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価格にひかれて一人ライヴ

5月11日(火)

中目黒楽屋
楽屋からは時折、ライヴへのお誘いメールが来る。今回も500円割引、しかも元の予約料金が2000円ということで、松千と諌山実生という組み合わせだったので、行くことにした。今回は小町剛廣という写真家の写真展と併せたイヴェントとのこと。会場にはなぜか小さな子どもが多いなあ、と思っていたら、なにやら「じゃあ、子どもたちのリハーサルをやります」と、始まる。松千と諌山実生はともに、NHK『みんなのうた』に採用された楽曲を持っている。ということで、それぞれのステージで1曲ずつ、子どもたちがコーラス隊として参加するという企画らしい。しかし、その他のお客さんの入りはイマイチ。やはり困りかねて500円オフのメールを流したのだろうか。どちらの出演者も私が聴くのは久しぶりで回数も多くはないが、どちらも魅力的で、かなり頑張っていると思うけど、固定ファンが少ないというのは残念だ。まあ、それはともかく中央の席に案内され、ビールと太麺焼きそば(もちろんアジア風で辛い)を注文して食べ、その後は講義の準備をして待つ。
松千:ほぼ予定時間通りにスタート。松千は以前どこで聴いたか忘れたが、数年ぶりの2回目。その時はもちろん初めてで意識するまでもなかったけど、ギターの松本健太はかなりいい感じだ。右手の爪をかなり伸ばしていて、ピックなしでかなり強い音も弾けるし、一方本人は繊細な方だし。コーラスもなかなか素敵な歌声。もちろん、ヴォーカルの花田千草さんの歌声も迫力あります。1stステージの最後に子どもたちが出てきて、子どもたちにマイクを向けて、自分はマイクなしだったけど、マイクが必要ないくらいの声量を軽く出しています。
子どもたちをステージに残したまま引き続き諌山実生のステージに移行。
諌山実生:こちらはギターとドラムスのサポートつき。彼女のライヴは3,4回目だと思うけど、こういう編成は初めて。さすがに彼女の歌は子どもたちには難しいな。春ということで、そしてバンドセットということで、アップテンポな曲を前半に持ってきたようですが、彼女の歌声もさすがの迫力。このサポート2人もなかなかでしたが、歌声も負けていません。もうちょっと聴きたい、というくらいで1stセットが終了。ここでまででまだ1時間半。
後半もそれぞれステージがあったようですが、合間を挟んでトークショー。楽屋の店長が出てきて、その写真家、小町氏も壇上へ。そして、松千の2人と諌山実生という5人でトーク。始めの方はちゃんと聞いていたんだけど、だんだん話があまりにも一般的すぎる展開で退屈し、しかもいつ終わるか分からないので、21時前に退出。さすがに、21時から2組が演奏をするとしたら22時をすぎるのは必至。ということで、トークの途中で抜けてしまいました。ちなみに、この写真展は沖縄のガジュマルの木を撮影したもので、来場者にはその苗木がもらえるはずでしたが、私はもらえず。駅までの道で気づきましたが、さすがにきちんと育てる自信もないので、まあいいか。

5月14日(金)

講義後、大学図書館でいくつか文献をコピーしてから渋谷に移動。この日は映画を1本だけ観て帰る。

渋谷ユーロスペース 『川の底からこんにちは
ぴあフィルムフェスティバルでグランプリを取った人は、スカラシップという奨学金(?)をもらって1本作品を撮ることができる。これは新人監督の登竜門的な意味があるが、私も第13回スカラシップ作品『バーバー吉野』からかなり意識して、毎作を楽しみにしている。ちなみに、『バーバー吉野』はその後『かもめ食道』でブレイクする荻野直美監督作品。で、今回の第19回は石井裕也という監督。既に何作か劇場公開作品を撮っているらしい。
予告編を観ただけで、期待大なのだが、なんといっても主演は今を輝く満島ひかり。東京で退屈なOL生活をしていた主人公が、父親が倒れて実家に戻る。父親はしじみのパック詰め工場の社長で、主人公はおばさん工員たちに囲まれて、その会社を立て直すという予告編。しかし、ちょっと私の期待が大きすぎたのだろうか。ちょっと粗さが目立つ作品だったように思う。確かに、監督オリジナルの脚本は面白いし、面白い台詞もいくつかあった。もちろん、主演のひかりちゃんの存在は素晴らしかったのだが、逆にいうとひかりちゃんの頑張りがなければ、ちょっとどうなのかな、って気がしないでもない。といいながらも、思い起こすと笑いのツボがいくつもあったし、私的には特に岩松 了の存在感がよかったと思う。総じていえば、PFFスカラシップ作品として相応しい出来だったのかもしれない。ともかく、次回作にも期待したい監督ではある。

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