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夕方から映画2本

7月9日(金)

この日は講義が終わって一旦帰宅する。この日は休みを取っている妻と一緒に昼食を食べる。
今年で40歳になる私だが、国民健康保険加入者である私はいろんな健康診断が受けられる。昨年は法政大学で受けさせてくれたが(なぜか今年は通知がない)、調布市では節目の年齢以外の人は勝手に自分で申し込むらしいが、今年は案内が来た。普通の健康診断も土曜日に開催される集団検診か、提携病院による個別健診かを選ぶことができるので、近くの開業医で受けることにした。それはまださきのことだが、もう一つは大腸がん検診。こちらは、その病院から検便容器を受け取って、自宅で便を採取し、再び持っていくというもの。そして、胃がん健診。これは市の施設でやってくれる。
そして、この日に受けることにしたのは歯周病健診。ここ数年は以前住んでいた街であり、現在でも会社に通っている街の歯科医に通っている。しかし、もちろんそれは市の提携病院にはなっていないので、近所の歯科医に予約を入れ、訪れる。とても清潔な病院で、近くに保育園があるせいか、子どもの患者や子連れの患者が多いのか、子どもの遊び場もあるし、診察室も個別に仕切られてはいない。ほんの5分程度の診察で、歯周病のほか、虫歯も調べてくれた。特に問題はなしで、よく磨けていますと褒められた。大抵は磨き方の不備を指摘されるものだが、ほっと胸をなでおろす。
妻とは夜の新宿で待ち合わせることにして、彼女は針灸へ、私はその前に1本映画を観る。

新宿バルト9 『瞬 またたき
もう普通の人気女優ですが、私はけっこう北川景子が好き。彼女の初主演映画(?)である『チェリーパイ』という作品も観たくらいだ。相手役は岡田将生。かなりの美男美女カップルですが、2人の恋物語というわけではない。まあ、実質的にはそうなのだが、2人乗りでバイクに乗っているときに事故にあい、男の方が死んでしまう。事故の記憶を失った主人公が、最後の彼の姿を覚えておきたいということで、自分の記憶を取り戻すという物語。まあ、ありがちなストーリーではあるが、事故の謎というのが予想通りの形で解明され、思わず涙を流してしまう。やはり北川景子、いいですね。彼女の精神的回復を手助けする精神科医を田口トモロヲが演じているのだが、この配役はどうなのだろうか。彼のよさがほとんど出ていないところは逆にギャグに思えてしまう。北川景子の兄役で深水元基が出ていたのは、けっこう良かった。こういう役は得意ですね。全体的な雰囲気は好きな作品ですね。でも、主題歌はもうちょっと考えて欲しかった...

新宿バルト9 『告白
別々に食事をした後、妻と落ち合って19:50という遅い回で観たのはこの作品。『嫌われ松子の一生』の監督、中島哲也の最新作。既に話題なので改めて説明する必要もないだろう。私の映画ファン友だちのなかでも評価は高い。映画の良し悪しは別として、その衝撃と存在感は強すぎて、その後観た映画のインパクトが弱まってしまうというほどだ。実は、私も原作をちょっと立ち読みした。それは映画でも冒頭で松たか子の台詞となっているが、かなり理屈っぽくて私の好きな文体。さすがに今は小説を読んでいる余裕がないので、冒頭の数ページを立ち読みしただけだが、その雰囲気が最終的にどうなるのか楽しみ。
ちなみに、1日に岡田将生出演作品2つを観ることになった。さて、冒頭は小説だと松たか子演じる主人公の独白として引き込まれる語りなのだが(あの文体が苦手な人は引き込まれないだろうけど)、映画では全く違う。ホームルームの教室でその教師が語っている一方で、生徒たちは好き勝手な行動を取っているからだ。最近の中学や高校の授業風景を映し出すドラマや映画ではお決まりの映像だが、果たしてこうした状況がどれほど普通なのだろうか。まあ、義務教育である中学校とほぼそれに準じている高等学校は、私の勤める大学とはかなり違うとは思うが、にわかに信じがたい光景。まあ、時にはあってもよいが、四六時中騒いでいるほどかれらのエネルギーは無尽蔵なのか?まあ、ともかくでもその次のシーンは意外にリアリティがある。つまり、騒いでいる生徒も意外に教師の話を聴いているということ。松たか子が自分の娘の話をし始めた途端、教室が静まり返って皆が耳を傾けるのだ。そう、私の講義でも寝たりボーっとしたりする学生が多くても、レポート評価の話など、自分に関係する大事な話となると急に聴きだすのだ。
さて、前半は面白かった。娘を自分が担任をするクラスの生徒に殺害されたと主張する松たか子演じる教師。その犯人2人をAさんとBさんと呼びながらも明らかにクラスメイトにはそれが誰だか特定できるような語り口で、彼女は夏季休暇を前に退職する。休暇中のことは描かれないが、新しく岡田将生演じる熱血教師が担任となり、犯人生徒のうち1人は不登校、1人はいじめにあう。そこまでは臨場感があって面白いが、そのいじめがエスカレートし、また不登校の生徒の家では木村佳乃演じる母親と生徒と2人暮らし。そのどちらの様子もなんだかリアリティを失っていって、私は観ていないが『バトル・ロワイヤル』のような雰囲気になっていく。まあ、それはそれで面白いけど、衝撃を受けるというほどの作品ではないかな。やはり興行成績が示すように、万人に受ける作りになっていると思う。でも、確かに松たか子や生徒たちの演技は特筆するものがあるが、ああいう極限状態の演技ってのは意外にもなりきるのは簡単なのかもしれない。

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