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風景の見方

コーニッシュ, V.著,東 洋恵訳 1980. 『風景の見方』中央公論社,180p.,1300円.

ちょうど今日で終わったけど,法政大学の講義「地理学」で,「景観=風景」をテーマにしていたから,古書店で見つけて思わず購入してしまった本。でも,地理学における景観=風景とはlandscape概念のことだけど,本書ではscenery。原題は「scenery adn the sense of sight」。英国で1935年に書かれた本です。なぜか訳者はNHKのディレクター。翻訳を薦めたのは串田孫一という人物,wikipediaによれば,哲学者で山岳家だとのこと。その串田氏による解説では,ここでも紹介した志賀重昂『日本風景論』にも言及しているように,地理学の立場から風景の見方,あるいは風景の美しさを説明した本,ということになっている。そういった意味では確かに志賀の本とよく似ている。
しかし,ある意味で志賀の地理学は独学だったのに対し,コーニッシュはそうでもない。といっても,純粋に学問的かといわれるとそうではなく,極めて素人地理愛好家ともいえるのだが,ともかく本書の一部はThe geographical journalに掲載されたもの。英国の由緒正しい雑誌で,あのマッキンダーがハートランド理論を提示したのもこの雑誌らしい。さて,そんな著者は基本的に多くの地理学者と同様,旅好きであり,登山好きである。色んな地域の風景を観,そうした風景の形態的魅力を普遍的な科学的知識を用いて説明しようというのが趣旨。まあ,ともかく私にとっては退屈な本。

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