深川栄洋監督作品だとは特に意識していなかったが、池袋映画館のフリーペーパー『buku』最新号の表紙を飾った忽那汐里ちゃん主演作ということで観ることにした。お相手役は『ダイブ!』の池松壮亮君。肝炎を患って短期入院している池松君が、入院先の病院で出会う少女が忽那汐里ちゃん。こちらは9歳の時から転院を繰り返す入院生活。既に他界した父親と同じ心臓の病気。まあ、最近でいうと『ヘブンズ・ドア』のように、病気の若者が自由を求めてあがくというストーリーはよくありますね。でも、俳優としても初々しい2人の演技を観ているだけで満足な作品。残念ながら忽那汐里ちゃんは撮影時、にきびが多いのが残念でしたが、池松君はとてもキュートでした。ちなみに、大泉 洋が出演しているのだが、この2人とはなかなか絡むシーンがない。その理由は終盤で明かされます。意外な展開で面白かったので、あえてここではネタバレしませんが、ちょっと映像として無理があるのも事実。まあ、ともかくこの若い俳優2人には今後も期待。

渋谷シネマライズ 『息もできない
続いてい観たのは、韓国映画。こちらもシネマライズではこの日が公開終了。引き続きライズXでの上映とのことだが、私の購入した前売り券がシネマライズのものだったので、念のためここで観ることにする。この作品は予告編で気に入ってしまったのだが、なんと主人公のヤクザを演じるヤン・イクチュンが監督・脚本を務めているという。観終わってそれを知ってさらに驚く。ストーリーを書くのは面倒なのでやめておくが、とにかくこの作品に出てくる人物は全て家庭内暴力とともに生きている。主人公は2人いて、1人はヤクザ男。もう一人は女子高生。たまたま、このヤクザ男が路上でつばを吐いたら、これが女子高生にかかってしまい、女子高生が怖いもの知らずでヤクザに因縁をつけたことから2人の関係は始まる。ヤクザ男は幼い頃、父親が母親に暴力を振るう家で育つ。妹が「ママが殺されちゃう」といって、かばおうとしたところ、父親に刺されて死ぬ。母親は主人公が妹を担いで病院に行くのを追いかける途中で車にはねられて死ぬ。当然、父親は刑務所行きだが、15年の服役を終えて、出所した頃が物語の舞台。一方、女子高生は幼い頃、屋台をやっていた母親をヤクザたちに殺されてしまう。そのショックか、父親は働かずに家で飲んだ暮れ、母親が死んだことも認識できずに毎日言葉の暴力を娘に投げつける。一方で、その兄も無職で妹に金をせびる始末。どうしようもない家族に囲まれて日々いらだつ2人が出会い、そのことをお互い伝え合うこともなく、心を惹かれていく。どの家族でも家庭内暴力が一般的のような印象を与えるところがどうかなあ、という気もしますが、韓国ではいまだに兵役の義務があるというところが、この問題と不可分ではないという気もしないでもない。それから、映画によくありがちな社会関係の狭さも気になるところだ。たとえ、小さな町に暮らしているからといって、それぞれの活動範囲はより広く、重なり合いも少ないはずだ。それなのに、重要な関係性は全て登場人物の間で完結するというのは、映画というフィクショナルな社会の表現によくありがち。演劇の場合はその点においてはリアリティを追求しないが、映画の場合はエキストラという多くの人間を登場させるため、映像的にはリアルな雰囲気を表現できるが、あくまでも出演俳優とエキストラは実質的に異なる。

4月24日(土)

講義が終わって、国分寺のカフェスローで妻と待ち合わせ。以前カフェスローはちょうど国分寺駅と府中駅の中間くらいに位置していたが、移転して国分寺駅にかなりちかくなった。前のお店は2度ほど行ったことがあった。一度はNUUちゃんのライヴ。今度、HARQUAのライヴもあるらしい。まあ、店名どおり、スローフードを提唱するお店で、もちろんオーガニックなどにもこだわりがある。移転したお店はかなり広く、子連れで来ているお客さんも多いし、土曜日とはいえけっこう賑わっています。しかし、私たちが注文したランチはどちらも1000円前後と安くないのに、量もそこそこ、味もイマイチだった。無添加などにこだわっているのだったらもうちょっと薄味であってもいいような気もするが、そうでもない。期待したよりは微妙だったな。しかも、以前は店員さんに家族経営のようなアットホームさがあったが、今はけっこう若い男女がやっていて、雰囲気的には無印良品のカフェのような感じ。
近くのブックセンターいとうでゆっくりしていたら、妻の健診に遅れそうになる。今回は採血をするような検査もあり、待ち時間も含めて結構かかってしまった。13週目に入りました。私も初めてエコーの画像を見せてもらう。6cmを越えたところですが、もうちゃんと顔の部位も出来上がっていて、足も時折動くのを確認できます。まだまだ安心はできませんが、今のところ順調。予定日は10月末です。
前日の夜から妻の頭痛がひどく、しかも病院を出たのが16時を過ぎてしまったので、2人で楽しみにしていた、ヤマカミヒトミ×橋本 歩@祖師ヶ谷大蔵ムリウイは断念。家でおとなしく過ごしました。でも、一人でそういう楽しみを味わうよりも、ひっそりと夫婦で家で過ごすことに落ち着きを感じる今日この頃。

|

« ポストコロニアリズム | トップページ | 近所で過ごす日曜日 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/218863/48196081

この記事へのトラックバック一覧です: わが子の動くのを見る:

« ポストコロニアリズム | トップページ | 近所で過ごす日曜日 »