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近所で過ごす日曜日

4月25日(日)

この日は特に予定なし。ゆっくり起きて、私は2週間ぶりのジョギング。その間に妻が朝食の準備。最近はつわりもすっかりなくなってきて、匂いや嫌なものとか、食べたくないと感じる味なども減ってきて、以前の同様のメニューに戻ってきた。しかし、調理をすることが多くなってきた妻の腕前が上がってきて、嬉しいようなちょっと悔しいような。とりあえず、昼まではゆっくりして、お昼は外食にしようということで、歩いて調布駅前まで。PARCO上階のレストランでゆっくり食事をして、妻の頭痛もだいぶ和らいだということで、やはりPARCOの映画館で観て行くことにした。

調布PARCOキネマ 『のだめカンタービレ最終楽章後編
テレビ版はアニメも含め全く観ていない私ですが、映画版は「最終楽章前編」から観ている。それでも、大体ストーリーは分かるようになっているのが親切だ。でも所詮はキャラクター重視のドラマ的作りといえようか。原作は読んでいないのでなんともいえないが、この実写版は上野樹里演じるのだめと玉木 宏演じる千秋(もちろん,その他の登場人物も)のキャラクター化が激しすぎて,テレビドラマとしてはそれで楽しいが,映画としてはかなり厳しい気がする。主人公であるはずののだめの心情がきちんと描かれないし,そういった意味ではむしろ千秋が主人公となっている。まあ,ともかくドラマ&映画をここでおしまいにしたのは賢明か。

4月29日(木,祝)

ゴールデンウィーク突入。会社の仕事がけっこうたまっているので,合間の平日は出勤したいくらいだが(アルバイト契約になって,勤務時間が少ないと給料が少なくなった),今回はたまたま金曜日にあたってしまい,しかも大学はきちんと営業しているので,会社は7連休なり。先週も書いたように,公開終了になってしまう映画が多いので,久しぶりに映画3本立てを強行。

新宿ピカデリー 『時をかける少女
まずは,すでに1日1回上映だけになってしまったこちら。仲 里依紗ちゃんはもちろんアニメ版『時をかける少女』から,『純喫茶磯辺』,『ちーちゃんは悠久の向こう』,『パンドラの匣』なども観ているし,B級映画『非女子図鑑』やチョイ役の『渋谷区円山町』や『ハルフウェイ』なども観ています。今回は見逃しちゃうかなあと思ったけど,『ゼブラーマン』の予告編を観て,どうしても観たくなった。結論からいうと,やっぱり観てよかったと思える作品。もちろん原田知世のオリジナル映画版もテレビで何度か観ているのだが,アニメ版と経由して,もともとのストーリーがどんなだったか思い出せないのだが,本作はオリジナルの主人公を安田成美が演じ,その娘が里依紗ちゃん演じる主人公という設定。その脚本もけっこう楽しめるし,相手役の中尾明慶君はどうかなあと思ったが,1970年代の大学生役というのはかなりはまり役だったかもしれない。そしてなによりも里依紗ちゃんの魅力が存分に楽しめたのが本作の最大の魅力。そして,安田成美の若かりし頃を演じたのが石橋杏奈ちゃんだったのもいいし,ちらっとキタキマユが出演していたのも嬉しかった。
ただし,設定に無理があるのも確か。主人公がタイムリープで行くのは1974年。その時主人公のお母さんは高校1年生。16歳だとしましょう。ということは,1958年生まれ。現時点は2010年だから,安田成美が演じるのは52歳。で,主人公は高校3年生で18歳だから,1992年生まれの設定。母親は高校生の時点ですでに主人公の父親となる人物と出会っている。その人物は米国に留学するという設定になっているから,結婚するまでに10年くらいを要するとしても1984年。子どもが生まれるまでに8年経過している。なのに,子どもが生まれるとすぐに離婚か別居で,主人公は父親の記憶をほとんど持たない。ともかく,好き合ってから子どもが生まれるまで20年弱の年月愛をはぐくんできたのに,すんなり別れるだろうか。まあ,この辺が不自然だからこそ詳細を描かなかったのかもしれないが,ともかく突っ込みたくなります。

新宿角川シネマ 『育子からの手紙
ここからは同じ映画館で2本。こちらが終わって5分で次の作品が始まります。ちなみに,この日観た3本はどれも公開終了が迫っている作品ですが,この作品以外は前売り券を確保できましたが,こちらはどこでも取り扱いなし。さて,1800円の価値はある作品か?主演はなんと原 日出子さんです。相手役は若い宮﨑香蓮さんだったので,こちらが主演かと思いきや,原 日出子さんが主演です。この作品は実際に主人公の女性が書いたノンフィクションが元になっています。小学生の頃に発症した下半身の病気が30年以上を経過して再発し,入院生活を余儀なくされた主人公。数日して同じ病室にやってきた少女の名前が「育子」。ちょっと話をしてみると,主人公が小学生時代に経験した病状とよく似ているということで,すぐに打ち解けて仲良くなる。しかし,主人公は手術の後,別の病室に移されてしまい,それからは時折お互いの病室を訪れたりするが,文通を頻繁にするようになる。しかし,育子の病状は若かりし頃の主人公とは違って,かなり悪いとのこと。その後,主人公は夫の転勤によって名古屋から仙台に引っ越すことに。その後も文通は続くが,結局育子は長く生きられなかった。
まあ,そんな内容ですが,お涙頂戴の作り話というよりは,教育的雰囲気の漂う作り。でも,個人的にはそんなに嫌いではありません。主人公の夫役が佐藤B作であったり,育子の両親が天宮 良と有森成美だったり,なんだか懐かしいキャスティングです。

新宿角川シネマ 『誘拐ラプソディー
最後に観たのは,榊 英雄監督最新作。この作品はちょっと前に話題になりましたね。この作品には押尾 学が出演していたが,彼が逮捕され,もう撮影は終わっていた本作は公開できなくなり,彼の出演場面を監督自身が代役して取り直したという作品。でも,もうすっかり,ニュースでも押尾ネタがなくなったように,満を持して公開されたこの作品も意外に話題にはならなかったのでしょうか。思ったよりも公開期間が短かったように思います。ところで,榊氏は俳優でもありますから,代役は余裕。全く違和感はありませんでした。
本作は原作もあるが,簡単なストーリーはこんな感じ。高橋克典演じる主人公は借金と前科しかない人生に嫌気がさして,とある町の高台で自殺を試みる。桜の木で首を吊ろうとするが,枝は折れ,盗んできた会社の車の中でカッターを手首に当てるものの切る勇気はなく。どうしたもんか,考えあぐねていると,なんとその車から6歳の男の子が突如出てくる。はじめは邪魔だからといって追い払うが,家出をしてきたというこの少年の家は,その高台から見ることのできる豪邸で,父親は会社をいくつも持っているという。とっさに,刑務所で出会った誘拐マニアのじいさんの言葉を思い出す。子どもには家出を手伝うという名目で,誘拐を企てる。もう予告編で知らされていることだが,その父親を演じるのは哀川 翔ということで,職業はヤクザ。ちなみに,その妻を演じるのはYOU。今回は見所は少ないが,やはり存在感ありますね。そして,その子分の筆頭のヤクザを演じるのは菅田 俊。木下ほうかの顔もあります。そんなヤクザの中に当初押尾が演じていた人物もいます。そんなことで,警察ばりの設備を整えて,息子を探し,犯人を懲らしめようとする父親。そうとは知らず,計画を立てる主人公。またまたそんなことも知らず,楽しいおじさんと一緒に家出を楽しむ息子。まあ,そんなドタバタ劇ですが,けっこう見所満載で面白いコメディであると同時に,いくつかの家族の物語でもあります。高橋克典の役どころも彼にしてはいい感じだし,特にこの子どもを演じる林 遼威君が素晴らしい。そういえば,榊監督の前作『ぼくのおばあちゃん』の子役も中学生だったけどとてもよかった。監督の妻である榊いずみ(旧姓:橘)さんとその子どもも出演していたらしい。はやり仲の良い家族を持っているからこその演出なのだろうか。まあ,そんな斬新な感じはしませんが,いい映画です。もっと多くの人に観て欲しい作品ですね。

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コメント

気になっていた「育子からの手紙」。 岡山では、行った事のないホールでの1回のみの上映だったため、足を運べませんでした。 こういう映画だったんですね。

そして、昨夏の湯布院映画祭で上映中止になってしまった「誘拐ラプソディー」(悔)。 2月に東京で会った友人からチラシも貰っています(笑)。 全国での上映館、多くないですね。 岡山は、現在のところ、無しかぁ・・・・。 何とかスクリーンで観たいのですが。

投稿: 岡山のTOM | 2010年5月 5日 (水) 02時45分

TOMさん

1回のみの上映ってのは,何かのイヴェントだったのでしょうか?
湯布院映画祭は残念でしたね。逮捕前だったら,再撮影前の幻の上映になっていたかもしれないのに。
ともかく,スクリーンで観られるといいですね。角川映画が配給しているんだから,もっと思い切った宣伝をすればいいのに,と思います。

投稿: ナルセ | 2010年5月 5日 (水) 19時35分

誘拐ラプソディいい映画でしたね。泣いたよ。衝撃かと思うけど、ブエナビスタ以来映画館行ったかも(多分)
そうそう、贅沢なお産も昔読んだよ。ほかも片っ端からむさぼり読んだ。同じだね。

投稿: erimba | 2010年5月 5日 (水) 22時36分

erimbaさん

書き込みありがとう。
うん,いい映画だった。そういえば,書き忘れましたが,監督代役のシーン,室内だけだったけど,キャストの数も多いし,小道具も多いから,大変だったでしょうね。
でも,撮り直しの甲斐はあった作品だと思います。本当に,宣伝費を湯水のように使うくだらない作品ばかりに人が集まって,こういう作品こそ多くの人が観るべきなのに...
ともかく,次回作も期待です!

そういえば,『マリンバ・アンサンブル』も観に行ったでしょ?でも,あれも既に5年前か。

投稿: ナルセ | 2010年5月 6日 (木) 22時57分

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